2006/04/29 - 2006/05/07
277位(同エリア346件中)
瑞樹さん
今日は先ずサンゲ・ドゥンゲ・ラカンヘ。
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
5月2日(火)、今日も晴天。
お粥やヨーグルトなどの朝食を摂り、9:30にホテルを出発して江蘇路を西へ。
チャクポリというところで車を降り、サンゲドゥンゲ・ラカンへ向かいます。 -
薬王山というポタラ宮南側にある山にあり、ここには巨大なマニ塚があります。
チベットの人たちはとても敬虔な仏教徒で、朝6:30くらいからのコルラも珍しくありません。
が、若者の宗教離れは世界共通の様で、ここチベットでも若い人はお祭のときだけ訪れる、という人も多いそうです。 -
サンゲドゥンゲ・ラカンへの巡礼路は細い道ですが、やはりコルラするので、多少狭くても平気。
-
道の端には様々な仏具を売る人たちが沢山居ます。
中には、その場で作っている人も。
巡礼には動物を連れてくる人も居て、犬が多いのですが、中には山羊や羊を連れて巡礼する人も居るとか。 -
マニ塚に近付くに従って、沢山のタルチョがはためくのが見えます。
タルチョに使われている色と、地面に嵌め込まれたタイルが同じ色なのが面白い。わざとかな。 -
道中、ガイドのHさんが色々話をしてくれます。
チベット仏教では1,8,15,30日が特別な意味を持つそうで、この日に巡礼に来る人が多いそうです。
今日は2日だから少ない方なのかも。
またチベットの人は奇数にこだわり、卵や野菜を買うときも奇数分買うそうです。
日本の慶弔の際の陰陽道に通じますねぇ。 -
そうこうする内に、10分ほどでマニ塚の近くまで来ました。
これぞチベット。青空にタルチョが映えます。 -
陽光を受け風に揺れる鮮やかなタルチョ。
タルチョとは、経文を印刷した魔除けと祈りの旗のこと。
チベットの人々は直接的な宗教の場所だけでなく、家の屋上や山の上、峠、橋や水辺にタルチョを掲げ、「ラーソル」(土地の精霊や仏を拝み焼香すること)を行う習慣があります。 -
タルチョは、自然災害や不作、家畜や人間の伝染病などの災難を祓い清めたり、旅・巡礼の安全を祈るとき、新築祝い、結婚式、新年の祭りや宗教的な行事などの時に、その土地や家の悪霊を祓い、総ての生きとし生けるものが、幸福と健康に恵まれ平和に過ごせるようにという祈願が込められているそうです。
-
タルチョは、チベットに仏教が伝わるよりも以前、人々がボン教を信じていた時代に起源を持ちます。
最初は、「ギャルダル」(勝利旗)、「マックダル」(軍旗)、「ルダル」(軍隊や遊牧民が団体で移動する時の旗印)として、テリトリーを象徴し、悪霊を祓い土地の精霊に祈願するものとして用いられてきたようで、この辺りは世界各地の旗を同じ様な起源。 -
その後仏教が伝来しその信仰が浸透するに従い、徐々に仏崇拝と融合し、仏教的な象徴として使用されるようになったそうです。
旗の中央には「風」「速さ」を象徴する馬が描かれ、願いごとが早く成就することを意味しています。
馬の周りには、虎(タク)・雪の獅子(センゲ=麒麟)・鳳凰(キュン)・龍(テゥク)が描かれています。 -
そして、生命力を高め、幸運、富、健康に恵まれるようにという願いごと、タラ菩薩の真言、観音菩薩の真言である「オムマニペメフム」などが印刷されています。
旗の色は主に青、白、赤、緑、黄の5色で、青が空、白が雲、赤が火、緑が水、黄色が土を象徴しています。 -
さて沢山の巡礼者とともに、私たちも一番高いところまで登ってきました。
高度順応に気を使う私たちは、ゆっくり歩いて行きます。
そんな私たちはチベタンにどんどん抜かされて行きます。
岩山には色んなところに仏様の絵や真言などが描かれています。
祠堂のようなものも据えられ、供物も見えます。 -
ここに描かれているものは鮮やかで美しく、絵の具も新しく見えますが、これは年に一度か数年に一度塗り替えられているため。
何百年も前から描かれているものだそうです。 -
タルチョとタンカに囲まれる中、巡礼路を下ります。
すると、一心に石を彫る人たちが居ます。
彼らはマニ石を彫っています。ここには巨大なマニ塚がありますが、マニ塚は6字マニ真言を刻んだ大小の石塊や石板を積み重ねた石塚のこと。
マニ車を回すのと同じ様に、マニ石をひとつ積み上げ祈祷すると経文をひと通り読んだことになります。 -
この彫刻、彫る人が違えば当然彫刻のタッチも変わり、とても面白いです。
ここではマニ石を販売していて、私も「オムマニペメフム」と真言の書かれたものを一枚買い、積まずに、チベットの思い出として持ち帰りました。 -
この彫り師さんたちは、アンドゥというダライ・ラマ出身の地より来た人たちで、もう11年もここのマニ石を彫っているそうです。
これは仕事ではないので、特に報酬があるわけではありません。そこはそれ、仏教国ですから托鉢で生活されているそうです。
ここの巨大なマニ塚には、10万冊分の経典を刻むそうで、あと三年で完成とのこと。
うーん、頭が下がります。 -
さてこの「オムマニペメフム」は、細かく分けると「オム・マ・ニ・ペ・メ・フム」という六つの真言から構成されていて、私たちの不浄な身体・言葉・思考を、完全に統一された秩序と知恵の教えの道に導くことにより、仏陀になれるということを意味しているとのこと。
-
以下、ダライ・ラマ法王のHPより。
◆オム
私たちの不浄な身体・言葉・思考とともに、高尚純粋な釈迦の身体・言葉・思考を表している。
「悟りの道を開いて純粋な境地に到達したとき、過去の不浄から負の属性を取り除き、不浄な身体・言葉・思考も変わることが出来る」と釈迦は説いている。
その意味がこの言葉に集約されている。
◆ マニ
宝石を意味する。秩序、慈悲、他者への思いやりなど悟りを開くための要素を表す。
「宝石が貧困をなくすことができるように、利他主義的な悟りの境地は、貧困・孤独を取り除くことができる。宝石が私たちの望みをかなえてくれるように、利他主義の心によって悟りを開き、私たちの望みは実現される」とダライ・ラマは言う。 -
◆ ペメ
蓮を意味する。知恵を表す。泥の中に生えていても泥に染まらない蓮は、私たちを矛盾から救い出す知恵の本質を示している。
◆ フム
分離できないものを意味する。秩序と知恵が調和することにより至る純粋なる境地を表す。
この写真に写っている沢山の丸いものは、貝殻だそうです。携帯用マニ車についているもので、2,3週間で磨り減ってしまうので、役目を終えるとこうして捧げるようです。 -
巨大マニ塚を降りると、今度は五体投地をしている方々を沢山目にします。
この五体投地エリアは沢山の人が五体投地をするので、まるで硯の様につるつると綺麗に光っています。
この方々が対峙しているもの、それは……… -
大きさが伝わるでしょうか。
多くの仏様が描かれています。一番古いものは、7世紀に遡るそうです。
人々の思いが集まっていて、言葉が出ないくらいです。 -
そんな中、私たちも五体投地をやってみることに。
見よう見まね、、、しかし人によって微妙に違うのね。まぁ大事なのは心よね。
と、奇数奇数、と思って7回やってみました。
チベタンのようにリズム良くは、なかなか出来ない。。。(当たり前か) -
でもこれで何キロも何十キロも離れたところから、ラサまで巡礼なんて…凄すぎる。
ここは平らだから良いけれど、ラサまでの道程は石もごろごろしているだろうし、坂道もあるだろうし。 -
薬王山にいたわんこ。高い声で、盛んに吠えていました。
ご主人を守っているつもりなのかな。 -
この後、30分ほど歩いてお茶屋さんへ。
-
ポタラ宮手前のお茶屋さんへ行きましたが、お客さんで一杯。大人気。みんなお茶好きなのね。
-
チベットではバター茶が良く飲まれますが、チャンガモと呼ばれるお茶も好まれています。
-
チャンガモとは、いわゆるチャイのこと。
-
今度はポタラ宮の周囲を囲む通りへ行きました。私たちは添乗員さん・ガイドさん含め総勢18人なのですが、こちらのお店は入れました。
おお、自然の力でお湯を沸かしている。。。
沸点が低いから、ラサの強い陽射しで直ぐ湧きそう。 -
隣のテーブルでは、食事をしている人も居ました。
最初に行った店は迷路のような造りの店でしたが、こちらは店の庭先のようなところで、屋外です。
チャンガモはポットサービスで1リットルくらいはありそうだから、まったり出来そう。
お店のお姉さんが小さなグラスにチャンガモを注いでくれました。
あぁ、美味しい。。。
お茶のある国って、いいなぁ。 -
チベットって、
本当にかわいい(←子どもらしいっていう意味)子どもが多くて、
被写体に困りません。
こちら、お茶屋さんにいた女の子。 -
チャンガモで一息ついて、再び露店の並ぶ中を歩きます。
あ、茶葉がいっぱい。 -
これから郵便局へ向かいます。
その途中、こんな子も居ました。
物憂げな瞳がこちらを捉えて離さない。 -
チベットでは、女性はマスクをしていることが多い。
乾燥が激しく、埃っぽいので喉を守るためには重要。
お店には、白をはじめ黒やピンクなど、
素材もナイロンだったり様々なマスクが売られています。
ここチベットではなんと、犬までマスクをしています!
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
瑞樹さんの関連旅行記
中国 の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
35