2006/04/29 - 2006/05/07
81位(同エリア110件中)
瑞樹さん
ホテルにチェックインしてから、先ずは高度に慣れる為にバルコルへと向かいます。
写真は、バルコルに居たかわいい〜子ども。
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
香巴拉酒店から、のんびり歩いてバルコルへ。
”のんびり”、というのは気分的なものではなく、本当にそのくらいの速度です。 -
なんたってここは3,650mなんです。富士山の頂上よりちょっと低いだけなんです。個人差はありますが、ちょっと走っただけで、階段を上っただけで、息切れをすることもあります。
余り無理を続けると、酸欠状態になります。本当です。重度の高山病になってしまえば、死も冗談ではありません。無理をしてはいけません。
写真は、商品にぴったり嵌って居るおじさん。 -
さてバルコルです。
バルコルは、ジョカン(大昭寺)の周囲をぐるりと取り囲んだ道です。
凡そ1.2kmに多くの店が立ち並び、また露店なども沢山出ます。
さながら門前町のような所で、チベットの伝統的な建物が見られます。 -
そして何より、多くの人々が手に手にマニ車を持って巡礼する道なのです。
程なく、ジョカンへ。ジョカンの正門前は、広場のようになっていて、多く人で賑っています。 -
お坊さんが普通に道を行き交うのも、チベットらしい風景。
店の看板に、中国語とチベット語、そして英語表記があるのも面白い。 -
おっと、マニ車を地に置き、五体投地する人が。
バルコルの店は大抵がその種類ごとに固まって並んでいます。
バルコル全体をスーパーだと思えば、ひとつの露店がひとつの棚、同じ種類のものが並んでいる棚のよう。 -
チベットでは、こういう自転車?車椅子?に乗った人を多く見かけました。手漕ぎペダル。
バルコルには、巡礼の為に地方からバスなどでやって来た人たちも訪れるため、お客さんは多い。
小さな雑貨屋から、食堂、灯明用のバターやマニ車、数珠など仏具を売る店、衣類洋品店、仕立て屋、袈裟屋、靴屋……眺めるだけでも楽しい品揃え。 -
店の前でくつろぐ?人も多く、編み物しながら店番、という女性も多かったです。
勿論、土産物屋も沢山並んでいます。
ちょっとでも覗こうものなら、すかさず声を掛けてきます。
当たり前ですが、買うときは値段交渉を忘れずに。絶対に普通の値段は言ってきません。
私も値切ったけれど、やっぱりそれでも(チベットにしちゃ)高かったな。 -
バルコルを、コルラする私たち。
コルラって?
チベットでは、聖なるものの周りを廻ることを「コルラ(巡拝)」と云い、必ず右回りに廻ります。ということで私たちも、ぐるりと右回りに廻っています。
これは古代インドで行われていた礼拝の対象を常に右に見ながら巡る=右繞の礼法が、仏教にも伝わったようです。 -
ラサには、三重の巡礼路があります。
チベットで最も聖なる寺院はジョカン(大昭寺)。そのジョカンで最も聖なる仏像は釈迦牟尼像。
その釈迦牟尼像の周りを巡るのが、ナンコル(内環)。これが一番内側で、中程がこのバルコル、そして一番外側がラサ市街のみならず、ポタラ宮も含めた巡礼の径であるリンコル。 -
ジョカンに入れば、その堂ごとに、仏像ごとに、廟ごとにコルラします。
ということで、バルコルは皆同じ方向へ歩く人の波が有り歩きやすいです。
それでも、それ程厳密な訳ではなく、反対方向に歩くお坊さんたちも見かけました。
巡礼だけではなく、買い物や人に逢う為にバルコルに来ることもあるでしょうから、近道で歩くこともあるでしょう。
おお、渋い顔の方が居ます。 -
それ以外に逆回りをする人は、ボン教徒かも知れません。
ボン教(本教)は、仏教伝来以前のチベットに広まっていたチベット最古のアミニズムで、インドからの外来宗教である仏教がチベットの地に根付く迄には、ボン教との葛藤と宥和が幾世紀にも渡ったそうです。
山や峠や湖や河に精霊と悪霊の気配を感じ取り、積石をしたり、ヤクの頭の骨を捧げたり、また経文を五色の布に刷り峠や屋根に掲げ、風に経文を読ませます。
この辺りはチベット仏教ともかなり重なる部分が多く、多くの宗教に見られるように、民族宗教と外来宗教が同居した格好になっています。 -
ボン教は、西チベットのシャンシュンのシェンラプ・ミボを始祖とし、シェンラプ・ミボがいつ頃の人物であったかは今なお論争の対象となっています。
仏陀と同時代、また仏陀の生まれかわりであったと主張する人もいます。これらの説に反対して、シェンラプ・ミボはある信仰篤い、しかし後に仏教の教義に反旗をひるがえすことになったパンディットの居、あれ変わりであると主張する人も居ます。 -
その遍歴を見ても、全く違った宗教ではなくとても近しい関係にある仏教とボン教。
そのボン教徒は羊毛のターバンを被り、聖なるものに対して左回りに廻り、「オムマチムイェサレドゥ」と唱えるそうです。
これは礼法と言うより、仏教伝来後、仏教への対抗上意図的にそうしたといわれています。 -
ダライ・ラマ(Dalai Lama:意味・智慧の大海)といえば、チベット仏教の最高指導者。
現在の指導者はダライ・ラマ14世ですが、ご存知の通り1949年の中国人民解放軍によるチベット侵攻からインドへ逃れ、亡命中。
以前は宗教的指導者であると共に、為政者でもありました。
通常、このような指導者は仏教の戒律が厳格なため(流派により異なる)、恋愛はおろか、結婚することもありません。
が、政治の混乱期17世紀末からダライ・ラマを継いだ6世は、異色でした。 -
写真は、バルコルの角に建つ「マキアミ・レストラン」。
”マキアミ”とは女性の名前で、その恋人と逢う為にダライ・ラマ6世がポタラ宮から足繁く通ったという場所なのです。
ダライ・ラマ6世は自ら沙弥戒返上をパンチェンラマに申し出たり、またその”不行跡”から汗に軟禁されます。
結局廃位に追い込まれ、最後は流刑も下されますが、24歳のとき清へ拉致される途中で、青海南のクンガノール湖畔で没したそうです。 -
これだけだととんでもないダライ・ラマだと思われてしまいますが、彼は歌人でもあり、多くの優れた詩も残しています。
と云っても、やはり恋歌なんですが。
このレストランは経緯が理由なのか、”甘い”味付けだそうです(ほんとかな〜)。 -
バルコルを一周して来ました。
ジョカンはチベット仏教の総本山でもあるので、ラサに巡礼に行くことを夢見る地方のチベタンも多い。
映画「静かなるマニ石」にもそんな場面がありました。
再びジョカンの正面へ来ました。
バルコルの中途でも何人か見かけましたが、五体投地でバルコルを回る人もいます。 -
「五体投地」は、チベット仏教の修行のひとつで、最も基礎となるもの。(ニンマ派では、加行として10万回の五体投地を要求するそうですよ)
簡単に言うと、両手・両膝・額の五箇所を地に付けて平伏し、仏や高僧などに礼拝することです。 -
こちら http://www.potala.jp/lib/gotai/gotai.htmlに、”正しい方法”が詳しく載っていて、高速五体投地をご覧頂けます(笑)。
-
1 まず直立して、胸の前で蓮華合掌する。
2 この蓮華合掌を頭頂へ持ってゆく。
3 蓮華合掌をそのまま眉間に降ろす。
-
4 蓮華合掌をさらに咽に降ろす。
5 蓮華合掌を胸の前へ戻す。
6 続いて、地面へ平伏する動作に入る。
7 両膝と両手を地面につく。
-
8 額も地面に付ける。
9 あまり間を置かずに立ち上がる。
10 再び胸の前で蓮華合掌。 -
●ポイント●
以上の1〜10を1回と数えて、3回・7回・21回・108回など、適当な回数を繰り返す。最後に、1〜5をもう一度行ない、礼拝の修行を終える。
その間、動作が緩慢になったり、身体が揺れて斜め向きになったりしないよう、気をつけなければならない。
だそうです。 -
チベットでは、犬も五体投地?
-
19:00、ホテルへ戻り、夕食。
美味しい中華でした。相変わらず酸素が薄いです。 -
現在20時、外はまだ明るく、私たちは散歩することに。
街に直ぐ後ろに山が控えているところが、いかにもチベットな風景。 -
暗くなり始めたバルコルの外。走っている車は結構多いです。まだ開いている小さなお店もあります。
が、街灯は余り無いです。 -
高いところに登ってみました〜。気持ちい〜。
-
道端で、カラフルな飾り?を造るおじさん。
-
近くにあるスーパーに入って、買い物。夜22時くらいまで開いているようでした。
-
ヤク肉ジャーキーや、プリッツのカフェオレ味、茶葉、カップ麺などを購入。
写真のこれは、買わなかったけれど…惜しい日本語「マツユマロ」。 -
こんな不織布の袋に入れてくれました。
意外や意外、エコ! -
おっと、残り時間表示のある信号機。チベットの人も意外にせっかち?
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
瑞樹さんの関連旅行記
ラサのポタラ宮の歴史的遺跡群周辺(中国) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
34