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卒業旅行第3弾、フィナーレを飾るのは個人でヨーロッパを周遊18日間。<br /><br />目指したのは、ドイツ・オーストリア・ハンガリー・チェコ・スロヴァキアの計5カ国。<br /><br />主な理由としては、<br /><br />・大学でドイツ語を勉強しておりそれを使う機会が欲しかった。<br />・中世の町並みや城を色濃く残すドイツ・中欧各国に憧れて。<br />・クラシック音楽の原点を求めて(ベートーベン・モーツァルトなど)<br />     →ショパン(ポーランド)は日程上断念。<br />・ハプスブルク王朝の歴史に興味があり、その影響下にあった各国を回りたかった。<br />     →ただしクラクフ(ポーランド)は断念。<br />・今日経済発展を続ける旧東欧諸国の姿を見るため<br />     →ただしポーランド以外。。。<br /><br />っと、なにかとポーランドに行けなかったことが根に残った大旅行でしたが(笑)、一人で気ままに、そして様々な国の同世代の旅行者たちとの触れ合いを通じて、旅行を楽しんだ、そんな18日でした☆<br /><br />さて第1日目、自分にとって初の海外個人旅行であり、初のヨーロッパ旅行でもあるこの旅は、初日から散々苦労した。<br /><br />まず成田空港からの出発の際、自分の乗る飛行機が1時間遅れで離陸した。自分はただ「成田にいる時間が1時間増えるだけ」程度にしか考えていなかったが、後に大きなハプニングとなって降りかかる。<br /><br />飛行機に乗ること12時間、半分ぐらい寝てた気がするが、どうにも疲れてヒマになってくる。窓の下は氷に閉ざされた北極圏の世界であった。その後、デンマークのコペンハーゲン空港に到着。ヨーロッパ初上陸☆天気は曇りで、空港にはまだ雪が残っておりいかにも寒そう・・・<br />ここで、ユーロ圏入りということで入国審査がある。審査官はスキンヘッドの巨漢でプロレスラーみたいな(?)人で、パスポートを渡すと無表情無言でこっちを睨んでくる。おまけにルーペみたいのでパスポートの顔写真を精密に調べる。30秒ぐらいの無音の時間がたったあと、にっこりと不敵な笑みを浮かべたおっちゃんは、スタンプを押してくれた。正直、入国でこんなびびったことはなかった。。。<br /><br />成田からの飛行機が1時間遅れたせいで、トランジットの時間は30〜40分しかなくあっという間であった。ここから、フランクフルト行きの飛行機に乗る。ここからだいたい1時間ぐらいだ。午後6時ごろ、窓の外からは雲の下に隠れる夕日を見ることができた。フランクフルトに着いたときには7時過ぎですっかり夜になっていた。<br /><br />ここからが大変。「荷物が出てこない!」<br /><br />どうやら成田を遅れて出発したせいか、コペンハーゲンで荷物も乗せ換える時間がなかったようだ。気付いたら、コペンハーゲン経由でここに来たの俺だけ?<br />途方にくれること数十分、ロストバゲージの受付を見つけて並ぶが、列ができていてなかなか進まない。ようやく自分の番になり、荷物が出てこない旨を述べるとおばちゃんは手際よく調べてくれて、「まだコペンハーゲンにあるよ」と言ってくれた。そして「今夜あなたが泊まるホテルの名前と住所を教えて。荷物が届き次第連絡するから」と言ってくれた。「いつごろ連絡してくれますか?フランクフルトにはあと3日いるつもりですが。」と言うと、荷物は今から1時間後にコペンハーゲンから来る便に積まれてくるらしいと判明。<br /><br />「1時間ぐらい・・・待てるんで大丈夫です!」っとはっきり言うと、おばちゃんはにっこり笑って次の便に関するメモを渡してくれた。&quot;Danke schoen&quot;と俺が言うと、とても喜んでくれた気がする。そんな感じで1時間後、ようやく荷物が到着。そこから電車(Sバーン)で中央駅へ向かう。初めての券売機で切符を買うとき、どこを押せばいいか苦戦したりしながら電車に乗って中央駅に到着。冷たい小雨が降る中、駅前のホテルを見つけて無事到着。時計を見るともう10時近くなっていた。シャワーを浴びて速攻で寝て、いろいろ疲れて長かった1日目は終了した。<br /><br />2日目の朝、7時ごろ起きてもまだ朝は暗かった。天気は曇り。ここから自分の旅は事実上始まる。まず、午前中はフランクフルト市内を回り、午後にはハイデルベルクへ行く予定だ。<br /><br />後に自分は、ドイツ人旅行者との会話で「日本のシンジュクは、、、フランクフルトみたいなところだよ」と言った。きれいに区画された地区に高層ビル群が集中して立ち並ぶ姿は、確かに新宿の新都心そっくりだ。<br />フランクフルトは、人口約65万人と小さいながらもユーロ圏の経済を支える大都市である。空港や駅の大きさもヨーロッパ有数であり、多くの観光客がここを訪れる。<br />しかしながら、その多くはフランクフルトにとどまらずにどこか別の観光名所に行ってしまうと思う。<br />自分が思うに、フランクフルトの見所は街の「新旧のコントラスト」にあると思う。近代的な高層ビル群の金融街のとなりでは、昔と変わらぬ旧市街が見事に共存しており、このコントラストはほかのヨーロッパの街ではなかなかお目にかかれないと思う。<br /><br />みなさんもぜひ、少しでも街を歩いてみてはいかがでしょう?

卒業旅行@ドイツ・中欧【フランクフルト編】

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2007/02/26 - 2007/03/15

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13

てつや。

てつや。さん

卒業旅行第3弾、フィナーレを飾るのは個人でヨーロッパを周遊18日間。

目指したのは、ドイツ・オーストリア・ハンガリー・チェコ・スロヴァキアの計5カ国。

主な理由としては、

・大学でドイツ語を勉強しておりそれを使う機会が欲しかった。
・中世の町並みや城を色濃く残すドイツ・中欧各国に憧れて。
・クラシック音楽の原点を求めて(ベートーベン・モーツァルトなど)
     →ショパン(ポーランド)は日程上断念。
・ハプスブルク王朝の歴史に興味があり、その影響下にあった各国を回りたかった。
     →ただしクラクフ(ポーランド)は断念。
・今日経済発展を続ける旧東欧諸国の姿を見るため
     →ただしポーランド以外。。。

っと、なにかとポーランドに行けなかったことが根に残った大旅行でしたが(笑)、一人で気ままに、そして様々な国の同世代の旅行者たちとの触れ合いを通じて、旅行を楽しんだ、そんな18日でした☆

さて第1日目、自分にとって初の海外個人旅行であり、初のヨーロッパ旅行でもあるこの旅は、初日から散々苦労した。

まず成田空港からの出発の際、自分の乗る飛行機が1時間遅れで離陸した。自分はただ「成田にいる時間が1時間増えるだけ」程度にしか考えていなかったが、後に大きなハプニングとなって降りかかる。

飛行機に乗ること12時間、半分ぐらい寝てた気がするが、どうにも疲れてヒマになってくる。窓の下は氷に閉ざされた北極圏の世界であった。その後、デンマークのコペンハーゲン空港に到着。ヨーロッパ初上陸☆天気は曇りで、空港にはまだ雪が残っておりいかにも寒そう・・・
ここで、ユーロ圏入りということで入国審査がある。審査官はスキンヘッドの巨漢でプロレスラーみたいな(?)人で、パスポートを渡すと無表情無言でこっちを睨んでくる。おまけにルーペみたいのでパスポートの顔写真を精密に調べる。30秒ぐらいの無音の時間がたったあと、にっこりと不敵な笑みを浮かべたおっちゃんは、スタンプを押してくれた。正直、入国でこんなびびったことはなかった。。。

成田からの飛行機が1時間遅れたせいで、トランジットの時間は30〜40分しかなくあっという間であった。ここから、フランクフルト行きの飛行機に乗る。ここからだいたい1時間ぐらいだ。午後6時ごろ、窓の外からは雲の下に隠れる夕日を見ることができた。フランクフルトに着いたときには7時過ぎですっかり夜になっていた。

ここからが大変。「荷物が出てこない!」

どうやら成田を遅れて出発したせいか、コペンハーゲンで荷物も乗せ換える時間がなかったようだ。気付いたら、コペンハーゲン経由でここに来たの俺だけ?
途方にくれること数十分、ロストバゲージの受付を見つけて並ぶが、列ができていてなかなか進まない。ようやく自分の番になり、荷物が出てこない旨を述べるとおばちゃんは手際よく調べてくれて、「まだコペンハーゲンにあるよ」と言ってくれた。そして「今夜あなたが泊まるホテルの名前と住所を教えて。荷物が届き次第連絡するから」と言ってくれた。「いつごろ連絡してくれますか?フランクフルトにはあと3日いるつもりですが。」と言うと、荷物は今から1時間後にコペンハーゲンから来る便に積まれてくるらしいと判明。

「1時間ぐらい・・・待てるんで大丈夫です!」っとはっきり言うと、おばちゃんはにっこり笑って次の便に関するメモを渡してくれた。"Danke schoen"と俺が言うと、とても喜んでくれた気がする。そんな感じで1時間後、ようやく荷物が到着。そこから電車(Sバーン)で中央駅へ向かう。初めての券売機で切符を買うとき、どこを押せばいいか苦戦したりしながら電車に乗って中央駅に到着。冷たい小雨が降る中、駅前のホテルを見つけて無事到着。時計を見るともう10時近くなっていた。シャワーを浴びて速攻で寝て、いろいろ疲れて長かった1日目は終了した。

2日目の朝、7時ごろ起きてもまだ朝は暗かった。天気は曇り。ここから自分の旅は事実上始まる。まず、午前中はフランクフルト市内を回り、午後にはハイデルベルクへ行く予定だ。

後に自分は、ドイツ人旅行者との会話で「日本のシンジュクは、、、フランクフルトみたいなところだよ」と言った。きれいに区画された地区に高層ビル群が集中して立ち並ぶ姿は、確かに新宿の新都心そっくりだ。
フランクフルトは、人口約65万人と小さいながらもユーロ圏の経済を支える大都市である。空港や駅の大きさもヨーロッパ有数であり、多くの観光客がここを訪れる。
しかしながら、その多くはフランクフルトにとどまらずにどこか別の観光名所に行ってしまうと思う。
自分が思うに、フランクフルトの見所は街の「新旧のコントラスト」にあると思う。近代的な高層ビル群の金融街のとなりでは、昔と変わらぬ旧市街が見事に共存しており、このコントラストはほかのヨーロッパの街ではなかなかお目にかかれないと思う。

みなさんもぜひ、少しでも街を歩いてみてはいかがでしょう?

同行者
一人旅
一人あたり費用
25万円 - 30万円
交通手段
鉄道
航空会社
スカンジナビア航空
  • フランクフルトへ向かう途中。ドイツ上空。<br /><br />3月なのでもう6時ごろには日が暮れます。

    フランクフルトへ向かう途中。ドイツ上空。

    3月なのでもう6時ごろには日が暮れます。

  • フランクフルト中央駅の外観。<br /><br />ヨーロッパの中でも、有数のターミナル駅であり、駅も大きいです。

    フランクフルト中央駅の外観。

    ヨーロッパの中でも、有数のターミナル駅であり、駅も大きいです。

  • 中央駅からのびるカイザー通り。<br /><br />向こうに見えるのは新市街です。

    中央駅からのびるカイザー通り。

    向こうに見えるのは新市街です。

  • 高層ビル群と公園

    高層ビル群と公園

  • 欧州中央銀行の本部

    欧州中央銀行の本部

  • マイン川のほとりから新市街の高層ビル群を望む。

    マイン川のほとりから新市街の高層ビル群を望む。

  • マイン川のほとりから旧市街を望む

    マイン川のほとりから旧市街を望む

  • マイン・タワー<br /><br />この屋上からは市街地が一望できます!

    マイン・タワー

    この屋上からは市街地が一望できます!

  • マイン・タワーより新市街方面

    マイン・タワーより新市街方面

  • マイン・タワーより旧市街方面

    マイン・タワーより旧市街方面

  • フランクフルトの旧市庁舎

    フランクフルトの旧市庁舎

  • 旧市街広場(レーマーベルク)<br /><br />ここらへんは、高層ビル群から一歩出ると、昔ながらの街並みが広がっています。

    旧市街広場(レーマーベルク)

    ここらへんは、高層ビル群から一歩出ると、昔ながらの街並みが広がっています。

  • フランクフルトの大聖堂<br /><br />意外かもしれないけど立派な大聖堂です。

    フランクフルトの大聖堂

    意外かもしれないけど立派な大聖堂です。

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