2007/07/14 - 2007/07/14
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まみさん
2007/07/14(土)第7日目:クルージ・ナポカからバイア・マーレへ
【宿泊:Hotel Mara(バイア・マーレ)】
15:30発の急行列車でバイア・マーレ着19:08(ほぼ時刻どおり)
《午前:クルージ・ナポカ観光》
ヴィクトール・バベス通りの正教会(再訪)、エロイロール通りの正教会(再訪)、Avram Iancu広場の正教聖堂(再訪)、トランシルヴァニア民俗博物館
《夕方:バイア・マーレ》
ホテル周辺の新市街散策(ブカレスト通り、統一広場、トランシルヴアニア広場)
クルージ・ナポカ1日目の昨日は、ホテルにチェックインした後、観光を開始したのは16時15分でした。
のんびり街の写真を撮りながらトランシルヴァニア民俗博物館に着いたときは、閉館30分前ぎりぎりでした。
しかし断じて、30分を切っていなかったはず!
だけど他に見学者がいなかったせいか、「もう今日はおしまい!」と入れてくれず、館員は戸締りをして去ってしまいました。
まだ閉館時間前なのに……。
仕方がありません、明日があるからいいや、と鷹揚に構えていたら、ホテルに戻って「地球の歩き方('07〜08年版)」をひっくり返して愕然!
トランシルヴァニア民俗博物館の休館日は土日とあるではないですか。
今日は金曜日、明日は土曜日。
そんなぁーーっ!
ミュージーアムはたいてい月曜日が休みだと思っていたので、このどんでん返しには大ショックでした。
あと5分、早く着いていたら───!
トランシルヴァニア民俗博物館は、クルージ・ナポカでは楽しみにしていた筆頭です。
あきらめきれずに2日目の午前の今日も足を運んでみました。
やはり休館だったら、歴史博物館の方に行けばいいもん!
と、ショックを和らげるための代案をきちんと用意して。
でも行ってみたら、民俗博物館の休館日も、他のミュージーアム同様、月曜日でした。
あきらめなくて良かった!
入場料は4レウ。写真代は15レウ。
写真代は入場料の4倍近くですが、ルーマニアにしては手ごろなの(レストランで肉料理一皿分くらい)、払いました。
ここ数年の私の東欧びいきの理由の一つは、フォークロア文化に惹かれていたからです。
といっても、各国の差異もちゃんと分かっているとはいいがたいのですけどね。なんとなくってやつです。
だから今はまだ、物珍しさにしかなく、用途が分からないものすらあるくらいですが、いくつもの民俗博物館を渡り歩くことで、そしてこうして写真に収めて、あとで他の博物館の展示と比べたり、本などで復習することで、少しずつ頭に入ってくるのではないかと思っています。
なんのために───?
それはただの趣味です、好奇心です@
そもそも海外旅行の原動力も、好奇心、このひとことに尽きます。
でも、それがいずれは自国の文化を見直すことにもつながる。でしょう
既に見直しつつありますし、この先も新たな発見、あるいは新鮮な目で眺めることができそうです。
-
トランシルヴァニア民俗博物館
(Muzeul Etnografic al Transilvaniei Cluj-Napoca)
昨日の午後に撮りました。
なかなか美しい建物です。
ルーマニア国旗があるところが博物館の入口です。
さて、いざ見学!───と思ったら、まだ閉館17時の30分を切っていないのに、入れてもらえませんでした、残念。
でも翌日、リベンジが叶いました。
見学時間は12時50分から一時間。
閉館ぎりぎり前に訪れるより、かえってゆっくり見学できたかもしれません。
入場料は4レウ。写真代は15レウ。
(2007年7月現在、1レウ=約55円にて換算) -
鹿の角笛
羊飼いたちの道具です。
角に施された模様がすばらしいです。 -
鹿の角笛
彫られている模様は、笑う羊? -
木のコップ「カオック」
羊飼いたちが使っていた伝統的な木製コップです。
特徴ある持ち手には魔除けの意味が込められているそうです。
モチーフとしては、太陽(丸に十字)、植物、魚の尾など。
羊飼いたちにとって、清らかな水は何にも代えがたい貴重な天の恵みであり、魂を清めるものでもあったため、濁った水から邪悪な霊が体内に入ることを恐れたのだそうです。
情報源:
ルーマニア観光局HPに転載された記事「ルーマニアを旅するA to Z」より -
木のコップ「カオック」と羊飼いの帽子
後にブカレストで、このカオックのおみやげを買いました@
もちろん、このようなアンティークではなく、おみやげ用に売られていたものだからか、価格はだいたい29レウ。
そして思ったより軽かったです。
(2007年7月現在、1レウ=約55円にて換算) -
羊飼いの写真と道具
このような羊飼いの姿は現役です@
去年(2006年)、ブラショフからブラン城へ向かう車窓の外で見かけました。
また、この後、ブコヴィナ地方を回っていたときにやはり車窓の外で見かけました。
そしてこの羊飼いたちの道具を見て連想したのは───アルプスの少女ハイジ!
国は違いますけどね。 -
刺繍のすばらしい皮ジャケット
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機織り機械とディスプレイ用の人形と写真
中央にある飾り布のは、トランシルヴァニア地方からマラムレシュ地方の木造教会や家庭の装飾としてよく用いられているものです。
飾られているのはイコンなどです。 -
伝統的な織物
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伝統的な織物と糸つむぎシーンの写真
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伝統的な陶器
すてきなブルーです。
奥のカラフルな陶器もなかなか@ -
伝統的な陶器
クジャクの模様@
真ん中の鳥の陶器の模様もすてきです。
鹿の陶器もなかなか@
カラフルな陶器はよく見かけます。 -
伝統的な織物
これ化学染料じゃないんですよね。
最近はもしかしたら使われているものもあるかもしれませんが、博物館に展示されているものは自然のものを材料にした染料で染められているでしょう。
あっ、手をつないで踊る女の子のモチーフがありますねっ!
生命を讃えるダンス「ホラ(Hora)」です。
この2日後、マラムレシュ地方でよく見かけました。
写真はせっせと撮りましたが、実物は買いませんでした。
一枚くらいの本物の織物をお土産として買って帰れば良かったです。 -
アプセニ山麓地方の伝統的な長い笛
アルペンホールみたいですね。
これは吹き手は女性みたいです。
こんな身長よりも長い笛を! -
民族衣装を着た子供たちの写真
可愛いですね〜〜〜っ!
上のフロアの民族衣装部門の手前に飾られていました。 -
民族衣装展示室
民俗博物館の醍醐味@
トランシルヴァニア地方の民族衣装と一口で言っても、いろいろあるんでしょうね。 -
男性の革ジャケット
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女性の刺繍の美しいブラウスとベルト
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マラムレシュ地方の民族衣装
だと思います@
この巻スカート(現在はエプロンのように前だけに着用することもあるそうです)は「ザディエ」といいます。この色の組み合わせは村ごとに決まっているそうです。
「バイエル」という紐で結わえ付けて着用します。
ザディエの下から真っ白なすそを覗かせているスカートは「フスタ」。
そして真っ白なシャツは「カマーシャ」。
袖や肩の花びらのような刺繍は、「ウンクレツィト」。
ビーズ刺繍の首飾りは「ズガルダ」。
それからこの写真ではファインダーの外に出してしまいましたが、女性が頭に巻くすカーフは「バティック」。
情報源:みやこうせい著「マラムレシュ ルーマニア山村のフォークロア」(出版社:未知谷) -
ビーズ刺繍の首飾り「ズガルダ」
まさしく刺繍というかんじの首飾りですね@ -
ビーズ刺繍と頭飾り
この頭飾りはたぶん婚礼用ではないかしら。
あるいはお祭りなどの特別の祝日用かな。 -
カラフルなビーズ刺繍のアクセサリ
首飾りやらベルトやら。
鏡の映った方も一緒にファインダーに収めてみました。 -
男の子が気になる女の子に贈る贈り物@
女の子をくどくための贈り物にしては、実用品みたい!
と思ったら、実用品でいいみたいです。
実用品に美しい浮き彫りを施して贈るところに意味があるようですね。
手前は、糸巻き棒の頭。
次の2つは、洗濯に使う木槌。川で洗濯するときに、これで洗濯物をたたくんでしょうね。マラムレシュ地方のものだそうです。
長細いのはアイロン板。 -
男の子が気になる女の子に贈る贈り物@
美しく模様が施された洗濯用の木槌@
もちろん、手作りです。
そこがポイントですね。 -
マラムレシュ地方の仮面仮想風俗の仮面
年末年始の仮想風俗で、生命の再生や新年の豊穣を祈願する伝統的な祭りに使われます。
ヤギや熊などを象ることが多く、それらは民間の信仰では豊穣を象徴するそうです。
私はヤギを見て、てっきり悪魔の象徴かと思ってしまいました@
違ったんですね。 -
マラムレシュ地方の仮面仮想風俗の仮面
ベロを出してるみたいに見えますね。
なかなか可愛い@ -
イースターの展示
家庭でのイースターの飾りです。
クリスマス・ツリーならぬイースター・ツリーを飾るんですね。
イースターのための特別のパンは、教会に持参して司祭に祝福してもらってから、食べるそうです。 -
婚礼の道具
右は、シビウのサクソン人の花婿のタイ。
左は、花婿の花束。ビストリッツァ地方のサツ・ノウのもの。
《感想》
博物館では。英語の解説書を貸してくれました。
隅から隅まで丁寧に読んでいる余裕はありませんでしたが、展示の説明を写真入りで示しているので、どれがどれかわかりやすかったです。
おかげで、今まで他の民俗博物館で目にしていて、一体なんだろうと分からずじまいだったもののうち、ナゾが解けたものもあります。
また、今まで絵画で見たり、これまで訪れた民俗博物館などで気になっていたもののいくつかを、写真に収めることができました。
ハンガリーのブダペストの民俗博物館で見たようなものもありました。改めてハンガリーとルーマニアはトランシルヴァニア地方を通じてつながっているなぁと感じました。
そもそも私がルーマニアに関心を抱いたきっかけは、ハンガリーからなのです。
民族衣装のうち、マラムレシュ地方のものはすぐに分かりました。これはみやこうせい著「マラムレシュ」を予習として読んでいたおかげです。というか口絵カラーに民族衣装を着た人たちの写真があるんですけどね。
去年からブダペストやブラショフ、ブカレストの民族/民俗/農民博物館を含め、いくつも民俗博物館を訪れているおかげで、最初は英語の説明がなければ展示の大半がちんぷんかんぷんだったのですが、少しずつピンと来るようになってきた実感が嬉しいです。
この後の旅程のブカレスト滞在中に、農民博物館は再訪する予定です。
ブダペストの民俗博物館もいつか再訪してみたいです。きっと随分違って見えると思います。
この民俗博物館のショップはとても充実していました。価格は研究していないですが、展示されていたような民芸品や伝統工芸などがたくさんありました。
関連の旅行記
「2006年ハンガリーとルーマニア旅行第3日目(2)ブダペスト:民族博物館」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10104268/
「2006年ハンガリーとルーマニア旅行第18日目(5):ブラショフ民俗博物館と美術館」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10137568/
「2006年ハンガリーとルーマニア旅行第22日目ブカレスト3日目(2):農民博物館(1)素朴ながらも美しい生活用品+α」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10158476/
「2006年ハンガリーとルーマニア旅行第22日目ブカレスト3日目(3):農民博物館(2)イコン・コレクション」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10158482/
「2006年ハンガリーとルーマニア旅行第22日目ブカレスト3日目(4):農民博物館(3)衣装・刺繍コレクション(完)」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10158486/
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