2007/08/09 - 2007/08/19
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sol0116さん
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ラサ駅に行く途中にバスの中から見た道路。
高速道路のような道幅も広い立派な道。
立体的に交差し橋桁も掛かっていている。
周りの自然に不釣合いなほどの道路。
今、聖地カイラスに幹線道路を延ばしているという話です。
これが出来ると、カイラスへの道も随分楽になるでしょうね。
もしかして団体バスに乗りチベタンが大挙にカイラス詣でに行くのでしょうか??
噂では空港も出来るらしいです。
インド・ネパールなど異教徒から見ても聖地のカイラスだけど、
地理的に見ても軍事拠点として重要な地だな〜と思われます。
空港は平時は民間も利用できるでしょうが、
いざ何か有れば隣国への最前線にもなるし、
物資輸送の拠点にもなるし・・・
また、エベレストを超えネパール側と鉄道で繋げる計画もあるようですね。
中国三千年の歴史はまさに他国からの侵略、戦いの歴史。
他国との関係を先手必勝で牽制し自己主張と威嚇をしているような・・・
中国が東シナ海での勝手に日本の領海内に進入し、
日本を無視し続けてガス田開発を行っているニュースも目にするし・・・
(もしかして、海底トンネル作っていて、
対馬辺りと繋がっていて、トンネルから出てきた誰かが中国の国旗立ててたりして・・・(笑) )
ただの西部開発だけなら良いけど、
なんだか中国の南進のようなイメージが強く・・・
「神々の地」が政治や軍事に利用されずに、
変らずにいてほしいものです。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道 観光バス
- 航空会社
- 中国国際航空
PR
-
任務も達成し、これでやっと観光に専念できる。
(頭は相変わらずズキズキ響くけど・・・)
ラサ駅から戻るバスで観光できる場所となると・・・
ポタラ宮の南側に有る、パラルプ寺へ参拝しに。
適当な場所で降りて地図を片手に大通りから脇道へと入る。
所々に宗教グッツ・お供えグッツを売る露天が有る。
小さな仏像の置物・マニ石・お香等など・・・
お堂の横でオバちゃんに入場料10元を払い中へ -
入口横の薄暗いお堂の壁面に彫られた小さな仏像が静かに並んでいる。
※お堂の片隅にあった、自動マニ車。
バター灯明の熱が作る気流で、上のマニ車がゆっくり回る。
これって、信仰熱心なのか?横着なのか?
お経が途切れないよう唱え続けれるのはアイデアだわ。 -
お堂から出ると抜けるような青空から降る日差しの強さにクラッとくる。
そうして、その奥の岩壁一面の仏画がバーンと目に飛び込んでくる。 -
極彩色に目がチカチカするほど 超ド派手。
チベットの真っ青な空に負けないぐらいの鮮やかさ。これぐらい強い色彩で描かないと映えないんでしょうね。 -
午後の暑く静かな時・・・ 一心不乱に五体投地をする老婆。
邪魔しないようにそーっと脇を通り、奥のマニ塚へと進む。 -
小高い丘になった場所に無数のマニ石がピラミッドのように積みあがっている。
上からお寺をみていてもバルコルのような大勢の人が詣でしているわけで無く、
コルラをする人も先ほどのお婆さん以外いない。
お供え物のお店もお客が居ないので休憩中で、漫画のシーンという文字が出そうなぐらい静まりかえってる。 -
寺や教会の静けさというのは何か心地よい感じがする。
見えない何かの力で包まれ守られているような感じで・・・安堵感が有るんですよね。
旅先で張り詰めた緊張感で長時間居ると、
知らず知らずに精神的な疲れが有る様で・・・
そんな時に ちょっとした小さな教会やお寺などでもよいので立ち寄ってみて、
休憩ついでに座っていると穏やかな気持ちになってホッとする。 -
さて、夕刻近くなので遠出は出来ないので、ジョカン寺辺りを訪れるのが調度良いかも。
それでは先を急ぐことに!
夕刻だというのにまだまだ日の光が強く真上近くから激しく照り付けてくる。
日差しを避け、道路脇の街路樹下の木陰では、寝転がっている人も多い。
※左側木陰で人が転がっているんです。 -
広い通りを北上すると、ほどなく市場のようなものが見えてくる。
現地のナマの生活を垣間見るようで、こういう生活臭い場所を見つけると覗きたくなるんですよね。
(急いでる割に・・・(苦笑) )
※食材なんですが、生きているモノは全然美味しそうに見えない。
知らぬが仏で、料理を食べているのが一番でしょうね。 -
体育館のような建物は、鮮魚・肉・野菜・惣菜&香辛料と区分けされている。
夕方近いので客も殆ど居なく、活気がなくのーんびり空気が漂っており、店番も寝ている人が多い。
売物の1つや2つ失くなっても気づかないだろうな〜 -
歯の間に挟まった食いカスをホジホジ
いや〜 ホント暇そうです。 -
特に珍しいという食材は見かけないけど、
こういう、そのままの姿の燻製とかは
ちょっとグロテスクかも。 -
生鮮肉コーナーでは、ゲージに入った鳥をお客さんがチョイス。
重さを量った後、
そのまま奥へ鳥は連れて行かれた。
断末魔の後、
次に表に戻ってくる頃にはあの世に旅立った後の姿なのでしょうね。 -
ジョカン寺(大昭寺)
ポタラ宮と並びラサ及びチベットを代表する寺。
世界遺産にも登録されている、チベット仏教の総本山。
7世紀にネパール人王妃のブリクティ王女が、
唐来た文成公主の助けを借り、オタン湖を埋め立てたのが始まりだとか・・・
※バルコルからみたジョカン -
バルコルには 同じものを売る店が隣同士どころか連続して連なっている。
(写真はタルチョ屋)
品揃えも同じ値段も変らないし・・・そんなで儲かるでしょうか?
(客が買っている様子も無く・・・) -
バルコルは日が昇らない早朝から、
夕暮れ過ぎて僅かな街灯の光しかない暗がりの中でも、終日沢山の人がコルラをしている。
道の両端には仏具・日用品・土産などなど沢山のお店と屋台が並んでいる。 -
ジョカン寺の正面
-
寺を一周して正面へ出ると、
五体投地をしている熱心な信者で溢れかえっている。
長い年月を幾多の人達が五体投地を繰り返し、
敷き詰めた石が研磨され大理石のようにツルツルに光っている。
一心不乱にやり続ける姿を見ていると改めて信仰の深さを感じられてくる。
門を向くように扉の奥では「釈迦堂」が有り、
文成公主が中国から持込んだ「釈迦牟尼像」が祀られている。 -
入場券を購入していよいよ中へ
夕方でもまだまだ日差しの強いので屋内の暗さに目が慣れるまで時間が掛かる。
人の流れのまま奥へ入ると中庭にびっしりとチベタンが座っている。
片時も忘れずマニ車を回し続けながら、
スピーカーを通して高僧の説法らしきものを聞いている人も大勢いる。 -
ジョカン寺の入場料は75元必要だけど、
写真撮影は別途お金が要るんです。
それも一つのお堂・仏殿ごとに・・・
だいたい10〜20元なんで、
写真撮影好きには大変な出費になります。
私も写真は撮りたいけど、
懐が厳しいので、残念ながら室内写真は無しです。 -
外装はタダなんで
鮮やかなデザインで
室内の豪華なイメージをしてください(苦笑)
同じ仏教と言っても、
日本と比べると随分異質な感じ。
仏像にしても日本の穏やか表情なんかじゃなく、
オドロオドロしたもに、
トルコ石は珊瑚などを惜しみなく使った冠に腕輪などの装飾で煌びやかな黄金の仏像など。
顔や身体だって赤・青・緑の極彩色だし。
またチベット仏教独自のターラ(観音菩薩の涙から生まれた手のひら・足の裏に目が七つある女神)や
日本の弘法大師のような存在のラマ(高僧)の像など。
本殿は天窓から差し込む明りとバター灯明のみ。
薄暗い中を真っ赤な柱が林立するのが浮かび上がる。
壁に沿って小部屋や硝子ケースが並び、
中で鎮座している仏像を時計回りに眺めていく。
どの仏像にも小額中国紙幣がペタペタ貼られていたり、隙間に挿すように賽銭が置かれている。
中には各仏像に必ず賽銭をしていく人もいてるので、小額といえども仏像の数から考えると結構な額になりそう。
本殿の半分まで来た正面奥の小部屋の前が一段と大勢の人が立ち止まり熱心に祈っている。
眩いばかりの宝石で飾られた金ぴかの御釈迦様。
先程の「釈迦牟尼像」だ。
カタ呼ばれる白長い布を供える人・長々と頭を下げ祈る人・五体投地を繰り返す人など・・・
一周した後は2階へ -
2階は中庭を囲むようにロの字型に建物が有り、
廊下を若いお坊さんを中心に大勢が座っている。
スピーカーから流れる説法を聞いている人・本を読んでお勉強している人・談笑している人・・・様々 -
若いだけに説法の間も
カメラを向けると好奇心から気になるらしく、
彼のように茶目っ気の有る子もいてます。
厳しい修行をしていても、普通の若者なんだな〜 -
先ほどの一階の中庭で説法を聴いている人達
-
説法聴きながらマニ車回している人が多い。
少しの暇が有れば常に回し続けている。 -
白地に紺色の吉祥紋様をあしらった幕が3階の空を覆っている。
-
お勉強中
-
屋上から見たお寺
-
屋上から見ると、ホントに赤い袈裟姿の人が目立つ。
なんでも昔は住民の1割が坊主だったとで・・・
「一家に一台ならぬ一家に一坊主」状態か??
今は中国政府の介入で坊主の上限を規制しているらしく・・・それでこの数という事は仏教がいかに密着しているのかが理解できますね。
・・・しかし、それにしても多すぎます(苦笑) -
そーして遠くにポタラ宮。
周りにコンクリートの無機質な巨大な建物が囲み遮っている。
岩山から下界を見下ろすような建てられたポタラ宮だから本来は遮る物無く見えるはずなのに・・・
漢民族の建設したビルに囲まれて隔離されたポタラは現状のチベットを連想させる。 -
ジョカンの屋上の装飾
金銅を打ち出してデザインした法輪と2頭の鹿 -
-
お寺の周辺では僧侶や尼僧が集団で座り込んで
太鼓など叩きながらお経を唱えている姿を見る。
チベット各地から巡礼に来た人達で、
お布施を貰いながら、巡礼費用(宿代・交通費など)や国のお寺の修復費用に充てているとかです。 -
チベットのファーストフード。
フライドポテトです。
パプリカのような赤い粉をパラパラかけて食べます。 -
高僧ブロマイドも有難いアイテムです。
誰が誰なのかは判りませんが、
チベット各地各寺院の有名ラマなんでしょうね。
ちなみにダライラマは販売禁止らしいです。
私はデプン寺の高僧が人が良さそうな御爺ちゃんで
味が有って好きなんですが・・・
へぇ?? アイドルのブロマイドじゃない!? -
ジョカン寺の裏手には回教徒の住んでいる場所も有るようです。
異教徒同士ですが住み分けして暮らしているようですね。 -
ちゃんとモスクも有りました。
-
夕暮れ間際、
今日最後のコルラでしょうか??
涼しくなり昼間以上の人出です。 -
-
夕暮れの時間になったので、
S絵さん達と待合わせしたヤクホテルを目指す。
S絵さん達の今日の任務は「ツアー同行出来る人をナンパしてくる!」という事(苦笑)
ヤクホテルに7時近くに到着。
掲示板にメッセージが・・・
「通りの中華屋で皆で食事してます」
皆・・・
「ナンパ成功??」
しかし、中華と言うても・・・ここにある飲食屋の殆どが中華屋やんか〜
めぼしい店を覗きながら北へ進む・・・
(地図では近く感じるけど、広い中国なんで通りの角々の距離が日本と違って遠い!)
店内奥で日本人の女子軍団が食事しているのを発見!
S絵さん素晴らしいっ!
なんでもキレーホテルで一人旅に声を掛けて女子3名のナンパに成功!
秘境と言われる(言われた??)チベットに
自分も含め、一人旅(二人もいるけど)の日本女子が6名も集まるとは・・・
それも全員が20後半〜30半ばの年齢層。
旦那さんを放置して北朝鮮との国境からモンゴルを経由して南下してきているパッカーもいてるし・・・
皆、パッと見は「可愛い顔でか弱い」感じだけど、
男性以上に度胸があって逞しいよな〜って感心してしまう。
大皿を囲みもりもり食べている。
(私は相変わらず高山病で食欲減退なんだけど・・)
そこへストリートチルドレンらしき6・7歳の男児が入ってきた。
店のおばちゃんはハエを払うように怒鳴りながら追い払っているが、
そんなの御構い無しに「なんかくれ〜」って手を出してテーブルに近づいてくるし・・・
皆の話では、昨日も他所でこの子を見かけたらしく、付近一帯で物乞いをしている様子。
一人が「覚えてる〜? 昨日会ったでしょう〜」って言うと、理解したのか照れくさそうな顔をしている。
チベットは子供の物乞いが多いと本で読んでいたので、百均でこの時の為に大量にボールペンと鉛筆を購入していたので、彼に鉛筆を1本差し出した。
(カバンをゴソゴソしながら探していると、「何かくれるぞ〜」って爛々しているのが獲物を狙う動物みたいで凄かった)
すると箕面の猿並みの俊敏さで、
私の手から鉛筆をふんだくると、
サッッッって走っていた。
一応「鉛筆で勉強して物乞い生活を辞めるんだよ〜」って気持ちであげたのだけど・・・
なんだか物々交換で食い物に変わってるかも??
しばらくすると、さっきのガキンチョがまた来て、
私に「もう1本くれ」ってゼスチャーしている。
兄弟でもいてるのかな??
もう1本あげると、ふんだくるようにして去った。
で・・・5分後にまた現れた。
今度は私達のテーブルに残っている御飯を欲しそうにしている。
彼は高山病の影響で食欲不振で御飯を残している私の茶碗を覗き込んで欲しそうに目で訴えている。
「別にこれ以上食べれないからなぁ〜」
そうして私が「あげようか?」って言うが早いか・・・瞬間に私の茶碗を持って逃げた!
あまりの速さに呆気に取られていると、
店のおばちゃんが追いかけていった。
だけど彼のほうが早く、どこかに逃げ込んで、
御飯食べたら茶碗だけ後で返却に来たが・・・(苦笑)
殆ど泥棒猫なみな観察力と俊敏さに、チベタンチルドレンの強かさを感じた。
彼なら凍てつく寒さも乗り越え逞しく生きるだろうな〜 -
ミィーティングの結果、ナムツォ1泊組・ナムツォ2泊組に別れてしまう。
そうして女子一人がギャンツェ方面へ2泊で同行者を探したいと言うことになり、
とりあえずパッカーの多いキレーホテルへ向かう。
(私としては日程がタイトでなければギャンツェは魅力的なので迷わず同行したのに・・・)
夏休みと重なるので、ドミ部屋は日本人が多い。
宿泊者に声を掛けてみるも・・・長期旅行者が多いので3日間で周遊してラサに戻るというパターンより、
ラサから片道でネパールや他地域へ抜けるパターンのほうが都合が良いようで思うように見つからない。
そうして・・・「ここもドミかな??」って、ドミ部屋の横の扉を開けてみると・・・
「あら! こんな騒がしい部屋の横にツイン部屋か」
扉を閉めるが早いか、後ろから怒鳴られるのが早いか・・・
振り返ると部屋の主である白人のゴツイおばちゃんが歯ブラシを握り締めて仁王立ちしている。
「あぁ〜 ごめんなさ〜い! ちょっと私達、日本人を探していたので・・・」って言うと
「信じられないわ!」って怒りながら部屋に入っていった。
う〜ん、明らかに こそっ〜と扉の隙間から中を窺う姿は泥棒に見えたかもしれないな(苦笑)
しかし、中年になってもパッカー安宿に泊まっている人もいてるんだな〜
と・・・長い一日が終わり宿へ
明日といっても日付は跨いだけど・・・ショットン祭りでデブン寺へ行くので僅かな睡眠だけかも。
今日は多少は高山病の症状が軽くなったようなので、
あとは頭痛と食欲が回復すれば良いんだけど・・・・
※写真は食事後に近くのネットカフェへ
体育館のような中で数百台のPCが並んでいる。
なんでもスケールがデカイ
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