2007/08/09 - 2007/08/19
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sol0116さん
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成都からチベットへ突入!
拉薩まで一気に上昇に身体は大丈夫なのか??
不安が過ぎる
先ずはチベットへの きっかけ
★第1
以前ネパールを旅した時に、
若いお坊さんにボダナートでナンパ??されてお話したのが、
私の初めてのチベタンとの接触。
某ガイドブックをお寺の片隅で読んでいる時に、
背後から気配が・・・
振返ると お坊さんが不思議そうに私のガイドブックを覗き込んでいた。
珍しい字列に興味があるようで、
彼にガイドブックを見せてあげると、
彼から「僕はここで宿泊しているんだけど、お話しませんか?」と・・・
「どこ??」って見ると、
私のしゃがんでいた後ろが宿だったようで・・・
おいでおいで されるまま中に入っていく。
暗い階段をぐんぐん上がると
どの階もイカツイ坊主ばかりウヨウヨ。
目が合うたびに皆「ヘェ??」って顔されるんですが・・・
どーも坊主専用宿泊所のようだ。
女性が入って良いのでしょ〜か??(苦笑)
ある部屋に案内されると、
薄暗い部屋に10個ほどのベッドが有るドミタイプ。
そこのベッドの1つに腰を掛けるよう勧められ座ると・・・
写真や身分証明を見せながら身の上話してくれる。
ラサ出身の彼はインドでダライラマの下で修行して、
ここボダナートで1ヶ月ほど滞在してからチベットに戻るそうです。
ラサの様子など写真を交えて教えてくれんだけど・・・
私の英語の理解力から最後は
「君は英語が苦手だから、僕が英語を教えてあげるから君は日本語を教えてくれない??」
私・・・??
なんでチベット人に英語ならわなアカンねん!
丁重にお断りさせて頂きました。
でも、それまでの険しい顔のチベット人のイメージが多少、
この若いお坊さんのお陰で親しみを感じ、
以降、「行ってみたい!」から「いつかは行ってみよう!」思うようになりました。
★第2
書店で手にした写真集。
高度5000mを走る「青蔵鉄道」
澄み渡る空を走る列車は、
まるで天空を翔けるよう。
車内に居ながらにして大自然を目にする事が出来る事の魅力に
鉄道マニアでなくとも
天空列車に乗ってみたくなりました。
★第3
そこへ、最後の一押しが・・・
今春トルコを旅した時に出会ったS絵さんから、
帰国後にチベットへのお誘いが!
なかなか自由行動の制限の有るチベットなので
ガイドを雇う等有れば一人旅と手配や旅費など大変で、
気が進まないかったけど・・・
お誘いに「これはまたとないチャンスかも!?」って二つ返事OK。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 航空会社
- 中国国際航空
PR
-
眠いよ〜 3時間しか寝てないもん!
思わず2度寝しそうになったが、そんな事しちゃダメだぁ〜!!!
気合で5時20分起床して荷造りをする。
6時に玄関に行くと 欧米人を中心に20人程が既に集まっている。
なんだか秘境というより、はとバスツアーの集まりのようだわ。
薄暗い成都の街を走りぬけ昨晩と同じ空港へ
入域許可書ってどんなの??
一度も見る機会は有りませんでした。
その日ラサへ入る宿泊客全員の名簿でドライバーが手続きしてくれるようだから個々では発行されていないようです。 -
で、機内に乗り込むと急な大雨が・・・
定刻を過ぎても離陸しない。
そのうち睡魔が・・・zzz
30分以上経っても離陸しない。
また睡魔が・・・zzz
1時間経っても離陸しない。
また睡魔が・・・ zzzz
ガチャガチャガチャ ・・・??
離陸もしないうちから機内食が・・・・
中国人の苛立ちを抑えるために機内食で黙らせる。
で、その機内食のアルミを外すと・・・・寝ぼけているのか??見てはならない液状の物体が入っている。
思わずアルミで蓋をしてしまう。
一呼吸措いて、気取り直して再度見てみると・・・
グェ!
よ〜く見ると、お粥では!?
それも南瓜入りだし〜
斬新な機内食、さすが中国!
(後で前日に同じ飛行機に乗った知合いに聞くと
同じくお粥だったらしく、
横に居た欧米人は見た瞬間に静かにアルミで蓋をして終了したらしい)
*御粥にパンが絶妙の組み合わせ??
食べ終りトレイを回収する頃には雨も止みだし離陸へ
そーして私も zzzz・・・ -
3時間のフライト。
拉薩空港は山に囲まれた川横の僅かな平地を利用した小さな空港。 -
高度を下げると周囲の山の峰すれすれを山肌をなぞる様に旋回しだす。
強風で煽られると山にぶつかりそうだ。 -
目下には緑と茶色の水がクッキリ半分に分かれたヤルツァンポ川が流れている。
機内から既にチベットの自然の凄さの洗礼を受ける。 -
簡素な空港を出ると目の前に市内行きのシャトルバスが待機している。
25元でチケットを買い乗車。
抜けるような空の青さと、田園風景が続く。
時よりタルチョなどが見えたりして、チベットらしい風景に胸がワクワク。
市内に近づくにつれチベット風の新築住宅が多くなってきたぞ。
道幅も広がって車がどんどん増えてきた。
そうして、大きな道路を曲がった瞬間に目の前にポタラ宮がバーンと現れた!
その瞬間、車内で歓声が起こる。
私も予期せぬポタラ宮の出現に不意を突かれてびっくり。
バスはポタラ宮横の空港ホテル前で停車。 -
昨晩言われたとおり旅行社で新しく予約しなおした宿を教えて貰わなければならない。
公衆電話を掛けて言葉が通じないと困るし、
名刺アドレスのオフィスへ直接行くことにする。
リキシャーと交渉するが相場も場所も分からず、とりあえず15元で成立。
(相場より高いです)
アドレス通りに行くとホテル(それも当初宿泊予定の)だ。
フロントのお姉さんに名刺を見せて「会いたい」事を告げる。
そーしたらお姉さんが私の鞄を持って外へ。
オフィスへと案内してくれる。
なーんだ全然違うところに有るやん!
オフィスはペクトンホテルの一室。
中に入りボスに事情を説明したら、
「お前は友達と同じ宿に泊まりたいのか?」って質問が・・・
(きっかけのS絵さんと同じ宿)
「勿論!」と答えると、どこかに電話を・・・
「お迎えが来るから待つように」との事。
シートに座っると、徐々に頭が痛くなってきた。
歩いている時は感じなかったが、立ち止まると痛い!
オフィスのお兄さんがポンと箱を投げてきた。
「よく効くからこれをやる」って・・・高山病の薬だ。
私も昨晩宿で違うタイプを購入済み。
その後、チベット滞在中は交代で薬を飲み続けた。
(どちらかに効き目がありますように!と祈る気持ちで) -
宿はジョカン寺のすぐ近くでバルコルが目の前。
フロントのお兄さんは感じが良く英語も通じる。
宿泊費は200元を180元に値引きしてもらった。
(ただ、ダブルブッキングじゃなければ最初のホテルは100元だったのに・・・)
ちなみに、このホテルはフロントが3階で、
エレベーターなんて素晴らしいものは当然無いんです。
なので、毎回階段を大変でして・・・
たかだか3階までなんですが、
標高が高いと10階まで上がるような感じかな??
最低3・4回は立ち止まり、犬のようにハァー・ハァーして呼吸整えていました。 -
部屋は近代的な作りで広く、バスタブも有り。
頭痛がひどくなってきたので横になりたいんだけど、一仕事しなければならない。
ガイドブックによればポタラ宮は入場制限を設けているらしく、前日夕方5時に予約券を配布との事。
日程がタイトなので明日観光出来ると助かるので、
ちょうどPM3時なのでポタラまで行く事にする。 -
こんなに頭が痛くても・・・食欲だけは別なよう。
とりあえず細い路地の食堂に入る。
メニュー表がチベット語らしき文字が・・・
以前ネパールで食べた「トゥクパ」が美味しかったので思い出して言ってみるが通じない。
ガイドブックに有る写真を見せても通じない。
店の中には客が一名居て、
その客がちょうどそれらしきものを食べているので、指差して同じものを注文する。
出てきたのはトゥクパの親戚??のような水団汁。
美味しい!
女主人に伝えると、嬉しそうに私の席の前に座る。
そうして何か質問をしてくるけど理解できない。
首を傾げていると近所の子供が入ってきた。
主人は子供に代わりに筆談で私に質問させる。
中国語で「中国はどこの地方出身者?」との質問。
私・・・??(苦笑)
日本と書くと子供が主人に通訳した。
すると女主人は「あぁ〜」って言い去っていった。
(中国人じゃないと期待はずれなのかよ〜!)
たぶん、顔立ちが色白の綺麗な人で背も高く、チベット人というよりウィグル系じゃないかな?? -
青空ビリヤード
-
少し頭痛も落ち着いたようなのでポタラ宮へ向かう。
正面左側の門が明日の入場予約券の受渡し窓口。
小屋の前に「藤達也」を10倍イカツクさせた色黒&黒サングラスのオッサンが立っている。
聞くと「予約券なら明日7時に来い」との事。
横の看板にはSEND OUTとなっているが
SOLD OUT「本日は売切れ」書きたかったのだろうか??
えぇ〜 ガイドブックは夕方なのに・・・おっさんホントかよ?? って疑いながら帰る。 -
19時から 同じ宿に宿泊しているうS絵さん(その友達)と待合せをしているので宿へ戻ることに。
(伝言メモによると彼女たちもダブルブッキングで この宿をあてがわれた様子)
と帰るつもりが・・・
ここまで来たからには何もせずに帰るのも勿体無い。
折角なので頭痛あるのに、ポタラ宮の前をコルラして帰る事にする。 -
マニ車がまるで大蛇のように、
ポタラ宮の外壁周りを囲っている。 -
コルラの様子
-
子供のお絵かきのような可愛い絵柄のマニ石
-
ポタラ宮の後ろも マニ車でびっちり
-
ポタラ宮の周りにもマニ石や仏像の壁画など沢山見られる。
-
コルラも済んで、さて帰りましょう!
そのつもりが、ついつい寄道してしまう。
しかし、この毒々しい緑のケーキはどんな味がするんでしょうか??
最近、なにかとお騒がせな中国。
この緑色の着色も何を使ってるのかしら?? -
チベットはまだまだ民族衣装率が高い。
年配者を中心に 女性は「チュバ」と呼ばれる、
ジャンパースカートを着ている。
見ているとだんだん自分も欲しくなり、
頭痛がするのも忘れ、物色することにする。
ついでにバルコル近くの百貨店も探索。
ちなみに、チュバ・オンジュ(ブラウス)・パンデン(エプロン)の一式でファーストプライス480元。
但し、ここから交渉は十分可能。 -
調子に乗って そのまま 旧市街の路地を散策。
(頭痛が激しくなっているのに、好奇心が勝ってしまい・・・)
バルコル周りではチベット建築を沢山見ることが出来る。 -
宿ではS絵さんと3ヶ月半ぶりのご対面!
彼女達は昨日ラサに到着しているけど、
高山病は殆ど無いらしく、快調らしい。
(明日は私も元に戻るのかしら??)
3人で近所のレストランへ食事に行くも、
夕方からの更なる頭痛の激しさに、
目の前の「ヤク肉のモモ」を見た瞬間に吐き気が・・・
モモ1個をビールで流し込んだ瞬間に、
押し戻されそうになる。
これはヤバイぞ!
これ以上食べることが出来ずにホテルに戻ることにする。
レストランを出て50mほど進む・・・
もーうどーしても我慢が出来ずに・・・ゲェー
宿に戻った瞬間、更なる嘔吐の連続。
頭も割れるほど痛くなり、そのまま気を失うようにしてベットに倒れこんで寝てしまう。
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