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2007/07/10(火)第3日目:シナイア<br />【宿泊:Hotel Caraiman(シナイア)】<br /> 8:30発の特急列車でシナイア着10:00(時刻どおり)<br />ペレシュ城、ペリショール城、シナイア僧院、ケーブルカーでブチェジ山へ(1,400mポイントまで)、カロル1世通りを散策<br /><br />ペレシュ城内の写真を撮るには、30レウ払わなくてはなりません。<br />(2007年7月現在、1レウ=約55円で換算)<br />入場料の12レウに比べると、かなり高いです。<br />この後に美しい写真入りのペレシュ城のパンフレットを買いましたが、その値段は15レウでした。<br />やはり写真代は割高です。<br />でも、高いと思うかどうかは、被写体次第ですね。<br />というか、どのくらい撮影意欲を刺激されるか次第@<br /><br />実は、最初は後悔しました。<br />やはり払うんじゃなかったと。<br />去年の国民の館のときのことを教訓にして、やめておけばよかったと。<br /><br />ペレシュ城内は確かに豪華でものすごく贅が尽くされていましたが、内装のほとんどが木だったため、私が想像していた金キラ・はではでタイプの豪華さとは違いました。<br />また、それほど広くない部屋に、ロープで通路だけが確保された狭い空間は見学者でぎっしりになることが多かったため、好きなようにアングルも選べませんでした。<br /><br />でも後悔はしたくなかったので、写真代のモトをとろうと、やたり撮りまくりました。<br />写真撮影に夢中になるあまり、ガイドの説明をろくに聞かず。<br />ハッと我にかえって、これでは本末転倒だとあわてて聞くようにしたのは、いったい何回あったやら。<br /><br />でも───。<br />旅行後しばらくすると、見て感じた感情は覚えていても、見たものの記憶はほとんどがあやふやになってしまいます。<br />やっぱりこうして写真を撮っておいて良かったと思いました。<br />おかげで記憶をとどめることができますから。<br /><br />買ったパンフレットの写真は意外に美しく、部屋全体がきれいに撮れていて、城の内部を思い出すのにはそれで十分といえなくもないのです。<br />でも、やはり自分の手で撮ったものの方が愛着も沸きます。<br /><br />ちなみに、手ぶれをなるべく減らすためISO感度をHighにして撮影しました。そのせいで、画像が粗い写真が多いです(泣)。<br />手ぶれ写真と画質の粗さを天秤にかけるとしたら、後者に目をつぶるしかありませんでした。

2007年ルーマニア旅行第3日目(6):ペレシュ城内にて・その2

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2007/07/10 - 2007/07/10

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まみ

まみさん

2007/07/10(火)第3日目:シナイア
【宿泊:Hotel Caraiman(シナイア)】
 8:30発の特急列車でシナイア着10:00(時刻どおり)
ペレシュ城、ペリショール城、シナイア僧院、ケーブルカーでブチェジ山へ(1,400mポイントまで)、カロル1世通りを散策

ペレシュ城内の写真を撮るには、30レウ払わなくてはなりません。
(2007年7月現在、1レウ=約55円で換算)
入場料の12レウに比べると、かなり高いです。
この後に美しい写真入りのペレシュ城のパンフレットを買いましたが、その値段は15レウでした。
やはり写真代は割高です。
でも、高いと思うかどうかは、被写体次第ですね。
というか、どのくらい撮影意欲を刺激されるか次第@

実は、最初は後悔しました。
やはり払うんじゃなかったと。
去年の国民の館のときのことを教訓にして、やめておけばよかったと。

ペレシュ城内は確かに豪華でものすごく贅が尽くされていましたが、内装のほとんどが木だったため、私が想像していた金キラ・はではでタイプの豪華さとは違いました。
また、それほど広くない部屋に、ロープで通路だけが確保された狭い空間は見学者でぎっしりになることが多かったため、好きなようにアングルも選べませんでした。

でも後悔はしたくなかったので、写真代のモトをとろうと、やたり撮りまくりました。
写真撮影に夢中になるあまり、ガイドの説明をろくに聞かず。
ハッと我にかえって、これでは本末転倒だとあわてて聞くようにしたのは、いったい何回あったやら。

でも───。
旅行後しばらくすると、見て感じた感情は覚えていても、見たものの記憶はほとんどがあやふやになってしまいます。
やっぱりこうして写真を撮っておいて良かったと思いました。
おかげで記憶をとどめることができますから。

買ったパンフレットの写真は意外に美しく、部屋全体がきれいに撮れていて、城の内部を思い出すのにはそれで十分といえなくもないのです。
でも、やはり自分の手で撮ったものの方が愛着も沸きます。

ちなみに、手ぶれをなるべく減らすためISO感度をHighにして撮影しました。そのせいで、画像が粗い写真が多いです(泣)。
手ぶれ写真と画質の粗さを天秤にかけるとしたら、後者に目をつぶるしかありませんでした。

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  • 古い音楽ホール(Old Music Hall)の壁<br /><br />もともと音楽ホールだったのを、エリザベート王妃の希望で文学サロンに改装されたそうです。<br />だから部屋の名前に「古い」がつくんですね。<br />素直に「エルザベート王妃の文学サロン」といえばよいと思うのは私だけ?<br />とはいえ、壁の写真だけでは、音楽ホールだろうが文学サロンだろうがピンとこないと思いますので、次の写真へ。

    古い音楽ホール(Old Music Hall)の壁

    もともと音楽ホールだったのを、エリザベート王妃の希望で文学サロンに改装されたそうです。
    だから部屋の名前に「古い」がつくんですね。
    素直に「エルザベート王妃の文学サロン」といえばよいと思うのは私だけ?
    とはいえ、壁の写真だけでは、音楽ホールだろうが文学サロンだろうがピンとこないと思いますので、次の写真へ。

  • 古い音楽ホール(Old Music Hall)の壁とその上のキャンバス絵<br /><br />またまた壁の写真です@<br />この部屋の壁のキャンバスに描かれている絵は、ルーマニアのおとぎ話を題材にエリザベート王妃が作った詩をテーマとしたものだそうです。<br />情報源は、ペレシュ城で買ったパンフレット。

    古い音楽ホール(Old Music Hall)の壁とその上のキャンバス絵

    またまた壁の写真です@
    この部屋の壁のキャンバスに描かれている絵は、ルーマニアのおとぎ話を題材にエリザベート王妃が作った詩をテーマとしたものだそうです。
    情報源は、ペレシュ城で買ったパンフレット。

  • 古い音楽ホール(Old Music Hall)の壁とその上のキャンバス絵

    古い音楽ホール(Old Music Hall)の壁とその上のキャンバス絵

  • 古い音楽ホール(Old Music Hall)の壁のキャンバス絵<br /><br />ルーマニアのおとぎ話を題材にした絵。<br />いったいどんなお話なのでしょうね。

    古い音楽ホール(Old Music Hall)の壁のキャンバス絵

    ルーマニアのおとぎ話を題材にした絵。
    いったいどんなお話なのでしょうね。

  • 古い音楽ホール(Old Music Hall)のステンドグラスの窓

    古い音楽ホール(Old Music Hall)のステンドグラスの窓

  • 古い音楽ホール(Old Music Hall)の壁のキャンバス絵<br /><br />預言者? 賢人? 長老? ただの老人?

    古い音楽ホール(Old Music Hall)の壁のキャンバス絵

    預言者? 賢人? 長老? ただの老人?

  • パンフレットより<br />古い音楽ホール(Old Music Hall)<br /><br />撮った写真があまりに断片的なので、もう少し部屋の全体像が分かる写真をパンフレットからもってきました@<br />このホールをエリザベート王妃の文学サロンに改装したのは1905年以降。<br />城の建設が始まったのは1875年、完成したのは39年後の1914年。

    パンフレットより
    古い音楽ホール(Old Music Hall)

    撮った写真があまりに断片的なので、もう少し部屋の全体像が分かる写真をパンフレットからもってきました@
    このホールをエリザベート王妃の文学サロンに改装したのは1905年以降。
    城の建設が始まったのは1875年、完成したのは39年後の1914年。

  • 皇帝の間(Imperial Flat)の王座<br /><br />オーストリア・ハンガリー皇帝フランツ・ヨーゼフがカロル1世の統治40年を祝うためにやってきたときに、皇帝に捧げられた部屋「皇帝の間」です。<br />私は最初、謁見の間かと思ったのですが、王座が一つしかなく、王妃の分がないです。<br />いくらなんでも脇のイスがそれっことはないでしょう。

    皇帝の間(Imperial Flat)の王座

    オーストリア・ハンガリー皇帝フランツ・ヨーゼフがカロル1世の統治40年を祝うためにやってきたときに、皇帝に捧げられた部屋「皇帝の間」です。
    私は最初、謁見の間かと思ったのですが、王座が一つしかなく、王妃の分がないです。
    いくらなんでも脇のイスがそれっことはないでしょう。

  • 皇帝の間(Imperial Flat)のシャンデリア<br /><br />カラフルなシャンデリア!<br />一応、撮れましたね。<br />代わりに回りが真っ暗になってしまいましたけど@<br />つづくフィレンツェ・ホールでもこういうカラーガラスがちらほら見られる、どこか可愛らしいシャンデリアが使われていました。

    皇帝の間(Imperial Flat)のシャンデリア

    カラフルなシャンデリア!
    一応、撮れましたね。
    代わりに回りが真っ暗になってしまいましたけど@
    つづくフィレンツェ・ホールでもこういうカラーガラスがちらほら見られる、どこか可愛らしいシャンデリアが使われていました。

  • 皇帝の間(Imperial Flat)<br /><br />金メッキが施された極上な部屋です。

    皇帝の間(Imperial Flat)

    金メッキが施された極上な部屋です。

  • 大理石の暖炉<br />フィレンツェ・ホール(Florentine Hall)にて<br /><br />フィレンツェという部屋の名前のせいか、メディチ家の宮廷のイメージぴったりなきがしてきました@

    大理石の暖炉
    フィレンツェ・ホール(Florentine Hall)にて

    フィレンツェという部屋の名前のせいか、メディチ家の宮廷のイメージぴったりなきがしてきました@

  • 目をひいた美しい家具<br />フィレンツェ・ホール(Florentine Hall)にて<br /><br />大理石の暖炉の左右に2つあったと思います。<br />ロープで遮られていてあまり近づけませんでした。

    目をひいた美しい家具
    フィレンツェ・ホール(Florentine Hall)にて

    大理石の暖炉の左右に2つあったと思います。
    ロープで遮られていてあまり近づけませんでした。

  • 目をひいた美しい家具の一部<br />フィレンツェ・ホール(Florentine Hall)にて<br /><br />最初にあの足元部分に注目したのですが、ズームにして撮るせいか、手ぶれ写真ばかりで……。

    目をひいた美しい家具の一部
    フィレンツェ・ホール(Florentine Hall)にて

    最初にあの足元部分に注目したのですが、ズームにして撮るせいか、手ぶれ写真ばかりで……。

  • 美しいテーブルとベネチアン・ガラス<br />フィレンツェ・ホール(Florentine Hall)にて<br /><br />ベネチアン・ガラスはもう1つの方が気に入ったのですが、あまりに手ぶれ写真だったので削除してしまいました。<br />次の部屋に移動する寸前に撮ったので、ゆっくりピントを合わせているヒマもなくて(泣)。

    美しいテーブルとベネチアン・ガラス
    フィレンツェ・ホール(Florentine Hall)にて

    ベネチアン・ガラスはもう1つの方が気に入ったのですが、あまりに手ぶれ写真だったので削除してしまいました。
    次の部屋に移動する寸前に撮ったので、ゆっくりピントを合わせているヒマもなくて(泣)。

  • パンフレットより<br />フィレンツェ・ホール(Florentine Hall)<br /><br />これでフィレンツェ・ホールの全貌が分かりますよね。<br />豪華ではあるものの、渋い木の要素が少なく、内装や調度のあちこちに花のフィレンツェらしさやベネツィアン・ガランが使われていたせいか、一番可愛らしくて、一番魅力的な部屋でした。

    パンフレットより
    フィレンツェ・ホール(Florentine Hall)

    これでフィレンツェ・ホールの全貌が分かりますよね。
    豪華ではあるものの、渋い木の要素が少なく、内装や調度のあちこちに花のフィレンツェらしさやベネツィアン・ガランが使われていたせいか、一番可愛らしくて、一番魅力的な部屋でした。

  • 柱の人面彫刻<br /><br />部屋と部屋の移動途中で撮りました。<br />「その1」でご紹介したような白漆喰の廊下ではなく、壁は豪華に装飾された木のパネルで、柱までこのように凝っていて、美しい絨毯も敷かれていました。<br /><br />関連の写真<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12646751/

    柱の人面彫刻

    部屋と部屋の移動途中で撮りました。
    「その1」でご紹介したような白漆喰の廊下ではなく、壁は豪華に装飾された木のパネルで、柱までこのように凝っていて、美しい絨毯も敷かれていました。

    関連の写真
    http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12646751/

  • 柱の人面彫刻<br /><br />これは一ヶ所だけではありませんでした。<br />この前の写真の被写体のアングルを変えて撮ったのでなく、別のところにあったやつです。<br />なにしろ移動中でしたからね。<br />それに、いままで部屋の写真を、きっとパンフレットにもあるだろうと思いながら撮ってきましたが、こういうのは案外なさそうですものね。

    柱の人面彫刻

    これは一ヶ所だけではありませんでした。
    この前の写真の被写体のアングルを変えて撮ったのでなく、別のところにあったやつです。
    なにしろ移動中でしたからね。
    それに、いままで部屋の写真を、きっとパンフレットにもあるだろうと思いながら撮ってきましたが、こういうのは案外なさそうですものね。

  • リビング・ルーム<br />というか、ダイニング・ルーム?<br /><br />部屋の中までは入れず、入口から眺めました。

    リビング・ルーム
    というか、ダイニング・ルーム?

    部屋の中までは入れず、入口から眺めました。

  • リビング・ルームの壁

    リビング・ルームの壁

  • パンフレットより<br />リビング・ルーム<br />というか、どう見てもダイニング・ルーム?<br /><br />ドイツ・ネオルネサンス様式で、マインツのオーギュスト・ベンベ(August Bembe)による装飾。<br /><br />見学したときは、こんなに明るくなくて、薄暗かったですよ。<br />しかも、中に入れないので、こんなアングルではとても撮れません。

    パンフレットより
    リビング・ルーム
    というか、どう見てもダイニング・ルーム?

    ドイツ・ネオルネサンス様式で、マインツのオーギュスト・ベンベ(August Bembe)による装飾。

    見学したときは、こんなに明るくなくて、薄暗かったですよ。
    しかも、中に入れないので、こんなアングルではとても撮れません。

  • ムーア風ホール(Moresque Hall)<br /><br />ここも、部屋の中までは入れず、入口から眺めて写真を撮りました。<br />ちょっと分かりづらいですが、奥にモスクのミフラーブ(※)っぽいのがありました。<br /><br />※モスクの中でももっとも神聖な場所を表わす「くぼみ」。<br />メッカの方向、すなわち礼拝する方向を示すもので、モスクを建てるときは、まずはえらーいラビにミフラーブの位置を確定してもらうのです。

    ムーア風ホール(Moresque Hall)

    ここも、部屋の中までは入れず、入口から眺めて写真を撮りました。
    ちょっと分かりづらいですが、奥にモスクのミフラーブ(※)っぽいのがありました。

    ※モスクの中でももっとも神聖な場所を表わす「くぼみ」。
    メッカの方向、すなわち礼拝する方向を示すもので、モスクを建てるときは、まずはえらーいラビにミフラーブの位置を確定してもらうのです。

  • ムーア風ホール(Moresque Hall)<br /><br />少し斜めにし、木のパネルの壁に注目。

    ムーア風ホール(Moresque Hall)

    少し斜めにし、木のパネルの壁に注目。

  • トルコ風サロン(Turkish Salon)<br /><br />こじんまりした部屋でしたので、順番に入りました。<br />薄暗いので、手ぶれ写真です(泣)。

    トルコ風サロン(Turkish Salon)

    こじんまりした部屋でしたので、順番に入りました。
    薄暗いので、手ぶれ写真です(泣)。

  • トルコ風サロン(Turkish Salon)<br /><br />トルコ風の部屋の特徴は、美しい衝立かしら。<br />コーランのための書見台もありました。<br />イス生活ではないため、書見台はもちろん、家具はみな低いです。<br />たたみ文化の日本人にはなじみの低さですけどね。

    トルコ風サロン(Turkish Salon)

    トルコ風の部屋の特徴は、美しい衝立かしら。
    コーランのための書見台もありました。
    イス生活ではないため、書見台はもちろん、家具はみな低いです。
    たたみ文化の日本人にはなじみの低さですけどね。

  • 玄関ホールから儀式の間(Honor Hall)への階段を見下ろして<br /><br />次の部屋へ移動中に、ちょうど儀式の間と向かい合うことになりました。<br />私たちも、最初に儀式の間にいたときに、向かいの1つ上のフロアに見学者がぎっしりでした。<br />なので、そちらにアングルの写真は撮りませんでした。<br />私がいたところは通路でしたが、先がつまっていたのか、意外ともたもたしていました。<br />なので、向かいの儀式の間がほぼ無人になる瞬間をこうして狙うことができました。

    玄関ホールから儀式の間(Honor Hall)への階段を見下ろして

    次の部屋へ移動中に、ちょうど儀式の間と向かい合うことになりました。
    私たちも、最初に儀式の間にいたときに、向かいの1つ上のフロアに見学者がぎっしりでした。
    なので、そちらにアングルの写真は撮りませんでした。
    私がいたところは通路でしたが、先がつまっていたのか、意外ともたもたしていました。
    なので、向かいの儀式の間がほぼ無人になる瞬間をこうして狙うことができました。

  • 玄関ホールから儀式の間(Honor Hall)への階段を見下ろして<br /><br />手前の手すりの鷹の彫刻と。

    玄関ホールから儀式の間(Honor Hall)への階段を見下ろして

    手前の手すりの鷹の彫刻と。

  • 劇場ホール(Theater Hall)<br /><br />ここも残念ながら中に入ることができませんでした。<br />なので、まだ無名時代のミュシャたちが手がけた天井画というのは良く見えませんでした。<br />ガイドがミュシャのことをなんか言ってたのは覚えているのですが、大勢の見学者が狭い入口の前で代わりばんこに部屋を覗いているわけですから、この部屋の中の何がどうミュシャと関係するのか分からなかったのです。<br />だから一応写真を撮ったというわけで。

    劇場ホール(Theater Hall)

    ここも残念ながら中に入ることができませんでした。
    なので、まだ無名時代のミュシャたちが手がけた天井画というのは良く見えませんでした。
    ガイドがミュシャのことをなんか言ってたのは覚えているのですが、大勢の見学者が狭い入口の前で代わりばんこに部屋を覗いているわけですから、この部屋の中の何がどうミュシャと関係するのか分からなかったのです。
    だから一応写真を撮ったというわけで。

  • 劇場ホール(Theater Hall)<br /><br />苦しい姿勢で、なんとか舞台の写真を撮りました。<br />舞台と向かい合わせのボックス席の方は撮れませんでした。<br />たしか、ここでルーマニアで初めて映画が上演されたのだと説明された覚えが……。<br />舞台にしか見えないのに、芝居ではなく、映画?<br />えっ、そうなの?───と思って、舞台側の写真を撮ろうとがんばったのですが。<br />舞台の上にイスがあってテーブルがあったりしますから、もう少し手前のところにスクリーンがあったりするなら、なるほど「映画館」にもなるなと思いました。

    劇場ホール(Theater Hall)

    苦しい姿勢で、なんとか舞台の写真を撮りました。
    舞台と向かい合わせのボックス席の方は撮れませんでした。
    たしか、ここでルーマニアで初めて映画が上演されたのだと説明された覚えが……。
    舞台にしか見えないのに、芝居ではなく、映画?
    えっ、そうなの?───と思って、舞台側の写真を撮ろうとがんばったのですが。
    舞台の上にイスがあってテーブルがあったりしますから、もう少し手前のところにスクリーンがあったりするなら、なるほど「映画館」にもなるなと思いました。

  • パンフレットより<br />劇場ホールの(Theater Hall)の舞台側と天井<br /><br />というわけで、ミュッシャらの天井画や舞台の様子は、パンフレットから。<br />ルイ14世様式で、座席数は60。<br /><br />ペレシュ城内見学は以上です。<br />最初は金キラな豪華さを期待していたので、このペレシュ城の豪華さに注目するのが遅れましたが、だんだんと魅せられました。<br />ヨーロッパの城見学で、キンキラが続いたあとに木を多用した部屋が間に入ると「ほっ」としたり「落ち着ける」と思ったりするのですが、このペレシュ城は木の部屋だから落ち着けるというよりは、なんだか盛りだくさんで落ち着けないと思ったのが、キンキラな城を見学したときと同じでした。<br />いや、どうせ見学するだけなのですから、落ち着けないほど豪華なのは歓迎です@<br /><br />しかし、豪華な城がもたらすものには、王室の経済の圧迫というのがあります。<br />ましてやペレシュ城のように長い年月をかけて建てられた城であれば、なおさら……。<br /><br />「ガイドの先導で、目くるめく空間をさ迷う。王の執務室に始まり、会議室、レセプション・ホール、ライブラリー、ミュージック・ホール……。そこに配された超一級の美術品、陶磁器、金銀、宝飾品、そして中世の武具類。しかし、こうした王の奢侈の陰で、一般大衆は困窮をつのらせていた。その最も際立った例が、1907年に起きた、ワラキアとモルドヴァの農民による大蜂起であった。権力の遺産には、いつも民衆の涙と怒りが染み込んでいる。」<br />(「旅名人ブックス ルーマニア 伝説と素朴な民衆文化と出会う」(日経BP社)より)

    パンフレットより
    劇場ホールの(Theater Hall)の舞台側と天井

    というわけで、ミュッシャらの天井画や舞台の様子は、パンフレットから。
    ルイ14世様式で、座席数は60。

    ペレシュ城内見学は以上です。
    最初は金キラな豪華さを期待していたので、このペレシュ城の豪華さに注目するのが遅れましたが、だんだんと魅せられました。
    ヨーロッパの城見学で、キンキラが続いたあとに木を多用した部屋が間に入ると「ほっ」としたり「落ち着ける」と思ったりするのですが、このペレシュ城は木の部屋だから落ち着けるというよりは、なんだか盛りだくさんで落ち着けないと思ったのが、キンキラな城を見学したときと同じでした。
    いや、どうせ見学するだけなのですから、落ち着けないほど豪華なのは歓迎です@

    しかし、豪華な城がもたらすものには、王室の経済の圧迫というのがあります。
    ましてやペレシュ城のように長い年月をかけて建てられた城であれば、なおさら……。

    「ガイドの先導で、目くるめく空間をさ迷う。王の執務室に始まり、会議室、レセプション・ホール、ライブラリー、ミュージック・ホール……。そこに配された超一級の美術品、陶磁器、金銀、宝飾品、そして中世の武具類。しかし、こうした王の奢侈の陰で、一般大衆は困窮をつのらせていた。その最も際立った例が、1907年に起きた、ワラキアとモルドヴァの農民による大蜂起であった。権力の遺産には、いつも民衆の涙と怒りが染み込んでいる。」
    (「旅名人ブックス ルーマニア 伝説と素朴な民衆文化と出会う」(日経BP社)より)

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この旅行記へのコメント (10)

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  • wiz さん 2009/07/19 14:06:23
    The Theatre Hall @PELES CASTLE 
    まみさん、こんにちは〜。

    現在ウクライナをご旅行中なんですね!
    楽しんでこられた様子(旅行記)お待ちしております♪

    ところで…私のライフワークの1つ?でもある
    クリムト調べをしておりましたところ(笑)
    このルーマニアのペレシュ城にある彼の作品が気になって…。
    それでまみさんがアップされていた
    このパンフレットのお写真に辿り着きました。

    「The Theatre Hall、PELES CASTLE、Klimt」で
    検索サイトにかけるといくつかヒットするのですが、例えば、
    ?http://en.wikipedia.org/wiki/Pele%C5%9F_Castle
    ?http://www.romaniatourism.com/castles.html
    ?http://travelguide.rdsor.ro/peles.html
    などが出てきまして…

    このお写真の天井の壁画はKlimtと彼の仲間Frantz Matschのものかなぁ〜と。
    因みに上記?の中での書かれ方は以下です。
    The Theatre Hall has preserved decorative elements in the Louis XIV style.
    The hall had 60 seats and a royal box.
    The painting of the ceiling and the decorative frieze were made
    by the Austrians Gustav Klimt and Frantz Matsch.

    また、まみさんの旅行記の中でも紹介されていた写真
    フィレンツェホールの天井画はKlimtの弟のエルンストが
    ジョルジョ・ヴァザーリ絵画を模したものみたいでーす!
    The ceiling, carved in golden lime-tree wood, is decorated
    in the centre with a copy after a Georgio Vasari's painting,
    worked out by Enst Klimt. (〜?The Florentine Hall)

    すいません…若干?マニア情報で(笑)
    とにかくこの写真のアップに今更ながら感謝したくお礼まで…
    ありがとうございました☆

    wiz

    wiz

    wiz さん からの返信 2009/07/19 14:16:40
    RE: 追加 @PELES CASTLE 
    たしかに! まみさんのコメントにあるように
    この壁画はチェスキークルムロフ城を思い出しますね〜!
    http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12630047/

    >ペレシュ城は、ロケーションという演出も絶妙でした。

    ホントに素敵な場所ですね〜お天気もサイコーでしたね!

    wiz

    wiz さん からの返信 2009/07/20 16:57:30
    RE: RE: 再追加 @PELES CASTLE 
    まみさん、何度もすいません!

    HISのフランクフルト支店のブログ内で
    ちょうど最近上記のKlmit作品の話題がUPされていたのを
    見つけたので写真のリンクを貼っておきまーす。
    天井…というより壁の上部みたいだから
    http://ameblo.jp/his-frankfurt/image-10299965621-10214100901.html
    天井はまみさんが書いてらっしゃるとおりミュシャなのかしら?

    とりあえずKlimtの件に関しては
    自分の中で納得出来たので良しとしました^^;

    まみ

    まみさん からの返信 2009/07/23 08:39:19
    RE: The Theatre Hall @PELES CASTLE 
    wizさん、こんにちは。

    たくさんのコメントと分析とサイトのURLをありがとうございます。
    wizさんが納得されるまでの軌跡!も面白かったですヨ。

    このホールは中に入れなかったし、入口は狭くてゆっくり見られなかったので、どれがクリムトの絵っぽいかなーというのはちゃんと確認できませんでした。
    3つめのコメントで貼られていたHISフランクフルト便りの写真はとてもわかりやすいですね!

    それから1つめのコメントの3のサイトは、ルーマニア旅行の準備にとても役立ったところです。
    でも、ペレシュ城を読むのは後回しにしたかも@
  • ちょめたんさん 2007/10/07 19:30:56
    パパスさんから移動(人´∀`)
    内部は荘厳ですね。あのシャンデリアの写真が堪らないです。まみさんは細部も良く気がつくのですね。羨ましい!

    まみ

    まみさん からの返信 2007/10/08 00:39:51
    RE: パパスさんから移動(人´∀`)
    ちょめたんさん、パパスさんのところからよーこそ。書き込みありがとうございます。

    今年は私もパパスさんもルーマニアだったので、情報交換してます@
    自分が行ったところをほかの人の写真で眺めるのは楽しいせいもあります。

    ペレシュ城、写真代が高かったので、もうモトを撮ろうとせっせと撮りましたよ。
    部屋全体をきれいにとるのは、観光客がいっぱいいて難しいので細部に注目しました。
    これがなかなか楽しかったです@
    フラッシュをたけなかったし、たくと光が強すぎるので私はあまり使わないのですが、シャンデリアなど、ぎりぎりなんとか手ぶれなしで撮れてほんとに良かったです@
  • パパスさん 2007/09/05 07:45:26
    やったー!
    まみさん、おはよーございます。

    ペレシュ城内の写真アップされていますね!
    パパスは城内の写真は今回撮りませんでした。
    初めに聞いたら1階部分しか見学出来ないと聞いたので止めました。
    それと30レウはちとお高いですね。

    でもちゃんとまみさんが写して来て頂けたのでOKです。
    まみさんのペレシュ城内の写真、全てPCに取り込ませて下さいね。
    今度お会いした時30レウお支払い致しますので。(笑)

    パパス。

    まみ

    まみさん からの返信 2007/09/05 08:41:50
    RE: やったー!
    パパスさん、こんにちは。

    30レウはちとお高かったです。
    なのでぜひパパスさんのPCにも取り込んで、2人で活用?してモトをとりましょう@

    パンフレットは買われました?

    1階部分って階段上がって最初のホールがあるフロアと同レベルということですよね。
    たしかに見学コースはあのワンフロアでしたねっ!
    でも160も部屋を回りきれないと思うし、たぶん、公開されていないところは、きれいに整備されてないかも!?
    でもチャウシェスク時代にちゃんとゲストを向かえて使われていたようので、荒れ果てて。。。ということはないと思いますけど。

    高い写真代を払っても室内の写真を撮りたがるのは、まだ私がデジカメ歴1年半だからかもしれません。
    フィルムカメラではとても無理でしたものね。
    なかなかデジカメに手を出せなくて、それでいて、みんなが室内の写真をじゃんじゃん撮っているのをうらやましいと指を加えてみている期間も長かったものですから、きっと今の私はまだハジけているのだと思います@

    パパス

    パパスさん からの返信 2007/09/05 08:55:01
    RE: RE: やったー! お礼!
    PCに取り込んで共有させて頂きます。
    パンフレットは買いませんでした。
    て、言うかパンフレット類は殆ど買わない主義(どんな?)なんです。

    ペレシュ城では写真は撮りませんでしたが、国民の館では写真撮影料を払って取り捲りました。(ピンボケが多かった!)
    これも反省です。
    国民の館ではチケット(写真撮影)を買って持っているだけなので、買わなくても写すことが出来ましたね。
    ペレシュ城のように首からぶら下げる許可書が無かったし。
    でも確認されたらオドオドですね。
    やはりケチらないでキチンと払うべきですね。

    ではお言葉に甘えてPCに取り込ませて頂きます。

    パパス。

    まみ

    まみさん からの返信 2007/09/05 09:14:11
    パンフレットを買われていないのであれば…
    旅行記に引用したパンフレットからの写真も有効ですね。
    そちらはさすがに写真の写真で、しかも小さい写真なので、画質はいまいちかもしれませんが。。。画面で見る分にはなんとか???

    私はどうしてもパンフレットを買ってしまうタイプですが、たくさんのパンフレットを帰国後、読みきれないので、がんばって自粛しているところです。
    東欧はそもそもパンフレット自体が少ないので成功しているようなものかも!?
    最近はこうやって旅行記を作成するためにちゃんと読むようになりました。
    となると、文字が多いとうんざりしてしまうので、手を出すなら薄くて読みやすいのにするようになりました。
    それまでは、フィルムカメラではとても写真は撮れないため、写真目当てでしゃんじゃんパンフレットを買っていたものです@@

    ルーマニアではこのシリーズが気に入りました@
    http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12222395/
    http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/11890457/

    去年はこの二冊でしたが、今年は、このシリーズでTown Old and New, Maramuresh, Bucovina, Churches and Monasteris……など買い込んでしまいました。
    いずれ旅行記かもう1つのブログで紹介すると思いますけど@

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