2007/07/10 - 2007/07/10
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まみさん
2007/07/10(火)第3日目:シナイア
【宿泊:Hotel Caraiman(シナイア)】
8:30発の特急列車でシナイア着10:00(時刻どおり)
ペレシュ城、ペリショール城、シナイア僧院、ケーブルカーでブチェジ山へ(1,400mポイントまで)、カロル1世通りを散策
去年(2006年)に初めてルーマニアを走り抜けたとき、変化に富んだ美しい田園風景で私を魅了したトランシルヴァニア地方の列車の車窓の外の景色。
今回はその去年のルート(ブラショフからブカレスト)とかぶるので、あのときほどはカメラをパチパチやりませんでしたが……しかし、去年も目にしたなつかしい風景に、カメラを構えずにはいられませんでした。
それに、去年の風景は、秋の黄葉で彩られていました。
今回は夏の盛りの輝くような緑と、空き地一面に咲く草花に目を奪われました。
ヨーロッパの夏って日本の春のように花がいっぱい!───そのことは知っていましたが、本当に見事な花の絨毯でした。
ブカレストからシナイアへの1時間半の列車の旅は、こうしてあっという間に終わりました。
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ブカレスト・ノルド(北)駅の列車の発着案内板
私が予約している8時30分発の特急(Rapid)901号は……ありました!
9番ホームです。
列車の行き先はブラショフとなっていますが、私はシナイアで下車します。 -
ブルーの車体の特急列車
ブカレストからシナイアへ向かう8時30分発の特急901号
特急901号車は、新しくてきれいな車両でした。
去年(2006年)、シギショアラ〜ブラショフ〜ブカレストと鉄道移動しました。
シナイアはブラショフとブカレストの間にあります。
この路線はルーマニアきっての主要路線だからか、去年もそうでしたが、新しくてきれいな車両が使われているようです。
関連の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/11917437/
関連の旅行記
「2006年ハンガリーとルーマニア旅行第18日目(1):シギショアラからブラショフへトランシルヴァニア地方の鉄道の旅」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10132485/
今回の車両も、コンパートメント方式ではなく、仕切りがないタイプです。
コンパートメント式の車両だと、同じスペースに1等は6席で2等は8席となるので、快適さにかなり差がありますが、このタイプの車両は仕切りがない分、2等席でも1等と同じくらい座席まわりに余裕があります。
はっきり言って、1等と2等の違いは、床の高さと座席の色だけです(笑)。
イスのタイプに差があれば、また違うのでしょうけれど、色違いなだけで同じでした@
この特急列車は2階建てでした。
でも2階はがら空きでした。
ルーマニア国鉄は、普通列車以外はすべて座席の予約をしなければならないのですが、座席は最初の番号からきっちり順番に詰めて埋めていくようです。
私の座席のある車両も、半分しか埋まっていなくて、ぎっしりでした。
列車が走り出してしばらくすると、何人かは空いている席に移動してしまいました。 -
スーツケースは入口にワイヤーロックでくくりつけて@
鉄道移動は、いつも大勝負です。
というのも、この20kgに近いスーツケースの置き場所の確保にいつも頭を悩ませるからです。
コンパートメント方式の車両の場合は、頭上の網棚に置かなくてはなりません。
しかし、腰痛というバクダンを抱えている私には、とてもこの荷物をひざの高さより上に持ち上げることはできません。
いつも申し訳ないと思いつつも、同室の人を当てにしていました。
幸い、このシナイア行きの特急列車はコンパートメント方式ではないので、うまくすれば座席のそばに荷物を置けますが、座席の近くにスペースがない場合は、他にスペースを探さなくてはなりません。座席から離れたところに置かなくてはならないこともあります。
でもそうすると、置き引きにあいやしないか、しょっちゅう気にしなくてはならなくて、落ち着けません。
それに入口近くのスペースも早い者勝ちなので、確保できないこともあります。
しかし今回は、えっちらおっちら座席のそばまで荷物を運ぶ前に、ひらめきました!
入ってすぐのここに、こうやって手すりにワイヤーロックで荷物をくくりつけておけば、座席まで持っていかなくてすむではないですか。
何かの役に立つだろうとワイヤーロックを持ってきて、大正解でした@
このあとの鉄道移動も同じ方法で荷物をやりすごしましょう。
なんて頭がいいんでしょ、私!
というか、ワイヤーロックを持参するのは今回が初めてではないのに、ナゼ今まで思いつかなかったのか、その方が不思議……。
※「地球の歩き方」などのオンライン販売サイトでも、鉄道旅行のときに便利と利用方法が案内されていますね。
http://www.arukikata.co.jp/shop/list/156.html
私が持っているのはこちらのタイプです@
http://www.toko-navi.com/contents/shopping/03security/03security03_05.html
買ったのはオンラインでなく、池袋西武百貨店のトラベルグッズのところです。
何年前だったかなぁ。 -
車窓から花いっぱいの景色
ヨーロッパは夏こそ花の真っ盛り!
それを証明するように、車窓の外は、花で埋め尽くされていない空き地はない、といってよいくらいです。
列車が減速したので、ここぞとばかり、カメラを構えました。
走っている列車から花の写真を撮ろうとしても、印象派の絵のような写真になってしまいますものね。
といっても、これも十分印象派みたいですか、失敬!
でも、花いっぱいの雰囲気はなんとか撮れたのではないかと思います。 -
車窓から花いっぱいの景色
野に咲く白い花のほとんどは、レースフラワー(別名ハナウド)でした。
紫の花は、残念ながら分かりません。 -
見覚えのある景色が……!
ブカレストを出てしばらくは、平らな土地が続いて、あまり変化はありませんでした。
郊外に出ると、花いっぱいの野の景色は見ごたえありましたが、それ以外は車窓の外の景色としてはあまり面白くありませんでした。
去年もこの路線を利用したので、ワラキア平原を走っている間はあまり変化がないことも分かっていました。
写真を撮るにしても、窓際の席でないので、いまひとつ撮りづらいし。
なので、ちらちらと車窓の外の様子をうかがいつつ、これから行くシナイアの最後の予習をしていました。
不意に、見覚えのある景色が見えてきました。
もしやと思ってカメラを構えました。
このカッコいい岩肌の崖も見覚えあります。 -
見覚えのある河川
案の定、見えてきました。
まさにこの景色です、去年(2006年)の10月にブラショフからブカレストへ向かう列車の車窓から見たのは。
去年は紅葉に彩られていました。
というか、そういう景色を撮ろうとあがきました@
今年はみずみずしい緑です。
ああ、夏ですねぇ。
関連の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12189412/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12189413/
関連の旅行記
「2006年ハンガリーとルーマニア旅行第20日目(1):ブカレストへの列車の旅」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10148250/
撮った本人には上記のリンク先の写真と今回撮った写真が同じ場所だと分かるのですが、ぴったり同じ位置で撮ったわけではないので、本人以外には分かりづらいかもしれません……。
このあと高度が上がったのか、耳がつーんとしてきました。
シナイアは標高800〜1000mのところにあるのですから、当然といえば当然な現象@ -
乗って来た列車と駅員さん
シナイア駅のホームにて
駅員さんが持っている緑の丸印のついた板は、発車OKの合図を出すためのものです。
うーん、シンプルで経済的!
ちゃんと用を足せば、これで十分なんですね。
この信号は、去年(2006年)のハンガリー旅行のときにもみかけました。
そのときはこの緑色の丸のある表が写せなくて残念に思っていたのですが、こんなところで思いがけずリベンジできました。
関連の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/11739104/
関連の旅行記
「2006年ハンガリーとルーマニア旅行第14日目(7):ブダペストへ戻る列車の旅」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10120603/ -
ルーマニア中の駅で最も美しいといわれる(らしい)シナイア駅
うーん、うーん、実はあんまりそうは思えなかったんですよね。
だからわざと緑をたくさんファインダーの中に入れて撮ってみたのです。
なんてったって緑は、とってもすがすがしくて美しかったので@ -
夕方、下見に行ったシナイア駅のホーム
主要路線のはずですが、線路には緑のじゅうたんが@
シナイア観光をすべて終えてホテル(Caraiman)まで戻ってきたとき。
ホテルが駅のすぐそばということもあって、駅を下見に行きました。
何の下見かというと……明日のシビウ行きの列車のホームの確認です。
重いスーツケースを持ってあんまりうろうろしたくないですから。
それに実は、ルーマニアの駅の場合は、線路向こうのホームに行くのに、地下を通らずにすむのではないかと思ったのです。
去年(2006年)の10月に利用したブラショフ駅がヒントになりました。
プライベートルームのオーナーに教えてもらったのです。
ブラショフ駅では、ホームのうんと端っこなら、地上を渡ることができました。
ひょっとしてシナイア駅もそうではないかと思ったのです。
そして下見の結果は……?!
翌日の第4日目の旅行記「シナイアからシビウへの列車の旅」を、乞うご期待@ -
ホームに入ってきた貨物列車
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この旅行記へのコメント (3)
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- パパスさん 2007/08/23 14:43:24
- 紫の花。
- 確かに紫色の菊に似た花が沢山咲いていました。
パパスはアップで撮りましたが、何の花かまだ調べていません。
分かればお知らせしますね。
で、パパスも今回シナイアに行きました。
朝晩は寒いくらいでした。
少しだけ夜景を撮りましたが失敗ですね。
ライトアップされている建物はほとんど有りませんでした。
有るのは飲み屋の灯りくらいでした。(笑)
パパス。
- まみさん からの返信 2007/08/24 07:46:32
- RE: 紫の花。
- パパスさん、こんにちは。書込みありがとうございます!
紫の花の写真のアップを撮られたんですね。
やっぱり目をつけますよね。
白いレースフラワーはいかが?
私もシギショアラで実は紫の花を見つけて、近くで撮りました。
花の写真を撮りたくなるのは、もはや習性となっているようで@
ただ、その写真が残っていても、いまだに花の名前は分からないんですよね。
レースフラワーはすぐに分かったんですけど。
そういえばたしかに菊に似てますね。
シナイアでは寒かったですか。
パパスさんが行かれたときは、ルーマニアはもう猛暑から解放されていたようですしね。
代わりに日本が猛暑。。。
日本の40度近くとルーマニアの40度近くでは、湿気の差でルーマニアの方が断然過ごしやすかったです。
あのときはルーマニア国内でも、アフリカのサハラよりも暑い!と報道していましたが、日本や中国が抜いてしまいましたね。嬉しくない。
朝晩の寒暖の差は何度もヨーロッパを旅行していても、油断できませんね。
7月の猛暑がたびたび訪れたときでも、ティミショアラは寝台で早朝に着いたときは、「例年どおりの気候」で朝は寒かったです。
パパスさんがルーマニアで回られたのは、ブカレスト、シナイア、ブラショフ+ブラン、シギショアラというところでしょうか@
ルーマニアのあちこちを回った後でも、やはらブカレストはともかく、この三つの都市の魅力は抜群でしたね。
- パパスさん からの返信 2007/08/24 08:14:42
- RE: RE: 紫の花。
- やはり、まみさんも紫の花撮っておられたんですね!
流石!
シナイアは流石に標高が高いだけあって、朝晩は寒かったです。
シナイア僧院の直ぐ近くに泊まったので歩いて僧院まで行きました。
この辺りのホテルは外見は素敵&趣(中はぼろぼろ)のある建物が沢山ありますね。
ついついシャッターを切っていました。
パパスが今回廻ったのは、ブルガリアの「リラの僧院」がどうしても行きたかったので、ルーマニアはまみさんが書かれた所しか廻る余裕がありませんでした。
次回は田舎だけを絞って廻ってみたいです。
でも今回のシナイア、ブラショフ+ブラン、シギショアラの3都市は素敵でした。
パパス。
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