2007/05/15 - 2007/05/24
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morikensさん
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腕時計を確認すると昼の12時近かった。
レストランのウェイターに話しかけると、あと15分でオープンと言われたので、隣の博物館といっても小さな規模である、で時間をつぶす。
きっかり15分後に戻ると、先ほどのウェイターがにっこり笑って外か中か聞いてくる。
外はハエがやや多かったので、エアコンが効いてそうな中を選んだ。
この選択は正解だった。
ビュッフェ式のレストランだったので、とにかく食べ物に近い席に陣取る。
最初に飲み物を聞いてきた。
まさかあるわけねーよな〜とどうしても飲みたいものを言ってた。
「ビール!」
「あるよ」
イスラム圏なのでないと思っていたが、さすが観光地。
すぐにジョッキに注がれたビール登場。
もちろん冷えている。
この炎天下のペトラ遺跡を周った後の冷えたビールは最高だった。
まずノブラを先に食料調達に行かせる。
戻ってきたノブラが持ってきた食料を載せた皿を見てあちきは首を振る。
「まだまだだな」
あちきはガッツリと絶対に食うぞこのヤロー!という量を取ってきた。
「え?そんなにいいんですか?」
「当たり前だ!言っておくが欧米人はこれよりも食うぞ。奴らは牛だ!それもただの牛じゃない!餓えた牛だ!」
「じゃあもう一回行ってきます」
「許可する」
そんなわけでとにかく食いまくった。
もちろんデザートのケーキもビールで流し込むように。
すると先ほどのウェイターがやってきて話しかけてきた。
彼はバドゥルと名乗った。
「料理はうまいか?」
「ああ、最高だよ」
「日本人だろ?」
「そうだよ」
「頼みがあるんだが・・・」
え?なんだろ?
「何か日本語の書いてある物をくれないか?」
一瞬考えたが、昼から酔ってたので荷物を探る。
ちょうど何本か持ってきたボールペンにSHARPというメーカー名が入った物があった。
「シャープってメーカ知ってる?」
「おお、知ってるよ」
「じゃあこれをあげるけど、バドゥルのボールペンと交換しよう」
「もちろんおっけーだ」
というわけで彼とボールペンを交換した。
彼は喜んでその場を離れ、同僚のウェイターに見せびらかしに行った。
しばらくくつろいでいると日本人のツアー客15名ほどがやってきた。
皆さん定年退職されたような年代の方ばかりである。
そういえば団塊の世代向けに、ちょっと濃い目の秘境ツアーが主催されているらしい。
護送船団方式でも行きたい所に行くことは良いことだ。
そんな目で見ているとツアー客の参加者が笑顔でこちらにやってきた。
「日本の方ですよね」
「もちろんですよ〜」
「まさかこんなところで日本人の若い方に会えるとは思いませんでした」
「確かにそうでしょうね。僕たちもペトラに来て初めて日本人に会いましたよ」
「これからどちらに行かれるの?」
「明日ペトラ出発してアカバからエジプトに入ります」
「すごいわ〜」
「皆さんはどういう行程なんですか?」
「ヨルダン、シリアと周るんですよ」
「おお〜シリア〜」
あちきとノブラは意味不明に唸った。
「気をつけて行ってきてくださいね」
「ありがとうございます。皆さんも気をつけて」
その女性は自分の席に戻っていった。
あちきらが食後の紅茶を済ませると、そのツアー客の皆さんが笑顔で手を振って見送ってくれたのは、なんかとてもうれしかった。
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