2007/05/15 - 2007/05/24
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morikensさん
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ドバイを飛び立った飛行機は、ヨルダンに向けて飛行する。
進路としては、サウジアラビア上空を飛行するのだが、飛行機はよく揺れた。
現地時刻で午前9時20分にアンマンのクイーンアリア国際空港に到着。
今まで行った国の首都にある空港の中では、かなり規模の小さい空港である。
入国審査を受ける場所近くに、ビザを発給するカウンターと両替屋があったので先に両替屋で100ドルを両替すると70ディナールになった。
そしてビザなのだが、事前に調べた情報では、日本人は不要とあったが、念のため並んでみることに。
たまたま近くを通りがかった係官に日本人だがビザは必要か尋ねると、いらないよと答えが返ってきたので入国審査の列に並ぶことに。
いちおここでは、写真撮影禁止で喫煙禁止だったが、喫煙に関しては空港職員が率先して喫煙していた。
写真撮影に関しては、ドバイで見かけた日本人青年がビデオカメラで撮影を始めた。
あちきもこっそり写真を撮影する。
いよいよ順番が周ってきたので、何かあればフォローできるようにノブラを先に行かせた。
そしてノブラの番になり、いろいろと質問されるが早くも受け答えがやばくなってきた。
すかさずフォローに入る。
係官「何日滞在する?」
あちき「3日」
係官「・・・」
変な間が流れる。
反応からして明らかにおかしい。
滞在日数が短すぎるからか?
係官「どこに行く」
あちき「アンマン、ペトラ、アカバ、エジプト」
係官「・・・」
なんだなんだ?
係官「仕事はなんだ?」
あちき「は?」
係官「仕事はなんだ?」
簡単な質問だったが、答えるのに時間がかかってしまってそれがかえって不信感を増大させたらしい。
係官は、あちきとノブラのパスポートを預かり、近くのベンチで待っていろと命じた。
うそだろ?
今までいろいろな国に行ったが、入国審査でこうも不審に思われたのは初だった。
そしてあちきらの後ろにいた日本人青年もパスポートを預けられベンチで待たされた。
待つこと40分。
ノブラは余裕の爆睡である。
こいつは・・・。
しばらくして係官がやってきて預けた荷物の番号を確認しに来る。
おいおい・・・荷物まで調べるのかよ?
かなりヤバイ事態になってきた。
日本人青年が係官に連れて行かれた。
しばらくしてあちきとノブラも呼ばれる。
まるで容疑者扱いである。
連れて行かれた場所は、誰かのオフィスのような場所で空港職員が3人、ヨルダン人とは違う欧米系の男性が一人、そして例の日本人青年がいた。
欧米系の男性が笑顔で座るように勧めてくれた。
彼は英語ができるかと聞いてきたが、ノーと答えた。
これ以上事態が深刻になると困るので、日本人青年に通訳を頼んでみると、いいですよと受けてくれた。
欧米人の男性は、入国審査と同じ質問をしてくる。
あちきもわかる範囲で答えると、欧米人の男性は空港職員と話を
結論が出たようだった。
「終わりだ」
何が終わりだよ?
すると日本人青年が話しかけてきた。
「最近日本人の偽造パスポートで入国する中国人が多くて、その仲間と思われたそうです」
「ええっ?うそでしょ?」
欧米人男性を見ると苦笑いをしていた。
「そこでこの三人で日本語で会話をするかテストをしたようです」
欧米人の男性は、一言謝るとお詫びの握手を求めてきた。
なんとも解せない話だが、仕方ないと握手に答えた。
われわれが開放されたのが時計を確認すると11時・・・。
かなり時間を無駄にしてしまった。
パスポートを返してもらい荷物をピックアップして、その日本人青年に礼を言って別れた。
最初からこんなアクシデントに巻き込まれるとは・・・。
これからの旅に一抹の不安を覚えるあちきであった。
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