2007 屋久島旅行記?　～白谷雲水峡編～

2007/06/01 - 2007/06/07

ずっと行きたかった屋久島へ！
行く機会を得ることが出来ました。

今回は6月上旬の旅で、九州地方は既に梅雨入り。
１ヶ月で35日雨が降るといわれている屋久島。
果たして晴れ間はあるのでしょうか。
雨が降らなかったら屋久島じゃないよね。
そんなことを自分に言い聞かせながら、
ゴアテックスの雨具を購入し、雨に備えます。

～白谷雲水峡編～では、水と苔。木々に囲まれた美しい雨の白谷雲水峡の様子をお伝えしたいと思います。
表紙の写真は、白谷雲水峡

エリア 屋久島(鹿児島)

白谷雲水峡案内図

自分達がどの経路を使って歩きたいか確認です。
この日は2日続けての雨とあり、三本足杉と楠川歩道先の増水時注意の場所は、川を渡らないように管理棟の方から説明を受けました。
ということは、この日はぐるっと散策することは出来なさそうなので、まずは原生林歩道を散策してみることにしました。

山歩きに出かける前は、きちんと準備体操をして。

なんと！

前日、永田から横河渓谷まで送ってくれた『森の旅人』のケンタさんにここでもお会いしました！

なんだか不思議な縁を感じてしまいました。

歩き始めてすぐの白谷雲水峡です。
すでに森と水の世界に吸い込まれてしまいそう。

ここでは水の美しさに感動してしまいます。

でもこの美しい水も、恵みの雨があるから。


生命って、心臓がドキドキ動いているものだけだと思っていたけど、ここでは、水に命が宿っているような感覚を覚えます。
私達は水なしでは生きていけない。
そんなことを考えると、水って究極の生命体なんだと思えました。

降り続ける雨も全然嫌じゃない。
むしろ、水と自然と一緒になれるような気がして、ちょっぴり嬉しかった。

こんな大きな岩の上を歩いたり。

飛流おとし
岩の間を水が一気にすべり落ちます。
とてもダイナミック！

さつき吊橋

ここを渡ると、楠川歩道、もののけの森、太鼓岩へ良くことが出来ます。
渡らずに直進。原生林歩道を歩きます。

恵みの雨に濡れた木は、上へ上へと伸びていく。

雨が軽くなって、明るくなる。
とても美しく神秘的な森。
人はほとんどいなくて、すごく静か。
聞こえるのは森の音。

こんな美しい光景を大切な人と共有できて
本当に幸せ。

森の中では、生命の力強さを感じる。
木々と苔。
生命の共生。

破壊したり、
相手を傷つけるのではなく、
一緒に住む。
一緒に呼吸する。

ちょっぴり頼る。
ちょっぴり助け合う。


本当に学ぶことが多い。

湿気でレンズが曇ってしまっただけだけど、

すぐそこにあるのに、
届きそうで届かない。

こんなに近いのに
触ると壊れてしまいそう。

神秘的に見えた。

私達は自然の一部だから。
感謝して森を歩こう。

自然はなんて寛容なんだろう。

進化のあまり、いろんな生態系を傷つけてしまった人間がここにいるのに。
森は歩くことを許してくれる。

この美しい地球を守るために、
自分には何が出来るだろう。


東京の忙しい生活にのまれたら、
時々忘れかけてしまうこともあるけど
また屋久島の写真を見て思い出そう。
そして考えよう。

この美しい地球を守るために
自分には何が出来るだろう。

白谷雲水峡には苔がいっぱい

おそるおそる
ちょっとだけ触れてみる。

とても柔らかい
よく見るといろんな種類の苔がある

石を覆う
木々をまもる
森を包む

自然の中での役割をわきまえている苔
なんだか愛着がわいてきた。

落ち葉だって
木の根を守る大切なクッション

緑色だけが主役じゃない

逢いたいと思えばきっと逢える

さつき吊橋から白谷川を望む
自然は本当に力強い。

今日出逢った自然と森に感謝して
白谷雲水峡を後にする。

雨はこの森を豊かにしてくれると知ったから
本当に感謝して歩くことが出来た。

今度屋久島に戻ってきたら、
今回は訪れることの出来なかった
もののけの森を見に行こう。
それから、太鼓岩にも登りたい。
太鼓岩は晴れの日が良いみたいだけどね。


次は、2007 屋久島旅行記?　〜モッチョム岳編〜です。