ひとり旅 No.36 想い出さがし奈良の旅＜大和郡山城跡＞奈良奈良県大和郡山市

2006/08/13 - 2006/08/15

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

　斑鳩法隆寺から大和郡山市へ

●大和郡山城
　城跡には、梅林門、月見櫓、大手東隅櫓、多聞櫓が復元されています。小振りで武骨な櫓や城門ですが、豊臣秀長築城当時の城の姿を思い浮かべることができます。
　本の丸天守台北面の石垣には、たくさんのお地蔵様が組み込まれてあり、中でも「逆さ地蔵」が有名です。また、平城京羅城門の礎石も石垣に転用されているそうです。

【手記】
　広島市から一路吉野山へ。奈良の観光は｢吉野山をスタート地点と決めて奈良市内各観光地・史跡を攻めながら北上、柳生・伊賀上野・紫香楽・琵琶湖畔安土城まで抜けていく｣といった計画をたてていました。…とは言っても出たとこ勝負の気儘なひとり旅ですが。

　吉野山観光のあと飛鳥・橿原・柳本・大和郡山・斑鳩法隆寺・奈良公園・平城宮跡・柳生の里などを巡って紫香楽宮跡へ抜け、野洲町、安土城まで平成３年式の愛車を走らせました。

　５０代半ば、猛暑の中の歩行観光、走行中はクーラーは殆どかけずに、４枚窓＆サンルーフ全開でひとり旅をしてきました。

エリア 斑鳩・法隆寺周辺(奈良)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 自家用車

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

　斑鳩法隆寺から大和郡山市へ

●大和郡山城
　大和郡山は日本一の金魚の産地です。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●大和郡山城
　奈良県大和郡山市城内町
　踏み切りを渡ってすぐに右折します。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●大和郡山城
　堀沿いの細い路地が追手門まで続きます。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●大和郡山城
「大和郡山城跡追手門」
　2000.3.15に妻と訪れて以来です。懐かしいです。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●大和郡山城跡
　観光客が少なかったので駐車スペースは心配ありませんでした。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●大和郡山城跡
「市民会館」旧奈良県立図書館

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●大和郡山城跡
　市民会館　2000.3.15に訪れた時のPHOTOです。当時、妻と会館内の歴史的展示物を見学しました。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●大和郡山城跡
　桜の名所としても有名で、城跡内を一周する散策道が整備されています。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●大和郡山城跡
〜歴史〜
　天正５年(１５７７)大和の土豪である筒井順慶は松永久秀を破った功により、織田信長から大和一国を与えられると、天正８年(１５８０)筒井氏代々の居城であった筒井城を廃して、大和郡山に城郭を築き居城とした。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●大和郡山城跡
　天正１０年(１５８２)山崎の合戦で明智光秀を破り、天下人への第一歩を踏み出した豊臣秀吉は筒井順慶の養子定次を伊賀に移し、天正１３年(１５８５)秀吉の異父弟で大和大納言と称された豊臣秀長が大和・和泉・紀伊３ヶ国１００万石の大大名として、大和郡山城に入城した。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●大和郡山城跡
　秀長は百万石にふさわしい城を目指して大幅な拡張工事を行なった。
　その際、石垣の石が足らず、寺院の礎石や五輪塔、石地蔵などの石も転用。また、奈良から商人を移すなど城下町の整備にも力を注いだ。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●大和郡山城跡
　天正１９年(１５９１)秀長が没して子の秀保が跡を継いだが１７歳で死去。
　その後、五奉行の一人増田長盛が文禄の役(朝鮮出兵)の功により２０万石で入城したが、長盛は慶長５年(１６００)の関ケ原の合戦で西軍に属したため、徳川家康によって領地は没収され、城代時代が続く。

　本丸跡に柳沢神社が建っています。そのうしろに天守台があります。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●大和郡山城跡
「柳沢神社」
　元和元年(１６１５)水野勝成が６万石で大和郡山城に入ったが、元和５年(１６１９)勝成が備後福山に移封後、松平忠明が１２万石で入城し、伏見城から城門を移築するなど荒廃した大和郡山城の大修築を行なった。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●大和郡山城跡
「天守台石垣」
　その後、本多氏２代、松平氏１代、本多氏５代を経て享保９年(１７２４)五代将軍徳川綱吉の側近として勢威を振るった柳沢吉保の子である吉里が甲府城から大和郡山城に１５万石で入封。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●大和郡山城跡
「天守台へ」
　柳沢吉里は藩校「総稽古所」を設け、１０歳以上の子弟をすべて入所させたほか、善政を敷き、「街区整然として町は賑わひ栄えた」と古文書は伝えている。
　大和郡山城は柳沢吉里を初代として、柳沢家６代の居城として明治維新を迎える。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●大和郡山城跡
「天守台石垣」

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●大和郡山城跡
　思い出しました。天守台はこんな感じでした。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●大和郡山城跡
「天守台」

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●大和郡山城跡
「天守台」
　ここには2000.3.15に訪れました。
　想い出の写真を置いて。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●大和郡山城跡
「天守台」
　市民会館と追手向櫓が見えます。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●大和郡山城跡
　平城宮の礎石？…ですか。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●大和郡山城跡
「逆さ地蔵」
　周辺の寺院から集めてきた地蔵尊を逆さに積み込んだ石垣は「逆さ地蔵」と呼ばれています

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●大和郡山城跡
「逆さ地蔵」

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●大和郡山城跡
「柳沢文庫」
　柳澤の殿様が金魚好きだったそうで、金魚の名産地なんだそうです。
　城跡のすぐ東に紺屋町がありそちらへ行くと金魚グッズ専門店があります。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●大和郡山城跡
　６年半ぶりの訪問でした。