2007/05/18 - 2007/05/22
73位(同エリア204件中)
アリヤンさん
バスが着いたところは下関(シャーカン)で、大理の新市街地。
殆どのローカルバスは、ここに着くらしい。
昆明のバスターミナルの時刻表には、全て「大理」と書いてあるし、切符売場のオバちゃんが何か言っていたけど、中国語の分からない当方にはサッパリだった。
でも、下関のバス停には、大理古城行きのバス(マイクロ・バス)が一杯並んでおり、一人たったの1.5元で古城に行ける。
昆明からのバスが、下関のバス停に着いたら、中国人のオバちゃんが一杯寄って来て、何やらわめき立てる。
これはどこでも、バスが着いたら起こる現象。
何を言っているのか良くワカランが、どうも
「大理古城に行くんなら、ワタシがええバス、紹介しちゃる」とか「お客さん、エエ宿、紹介しまっせ」
っと客引きしているようだ。
こうした客引きに乗せられると、エライことになったりするので、まずは無視して、彼女らから離れて、落ち着ける場所でユックリ事後策を立てたり、周りを観察したりするのがイイでしょう。
で、無事古城行きの1.5元バスに乗って、大理古城にやってきました。
想像以上にきれいで、落ち着いた、ワンダーな街でした。
現地ネット環境劣悪のため緊急避難ページあり。
http://www.geocities.jp/ariyan9907/2007-1yunnan_005.html(フリーサイズ写真で見やすくなっています)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
イチオシ
大理古城。
綺麗に整備され、清潔に保たれており、周りを城壁で囲み、全体をペー(白)族の古民家風建築群で統一した、歴史テーマ・パークのような街だ。
古民家群の中には、築100年以上は経っているのではないか?っと思われる、本当に古い家屋もある。
1000年以上前に、この地域で栄えた、南詔国(7~8世紀)や、大理国(10~13世紀)にタイム・スリップしたような錯覚に落ちいる、ワンダー・ワールドだ。 -
雲南省自体、キノコが多い地域で有名。
小吃(シャオチー)店の前には、このように食材が並べられていて、食欲をそそる。
*シャオチー店とは、小さなローカル食堂。 -
街全体に拡がる民芸品店。
圧倒的多数の民芸品屋に始まり、お茶販売店(プーアール茶が多い)か、食堂か、食料品屋か、衣料品店か、客桟(旅館orゲスト・ハウス)か、のどれかがビッシリと通りを占めている。 -
街路は石畳。
朝陽のあたる護国路。 -
朝食にもってこいのメン料理。
メン好きな人にはうれしい。
米線(ミーシェン、線の字が少し違うケド、以降、この線を使う)がどこにでもある。
*ミーシェンは米のメン。 -
メインストリート、復興路(フーシン・ルー)
-
日本で似たような街は?
倉敷? 飛騨高山、古川?
でも、その規模は大きい。 -
イチオシ
常宿にした「文華園客桟」が、この公園「文華園」の中にある。
写真は文華園の入り口だが、復興路の北寄りで、通り沿いにあり、分かりやすい。 -
古城のど真ん中、一泊50元(約800円;Twin,HotShower+Toilet)で清潔、快適。
中国語しか通じない、のがちょっと不便だ。
スタッフは皆、優しくフレンドリー。
熱いお湯は、毎日ポットにいれて置いてあるし、室内にはティーバッグの中国茶のサービスもある。 -
イチオシ
古城の道割りは、碁盤の目状で、東西南北にそれぞれ、このような城楼がある。
これは南城楼。
ベトナム・サパのビアガーデンで一緒にビールを飲み、同じ日に河口⇒昆明間の同じバスに乗り合わせた、スタイル美人がいた。
彼女とは、昆明で分かれたキリになっていたが、この城楼まえの植木箱のところで偶然、出会った。(五華楼)
聞けば、豪雨の同じ日にサパを出て、河口から昆明まで同じバスに乗り合わせ、同じ日に大理にやってきたと言うのだ。
スタイル抜群なので、強く印象に残っていた。
しかも美人だ。
パートナーと3人で、再会を喜び合った。
この8頭身のスタイル美人は、サパではレンタ・バイクでディエンビエンフーまで、勇敢にも一人で回った、とのこと。
美人でスタイル抜群の女性が一人で何と勇敢な!
あと2週間で麗江、シャングリラに行って、上海経由でパリに帰る、とのこと。
住まいはパリ1区、リボリ通りのパリジェンヌなのだ。
それに職業はマヌカン。
まさに、パリ・コレのモデルさんが、大理古城に現れたワケだ。
群を抜くスタイルに納得した。
パリ1区界隈の話や、パリの洋裁学校の話などで盛り上がって、楽しかった。
ベテランのモデルさんらしく、キャリア・ウーマンの風格があった。
バックパック旅行を通して、イメージの養成をしているようだ。
旅行していると、日本では滅多にお会いできない素晴らしい人たちに出会えることが多い。
パリ・コレのスーパーモデルがニイハオ・トイレを幾つも克服し、ローカル・バスに乗り、客桟に泊まりながら旅を楽しむなんて。
嬉しい限りだ。
(話に夢中になってて、残念ながらこのモデルさんの写真を撮っていなかったのが悔やまれる)
また機会があれば、パリのリボリ通りあたりでバッタリ会えるカモ。 -
南城楼の外には、この街のガイドさんたちが白族スタイルで休んでいた。
白族の衣装は、白をベースに清潔感があって、清清しい。
特に羽根飾りの帽子がかわいらしい。
この衣装を着ると、どの小娘(シャウチェ)も美人に見えてしまうのが不思議だ。 -
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夜は夜でこのようにライト・アップされる。
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街から望む蒼山の山々。
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不思議な食べ物が多い。
じっと観察していて、やっと分かった。
これは大きな餃子を焼いているのである。
あとは「雲南十八怪」のヒトツ、とか書いた看板を上げて、屋台で焼いている平べったい棒状のチーズ。
好き嫌いはあるが当方、大好きです。
この焼きチーズにフランスパンとワインがあれば、大理古城はロワール古城の町に変わってしまいそうだ。 -
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文華園の中には、このようなお寺のような建物があり、休息所になっている。
奥には図書館がある。 -
この公園の中は広場になっており、地元の人たちが囲碁、将棋、マージャンやトランプなどを楽しんでいる。
ペー族は、ガイドさんや店員以外の普通の人たちでも、このような衣装を日常的に着ているようだ。
(勿論、民族衣装を着ずに、普通の格好をする人も多い) -
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学校もペー族古民家風。
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白壁にこのような絵と、ちょっとした言葉が記されている。
中々、情緒豊かな、ペー族の古民家建築だ。 -
ワレワレの宿からすぐの所に「護国路」がある。
東側に行くと、地元の人たちが良く立ち寄る○○小喫(ちょっと小腹がすいた時、つまむ程度の食事をするお店?)が多くある。
地元民が多いので、価格は適正。 -
「正宗白族風味老店」に△△餌糸と良く書いてある。
見た目はうどんだが、メンが少しネチャッとしていて、ちょうど名古屋うどんのようなメンで、好きでは無い。
最初、間違ってこれを食べてしまい、大理のうどんは美味しくないなあ、っとがっかりしていた。
○○米線(写真の字が無いので、この線をあてる。発音はミーシェン)が、日本のうどんとも言える。
これが、うまい。
ワレワレが良く食べたのは、野菜中心の「三鮮米線」5元。(サンセン・ミーシェン) -
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「蘭州拉面」
看板にこう書いてあったら、ラーメンだ。
新疆ウイグル自治区出身らしき回教徒が手打ちするラーメン。
麺は小麦粉がベースで、日本のラーメン麺に共通する。
回教徒なのでブタ肉は使わない。
牛か羊か山羊だ。
蘭州拉面もよくお世話になった食べ物だ。
回教徒には挨拶にアラビアと同じ「サラーマ・レーコム」が使えるのが嬉しい。
*イスラム教徒の挨拶で「コンニチワ、神のご加護があなたにありますように」っという決まり文句。 -
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「刀削面」を作っている。
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牛肉拉面。
見かけよりアッサリしていて、美味しい。 -
壁に絵入りメニューがあるので指差し注文できる。
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値段入りメニュー。
どのラーメンも、大体3~5元(48円~80円)で食べられる。 -
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ガイドブックによく紹介されている
「チベッタン・カフェ」。
客桟も兼ねており、欧米人に人気がある。
(ツインで一泊80元くらい。日本食モドキもある。ネットは無料だが、遅い)。 -
イチオシ
数日間は、この古城の中を歩くだけでも、面白い。
写真は西城楼。
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この旅行記へのコメント (2)
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- katsu nagoyaさん 2007/11/28 11:22:09
- 歩く目線で書いた旅行記が素晴らしい
- 今日初めて旅行記を拝読し、午前中読み耽りました。
私の目指した旅が、ツアー旅行→個人旅行→旅人→生活なのですがなかなかです。同世代ながら、タフな行動力と衰えぬ好奇心に脱帽です。
麦の脱穀風景なつかしい。小さい頃にこの方法で「バタン、バタン」と大豆を脱穀した。
中国式トイレを乗り越えて旅を続けたマヌカンの話に、ちょっと背中を押された思いがした。
又訪問します。
- アリヤンさん からの返信 2007/11/28 13:25:21
- RE: 歩く目線で書いた旅行記が素晴らしい
- katsu nagoyaさん、
同世代のようで、同慶の至りです。
小学校唱歌の「ふるさと」(♪うさぎ追いしあの山、こぶな釣りしかの川♪)の里が日本に無くなって久しいです。
いなかで生まれ、育った当方にとって、ここ数十年の間に失った日本のふるさとの情景は情けないものです。
ヒトのぬくもりが感じられる風景の中で生活がしたいのデス。
ノスタルジアではありません。社会の進化はヒトのぬくもりの部分を巧みに残さねば”進化”とは云えません。
現在、三重の山奥に住んでいますが、今や日本には人里はなれた山村は有りません。もう人里はなれた村は廃村になり不気味に民家が放置されています。もう鄙びた漁村、と云うのも恐らくないでしょう。
「ふるさと」の世界は中国でも急速に姿を消しつつあります。
でもまだまだ残っては居ます。東南アジアにも残っています。
ヨーロッパの田舎にも残っています(進化したカタチで)。
ヒトのぬくもりの残る世界を求めると、ユーラシア大陸、しかもその奥深いところ、となったワケです。
日本の高度成長経済の中でセイザイ消費、浪費、環境汚染生活を勧める片棒を担がされてきました。もうこれからは真摯に消費、浪費、環境汚染生活を避けてつつましく生きていくことにしています。
だから脱浪費とヒトのぬくもりを求めるタビをすることになりました。
今後ともどうぞよろしゅうに。
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