雲南省１：　「ペー（白）族」　の　「大理古城」　

2007/05/18 - 2007/05/18

昆明で両替を済ますと、すぐにバス・ターミナルに行き、大理古城を目指した。

バスの種類で値段が違う。
例えば、ドイツ製ネオプランのバスなら豪華バスの部類で、乗車賃が高い。
ベンツやボルボのバスがNo.２、イタリアのイベコのバスが中型バスで３番手。

南京イベコの組み立て工場を見学したことがある。
意外と忠実にイタリアの技術を踏襲していたので、安心感があった。
それで、一番安いイベコに乗った。

中は汚いし、タバコは吸い放題、タンは吐き放題だったが、車自体は頑丈で悪くは無かった。

一人81元＋4元保険。

現地ネット環境劣悪のため緊急避難ページあり。
http://www.geocities.jp/ariyan9907/2007-1yunnan_004.html（フリーサイズ写真で見やすくなっています）

エリア 大理(中国)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

ベトナム、サパのビアガーデンで出会った、株のデイ・トレーダーの兄ちゃん（日本人）が言っていた。

中国のビザは、ノービザで入っても、大理で延長が出来る、と。
１５日間の滞在しか許されていないので、延長は必要だ。

それで、一刻も早く大理に行くことにした。
人の話だけでは、本当に延長できるのかどうかは、分からない。
実際に自分で確かめるまでは、油断は出来ない。

６月末には、昆明から電車に乗って上海に出て、フェリーに乗って帰国する予定だ。
今回は、少しでも雲南省をゆっくり見てみたい。

それには更に３０日のビザ延長が必要だ。
昆明みたいな大都会で、油を売ってなどはいられない。

早速タクシーでバス・ターミナルへ。

ターミナルは河口からのバスが着いた所と同じで、鉄道駅近くだった。

バスは、すぐに高速道路にでて、快調に飛ばし始めた。

快調に飛ばすバスの窓外に、時々見える村々のたたずまいが、すばらしい。
情緒がある。

どれもがレンガ作りで、茶色のモノ・トーンで、統一感がある。

人の良い、人情感あふれる、田舎の人たちがのんびり住んでいる、「ヒトのぬくもり」が伝わってくるような雰囲気がある。

どんな人たちが、生活しているのか？
早く見たい、気がしてくる。

高速道路のアチコチには、このような標語が大きく書かれてある。

政治的スローガンというより、交通安全スローガンが多かった。

漢字は眺めていると、何となしに意味が分かってしまうから面白い。

昆明の西３７７ｋｍもあるので、バスは高速道路を飛ばしに飛ばす。

タバコの煙と、窓から外に吐く痰の不潔感に悩まされながら。

昼飯休憩。
ドライブ・インで約１時間休憩。

大理白族名物として、「米線」「乳扇」「プーアル茶」などの文字が目立ち始めた。

素朴なレンガ造りの村は、所々に現れては消え、消えてはまた新しい村が出てくる。

ﾜﾚﾜﾚが想像していた、鄙（ひな）びた村々と、そこに住む素朴な人々、のイメージどおりの集落である。

こんなところを、ゆっくり訪問してみたいものだ。

途中の畑には、麦畑が多かった。

大理が近くになってから、ﾜﾚﾜﾚになじみの深い水田が見えてきた。

ちょうど田植えの季節で、多くのお百姓さんが田にでて、共同田植えをしていた。

「中国汽車司机地図冊」なる中国全土交通地図を見ながら、今はドコ、ココはドコ、っと分かっていたので、はるか向こうに見えている湖が、大理のそばにある「ｻﾝｽﾞｲ＋耳　海」であることは、スグに分かった。

昆明を出て約５時間、やっと大理だ。