2007/04/27 - 2007/05/06
206位(同エリア311件中)
トンガリキさん
- トンガリキさんTOP
- 旅行記506冊
- クチコミ0件
- Q&A回答0件
- 708,410アクセス
- フォロワー66人
いよいよ、姉妹飯が開かれる施洞へと出発。
姉妹飯は農暦で年ごとに開催期間が異なり、今年は運良くGWと重なったので、これを目当てに今回の旅を決めた次第です。
開催日は5/2、3日に施洞から徒歩20~30分くらい離れたところにある村で開かれていました。
PR
-
肇興を7時のバスで2時間ほどかけて黎平に向かいます。山道の連続ですが道路状況は快適です。
黎平から凱里向けのバスに乗り換えましたが、このバスが結構くせ者で、バスの助手が何度もエンジンにペットボトルの水を注ぎ込みながら走りましたが、とうとう途中でオーバーヒートしてしまい、エンジンから白い煙が舞い上がり、バスの中は一面真白くなってしまいました。
10時間もかけてやっと凱里に到着したのが、夜の8時。バスターミナルに近い石油賓館にチェックインし、部屋に入ってシャワーを確認すると湯が出ない。フロントに確認すると、ツインは駄目だがドミトリーなら問題ないと言う。ドミトリーはイヤだったのでお金を返してもらい、宿を変更。少し歩いたところにある菅盆坡民族飯店に投宿。 -
凱里から施洞までのバスの中です。2時間ほどして施洞に到着。途中、ミャオ族のおばあさんが車酔いし、窓から吐いていましたが、その人の真向かいに私のバックパックが置いてあったため、乗っている間大丈夫かなと心配していましたが、隣に置いてあった中国人の若い女性のカバンがその悲劇にあっていました。
-
施洞のメインストリートに掲げられていた2日間の姉妹飯節の日程表です。近くでは村人によりパンフレットも配られていました。2日間ともにメインの踊りは午後の3時頃から始まります。
-
祭り会場の看板も隣に掲げられていました。日程の概略はインターネットの情報で何となく把握していましたが、会場の位置感覚はわからなかったので、この看板で把握できました。
-
望江旅館。
祭の状況も把握できたので、次は宿探し。施洞は小さな町のため、祭の期間中の宿探しに難航する恐れも抱いていました。通りに「望江旅館」という看板を目にして、「旅館」というからには「招待所」よりも少しはマシであろうと単純に考えて、建物の前まで行くと宿の主人に呼び止められて、宿泊したい旨言うと即OKの返事が帰ってきました。部屋も悪くなく、お湯シャワーもあるので、ホッと旨を撫で下ろしました。
(一部屋2ベッド分80元/日) -
ウェルカムドリンクならぬウェルカム姉妹飯です。
姉妹飯とはもち米に色をつけた食べ物でこの祭の期間中に作って振舞われます。チェックインしたときに部屋まで持ってきてくれました。特に味はなく普通のもち米と一緒でしたが、夕食に食べた炊き立ての姉妹飯はおいしかったです。 -
昼食、夕食はこの宿で出してくれるので、日本の民宿のようなものです。昼食はこの日に泊まっている中国人とちゃぶ台を囲んで一緒にとりました。
野菜を多く使ったあっさりした味付けで、とてもおいしかったです。特に湯がいた野菜を冷やしたものを少し酸っぱめのスープに入れた料理がおいしくて、日本人好みだと思います。 -
宿の前が市場となっていて、あひるや鶏などが売られていました。
-
鶏を買い求める人々。
-
アヒルの皮むき屋です。
生きたアヒルをその場で絞めて湯がき、右の脱水機のようなものにアヒルをいれて、ガーと回して羽を取り除き、表皮を取り除いて完成です。所要10分くらい。 -
宿の女性も姉妹飯に行くらしく、おばあさんが着付けを手伝っていました。
-
宿の玄関で記念撮影。
-
この日は施洞から徒歩30分くらい離れた楊家寨の河原で、盛装したミャオ族が集まるとのことなので、泊り客一緒に午後出発。途中でミャオ族の可愛らしい親子連れがいました。
-
このおばさんは鶏を担いでいます。
-
今日のお祭の舞台となる河原に到着しました。結構な人だかりですが、日本でいうとかなり田舎の花火大会くらいでしょうか。河原ではすでに踊りが始まっていますがまだ銀飾りの女の子はまばらです。
-
河原のそばの階段に座って待っていると、隣に座っていた子供とおばあさんがおもむろに銀飾りの着付けを始めました。着付けは河原のそばで家族が行って、それから舞台である河原に向かうようで、着付けを始める家族連れが多くなって来ました。
-
河原のそばの小高い丘の一角が、銀飾りの衣装へ着替える場所になっていました。
-
子供の着付けをする家族。
-
-
着付けが終わって盛装したミャオ族の女の子。
-
このお祭で盛装したミャオ族の女の子のほとんどは、写真撮影にもイヤな顔ひとつせず笑顔で応じてくれるので、一帯は大撮影大会となっていました。
-
衣装を着飾った女性が河原の舞台へと下りてゆきます。
-
姉妹飯の踊りも最高潮になってきました。
-
河原では銀の装飾をまとって盛装した女の子が輪になって踊っていました。踊ると言っても銀の装飾はかなり重く、派手な動きをすると飾りが外れてしまうので、歩く速さで少しステップを踏むようなものです。
-
これだけの衣装を着飾った人々が輪になって練り歩く様は見ていて圧巻です。
-
女の子だけでなく子供も盛装して踊っています。
-
輪の中心で太鼓を叩いてリズムを取ります。大体はおばあさんが叩いていますが、たまたま銀飾の女の子が叩いていました。
-
この女の子が一番人気がありました。
-
-
この女性も漢族男性の写真相手として引っ張りだこでした。
-
水を飲む時もカメラ目線で応えてくれます。
-
川では鵜飼いがいました。
-
河原では闘牛大会も開かれていました。牛の品評をしている最中に闘う相手の牛が突進してきたので、皆逃げ周り少し恐かったです。
-
姉妹飯も夕方終わり、歩いて施洞に帰ります。途中の風景。
-
宿での夕飯です。
この日は泊り客が多かったので(おそらく1年で最も多い)、我々は厨房で宿の主人の家族と一緒に食事をとりました。ホームステイ感覚も味わうことができたので、この宿を探すことが出来て本当に良かったです。 -
河原で知り合いになった上海在住の日本人の方と一緒に、川沿いの埠頭で開かれる夜会を見に行きました。彼女は2年間も上海に住んでいるので中国語が堪能で、中国人との会話も問題なかったのでとても羨ましかったです。私はというと、独学でボチボチやっているくらいなので、英語で言うと中学一年から中二レベルです。でも何とか筆談なしでまだやれています。
-
歌会です。
明るいように見えますがフラッシュをたいているからで、実際は真っ暗で何も見えません。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- yuk-inaさん 2009/02/28 15:01:26
- いいですね
- はじめまして、yuk-inaと申します。
少数民族に会うツアーに参加したいな考えていて、トンガリキさんの旅行記に辿り着きました。
親子連れの自然な顔、頭飾りで目が覆われた子どもの写真にグッときました^^
銀の装飾はゴージャスですね。私も実物を見てみたいです。
鳥の皮むき屋は見たいような怖いような。
生き物を食料にさせてもらってる有難みを感じられそうです。
- トンガリキさん からの返信 2009/02/28 18:18:30
- RE: いいですね
- はじめまして、yuk-inaさま。
ご来訪いただきありがとうございます。
この施洞の姉妹飯のお祭りは本当にオススメです。全身に銀の装飾をまとった女の子が輪になって踊る姿は、今でも脳裏に焼き付いています。姉妹飯は中国の農暦での開催なので、年によって時期は異なり、また場所は不便なところで行われますが、それを上回る楽しみが待っていますので、ぜひとも訪ねてください。
鳥の皮むき屋は雲南の田舎でも見かけたので、中国ではポピュラーなのかも知れません。でも市場の真ん中で堂々とこのような商売ができるのは、さすが中国だと思いました。
それでは。トンガリキ
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
中国 の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 貴州をめぐる旅
2
37