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<旅行計画><br /> 今回のグループ旅行は紆余曲折しました。最初はキャンセル待ちでベトナム旅行を計画していましたが、ぎりぎりになっても成立しませんでした。それで、こちらは諦めることとして、日程が確実な台北旅行に振り替えました。折角予定した旅行ですから、こちらも駄目な場合は、押さえに韓国旅行の話も視野に入れておきました。<br /> 期日も中々決まりませんでしたが、結局11月21日の日曜日出発23日の火曜日帰国の2泊3日となりました。23日は勤労感謝の日ですから、一日の休暇で済むことになります。延泊の話もありましたが、これは、残念ながら実現しませんでした。<br /><br /><旅のメンバー><br /> 旅のメンバーは、私を含めて4名です。いつものMuさんと、韓国旅行でご一緒したKtさん、そして今回が初めてご一緒させていただくKwさんです。<br /> 旅行に先立って2回ほどの打合せをしました。正確に言えば、打合せと言う名目の飲み会です。1回目は名古屋の金山です。この時は、主にKtさんのご希望を聞きました。「何としても台湾に来たい」がKtさんの希望でした。2回目は岡崎での打合せでした。この時は、Kwさんを含めて、総勢4名でした。今回の旅行のフルメンバーです。台湾旅行が決定した後でした。<br /> 岡崎での打合せには、この年の旅行記をプレゼント用に持参しました。3月の台北・基隆旅行記、6月のフランス旅行記などです。10月から11月初めにかけての上海・杭州旅行記は作成途中でした。今回の旅行記も出来上がったら皆さんにプレゼントする約束をしておきました。<br /> その手造り本の作成が、つい、延び延びになって年を越しました。全く申し訳ありません。<br /><br /><台北旅行のポイント><br /> 飲み会での話です。最終決定ではありませんでしたが、「旅行社を使ってオールフリータームの計画にする」ことのほか、「台北をメインに近郊の見学をする」等でした。<br /> その後、Muさんともメールや電話で打ち合わせた結果、「ホテルはMRTの利用が便利なハワードプラザを利用、近郊の観光地は烏来(ウーライ)に行く」などを決めました。<br /> この計画ですと、私の場合、ハワードプラザホテルの宿泊は3回目ですし、MRTの利用方法も何度も経験していますから、皆さんをご案内するにも支障がないと判断しました。晩酌では、私の行きつけのお店「伝統」へのご案内も簡単です。<br /> 旅行予約は、纏めてMuさんにやって頂くことにしました。岡崎のHI*のお店です。パスポートなどの必要情報は、Eメールを使ってMuさんにお送りしました。一応コース名は付いていました。「日本アジア航空で行く 気軽に台北3日間」でした。<br /><br /><私の旅のテーマ><br /> 台北旅行の私のテーマは、故宮博物館の見学です。65万点以上とも言われる中国の至宝が、半年に1回の展示入れ替えがありますので、定期的な見学をすることです。計算上は、全ての展示入れ替えは16、7年かかるとも言われています。気長に見学する計画です。<br /> しかし、今回の旅行は日程が短く、その余裕はありませんので、最初から見学からは外していました。短い時間で慌しく見学しても、それは詮無いことです。<br /> もう1つの旅のテーマが総統選後の台湾の政情、世情でした。3月末の旅行の時は、丁度、総統選の開票結果が発表される時期と重なり、国全体が沸騰していました。日本では長く見られなかった光景です。「台湾旅行記3」に纏めておきました。<br /> 日本では、長らくこのような光景を目にしたことはありません。おそらく、1960年や1970年の日米安全保障条約改定の時の政情、世情にまで遡るのではないでしょうか。日本国憲法の改正が俎上に上がっていますが、賛成、反対を巡って国民運動のレベルまで議論が沸くかどうか疑問に思えます。政治や国の仕組み、国の安全等に関して、完全に近いほど冷め切った国民になってしまったようです。世界の常識から考えると、少なからず背筋に冷たいものを感じます。<br /> 今回の小旅行では、台湾の国政選挙、総選挙の真っ最中でした。総統選と併せ、国の行き先の大きな選択の時期を、目の当たりにすることが出来ました。<br /> 総統選挙は陳水扁与党側の勝利、今回の旅行を終わってからのことですが、総選挙は連戦野党側の勝利に終わりました。台湾としては微妙なバランスで選択したようです。<br /><br /><br /><2004年11月21日(日)><br /> <br /> 今日が2泊3日の台北・烏来旅行の初日です。私の場合、この月は10月30日から11月7日までの9日間の上海・杭州旅行から戻って間もない次期でした。ほとんど同時に、中国本土と台湾旅行を経験できるのも貴重な経験です。実は、前にもこの経験をしたことがあります。この時は先に台湾の故宮博物館を見学し、その後で北京の故宮、紫禁城を見学した時でした。<br /><br /><名古屋出発><br /> はじめに、1日の休暇で3連休になることを書いておきましたが、この日は大変なラッシュとなりました。普段の旅行ですと、2時間前に空港に到着した後は、搭乗手続きを終えれば、無料シャトルバスで国内線ロビーに向かうところです。<br /> 出発便は10時丁度発の日本アジア航空のEG283便でした。ゴールデンウィークを凌ぐような混み様でした。出発時間が迫った人達が「すみません、先に通してください」、「エクスキューズ・ミー」を連発して先を争っていました。空港係員の方も、トランシーバーを片手に大忙しでした。とうとう、「最後尾」の看板を持った係員まで登場でした。そんな状況でしたから、とても国内線に向かう余裕などありませんでした。<br /> 混んではいましたが、4人ともスムーズに出国審査を終えました。何のトラブルもなかったようです。もし、国内線の方へ向かって、生ビールでも飲んでいたら、私達が「すみません、先に通してください」となっていたかも知れません。<br /><br /><台北到着、ホテルへ><br /> フライト時間は2時間半ほどです。短いものの、快適な空の旅でした。機内は、ほとんど満席でした。飲み物には、赤と白のフランスワインが用意されていました。実は、これが私流の機内サービスの判断基準です。ワインサービスがあればOKです。コップに注いでいただくより、小瓶のボルドーが用意されていれば、申し分ありません。<br /> HI*の現地係員の方とは直ぐに合流できましたが、かなりの時間待たされました。別の便で到着する人達を待ったためです。その待ち時間を利用して、Muさんと空港アクセスについての下調べをしました。次回以降の、旅行社を利用しない個人旅行のためです。<br /> 実は3月の旅行の時に現地係員の方からリムジンバスなどの位置を聞いていましたから、その確認でした。切符売り場なども確認しましたが、空港の立地条件から言って、多くのバスが台北市内往きでした。漢字表記ですから、行き先や経過地の判読にも、心配がありませんでした。<br /> 個人旅行の場合、後はホテル予約の問題です。こちらはインターネットでの予約も出来ますから、心配ありません。ただし、格安のホテルはインターネット申し込みができないようです。<br /><br /><ホテル到着、MRTの一日券で出発><br /> ホテルへチェックインする前に必ず避けて通れないのが免税店への立ち寄りです。これは、格安パック旅行の義務ですからお付き合いは仕方がありません。その免税店は、前にも何度か立ち寄ったことがある地下のお店でした。その時もHI*さんの格安パックでしたから、当然かも知れません。<br /> 30分ほど免税店で時間を潰したあと、最初に私達のホテルに案内してもらいました。免税店からは、ハワードプラザの場合、いつも最寄のホテルになっているようです。現地ガイドさんも、我々の場合、完全自由旅行なのをご承知なので、ホテルのチェックインだけ手伝ってもらいました。帰りの日の時間だけを確認して、早々にお別れしました。<br /> 『お迎えは、別の現地ガイドになるでしょう』<br /> と、言ったことも、いつも通りのことでした。<br /> 短い旅程なので、ホテルは相部屋にして旅行費の節約をしました。人数が4人と偶数なのも好都合でした。部屋割りは、KwさんとMuさん、Ktさんと私の組み合わせとなりました。<br /> 荷物を部屋に置いた後、直ぐに市内散策に出かけました。何しろ時間がありません。まずはMRTの最寄駅、忠孝復興(ツォンシァオ・フーシン)を目指して北へ向いました。駅までは10分とかかりません。何度も行き来した経路です。エスカレータで登った改札口で<br /> 『ワンディ・パス プリーズ』<br /> と頼めば、筆談の必要もありません。その場で各人がサインをして、裏口の様なところから改札を通りました。ここも勝手知ったる通り道です。<br /> ワンディ・パスは、1枚150元です。3.5円/元で換算しますと、525円となります。初乗り料金は20元ですから、3、4箇所も観光地巡りや食事で移動すれば元が引ける勘定になります。それと、毎回切符を買い求める必要がないだけでも時間の節約になります。<br />皆さんの意見も一致しましたので、共用の財布の中から、600元を出して4枚買い求めました。ついでに私が会計幹事を引き受けました。<br /> 共用の財布の中には、1万円づつ出し合った4万円と、Muさんから預かった旅行券の残金を足した5万円を両替した、1万5100元が原資です。旅行券の残金の一部は、既に名古屋空港で「円」で使用していました。付録に会計記録を纏めておきました。<br /><br /><龍山寺><br /> 目指す最初の見学地は龍山寺(ロンサンスー)です。改札口を潜った後は、長いエスカレータに乗って、地下鉄の南港線まで一気に地階まで下ります。この東西に走る線路は、MRTでも一番乗降客が多い線路のようです。名古屋に例えるなら、地下鉄東山線と言ったところです。<br /> 忠孝復興駅から3つ目が台北駅である台北車站(タイペイ・ツォーツァン)駅です。更にここから西へ2つ目の駅が、龍山寺駅です。途中、乗換えの必要はありません。乗車して、ほぼ10分の距離です。まだ明るいうちに到着しました。<br /> 地下鉄駅から龍山寺までは歩いて5分ほどです。駅付近の再開発工事が進んでおり、足元は少し悪くなっていました。境内は、明るい内から参拝客で賑わっていました。赤暖簾のお店みたいに、「明るいうちから」などといった表現が適当かどうかは、知りません。夜になってライトアップされると、更に参拝客で混み合いますから、ついこんな表現になってしまいました。<br /> 境内を散策し、記念写真を撮った後で、いったんは龍山寺に別れを告げました。この夜、ライトアップされたお寺を見学に、もう一度やって来る予定のためでした。<br /><br /><華西街観光夜市、私の晩酌処、「伝統」><br /> 台北旅行の際に晩酌の定番のお店になっているのが「伝統」の看板が掛かった小さなお店です。華西街観光夜市の一角にあります。この店には、3月の旅行の時にも、何度も顔を出しましたから、場所は正確に覚えていました。それでも、今回は皆さんとご一緒なので、明るいうちに場所を再確認しておきました。もちろん直ぐに場所は確認できましたが、晩酌の時間には早過ぎました。<br /> 場所を再確認した後は、華西街観光夜市の見学です。アーケード街には足裏マッサージの店も何軒もありましたから、ついでにその店探しも兼ねました。<br /> アーケード街や出始めた屋台のお店を見学しているうちに、次第と暗くなってきました。そろそろ、晩酌の時間になりました。晩酌が嫌いな人はいませんので、直ぐに話が纏まって「伝統」のお店に行くことになりました。話し合うと言うより、「阿吽(あうん)の呼吸」と言った方が正しいかも知れません。<br /> 皆さんをお誘いして、お店のママが私のことを記憶してなかったら、格好が付きませんが、ちゃんと覚えてくれていました。少し大きめのテーブルの方で一人で座っていた人を小さい方のテーブルにママが移動させてくれて、広いテーブル席の方に着きました。席を譲ってくれた人には、ちゃんと「シェ シェ」とお礼を言っておきました。<br /> 料理の注文は、いつも通りガラスのネタケースの素材を指差しです。直ぐに食べられる調理済みのつまみも含めて、5、6種類を選択しました。ビールは「タイワンピーチュ」で注文し、紹興酒はホテルのメモ用紙に漢字で書いたものを予め用意しておきましたので、筆談で注文しました。<br /> 紹興酒の注文が、毎回これではいけませんので、中国語の読み方も勉強しておこうと思います。手元の中日辞典の発音表記は「シャォシングチィゥ」とあります。しかし、かなり発音が難しそうです。割り切って「シャオシンチュー」当たりの発音で通じないかどうか、試してみる積りです。でも、通じないと困るので、筆談の用意だけはして置こうと考えています。<br /> 勘定を頼んだら、メモした料金と同時に、サービス品のデザートの蜜柑が出てきました。これも毎回のことです。請求は1900元でしたが、お釣りの100元はチップで渡しておきました。日本円に換算すれば、一人当たり1700円程の晩酌代でした。更に安い中国本土での料金も知っていますから、安いとはいえないかも知れませんが、旅行社を使った食事に比べれば、かなり格安のはずです。<br /><br /><夜の龍山寺><br /> ほろ酔い気分で、ライトアップされた龍山寺をこの日二度目の見学です。MRTの龍山寺駅への順路に当たりますので好都合です。このお寺にはいくつかエピソードがあります。その1つを、ガイドブックを参考にしながら記しておきます。一度だけ、現地ガイドさんからもお聞きしたことがあるエピソードです。<br /> 『太平洋戦争の最中のことです。龍山寺は観音菩薩のご利益に授かろうとした人達の避難場所になっていました。空襲警報が鳴ると、周辺の住民が境内に集まってきたそうです』<br /> 『ある夜、いつもは30〜40人は寝泊りする境内なのに、なぜか頭痛や、腹痛のために7〜8人か泊まっていなかったそうです。その人たちも、いつもになく蚊が煩いので、自宅へ帰って行ったそうです』<br /> 『その時、米軍のB29爆撃機の来襲があり、総統府と間違えて龍山寺に焼夷弾を落としました。B29はレーダーを避けて、その日に限って海面すれすれに飛来し、空襲警報が鳴らなかったようです』<br /> 『もし、空襲警報が鳴れば、自宅にいた人達が、何時ものように龍山寺に集まってきたかも知れません』<br /> 『この時、龍山寺は石柱までが倒壊し、消失しましたが、人は、もぬけの殻だったため、死者は一人も出なかったそうです。また、木造の観音菩薩は蓮座に座ったまま無傷でした』<br /> 『観音菩薩は、このことにより、より一層篤い信仰を仰ぐことになったと言われます。今も、その立派なお姿を拝観することができます』<br /> と、言ったエピソードでした。かつて現地ガイドさんにお聞きしたことでは、<br /> 『このお寺で賽銭はいりません。寄進だけで有り余っています』<br /> と、言った話があります。この日も寄進された仏像絵などを無料で戴きましたが、その中でも、観音像が圧倒的に多くありました。棚に山積みされた、立派なお経の本なども寄進されたもので、自由に持ち帰ることができます。<br /> この夜、大きなお線香を戴いて、境内の各所を回って諸神に上げてきました。この赤いお線香も、お賽銭は無用です。Muさんは、手ごろなお経の本を探されていたようです。<br /><br /><士林夜市見学><br /> 次の見学地は士林観光夜市です。MRTでは台北駅まで行き、そこからは南北の淡水線への乗換えです。台北駅からは北へ5つ目の剣潭(チェンタン)駅か、6つ目の士林(スーリン)駅が最寄り駅です。この日は、手前の剣潭駅で降りて、北に向かいました。<br /> 私は何度か訪れましたが、Muさんは久し振りだったようです。KwさんとKtさんは初めてです。私の最近の印象を<br /> 『付近に学校も多く、どちらかと言えば、若い人主体の夜市です」<br /> また、<br /> 『食べるお店は沢山ありますが、飲む場所は少ないですよ』<br /> と、事前に伝えておきました。この日も家族連れや若い人で溢れかえっていました。<br /> 晩酌の店が全くないわけではなく、探せば少しはあります。夜市見学の後に、その1軒に入りました。お店の先客で、日本語が堪能な方が見えましたので、少し賑やかな晩酌となりました。この日2回目ですが、歩いてお腹を空かせたところでしたから、仕切り直しの晩酌です。この時はお酒は少し控えて、ビールだけにしておきました。<br /> 晩酌を終えての帰りは、北へ歩いて士林駅を目指しました。ところが、進路を少し西へ振りすぎたらしく、一向にMRTの駅が見えてきません。そこで、今度は南下をしてMRTの駅を探しました。本当は、道に迷うような場所ではありませんが、2回目の晩酌が効いたのかも知れません。<br /><br /><中正紀念堂見学><br /> 本日最後の見学地が中正紀念堂(ツォンチョン・チーニェンタン)です。この見学は完全に日が落ちてからでした。昼間の衛兵交代儀式は観光スポットですが、夜は閑散としていました。蒋介石元総統を記念する公園と建物があります。<br /> 3月の総統選挙の際は、野党支援の人達の拠点として緊迫感がありましたが、この夜はまるで人影がありませんでした。夜は寂しくなり過ぎて、若い人達のデートスポットとしても敬遠されているようです。<br /> 正面の「大中至正」の掲額がある門から入場しました。この文字は「何事にも中庸が正しい」の意味で、蒋介石の筆になるものです。敷地の広さは25万平方メートルとされます。仮に南北の幅を250mと仮定しますと、東西の奥行きは1kmとなる規模です。幅が300mとすれば、800m余となります。<br /> そんな広い敷地ですから、遠くに中正紀念堂らしき明かりは見えましたが、そこまで歩くのは止めました。往復で1.5km程は歩くことになりそうなためです。芸文広場の先にある瞻仰大道と呼ばれる部分だけでも480mあります。<br /> この日はMRT一日券の有効活用を兼ねて、夜の中正紀念堂の見学でした。国際飛行場の名称にも使われている「中正」は蒋介石の号です。先に示しておきました「大中至正」から選択された文字かも知れません。以前、そのような説明を、ガイドさんから聞いたような記憶もあります。<br /><br /><オールドパーでの反省会><br /> 夜は、名古屋空港で手に入れてきたオールドパーで反省会です。特別に反省をすることも見当たりませんが、ともかく、反省会です。正確に言えば反省会という名の本日最後の飲み会です。つまみは屋台で焼き栗などを少し手に入れてきました。<br /> 反省会はさておいて、翌日の計画を相談しました。その結果、早く朝食を済ませて、朝一番に烏来(ウーライ)見学に出かけることにしました。これは予定通りの行動です。烏来は私も初めての見学地なので楽しみにしていました。明日は、この地に棲む先住民族であるタイヤル族の民族舞踊の見学も楽しみです。<br /><br /><br />  機中で<br /> 旅の友オールドパーをこの度も携え友と空に飛立つ<br /><br /> 台湾の北端左に旋回し疎らな雲を見つつ降行く<br /><br /> この春の総統選の熱冷ぬ年の瀬近き国会選挙<br /><br />  龍山寺で<br /> 人々の篤き信仰弥増して供えは溢れ香煙尽ず<br /><br /><br />*手造り旅行記<台湾旅行記4・台北、烏来を訪ねて>の元資料の本文目次です。<br /><br /><目 次><br /><br /><はじめに><br />旅行計画(1)<br />旅のメンバー(2)<br />台北旅行のポイント(2)<br />私の旅のテーマ(3)<br /><br /><2004年11月21日(日)><br />名古屋出発(4)<br />台北出発、ホテルへ(5)<br />ホテル到着、MRTの一日券で出発(5)<br />龍山寺(6)<br />華西街観光夜市、私の晩酌処、「伝統」(7)<br />夜の龍山寺(8)<br />士林夜市見学(9)<br />中正紀念堂見学(10)<br />オールドパーでの反省会(10)<br /><br /><2004年11月22日(月)><br />ホテルの朝食、新店へ(12)<br />烏来へ(13)<br />トロッコ電車(14)<br />先住民族舞踊(15)<br />烏来商店街の中で昼食(16)<br />淡水へ(16)<br />西北端でのフェリー遊覧(17)<br />淡水河沿いの散策路(18)<br />新北投温泉街(18)<br />今日は早めに足裏マッサージ(19)<br />今日は違ったお店で晩酌(19)<br />夜はやっぱり反省会(20)<br /><br /><2004年11月23日(月)><br />総統府見学(22)<br />はじめと終わりは免税店で(23)<br /><br /><おわりに><br />謝辞(25)<br /><br /><br />*写真目次です。<br /><br /><写真目次><br /><br />名古屋出発(1)<br />台北到着(3)<br />龍山寺見学(6)<br />華西街観光夜市見学(7)<br />行きつけの店での晩酌(9)<br />夜の龍山寺見学(11)<br />士林夜市見学(13)<br />中正紀念堂見学(20)<br />11月22日、ホテル近くで(26)<br />烏来へ(27)<br />烏来到着(31)<br />烏来の商店街(34)<br />先住民族村へ(36)<br />先住民族、タイヤル族舞踊観劇(42)<br />烏来での昼食(51)<br />淡水へ(53)<br />新北投温泉街(80)<br />再び華西街観光夜市へ(88)<br />ホテル出発(94)<br /><br /><付録1> 総統府参観記念絵葉書(99)<br /><付録2> 総統府参観パンフレット(102)<br /><付録3> 歴代総統文物展パンフレット(108)<br /><付録4> 金門島関係資料<br /><付録5> チケット、領収証類<br /><付録6> 会計記録<br />

2004秋、台湾旅行記4(1):11月21日(1)出発・龍山寺、華西街夜市、士林夜市

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2004/11/21 - 2004/11/23

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旅行記グループ 2004秋、台湾旅行記4

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旅人のくまさん

旅人のくまさんさん

<旅行計画>
 今回のグループ旅行は紆余曲折しました。最初はキャンセル待ちでベトナム旅行を計画していましたが、ぎりぎりになっても成立しませんでした。それで、こちらは諦めることとして、日程が確実な台北旅行に振り替えました。折角予定した旅行ですから、こちらも駄目な場合は、押さえに韓国旅行の話も視野に入れておきました。
 期日も中々決まりませんでしたが、結局11月21日の日曜日出発23日の火曜日帰国の2泊3日となりました。23日は勤労感謝の日ですから、一日の休暇で済むことになります。延泊の話もありましたが、これは、残念ながら実現しませんでした。

<旅のメンバー>
 旅のメンバーは、私を含めて4名です。いつものMuさんと、韓国旅行でご一緒したKtさん、そして今回が初めてご一緒させていただくKwさんです。
 旅行に先立って2回ほどの打合せをしました。正確に言えば、打合せと言う名目の飲み会です。1回目は名古屋の金山です。この時は、主にKtさんのご希望を聞きました。「何としても台湾に来たい」がKtさんの希望でした。2回目は岡崎での打合せでした。この時は、Kwさんを含めて、総勢4名でした。今回の旅行のフルメンバーです。台湾旅行が決定した後でした。
 岡崎での打合せには、この年の旅行記をプレゼント用に持参しました。3月の台北・基隆旅行記、6月のフランス旅行記などです。10月から11月初めにかけての上海・杭州旅行記は作成途中でした。今回の旅行記も出来上がったら皆さんにプレゼントする約束をしておきました。
 その手造り本の作成が、つい、延び延びになって年を越しました。全く申し訳ありません。

<台北旅行のポイント>
 飲み会での話です。最終決定ではありませんでしたが、「旅行社を使ってオールフリータームの計画にする」ことのほか、「台北をメインに近郊の見学をする」等でした。
 その後、Muさんともメールや電話で打ち合わせた結果、「ホテルはMRTの利用が便利なハワードプラザを利用、近郊の観光地は烏来(ウーライ)に行く」などを決めました。
 この計画ですと、私の場合、ハワードプラザホテルの宿泊は3回目ですし、MRTの利用方法も何度も経験していますから、皆さんをご案内するにも支障がないと判断しました。晩酌では、私の行きつけのお店「伝統」へのご案内も簡単です。
 旅行予約は、纏めてMuさんにやって頂くことにしました。岡崎のHI*のお店です。パスポートなどの必要情報は、Eメールを使ってMuさんにお送りしました。一応コース名は付いていました。「日本アジア航空で行く 気軽に台北3日間」でした。

<私の旅のテーマ>
 台北旅行の私のテーマは、故宮博物館の見学です。65万点以上とも言われる中国の至宝が、半年に1回の展示入れ替えがありますので、定期的な見学をすることです。計算上は、全ての展示入れ替えは16、7年かかるとも言われています。気長に見学する計画です。
 しかし、今回の旅行は日程が短く、その余裕はありませんので、最初から見学からは外していました。短い時間で慌しく見学しても、それは詮無いことです。
 もう1つの旅のテーマが総統選後の台湾の政情、世情でした。3月末の旅行の時は、丁度、総統選の開票結果が発表される時期と重なり、国全体が沸騰していました。日本では長く見られなかった光景です。「台湾旅行記3」に纏めておきました。
 日本では、長らくこのような光景を目にしたことはありません。おそらく、1960年や1970年の日米安全保障条約改定の時の政情、世情にまで遡るのではないでしょうか。日本国憲法の改正が俎上に上がっていますが、賛成、反対を巡って国民運動のレベルまで議論が沸くかどうか疑問に思えます。政治や国の仕組み、国の安全等に関して、完全に近いほど冷め切った国民になってしまったようです。世界の常識から考えると、少なからず背筋に冷たいものを感じます。
 今回の小旅行では、台湾の国政選挙、総選挙の真っ最中でした。総統選と併せ、国の行き先の大きな選択の時期を、目の当たりにすることが出来ました。
 総統選挙は陳水扁与党側の勝利、今回の旅行を終わってからのことですが、総選挙は連戦野党側の勝利に終わりました。台湾としては微妙なバランスで選択したようです。


<2004年11月21日(日)>
 
 今日が2泊3日の台北・烏来旅行の初日です。私の場合、この月は10月30日から11月7日までの9日間の上海・杭州旅行から戻って間もない次期でした。ほとんど同時に、中国本土と台湾旅行を経験できるのも貴重な経験です。実は、前にもこの経験をしたことがあります。この時は先に台湾の故宮博物館を見学し、その後で北京の故宮、紫禁城を見学した時でした。

<名古屋出発>
 はじめに、1日の休暇で3連休になることを書いておきましたが、この日は大変なラッシュとなりました。普段の旅行ですと、2時間前に空港に到着した後は、搭乗手続きを終えれば、無料シャトルバスで国内線ロビーに向かうところです。
 出発便は10時丁度発の日本アジア航空のEG283便でした。ゴールデンウィークを凌ぐような混み様でした。出発時間が迫った人達が「すみません、先に通してください」、「エクスキューズ・ミー」を連発して先を争っていました。空港係員の方も、トランシーバーを片手に大忙しでした。とうとう、「最後尾」の看板を持った係員まで登場でした。そんな状況でしたから、とても国内線に向かう余裕などありませんでした。
 混んではいましたが、4人ともスムーズに出国審査を終えました。何のトラブルもなかったようです。もし、国内線の方へ向かって、生ビールでも飲んでいたら、私達が「すみません、先に通してください」となっていたかも知れません。

<台北到着、ホテルへ>
 フライト時間は2時間半ほどです。短いものの、快適な空の旅でした。機内は、ほとんど満席でした。飲み物には、赤と白のフランスワインが用意されていました。実は、これが私流の機内サービスの判断基準です。ワインサービスがあればOKです。コップに注いでいただくより、小瓶のボルドーが用意されていれば、申し分ありません。
 HI*の現地係員の方とは直ぐに合流できましたが、かなりの時間待たされました。別の便で到着する人達を待ったためです。その待ち時間を利用して、Muさんと空港アクセスについての下調べをしました。次回以降の、旅行社を利用しない個人旅行のためです。
 実は3月の旅行の時に現地係員の方からリムジンバスなどの位置を聞いていましたから、その確認でした。切符売り場なども確認しましたが、空港の立地条件から言って、多くのバスが台北市内往きでした。漢字表記ですから、行き先や経過地の判読にも、心配がありませんでした。
 個人旅行の場合、後はホテル予約の問題です。こちらはインターネットでの予約も出来ますから、心配ありません。ただし、格安のホテルはインターネット申し込みができないようです。

<ホテル到着、MRTの一日券で出発>
 ホテルへチェックインする前に必ず避けて通れないのが免税店への立ち寄りです。これは、格安パック旅行の義務ですからお付き合いは仕方がありません。その免税店は、前にも何度か立ち寄ったことがある地下のお店でした。その時もHI*さんの格安パックでしたから、当然かも知れません。
 30分ほど免税店で時間を潰したあと、最初に私達のホテルに案内してもらいました。免税店からは、ハワードプラザの場合、いつも最寄のホテルになっているようです。現地ガイドさんも、我々の場合、完全自由旅行なのをご承知なので、ホテルのチェックインだけ手伝ってもらいました。帰りの日の時間だけを確認して、早々にお別れしました。
 『お迎えは、別の現地ガイドになるでしょう』
 と、言ったことも、いつも通りのことでした。
 短い旅程なので、ホテルは相部屋にして旅行費の節約をしました。人数が4人と偶数なのも好都合でした。部屋割りは、KwさんとMuさん、Ktさんと私の組み合わせとなりました。
 荷物を部屋に置いた後、直ぐに市内散策に出かけました。何しろ時間がありません。まずはMRTの最寄駅、忠孝復興(ツォンシァオ・フーシン)を目指して北へ向いました。駅までは10分とかかりません。何度も行き来した経路です。エスカレータで登った改札口で
 『ワンディ・パス プリーズ』
 と頼めば、筆談の必要もありません。その場で各人がサインをして、裏口の様なところから改札を通りました。ここも勝手知ったる通り道です。
 ワンディ・パスは、1枚150元です。3.5円/元で換算しますと、525円となります。初乗り料金は20元ですから、3、4箇所も観光地巡りや食事で移動すれば元が引ける勘定になります。それと、毎回切符を買い求める必要がないだけでも時間の節約になります。
皆さんの意見も一致しましたので、共用の財布の中から、600元を出して4枚買い求めました。ついでに私が会計幹事を引き受けました。
 共用の財布の中には、1万円づつ出し合った4万円と、Muさんから預かった旅行券の残金を足した5万円を両替した、1万5100元が原資です。旅行券の残金の一部は、既に名古屋空港で「円」で使用していました。付録に会計記録を纏めておきました。

<龍山寺>
 目指す最初の見学地は龍山寺(ロンサンスー)です。改札口を潜った後は、長いエスカレータに乗って、地下鉄の南港線まで一気に地階まで下ります。この東西に走る線路は、MRTでも一番乗降客が多い線路のようです。名古屋に例えるなら、地下鉄東山線と言ったところです。
 忠孝復興駅から3つ目が台北駅である台北車站(タイペイ・ツォーツァン)駅です。更にここから西へ2つ目の駅が、龍山寺駅です。途中、乗換えの必要はありません。乗車して、ほぼ10分の距離です。まだ明るいうちに到着しました。
 地下鉄駅から龍山寺までは歩いて5分ほどです。駅付近の再開発工事が進んでおり、足元は少し悪くなっていました。境内は、明るい内から参拝客で賑わっていました。赤暖簾のお店みたいに、「明るいうちから」などといった表現が適当かどうかは、知りません。夜になってライトアップされると、更に参拝客で混み合いますから、ついこんな表現になってしまいました。
 境内を散策し、記念写真を撮った後で、いったんは龍山寺に別れを告げました。この夜、ライトアップされたお寺を見学に、もう一度やって来る予定のためでした。

<華西街観光夜市、私の晩酌処、「伝統」>
 台北旅行の際に晩酌の定番のお店になっているのが「伝統」の看板が掛かった小さなお店です。華西街観光夜市の一角にあります。この店には、3月の旅行の時にも、何度も顔を出しましたから、場所は正確に覚えていました。それでも、今回は皆さんとご一緒なので、明るいうちに場所を再確認しておきました。もちろん直ぐに場所は確認できましたが、晩酌の時間には早過ぎました。
 場所を再確認した後は、華西街観光夜市の見学です。アーケード街には足裏マッサージの店も何軒もありましたから、ついでにその店探しも兼ねました。
 アーケード街や出始めた屋台のお店を見学しているうちに、次第と暗くなってきました。そろそろ、晩酌の時間になりました。晩酌が嫌いな人はいませんので、直ぐに話が纏まって「伝統」のお店に行くことになりました。話し合うと言うより、「阿吽(あうん)の呼吸」と言った方が正しいかも知れません。
 皆さんをお誘いして、お店のママが私のことを記憶してなかったら、格好が付きませんが、ちゃんと覚えてくれていました。少し大きめのテーブルの方で一人で座っていた人を小さい方のテーブルにママが移動させてくれて、広いテーブル席の方に着きました。席を譲ってくれた人には、ちゃんと「シェ シェ」とお礼を言っておきました。
 料理の注文は、いつも通りガラスのネタケースの素材を指差しです。直ぐに食べられる調理済みのつまみも含めて、5、6種類を選択しました。ビールは「タイワンピーチュ」で注文し、紹興酒はホテルのメモ用紙に漢字で書いたものを予め用意しておきましたので、筆談で注文しました。
 紹興酒の注文が、毎回これではいけませんので、中国語の読み方も勉強しておこうと思います。手元の中日辞典の発音表記は「シャォシングチィゥ」とあります。しかし、かなり発音が難しそうです。割り切って「シャオシンチュー」当たりの発音で通じないかどうか、試してみる積りです。でも、通じないと困るので、筆談の用意だけはして置こうと考えています。
 勘定を頼んだら、メモした料金と同時に、サービス品のデザートの蜜柑が出てきました。これも毎回のことです。請求は1900元でしたが、お釣りの100元はチップで渡しておきました。日本円に換算すれば、一人当たり1700円程の晩酌代でした。更に安い中国本土での料金も知っていますから、安いとはいえないかも知れませんが、旅行社を使った食事に比べれば、かなり格安のはずです。

<夜の龍山寺>
 ほろ酔い気分で、ライトアップされた龍山寺をこの日二度目の見学です。MRTの龍山寺駅への順路に当たりますので好都合です。このお寺にはいくつかエピソードがあります。その1つを、ガイドブックを参考にしながら記しておきます。一度だけ、現地ガイドさんからもお聞きしたことがあるエピソードです。
 『太平洋戦争の最中のことです。龍山寺は観音菩薩のご利益に授かろうとした人達の避難場所になっていました。空襲警報が鳴ると、周辺の住民が境内に集まってきたそうです』
 『ある夜、いつもは30〜40人は寝泊りする境内なのに、なぜか頭痛や、腹痛のために7〜8人か泊まっていなかったそうです。その人たちも、いつもになく蚊が煩いので、自宅へ帰って行ったそうです』
 『その時、米軍のB29爆撃機の来襲があり、総統府と間違えて龍山寺に焼夷弾を落としました。B29はレーダーを避けて、その日に限って海面すれすれに飛来し、空襲警報が鳴らなかったようです』
 『もし、空襲警報が鳴れば、自宅にいた人達が、何時ものように龍山寺に集まってきたかも知れません』
 『この時、龍山寺は石柱までが倒壊し、消失しましたが、人は、もぬけの殻だったため、死者は一人も出なかったそうです。また、木造の観音菩薩は蓮座に座ったまま無傷でした』
 『観音菩薩は、このことにより、より一層篤い信仰を仰ぐことになったと言われます。今も、その立派なお姿を拝観することができます』
 と、言ったエピソードでした。かつて現地ガイドさんにお聞きしたことでは、
 『このお寺で賽銭はいりません。寄進だけで有り余っています』
 と、言った話があります。この日も寄進された仏像絵などを無料で戴きましたが、その中でも、観音像が圧倒的に多くありました。棚に山積みされた、立派なお経の本なども寄進されたもので、自由に持ち帰ることができます。
 この夜、大きなお線香を戴いて、境内の各所を回って諸神に上げてきました。この赤いお線香も、お賽銭は無用です。Muさんは、手ごろなお経の本を探されていたようです。

<士林夜市見学>
 次の見学地は士林観光夜市です。MRTでは台北駅まで行き、そこからは南北の淡水線への乗換えです。台北駅からは北へ5つ目の剣潭(チェンタン)駅か、6つ目の士林(スーリン)駅が最寄り駅です。この日は、手前の剣潭駅で降りて、北に向かいました。
 私は何度か訪れましたが、Muさんは久し振りだったようです。KwさんとKtさんは初めてです。私の最近の印象を
 『付近に学校も多く、どちらかと言えば、若い人主体の夜市です」
 また、
 『食べるお店は沢山ありますが、飲む場所は少ないですよ』
 と、事前に伝えておきました。この日も家族連れや若い人で溢れかえっていました。
 晩酌の店が全くないわけではなく、探せば少しはあります。夜市見学の後に、その1軒に入りました。お店の先客で、日本語が堪能な方が見えましたので、少し賑やかな晩酌となりました。この日2回目ですが、歩いてお腹を空かせたところでしたから、仕切り直しの晩酌です。この時はお酒は少し控えて、ビールだけにしておきました。
 晩酌を終えての帰りは、北へ歩いて士林駅を目指しました。ところが、進路を少し西へ振りすぎたらしく、一向にMRTの駅が見えてきません。そこで、今度は南下をしてMRTの駅を探しました。本当は、道に迷うような場所ではありませんが、2回目の晩酌が効いたのかも知れません。

<中正紀念堂見学>
 本日最後の見学地が中正紀念堂(ツォンチョン・チーニェンタン)です。この見学は完全に日が落ちてからでした。昼間の衛兵交代儀式は観光スポットですが、夜は閑散としていました。蒋介石元総統を記念する公園と建物があります。
 3月の総統選挙の際は、野党支援の人達の拠点として緊迫感がありましたが、この夜はまるで人影がありませんでした。夜は寂しくなり過ぎて、若い人達のデートスポットとしても敬遠されているようです。
 正面の「大中至正」の掲額がある門から入場しました。この文字は「何事にも中庸が正しい」の意味で、蒋介石の筆になるものです。敷地の広さは25万平方メートルとされます。仮に南北の幅を250mと仮定しますと、東西の奥行きは1kmとなる規模です。幅が300mとすれば、800m余となります。
 そんな広い敷地ですから、遠くに中正紀念堂らしき明かりは見えましたが、そこまで歩くのは止めました。往復で1.5km程は歩くことになりそうなためです。芸文広場の先にある瞻仰大道と呼ばれる部分だけでも480mあります。
 この日はMRT一日券の有効活用を兼ねて、夜の中正紀念堂の見学でした。国際飛行場の名称にも使われている「中正」は蒋介石の号です。先に示しておきました「大中至正」から選択された文字かも知れません。以前、そのような説明を、ガイドさんから聞いたような記憶もあります。

<オールドパーでの反省会>
 夜は、名古屋空港で手に入れてきたオールドパーで反省会です。特別に反省をすることも見当たりませんが、ともかく、反省会です。正確に言えば反省会という名の本日最後の飲み会です。つまみは屋台で焼き栗などを少し手に入れてきました。
 反省会はさておいて、翌日の計画を相談しました。その結果、早く朝食を済ませて、朝一番に烏来(ウーライ)見学に出かけることにしました。これは予定通りの行動です。烏来は私も初めての見学地なので楽しみにしていました。明日は、この地に棲む先住民族であるタイヤル族の民族舞踊の見学も楽しみです。


  機中で
 旅の友オールドパーをこの度も携え友と空に飛立つ

 台湾の北端左に旋回し疎らな雲を見つつ降行く

 この春の総統選の熱冷ぬ年の瀬近き国会選挙

  龍山寺で
 人々の篤き信仰弥増して供えは溢れ香煙尽ず


*手造り旅行記<台湾旅行記4・台北、烏来を訪ねて>の元資料の本文目次です。

<目 次>

<はじめに>
旅行計画(1)
旅のメンバー(2)
台北旅行のポイント(2)
私の旅のテーマ(3)

<2004年11月21日(日)>
名古屋出発(4)
台北出発、ホテルへ(5)
ホテル到着、MRTの一日券で出発(5)
龍山寺(6)
華西街観光夜市、私の晩酌処、「伝統」(7)
夜の龍山寺(8)
士林夜市見学(9)
中正紀念堂見学(10)
オールドパーでの反省会(10)

<2004年11月22日(月)>
ホテルの朝食、新店へ(12)
烏来へ(13)
トロッコ電車(14)
先住民族舞踊(15)
烏来商店街の中で昼食(16)
淡水へ(16)
西北端でのフェリー遊覧(17)
淡水河沿いの散策路(18)
新北投温泉街(18)
今日は早めに足裏マッサージ(19)
今日は違ったお店で晩酌(19)
夜はやっぱり反省会(20)

<2004年11月23日(月)>
総統府見学(22)
はじめと終わりは免税店で(23)

<おわりに>
謝辞(25)


*写真目次です。

<写真目次>

名古屋出発(1)
台北到着(3)
龍山寺見学(6)
華西街観光夜市見学(7)
行きつけの店での晩酌(9)
夜の龍山寺見学(11)
士林夜市見学(13)
中正紀念堂見学(20)
11月22日、ホテル近くで(26)
烏来へ(27)
烏来到着(31)
烏来の商店街(34)
先住民族村へ(36)
先住民族、タイヤル族舞踊観劇(42)
烏来での昼食(51)
淡水へ(53)
新北投温泉街(80)
再び華西街観光夜市へ(88)
ホテル出発(94)

<付録1> 総統府参観記念絵葉書(99)
<付録2> 総統府参観パンフレット(102)
<付録3> 歴代総統文物展パンフレット(108)
<付録4> 金門島関係資料
<付録5> チケット、領収証類
<付録6> 会計記録

同行者
友人
交通手段
鉄道 高速・路線バス
  • 出発は2004年の11月21日の月曜日、帰国が11月23日の火曜日、勤労感謝の日でした。2泊3日の小旅行です。

    出発は2004年の11月21日の月曜日、帰国が11月23日の火曜日、勤労感謝の日でした。2泊3日の小旅行です。

  • 参加者は私を含めて4名、飛行便とホテルだけを予約したフリータイムの旅行プランです。集合場所はHISの北28番カウンターです。

    参加者は私を含めて4名、飛行便とホテルだけを予約したフリータイムの旅行プランです。集合場所はHISの北28番カウンターです。

  • 週休2日の人なら、22日の月曜日に休暇をとれば4連休となります。旅行シーズンでしたから、名古屋空港はかなりの混雑でした。

    週休2日の人なら、22日の月曜日に休暇をとれば4連休となります。旅行シーズンでしたから、名古屋空港はかなりの混雑でした。

  • かなりの混雑と思っていたら、とうとう、大変な混雑に変わってしまいました。「最後尾」の看板を持った人も行列整理に加わりました。

    かなりの混雑と思っていたら、とうとう、大変な混雑に変わってしまいました。「最後尾」の看板を持った人も行列整理に加わりました。

  • HISの格安旅行パックなので、台北の中正国際飛行場で現地係員お方が出迎えてくれるプランになっていました。その到着ロビーです。

    HISの格安旅行パックなので、台北の中正国際飛行場で現地係員お方が出迎えてくれるプランになっていました。その到着ロビーです。

  • 別の便で到着する予定の組を30分以上待ちました。完全な個人旅行ですと、この無駄な時間が節約できます。

    別の便で到着する予定の組を30分以上待ちました。完全な個人旅行ですと、この無駄な時間が節約できます。

  • 待ち時間の間に、Muさんと空港からのアクセス確認です。前回の3月の旅行の際にバス乗り場の情報だけは入手していました。旅行社を使わない旅行のための準備です。「巴士」の文字が「バス」です。

    待ち時間の間に、Muさんと空港からのアクセス確認です。前回の3月の旅行の際にバス乗り場の情報だけは入手していました。旅行社を使わない旅行のための準備です。「巴士」の文字が「バス」です。

  • せっかくの機会なので、リムジンバス、市内バス等の乗り場が確認できたところで記念撮影です。切符売り場も確認できました。台北市内までの移動は簡単なようでした。

    せっかくの機会なので、リムジンバス、市内バス等の乗り場が確認できたところで記念撮影です。切符売り場も確認できました。台北市内までの移動は簡単なようでした。

  • 到着ロビーは、地元の人以外は、ほとんどが日本人観光客でした。目に付きやすい場所に、韓国の世界企業のサムスン(三星)の広告がありました。

    到着ロビーは、地元の人以外は、ほとんどが日本人観光客でした。目に付きやすい場所に、韓国の世界企業のサムスン(三星)の広告がありました。

  • 韓国旅行の際にいつも見かけるように、ここ、台湾でも若い女性グループの観光客が主流になっているようでした。

    韓国旅行の際にいつも見かけるように、ここ、台湾でも若い女性グループの観光客が主流になっているようでした。

  • ホテルにチェックインした後、最初は龍山寺の見学に出かけました。最初にMRTの1日フリーパスを買って、乗り換えなしでやって来ました。

    ホテルにチェックインした後、最初は龍山寺の見学に出かけました。最初にMRTの1日フリーパスを買って、乗り換えなしでやって来ました。

  • 龍山寺は予想したとおり、昼間から参拝客で賑わっていました。無料でお経の本などが持ち帰られるのも、以前と変わっていませんでした。

    龍山寺は予想したとおり、昼間から参拝客で賑わっていました。無料でお経の本などが持ち帰られるのも、以前と変わっていませんでした。

  • 龍山寺から華西街観光夜市までは歩いて直ぐの場所です。晩酌前に揃って見学に出かけました。この場所は、夜市の少し西寄りです。

    龍山寺から華西街観光夜市までは歩いて直ぐの場所です。晩酌前に揃って見学に出かけました。この場所は、夜市の少し西寄りです。

  • 「北海道海鮮」の文字が目に付きましたので、フラッシュを焚かずに撮りました。北海道からの海鮮の仕入れではなく、地に所縁の人の命名でしょう。

    「北海道海鮮」の文字が目に付きましたので、フラッシュを焚かずに撮りました。北海道からの海鮮の仕入れではなく、地に所縁の人の命名でしょう。

  • 夜市としては早い時間なので、アーケードを歩く人の数も疎らです。しかし、早くも晩酌を楽しんでいるグループもありました。

    夜市としては早い時間なので、アーケードを歩く人の数も疎らです。しかし、早くも晩酌を楽しんでいるグループもありました。

  • 華西街観光夜市の西側を一通り見学して、引き返してきました。大分暗くなってきましたので、こちらも、そろそろ晩酌の時間になってきたようです。

    華西街観光夜市の西側を一通り見学して、引き返してきました。大分暗くなってきましたので、こちらも、そろそろ晩酌の時間になってきたようです。

  • 明るいうちに場所を確認していた私の行きつけのお店「伝統」での晩酌です。Kwさん、ビールの味を噛みしめられているようです。

    明るいうちに場所を確認していた私の行きつけのお店「伝統」での晩酌です。Kwさん、ビールの味を噛みしめられているようです。

  • そのビールの銘柄は台湾ビール(タイワン・ピーチョ)です。どちらかと言えば、さっぱり味です。

    そのビールの銘柄は台湾ビール(タイワン・ピーチョ)です。どちらかと言えば、さっぱり味です。

  • 果物は勘定が済んだ後のサービスです。お店のママが顔を覚えてくれていましたから、今回もタイミングよく出てきました。

    果物は勘定が済んだ後のサービスです。お店のママが顔を覚えてくれていましたから、今回もタイミングよく出てきました。

  • Muさんとお店の人が、何やら不思議そうな顔でお互いを観察しあっているようです。後ろ向きの赤いシャツの人がお店のママです。

    Muさんとお店の人が、何やら不思議そうな顔でお互いを観察しあっているようです。後ろ向きの赤いシャツの人がお店のママです。

  • 「伝統」のお店からは直ぐ近くですから、晩酌の後、もう一度、龍山寺にやって来ました。地下鉄の龍山寺駅までの経路でもあったためです。

    「伝統」のお店からは直ぐ近くですから、晩酌の後、もう一度、龍山寺にやって来ました。地下鉄の龍山寺駅までの経路でもあったためです。

  • 左手の建物が建設中の地下鉄関連の建物です。日が落ち手くらい写真でしたから、パソコンの方で明るくしました。

    左手の建物が建設中の地下鉄関連の建物です。日が落ち手くらい写真でしたから、パソコンの方で明るくしました。

  • この一年余り工事中なので、足元はかなり悪くなっていました。この近道を通らなくても、他にちゃんとした道もあります。

    この一年余り工事中なので、足元はかなり悪くなっていました。この近道を通らなくても、他にちゃんとした道もあります。

  • 夜市のはしごです。華西街観光夜市の次は、これも有名な士林観光夜市の見学です。懐かしい金魚掬いの風景が出迎えてくれました。

    夜市のはしごです。華西街観光夜市の次は、これも有名な士林観光夜市の見学です。懐かしい金魚掬いの風景が出迎えてくれました。

  • 金魚を掬う人より、見学者の数が多いようでした。私達もその一人になりました。建物の中ですから、見学にはもってこいです。

    金魚を掬う人より、見学者の数が多いようでした。私達もその一人になりました。建物の中ですから、見学にはもってこいです。

  • こちらは金魚掬いではありません。エビ釣りです。その釣りの成果は、直ぐにパン粉にまぶして、串揚げになりました。

    こちらは金魚掬いではありません。エビ釣りです。その釣りの成果は、直ぐにパン粉にまぶして、串揚げになりました。

  • こちらはビン釣りの風景です。細い糸が切れないようにビンを立てるのでしょうか?派手な服装の人がお店の見張り番のようです。

    こちらはビン釣りの風景です。細い糸が切れないようにビンを立てるのでしょうか?派手な服装の人がお店の見張り番のようです。

  • 士林夜市は、夜遅くまで賑っていました。2箇所の夜市巡りが終りました。

    士林夜市は、夜遅くまで賑っていました。2箇所の夜市巡りが終りました。

  • 士林夜市は若い人や家族連れの人がほとんどです。食べ物や甘い飲み物の店は一杯ですが、お酒の店はトンとありません。早々に退散です。

    士林夜市は若い人や家族連れの人がほとんどです。食べ物や甘い飲み物の店は一杯ですが、お酒の店はトンとありません。早々に退散です。

  • このまま帰っても、少し残念な気がしましたので、次は晩酌のお店探しです。今晩二回目の晩酌となります。

    このまま帰っても、少し残念な気がしましたので、次は晩酌のお店探しです。今晩二回目の晩酌となります。

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