2007/04/29 - 2007/05/06
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azianokazeさん
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今年正月訪れたミャンマーはいいところでしたが、乾期でいささか埃っぽいのが難点。
そんな折SUR SHANGHAIさんのトバ湖の旅行記など拝見したこともあって、「今回はみずみずしい感じのところに行きたい」と選んだのがインドネシアのスマトラ島。
西スマトラのパダン近郊のブキティンギと、北スマトラのメダン近郊のブラスタギをまわってきました。
みずみずし過ぎて、出発前天気予報を見ると10日間ほど連日の雨マーク。
「どうしよう・・・」と心配しながらの旅でしたが、結局不思議と日中出歩く時間帯は殆ど雨もふらず楽しむことができました。
ただ赤道直下ですが、高地にある両方の街、特にブラスタギは雨の夜など恐ろしく寒いところでした。
そのあたりの話はおいおい。
先ずはブキティンギから。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- タクシー
- 航空会社
- シンガポール航空
-
シンガポール経由でスマトラ島のメダンから入国します。
いつものことながら、奄美大島に住んでいるため本当はここまでやってくるのが大変。
28日夕方島を出て、途中福岡に1泊してインドネシア第3の大都市メダンに到着したのが29日夜の9時過ぎ。
日本の旅行社を通して予約したインドネシア国内の飛行機のチケット受渡しのため、空港に出迎えてもらったのが写真のZukiさん。
ちょっと恐そうな顔に写っていますが、本物はもう少し愛想のいい感じです。
日本語ができるガイドなので、せっかくですから「どこか安宿を教えて」とホテルまで連れていってもらいました。 -
「大丈夫ですか?もう少しいいホテルにしませんか?」とZukiさんは渋っていましたが、結局案内してくれたのが「SHAHIBA」という名のゲストハウス。
本当に何もない安宿でしたが、どうせ寝るだけで早朝にはブキティンギに移動しますのでここに決めました。
廊下には2台ほどエアコンがあるのですが室内にはエアコンはもちろんファンもありません。
「ファンぐらいないと・・・」と言うと、宿のおばちゃんがどこかの壁に取り付けてあった扇風機をはずして持ってきてくれました。
チェックインするときは気づかなかったのですが、洗面所がありません。
これは向こうの安宿では普通のことなので、トイレのシャワーだかお尻洗いだかで顔をあらいます。
寝ようとして毛布がないのに気づきましたが、「まあ暑いのでいいいか・・・」とそのまま就寝。
朝シャワー(当然、水)でも・・・と思ったのですが、タオルがありません。
早朝なのでフロントにかけあうのも面倒で、とりあえず髪だけ洗って脱いだシャツをタオル代わりに。
部屋代は10万Rp(約1400円)。
旅行中他の安宿を経験した感じから判断すると、このホテルはせいぜい5万Rb程度が相当のように思えました。大都市割り増しでも10万はどうでしょうか・・・。
ただ、「モーニングコールは目覚ましがあるからいらない」と言っていたのですが、朝起きているか確認に来てくれましたので、そんなに不親切という訳でもありません。 -
チェックインをすませて、Zukiさんと少し街に出てみました。
通りには屋台が並んでいます。
そんな屋台で簡単な夕食。
午後大雨が降ったとかで、道路は濡れていましたが雨はあがっていました。
むしろしのぎやすい感じ。 -
インドネシア最初の食事がミーアチェ。
ミーは麺、アチェは北スマトラの民族紛争で有名な都市の名前。
「アチェ風の麺」と言ったところでしょうか。
かなりピリ辛ですが、おいしい麺でした。
量も少なめで夜食には適当。
ちなみにアチェはここ1〜2年は大丈夫だとのことでしたが・・・。
盛んにメダン観光を勧めますが、「ガイドブックにはメダンはインドネシアでも一番物騒な街だ書いてあるし・・・」と言うと、「そんなことないですよ!」と言っていました。 -
5月1日朝7時のフライトでメダンから西スマトラの主要都市パダンへ移動。
メダンの空港は殆ど市街地内にあってホテルから数分と大変便利。
バイクの横に座席をつけたベチャで1万Rp(約140円)。
“エアポート”も最初ピンとこないようだったので、両手を広げて飛行機の真似をして念押し。
ターミナル付近で「ここから先は入れないから」と待ち構えていた別のバイクの後部座席に乗り換えるように勧められます。
このバイクが5千Rp。もっともそこに見えている玄関口までほんの100〜200m走るだけですが。
フライトはマンダラ航空。
なにやらふざけたような名称ですが、ネットで検索すると事故の記事ばかしがヒットする会社でちょっと不安。
日本国内で旅行社を通して予約しましたが、随分高めの料金でした。
現地旅行社が相当マージンをとるようです。 -
約1時間のフライトで8時、パダン料理で有名なパダン着。
パダンは心配した雨が降っていました。
そのままタクシーでブキティンギへ。
空港内にタクシーチケットカウンターがあります。
1時間半ぐらいで18万5千Rp(約2500円)。
ブキティンギに着く頃には幸い雨も止んでいました。
そんなこんなでようやく最初の目的地ブキティンギに到着。
(写真は後日歩道橋の上から撮影した市街地の様子です。) -
先ずは宿探し。
“歩き方”に紹介されている“ムルデカ・ホームステイ”に行ってみましたが、いかにも安宿風で3泊するにはちょっと寂びしすぎ。
近くの“サリ・ブンド”は「一人だとスィートルームしか泊まれない」とのことで予算的にアウト。
「どこか適当な安宿はないの?」と訊くと「向かいのベンテンホテルがいいよ。」と勧められる。
このベンテンホテル、一度タクシーで道を尋ねに寄って「泊まらないか?」との誘いを断ったところなので敷居が高かったのですが、この際そんなことも言ってられません。
結果的にはこのベンテンホテルが大正解でした。 -
「通常30万Rpの部屋だけど50%ディスカントして15万Rp(約2000円)でいい」とのこと。
部屋を見せてもらうとバスタブ、ホットシャワー、TV付きで、何よりベランダからの眺望が最高。
市街地の一番高台に位置していますので、部屋は1階でも市街地を見下ろし、正面にムラビ山が大きくそびえています。
こんな眺めのいい部屋も珍しい。即決です。 -
雨上がりのムラビ山は少し雲がかかっていましたが、写真は後日ベランダから撮ったものです。
ムラビ山は活火山で、ジャワ島にも富士山に良く似たきれいなコニーデ形式のムラビ山があります。
こちらスマトラ島のムラビ山は、その大きさ、距離感、形が丁度鹿児島の桜島を思わせる感じです。
と言ってわからない方は、ブキティンギとは言いませんが鹿児島までおこしください。 -
ブキティンギは坂の街。
ホテルの付近が一番高く、裾野を広げるように立体的に街ができています。 -
ブキティンギのシンボルのような歩道橋。
この歩道橋付近にツーリスト向けの旅行社、カフェ、マネーチェンジャーなど集まっています。
また、この通りジャラン・アハマッ・ヤニは夜になると屋台が並びます。
両手を広げたような部分が通りの両側の高台をつなぐ歩道橋になっています。
この歩道橋に上がってみようと思ったのですが、どこから上がればいいのかわかりません。
とりあえず片方の高台をぐるっと一周してみました。 -
坂道を馬車も走っています。
-
こんな階段もところどころあって、上下の通りをつなぐ近道になっています。
-
結局、歩道橋へのアプローチはわからず、もとの場所にもどってきました。
ちょっと疲れたので歩道橋付近のカフェで昼食。
インドネシア料理定番のナシゴレン。
とても親しみやすい味です。
ついでに付近の旅行社で明日の1日ツアーを予約しようとしたのですが、あまり観光客は多くないのか私が最初の客みたいで、「ひとりだと4人分払ってもらわないと・・・」「2人が最低人数なので・・・」といった返事ばかり。
結局、昼食を食べたカフェでバイクを出してもらうことにしました。
バイクなら一人でOKですが、天気が問題。
もちろん雨の場合はキャンセルの予定です。 -
さて、歩道橋へのアプローチを探してもう片方の高台の周囲を歩きます。
さっき「一人だと・・・」と言っていた旅行社の女性が私を見つけて走り寄り「他にふたり行くことになったから、あなたもどうか?」と言ってきましたが「今バイクを予約したばかりだから」と断りました。「バイク?レインシーズンで毎日雨だよ!」と気がかりなことを言っていました。
歩道橋へのアプローチはようやく見つかりましたが、なんのことはない、泊まっているベンテンホテルを出て反対側に歩けばすぐのところでした。 -
高台は“コック要塞”というかつてのオランダ統治時代に砦があったところですが、その名残を留めるのは四方に向けられたおもちゃのような1.5mほどの大砲だけ。
家族連れや恋人達が憩う公園になっています。 -
その公園の奥から歩道橋を渡って向こう側の高台に移動できます。
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歩道橋の上から眺めた景色。
正面の山はムラビ山と双こぶのように並ぶもうひとつの山、シンガラン山です。 -
コック要塞と反対側の高台(ブンドカンドゥン公園)にはミニ動物園(象、ラクダ、カンガルーがいました。)と小さな博物館がります。
博物館の建物は、この地方のミナンカバウ文化の特徴である牛の角をモチーフにした両側が反り返ったミナンカバウ・ルーフで建てられています。 -
-
博物館の展示物はミナンカバウ建築の模型とか結婚式の民族衣装など。
お金を払えばコスプレもできるみたいです。 -
よく趣旨がわかりませんでしたが、なぜか奇形動物の展示なども。
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“歩き方”にはこの公園では「オランウータンやトラなどスマトラに棲む動物たちと、・・・を見ることができる。」とありますが、この記述は重要な一点が抜けています。
それは“それらの動物が本物ではなく剥製・人形である”ということです。
たしかに公園の一角にはたくさんの種類の動物の剥製だか人形だかが展示された建物があります。
恐竜の骨だってあります。
【09.0325】追記
kazmamさんから「この剥製たちがいる公園から、確か橋を渡った反対側に動物園があり、じいさまのオランウータンや、ほえほえと鳴く手長ザルや、珍しい鳥や、やる気のないトラ&ライオンなどがいて、結構楽しめます。家族づれやカップルでにぎわっていました。」とのコメントを頂きました。
本物の動物園があるそうです。 -
公園から眺めた歩道橋。
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ホテルにもどってベランダから眺める夕方近いムラビ山
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夕食とミナンカバウ伝統舞踊見学に再度夕刻街にでます。
歩道橋と並んでブキティンギのランドマークになっているのが時計塔。
6時過ぎの時計塔周辺はまだ家族連れで賑わっていました。 -
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時計塔の北側はマーケットになっています。
マーケットの建物周囲にも小さな店・露店がひしめいていますが、丁度店じまいの時間でした。 -
インドネシアは世界最大のイスラム国家ですから、マーケットでもスカーフの店が目立ちます。
イスラムの女性がこのスカーフをどのように考えているかはよくわかりません。
ファッションのポイントになっていることは間違いありません。
考えようによっては、宗教的意味とは全く異なり、胸のふくらみなどと同様に“女性をアピールする最大のツール”なっているとも思えます。 -
ただ、TVのCMに出てくる女性は殆どスカーフはしていません。
CMモデルが庶民の憧れの具体化だとしたら、スカーフに対する思いはまた違うものがあるかも。
しかし、TVドラマ(もちろん言葉はわかりませんが)では、スカーフした女性は貞淑な女性、していない女性は男をだますふしだらな女性・・・といった図式化もうかがわれます。
また、ドラマの中ではスカーフをしている女性はしていない女性に比べ、いかにも野暮ったいイメージつきまとうのも事実です。
結論は“よくわからない”ということで。
実際街で見かけるスカーフは白色が圧倒的に多いようです。 -
マーケットの夕方の雑踏から望む時計塔。
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マーケットの一角にあるパダン料理店“シンパン・ラヤ”で夕食。
店頭にはいろんな料理の皿が高く積まれています。 -
“歩き方”にはパダン料理について「客がテーブルに着くと、小皿に取り分けた数十種類もの料理を運んでくる。」とありますが、“数十種類”はどうでしょうか?
1人だったせいか、出てきたのは7種類でした。
別の店でもそんなものでした。
手をつけた小皿の分だけ勘定を支払います。
4皿程度で2万Rpほど(300円程度)だったかと思います。
個人的にはナシゴレンやミーゴレンの方が好みです。 -
外に出るとすっかり暗くなって、さすがに時計塔周辺も人影はまばらになっていました。
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ミナンカバウ伝統舞踊は時計塔から更に一段下ったあたりにある劇場(街が坂に沿った立体構造をしていますので、夜の暗がりで劇場を探すのは大変でした。)で不定期に公演しています。
団体客など一定人数がそろったときだけの公演です。
ホテルのフロントで尋ねると「今日がダメでも、明日があるしあさってもあるから、きっと観られますよ。」との返事。
確かにおっしゃるとおりです。
この日は運良く公演がありました。
4万Rp(約550円)。
公演は8時半からとのことでしたが、時間つぶしに8時過ぎぐらいから練習風景をながめていました。
(実際公演が始まったのは9時ぐらいだったような。このあたりが伸び縮みする“ゴム時間”です。) -
音楽はバリ島のガムランとは随分異なるリズミカルな演奏です。
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建築同様、牛の角をイメージした髪飾りがかわいらしさを添えます。
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うまく写せませんでしたが、この女性は相当の美形でした。
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ウーン、やっぱりブレてしまいました。
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伝統護身術のシラット。
1000年の歴史を持つ空手のような武術ですが、精神性・礼節が重視され、音楽にあわせた型の演武も行われます。
マレーシアのコタバルでも観ましたが、この日のシラットは舞台一面にばら撒かれた陶器の破片の上で演じられました。(もちろん素足です。)
組み打つ激しい動きで陶器の破片が観客席近くまで飛んできます。 -
陶器の破片が舞台前方一箇所に集められ最後のダンス「タリ・ピリン」に移ります。
どうして完全に破片を片付けないのか不思議でした。
破片の一部の上に踊り子さんの足が載ったりしてあぶない感じ。
ロウソクをともした皿を3枚両腕に乗せて踊るおどりですが、ここまでは近隣諸国でも見られるおどりです。 -
違うのはここから。
両手に持った皿を指輪でカチカチ鳴らしながらの踊り。 -
そして、トランス状態に入ったかのように踊っていた女性が突然集められた陶器の破片の上で激しく足を踏み鳴らします。
破片があたりに散らばります。
男性の火渡りなどはよく見ますが、女性の、しかも先ほど紹介した美形の女性の荒業にはびっくりしました。 -
最後は全員が両手に持った2枚の皿を激しく打ち合わせてガチャンと割っておしまい。(写真は割る直前)
とてもユニークなダンスでした。
こうしてブキティンギ1日目の夜は更けていくのでした。
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この旅行記へのコメント (3)
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- kazmamさん 2009/04/01 22:50:58
- nasi kapau
- ブキティンギのパッサールへ行ったらぜひ!ナシ・カパウをお試しください。ブキティンギ近くの村の郷土料理ですが、パダン料理より数段おいしい!と私は思います。
うず高く積まれた料理の鍋・釜・大皿のてっぺん付近に座った屋台の店主が、長い柄のついた柄杓のようなおたまのようなもので、注文したものをひょいひょいとすくい上げて、ご飯の上にのせてくれます。おなかいっぱい食べても3000ルピアくらい(2000年当時)でした。
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- kazmamさん 2009/03/25 00:57:45
- オランウータンがいます
- ブキティンギから乗合バスで20分ほどの村に1年半ほど住んでいたことがあります。懐かしい〜!!
この剥製たちがいる公園から、確か橋を渡った反対側に動物園があり、じいさまのオランウータンや、ほえほえと鳴く手長ザルや、珍しい鳥や、やる気のないトラ&ライオンなどがいて、結構楽しめます。家族づれやカップルでにぎわっていました。蛇足ですが、ブタをけがらわしいものとするイスラムの国なのにブタのコーナーもあって、悲しいかな、ゴミや汚物が投げ込まれてました(T_T)。さらに蛇足ですが、動物園を出て少し行くと場末の感じの映画館があり、なんだかわけわからんラブコメサスペンスを見た記憶があります(笑)。
- azianokazeさん からの返信 2009/03/25 22:13:08
- RE: オランウータンがいます
- コメントありがとうございます。
本物の動物達がいるんですね。私はてっきり剥製動物園かと思いました。
本文にも追記を入れておきました。
緑濃いブキティンギ郊外はきれいでした。
バイクで案内してくれた地元の若者が「スマトラには海も山も湖もジャングルも何でもある。バリはビーチだけじゃないか。どうしてみんなバリへ行ってスマトラに来ないんだ・・・」と不満げでした。
もちろん、それにはそれなりの理由がある訳ですが。
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