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今日は印象派主体の美術館めぐり。文字通り”印象派三昧”の日。全て徒歩で移動できる範囲にあるのが嬉しい。<br /><br />先ずはコンコルド広場からチュイルリー公園に入るとぐ右手に見えてくるオランジェリー美術館へ。<br /> <br />オランジェリーとはオレンジやレモンを栽培する温室のことで、元ここにナポレオン三世がお妃のため造った温室があったことに由来する。<br /><br />オランジェリー美術館といえば何と云ってもモネの”睡蓮”。<br /><br />2部屋に亘り、1部屋に4枚、計8枚組みの、縦約2m、長さ延べ100mに及ぶ「連作」の大壁画。<br /><br />光の変化を描きとめる事が重要な課題であったモネが到達したのが、同じ景色を数点の絵で表わす「連作」という手法であった。<br /><br />モネは1887年の印象派展で初めての7点の「連作」”サン・ラザール駅”を発表して以降、”積みわら”、”ポプラ並木”、”ルーアンの大聖堂”と連作を手がけた。<br /><br />晩年のモネは1890年にジベルニーに購入した土地に日本風の池に浮かべた睡蓮を描くことに没頭していく。<br /><br />1889年から亡くなる1926年の間にモネが描いた睡蓮は200点に及ぶ。<br /><br />最初描いていた日本風の橋や柳の木といったモチーフは次第に影を薄め、最晩年のモネの睡蓮は水面いっぱいに睡蓮、水草といった形にあるものと、時間と共に移り変わる水面に映る空や雲、木の陰などが一体となり抽象画に近くなっていった。<br /><br /> 『オランジュリー美術館の2部屋を占める「睡蓮」の大壁画は、      1918年、モネの友人でもあったクレマン ソー(当時の首相)を通じて、画家が国家に寄付を申し出たものである。この「睡蓮」の展示にあたって は(1)「睡蓮」の部屋には他の作品を展示しない、(2)作品と観客との間に仕切りやガラスなどを設置 しない、などモネ自身によって厳しい条件が付けられている。』<br /> しかもモネは自分の作品に納得せず、『モネは死の直前までこの大作に筆を入れ続けた。そして「作品の 展示は自分の死後にしてもらう」という条件だけは断固として貫いたのである。』(『・』部分はウィキ ペディアより引用)<br /><br />我々は、オランジェリー美術館が6年がかりで、それまであった2階部分の展示品を地下に移し、睡蓮の展示室の天井から直接自然光を採り入れ、それを半透明のスクリーンを通して展示物に映しこむという大工事を施し、2006年5月完成、再公開した「睡蓮」を目の当たりにすることになった。<br /><br />加えてオランジェリー美術館は「睡蓮」以外にも、ルノアール、セザンヌ、モジリアニなど印象派の作品も多数所蔵しており、特に素晴らしいルノアールの作品は「睡蓮」を観たあとに何かホッとする心地よさを与えてくれた。

モネの「睡蓮」in オランジェリー美術館

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2007/03/31 - 2007/03/31

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WT信

WT信さん

今日は印象派主体の美術館めぐり。文字通り”印象派三昧”の日。全て徒歩で移動できる範囲にあるのが嬉しい。

先ずはコンコルド広場からチュイルリー公園に入るとぐ右手に見えてくるオランジェリー美術館へ。

オランジェリーとはオレンジやレモンを栽培する温室のことで、元ここにナポレオン三世がお妃のため造った温室があったことに由来する。

オランジェリー美術館といえば何と云ってもモネの”睡蓮”。

2部屋に亘り、1部屋に4枚、計8枚組みの、縦約2m、長さ延べ100mに及ぶ「連作」の大壁画。

光の変化を描きとめる事が重要な課題であったモネが到達したのが、同じ景色を数点の絵で表わす「連作」という手法であった。

モネは1887年の印象派展で初めての7点の「連作」”サン・ラザール駅”を発表して以降、”積みわら”、”ポプラ並木”、”ルーアンの大聖堂”と連作を手がけた。

晩年のモネは1890年にジベルニーに購入した土地に日本風の池に浮かべた睡蓮を描くことに没頭していく。

1889年から亡くなる1926年の間にモネが描いた睡蓮は200点に及ぶ。

最初描いていた日本風の橋や柳の木といったモチーフは次第に影を薄め、最晩年のモネの睡蓮は水面いっぱいに睡蓮、水草といった形にあるものと、時間と共に移り変わる水面に映る空や雲、木の陰などが一体となり抽象画に近くなっていった。

 『オランジュリー美術館の2部屋を占める「睡蓮」の大壁画は、 1918年、モネの友人でもあったクレマン ソー(当時の首相)を通じて、画家が国家に寄付を申し出たものである。この「睡蓮」の展示にあたって は(1)「睡蓮」の部屋には他の作品を展示しない、(2)作品と観客との間に仕切りやガラスなどを設置 しない、などモネ自身によって厳しい条件が付けられている。』
 しかもモネは自分の作品に納得せず、『モネは死の直前までこの大作に筆を入れ続けた。そして「作品の 展示は自分の死後にしてもらう」という条件だけは断固として貫いたのである。』(『・』部分はウィキ ペディアより引用)

我々は、オランジェリー美術館が6年がかりで、それまであった2階部分の展示品を地下に移し、睡蓮の展示室の天井から直接自然光を採り入れ、それを半透明のスクリーンを通して展示物に映しこむという大工事を施し、2006年5月完成、再公開した「睡蓮」を目の当たりにすることになった。

加えてオランジェリー美術館は「睡蓮」以外にも、ルノアール、セザンヌ、モジリアニなど印象派の作品も多数所蔵しており、特に素晴らしいルノアールの作品は「睡蓮」を観たあとに何かホッとする心地よさを与えてくれた。

旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)
  • 《朝》

    《朝》

  • 《朝》<br /><br />睡蓮の合成写真は<元画像>サイズに拡大してご覧下さい。<br /><br />被写体が湾曲している為、写真の自動合成は出来ませんでした。<br /><br />これらは全てマニュアル合成写真です。<br /><br />そのため画面が多少ずれたり、角部分がカットされたり<br />している箇所もあり、完全な画面ではありません。<br /><br />各部屋4面の壁があり、内2面は長手で、その部分の写真は2段に収めてあります。<br /><br />ちなみに写真の使用枚数は8面合計で34枚です。

    《朝》

    睡蓮の合成写真は<元画像>サイズに拡大してご覧下さい。

    被写体が湾曲している為、写真の自動合成は出来ませんでした。

    これらは全てマニュアル合成写真です。

    そのため画面が多少ずれたり、角部分がカットされたり
    している箇所もあり、完全な画面ではありません。

    各部屋4面の壁があり、内2面は長手で、その部分の写真は2段に収めてあります。

    ちなみに写真の使用枚数は8面合計で34枚です。

  • 《雲》

    《雲》

  • 《緑の反映》

    《緑の反映》

  • 《緑の反映》

    《緑の反映》

  • 《日没》

    《日没》

  • 《日没》

    《日没》

  • 《日没》

    《日没》

  • 《柳のある朝》

    《柳のある朝》

  • 《柳のある朝》

    《柳のある朝》

  • 《柳のある朝》

    《柳のある朝》

  • 《明るい朝と枝垂れ柳》

    《明るい朝と枝垂れ柳》

  • 《2本の柳》

    《2本の柳》

  • 《2本の柳》

    《2本の柳》

  • 《木々の反映》

    《木々の反映》

  • 《木々の反映》

    《木々の反映》

  • 《木々の反映》

    《木々の反映》

  • 下記のオランジェリー美術館の公式HPで、「睡蓮」の展示を<br />360度回覧することが出来ます。<br />http://www.musee-orangerie.fr/<br /><br /><br /><br /><br />印象派三昧の旅 in ロシア&パリ(目次:17章)へ戻る<br />http://4travel.jp/traveler/shintch/album/10138385/

    下記のオランジェリー美術館の公式HPで、「睡蓮」の展示を
    360度回覧することが出来ます。
    http://www.musee-orangerie.fr/




    印象派三昧の旅 in ロシア&パリ(目次:17章)へ戻る
    http://4travel.jp/traveler/shintch/album/10138385/

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この旅行記へのコメント (2)

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  • コクリコさん 2007/05/03 10:09:01
    オランジュリー美術館
    WT信さん、初めまして。

    「オランジュリー美術館」を拝見し懐かしくて、まだ作成中なのに思わず書き込んでしまいました。
    私は去年の夏に長年待ち焦がれていたオランジュリー美術館をやっと見学することができました。
    モネの睡蓮はもちろんのことその他のコレクションも素晴らしく感動しました。
    WT信さんの写真とても良く撮れていて、心踊るような感動が伝わってきます。
    4トラのトラベラーvoodooさんとお互いの「オランジュリー旅行記」で盛り上がったのがまるで昨日のことのようです。
    写真が下手なのですが、もしお時間があったら私もオランジュリーをupしていますので遊びにいらしてくださいね。
    http://4travel.jp/traveler/coquelicot/album/10121108/

    最近、西洋美術を見ていなかったので、禁断症状(?)が出てきたので、昨日東京国立博物館でレオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」を見て、その足で西洋美術館の常設を見てきました。
    もう、懐かしくてワクワクしました。

    オーヴェル・シュル・オワーズへも行かれたのですね。私も2005年に行ってきました(4トラではデビューしたてだったので写真は14枚だけですが)。
    ポントワーズのピサロ美術館も行ったのですが、WT信さんのように詳しい旅行記ができませんでした。
    おかげでなるほど・・・と楽しく拝見させていただきました。
    ありがとうございました。

    WT信

    WT信さん からの返信 2007/05/03 14:20:44
    RE: オランジュリー美術館
    コクリコさん  はじめまして。

    早速覗きに来ていただいて有難うございます。
    睡蓮の写真をどう扱ったらいいか迷って悪戦苦闘して
    夕べ遅くまで掛かったものですから、お尋ねいただいて
    大変嬉しかったです。

    コクリコさんの素晴らしいパリシリーズ拝見しました。
    写真も文も素敵で、自分のをUPする前に見てたらUPを躊躇
    したかも知れません。
    絵がお好きなようですね。
    是非今後とも旅行記は勿論、情報をお知らせください。

    わたしも「受胎告知」を見てきました。
    昨年トスカーナ旅行をした際、ウフィツィ美術館にも寄ったので
    観てはいるのですが、改めてこんなに綺麗だったかと・・。

    オルセー美術館展、その前には「木像」展と最近割りと上野に
    足を運んでいます。仏像もお好きなのですか?

    木像展の際、博物館の裏庭を始めて知り、ブログにしてありますので
    折を見て覗いてください。
    http://4travel.jp/traveler/shintch/album/10120326/

    写真が沢山おありのようなのでまたゆっくりお邪魔します。


WT信さんのトラベラーページ

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