2007/04/19 - 2007/04/23
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yukibxさん
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とにかく5日間、150枚の写真を撮ったので、整理するにも大変だ。
魅惑編3では、ユネスコ世界遺産のシエーンブルン城、シエーンブルンのカフェ、レジデンツアの地下で行われるアップル・ストリュデル菓子の作り方教室、世界一美しい図書館といわれるホフブルグ宮の国立図書館、ベルベデーレ、ウイーン少年合唱団が
でるミサ、ベートーベンプラザでのコンサートについて記することにする。
旅も終幕のクライマックス・・みたいな気持。
いずれにせよ、3日もすごすと、いろいろなことに慣れてきたような気がする。
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シェーンブルン城の正面。建物の裏側に庭園やグロリエットがある。
使ったガイドブックによれば、ウイーンからの地下鉄4番線で、シェーンブルン駅で下りないで、その一駅あとのヒーツング(Hietzing)駅でおりろ、とあるのでそうした。後でわかったことだが、こうなると、城の
横にある植物園側から入ることになり、従って、見学順番が普通の観光客とはほぼ逆になってしまう。
まあ、人と同じことをするのが嫌いな我々のこと、それはそれでいいのだけれど。 -
正面から城の裏に回る。
宮殿には1000の部屋があり、150のキッチンがある、と
ガイドブックで読んだ。こういう王朝の権力を見せつけられるような宮殿はヨーロッパの至る所にあり、相当な観光収入となっている。
維持費も大変だとは思う。
フランスのヴェルサイユもこの点、尋常ではない。
観光パンフレットに掲載されている、いわゆる「絢爛豪華」
なものには食傷気味なので宮殿の中の見学はパスした。
また、ルイ16世に嫁いだマリー・アントワネットは、結婚するまで、ここに住んでいた。悲劇的な彼女の人生をあらためて思った。彼女はマリア・テレザの16人の子供の一人だ。
また、モーツアルトが初めてピアノ・コンサートをしたのも
この城であった。演奏が終わると幼いモーツアルトは、マリア・テレザの膝の上に乗っかったという。 -
シェーンブルン宮の外装は、
マリーテレーズ・イエローとよばれるこの
シャンペイン・カラーで統一されている。
イタリアだったら、オークルのような、もっと鮮やかな色が
使われていることが多い。また、フランスでも宮殿にこういう色が使われていた記憶はない。
でも真っ青なウイーンの空によくはえていた。 -
見晴台、グロリエッテ。完璧なシンメトリーを成し、
遠近法が駆使された見事な庭だ。
ここには常時70人の庭師が雇われている。 -
シェーンブルン宮にカフェ・レジデンツがあって、その地下のパン焼き
アトリエで、ウイーンの名物菓子、アップル・ストリューデル教室が
開かれているというので、覗いてみた。
シナモンのきいた香ばしい御菓子だ。 -
スタッフが格好よくマイクを口にして、ドイツ語と英語の説明をかわるがわるあやつって作りながら説明する。
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卵の黄身を刷毛で塗って、焼いた後の香ばしい色をつける。
-
焼き上がってオーブンからだされたアップル・ストリューデル。
(実は既に焼かれたものがおいてある)
写真をみただけで、生つばが?
でもこの大きなものは、10切れくらいにカットして、
上のテラスの客用にだされる。
私たち生徒は、ひとり3ユーロ90しはらったにもかかわらず
ほんの指先ほどの大きさのものを試食するだけ。
コーヒーももちろんでない。
冗談でしょ?いえいえ。 -
シェーンブルン宮殿庭にあるパルメンハウス。つまり、温室。1883年に竣工。バランスのとれた建物。天井が異常に高いのもいい。
中に入って熱帯植物の中で身体を温めた。というのも、ウイーンの朝は風があって、コートが必要なほど寒かったのだ。その癖、午後になると袖無しで歩くほど暑くなった。 -
椰子の木か?
私は温室が好きだ。
熱帯植物がみっしり茂っていて、湿り気のある空気。
時としては、熱帯花のムッとする怪しい匂いが鼻を突く。
ショーンブルグ城には約4000種類のエキゾチックな植物が
ある。18世紀の欧州の王室では、熱帯植物をいくつ持っているかを競ったともいう。 -
温室の近くに小さな日本庭園があった。これは日本政府からの
寄贈なのかもしれない。 -
世界で最も美しい図書館といわれている国立図書館。
ホフブルグ宮殿の一部をなしていて、ジョゼフ広場(Josefsplatz)
に面している。1723~37 年にかけて建立。
周囲に本がぎっしりと置かれている。
16世紀以来、この大ホールに、約20万の書籍が
保存されている。その中には、マインツでグーテンブルグが
印刷した世界最初の聖書もあるし、ベートーベンのヴァイオリンとピアノのソナタ、OPUS 24のオリジナルの手描きの楽譜もあるという。誰が見ることができるのか、知らないけれど、公開はされていない。
写真でみるバロック式の空間は、大ホールとよばれる。
奥行き77.7M, 高さ19.6M 幅 14,2M. 床からドームの頂上までは約30M. -
知識の宝庫とはよくいったものだ。
図書館をなぜこんなにまで立派に建立したか、その理由は、
18世紀、外国からの学者、外交官が訪れると、ここに案内したから
だそう、つまり皇帝のショールーム的役割があったからだ、そう。
この頃は宮廷図書館といわれていた。現在はオーストリア国立図書館。 -
後で読んだのだが、どうやら3階まで上れるようなのだ。
しかし、誰ものぼっていなかった。
天井画の中心には、この図書館を建立したカルル大帝6世、つまり、マリー・アントワネットのお爺さんの姿が描かれている。(と書いたものの、私自身は残念ながら、はっきり見分けることができなかった。) -
着いた翌日、聖シュテファン寺院の前でコンサートの切符を購入。
21日の夜8時半、ベートーベン広場のインペリアル。ホールで
開催される。ちょっと探すのに時間がかかったが、通行人すべてが
みんな親切だったのには気持ちよかった。みんなとても礼儀正しい。
この写真がその、インペリアルホール -
はい、ここで記念撮影。
その日の夕方は、風があって、寒いほどだった。
ウイーンは風が毎日吹いている。なぜだろう? -
建物はまるで歴史ある大学の校舎のようだった。
コンサートが行われるホールは、確か3階だったと記憶している。 -
開演より40分ほど前に着いたので、まだほとんど人がいなかった。
-
演奏は、ウイーン・インペリアル・オーケストラに属する
弦楽4重奏団のメンバーが中心。 -
コンサートマスターは、写真左の金髪の女性。
さてプログラムは、切符売りの人が見せてくれたもの
とは違って(!!)、観光客むけという感じだ。ヨハン・シュトラウスの曲が中心で、あとモーツアルト2曲、ハイドン、ベートーベン。
演奏がよかったし、
気持ちの良い曲ばかりで完璧にリラックスさせてもくれた。
観客も演奏者も一体になるような演出がうまく、
さらにソプラノとテノールの歌手が演奏会をさらに魅力的に
してくれた。
テノールの歌手は、金髪で、ロバート・レッドフォードに
ちょっと似ていた! -
今日は日曜日。
ウイーンで、ウイーン少年合唱団の歌を再度きける!と
いうので、ぜひコンサートに行ってみようと思っていた。
昔、彼らの演奏会に行ったことがある。
彼らと同じ位の年齢の、その頃の私にとり、
彼らはETのようなもの、どこかしらないプラネットから来た
きれいな少年達、天使そのもののように見えた。
滞在期間中、唯一きけるのは毎日曜日に行われるホフブルグのチャペルの日曜ミサで、彼らが歌うという。
日曜日、ミサは9時15分に始まるというので、朝、7時半におきて、
朝食の後、ホテルをでて、ホテルまえのトラムにのる。
途中、遠くにウイーンの市庁舎の建物が見えた。前に語った
国立図書館を設計した人がつくったそう。今回は行くチャンスがなかったけれど。 -
ホフブルグ宮殿に到着。
チャペルはこの正面の裏にあるらしい。 -
チャペル(Burgkappelle - 皇帝チャペル)は、小さなさっぱりとしたゴチック様式の建物だった。入り口も人が並んでいたからわかったようなもの。
無料の立ち見席と思ったが、観光ガイドのバッジをつけた二人の人が切符を売っていたので、19ユーロ(約3000円)で購入した。
2階席だというので、階段をのぼってゆくと指定された席は、
チャペルの屋根裏のようなところで、チャペルなど全くみえない。
この続きは納得できない編でかきます。
運は私を見捨てなかったのか、最終的には、2階席で、完璧にミサがみえる席、誰かが来られなかったのだろう。。についた。
音楽ミサは1時間半ほど続いた。素晴らしい!の一言。 -
ミサが終了する時点で、やっとウイーン少年合唱団が入ってきた。そして一曲うたうと引っ込んで、すべて終了。
一曲だけということで、驚いたけれど、音楽ミサがすばらしく、カソリックでない私も感動し、充分満足できた。
ミサの間、お香がたかれ、その匂いがチャペル一杯にひろがってそれも手伝って、なにか、別世界にいるような気分にさせてくれた。 -
チャペルから出て、帰ろうとチャペル裏の狭い路地を歩いていたら
突然、少年合唱団のふたりの少年が出てきた。おもわず、写真を撮らせてくれる?ときくと
いいよ、と答えてくれる。その時撮ったとっておきの写真
がこれです。
合唱団の少年たちは、週に15時間の音楽のレッスンを受ける。同時に普通の学校のカリキュラムにも従うから、勉強ずくめの毎日を過ごすよう。国籍もオーストリア人のみでなく米国人の子供など、多様だともきいた。
ウイーンでの5日間は、あっという間に
すぎた。なにもかも、ガムシャラに見るのではなく、
自分たちのリズムで、選りすぐんだものだけをみようということにしていた。
ミュージアム、宮殿もいいんだけれど、ウイーンの街の空気を肌に感じたり、カフェでくつろいで、通行人を
眺めたり。。想い出になる、いい時間を持ちたかった。
しかし、そのわりには、かなり、いろいろなものを見てしまったけれど。
これはウイーンが小さな都会だからだとおもう。
一年に一回会うか、の姉とも久振りに会い、楽しい時を共有できたのも貴重だった。
そして、お天気に恵まれたのはなによりありがたかった。
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