2007/04/04 - 2007/04/11
178位(同エリア873件中)
wiz さん
マドリーで美術に浸り・・
ラ・マンチャ地方の風景を楽しみつつ・・
次は、 アンダルシア地方 へ移動です。
今日からは建築探訪好きにはたまらない日々のはじまりです。
ここコルドバ、次のグラナダではイスラーム建築、
バルセロナではモデルニスモ建築を楽しみます。
コルドバのメスキータで、
私が特に印象に残ったところは、
・シュロの門から入り初めにひろがる幻想的な赤白の「円柱の森」
・ミフラーブの前を飾るキブラ壁(メッカの方向を示す壁)
・そのあたりのビザンティン様式の黄金のモザイク
・多弁系アーチも美しかった!!!
1つの建物の中にイスラムとキリスト教の建築が混合する
世界でも稀な建造物、というコルドバのメスキータ。
カール5世が、(モスクの中に造った大聖堂を見て)
あなた方のなそうとしていることを
前もって知っていたら、 決して許可は与えなかっただろう。
あなたがたは世界に二つとないものを壊しどこにでもあるものを建てた。
と嘆いたそうですが・・ これは私でもなんとなく分かりました。
いずれにしても、メスキータは、
” イスラーム建築技術の真髄を伝える建造物 ”として素晴らしいものでした !
--------------- イスラム建築区分 ---------------
【 地中海世界 】
1 中東アラブ圏 シリア・レバノン・イスラエル・ヨルダンなど
2 マグリブ(北アフリカ)圏 リビア・チュニジア・アルジェリア・モロッコ・スペイン等
3 アナトリア(小アジア)・東ヨーロッパ圏
【 オリエント世界 】
1 イラン・イラク圏
2 中央アジア圏 アフガニスタン〜中国の西域
3 アラビア半島圏 メッカ・マディーナを含む
【 南アジア世界 】
インド圏・パキスタン・バングラデシュ含む地域
【 インド洋世界 】
西はマダガスカルから東はインドネシア・東シナ海の中国沿岸部まで
1 東アフリカ圏
2 アラビア半島圏
3 インド沿岸圏
4 東南アジア圏
5 中国沿海圏
【 東アジア世界 】
中国文明圏
【 アフリカ世界 】
地中海沿岸部の北アフリカを除いた地域
参 考 : 「 イスラーム建築の見かた 」 東京堂出版
- 旅行の満足度
- 4.5
-
19:57
ホテルに到着。
コルドバでの夜は、セマナ・サンタ(聖週間)の聖木曜日だったので、
部屋に入り、テレビをつけたら、どこかスペインの町での
セマナ・サンタのイベントの様子が映っていて、ずっとそれに釘付けでした。
Semana Santa Cordoba La Vera Cruz por la Mezquita 2007
https://youtu.be/wkUwr_p_7Uo
semana santa cordoba 2007
https://youtu.be/SsPnrl7ixxw
Semana Santa Malaga 2007
https://youtu.be/u-Cwq8u6lbw -
8:17
翌朝、ホテルでの朝食。 ちょっと食べすぎ ? -
宿泊したホテルでの朝の風景。 空気がさわやか !
-
9:58
メスキータに到着。
トリホス通り Calle de Torrijos。 南から北向きに撮影。
右: メスキータ Mezquita
左: Palacio Episcopal/Palacio de congresos
ここメスキータ西側の壁面沿いには、サン・ミゲルの門、サン・エステーバンの門、首席司祭の門などが残っている。 -
9:58
メスキータ西側の壁面沿いのイスラーム壁面装飾。
こんな外の装飾を見て、メスキータ内が楽しみになってきました ! -
メスキータ沿い西側の通り トリホス通り Calle de Torrijos。 北から南方向に撮影。
右: Palacio Episcopal/Palacio de congresos
左: メスキータ Mezquita -
10:02
トリホス通り Calle de Torrijos。
赤い布は、セマナ・サンタ(聖週間)だからかな ?
昨夜(聖木曜日)のテレビで繰り広げられていた聖週間の行列。
そこでもこんな風景を見かけたので。
と思って検索したら、コルドバで昨日6日(木)に
Santo Sepulcro同胞団の告解者の行列というのがあったそうです。
- メスキータ内のSanto Sepulcro同胞団の告解者たち -
http://www.afpbb.com/articles/-/2207943?pid=1493450 -
10:02
トリホス通り Calle de Torrijos。
お土産屋さん 「 Antonio Adarve Gonzalez 」 前に建つメスキータの案内板。Antonio Adarve Gonzalez 専門店
-
メスキータのパンフレット。
左の図の中の下方、緑色の部分が 「 オレンジの木の中庭 」。
メスキータのモスク建設は、
■ 黄色の部分 : 785年
■ 薄オレンジの部分 : 848年
■ 濃オレンジの部分(ミフラブ) : 961年
■ 赤の部分 : 987年
と、3回に渡って拡張拡大され完成しました。
真ん中のあたりに黒い線で囲まれている部分が 「 大聖堂 Catedral 」。
1つの建物の中にイスラムとキリスト教の建築が混合する世界でも稀な建造物。 -
グーグルマップの航空地図(北が上)で見るとこんな感じになります。
(上のパンフレットと南北が反対。)
左の図下の、緑色の部分が 「 オレンジの木の中庭 」。
メスキータのモスク建設は、
■ 黄色の部分 : 785年
■ 薄オレンジの部分 : 848年
■ 濃オレンジの部分(ミフラブ) : 961年
■ 赤の部分 : 987年
と、3回に渡って拡張拡大され完成しました。
白い★印のあたりに、メスキータへの入口がありました。
航空写真で見ると、1つの建物の中にイスラムとキリスト教の建築が混合する建造物、ということがよく分かりますね。 (真ん中の十字架部分が 「 大聖堂 」。 ) -
10:13
メスキータ Mezquita 内へ。
メスキータがあったため、コルドバ王国時代の首都コルドバは。
「 ヨーロッパのメッカ (宗教の中心地) 」 とも呼ばれた。 -
10:13
オレンジの木の中庭 Patio de los Naranjosより
アルミナル塔(ミナレット) Torre de campanasを見上げる。
「 ミナレット 」 とはモスクに付属する塔で、モスクへと人々を誘うために、そこから日々のお祈りの時間を告げるアザーンが唱えられる場所で、アラビア語で火を意味するナール、あるいは光を意味するヌールから転化した言葉。
レコンキスタ(イベリア半島における失地回復運動)以来、キリスト教国となったなったスペインでは、こうした系譜をもつイスラームの 「 塔 」 が、再び教会堂の 「鐘楼」 へ転用された。
( ※ 1492年、レコンキスタはカスティーリャ女王イサベルにより完結。) -
メスキータ北側免罪の門 Puerta del Perdonの上にたつ
アルミナル塔(ミナレット) Torre de campanas。
鐘楼の上に建つのは、守護天使ラファエロの像。 -
10:15
「 オレンジの木の中庭 」 にて。
シュロの門(モスク)を右手に西から東側を見て撮影。
「 オレンジの木の中庭 」 は、沐浴の中庭として、イスラム教徒たちが寺院に入る前に身を清めに来た所。
写真左側に、アルミナル塔(ミナレット)が建ち、ミナレットの北側にユダヤ人街がひろがる。
このあたりにたつオレンジは観賞用で、味はバレンシアのオレンジなどと違い苦いようです。 -
10:22
アブデラマン1世の身廊(785年)
まず、一番はじめに入ったところが一番古いところで、785年アブデラマン1世が建設。モスク建築のためにスペイン、ヨーロッパ、アフリカからまでも持ってきたというローマや西ゴートの建物の円柱、柱頭、石などが使われたそうで、考古学の博物館のようです。
まさに、写真やテレビで見ていたのと同じ♪
でも実際の空間を目の前にするのは違いますよね ! -
10:22
-
10:23
アブデラマン1世の身廊(785年)
建物を支え中庭からの光が届きやすくするためにアーチを重ねる(2重)手法が用いられた。
建築的には ローマの水道橋 にヒントを得たのだそうです。
柱1本1本、柱頭1つ1つがよく見ると違うんですよね。メスキータ 寺院・教会
-
10:27
アーチと天井部分。
写真では分かりづらいのですが、木の天井部分の染色模様も素晴らしかった。 -
10:28
アーチと天井部分。
赤白のアーチはイスラム的。 天井部分はキリスト教的。 -
10:29
何度も、この 「 円柱の森 」 を撮ってしまいます ! -
10:32
-
10:33
アブデラマン2世の拡張部分(848年)
最初の拡張を行ったのははアブデラマン2世で、16世紀カール5世による大聖堂の建築によって最も被害を受けてしまった。
「円柱の森」をなす柱は1000本以上あったが現存するのは約850本。 柱が少なくなったのもこの大聖堂を建設したことによる。 -
10:36
ミフラブ控え室マクスラ Macsura の交差するアーチ。
多弁系アーチがすばらしく美しい。 -
ミフラブ控え室マクスラにある丸屋根。
-
イチオシ
10:37
コルドバのメスキータ(大モスク)は、8世紀にダマスカスから逃れてきたウマイヤ朝の一族のひとりアブデラマン1世によって開かれた後、ウマイヤ朝時代に建設が始まり、3度の拡張工事・改修の結果、西方イスラム圏で最大規模となったモスク。 -
10:37
馬蹄形アーチや多弁系アーチは、初期イスラームの時代に属するここコルドバのメスキータなど、アンダルシア地方と北アフリカで使われることが多いそうです。 -
10:41
ミフラーブの天井部分。
天井部分はイスラム建築におけるアーチ・ネットの最も古い例。
ミフラーブのあたりの黄金のガラスモザイクはビザンティン様式。 -
10:43
ミフラーブの上部壁と天井部分。
ウマイヤ朝は、かつてはコンスタンチノープルに次ぐビザンティンの都(東方キリスト教国)ダマスカスをイスラーム帝国の首都にしたのでビザンティン文化を継承。 コルドバは、そのダマスカスから逃れてきたウマイヤ朝の一族のひとりであるアブデラマン1世によって(後ウマイヤ朝が)開かれ、メスキータもウマイヤ朝の建築なのでビザンティンの影響が色濃い。 -
ミフラブ控え室マクスラにある丸屋根の中央。
-
10:43
ミフラーブ(メッカの方向を指す壁がん・窪み) Mihrab。
幾何学紋やカリグラフィー(文字紋)で装飾される
キブラ壁(メッカの方向を示す壁)もすばらしい !
メスキータは、もともと、西ゴート様式のキリスト教の教会がおかれていた場所なので、ミフラーブは正確にはメッカの方向と少しのずれがある。 -
10:44
ミフラーブのあたりのアーチや壁面部分。
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10:47
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10:50
馬蹄形アーチ。 -
10:52
アルハケム2世の拡張部分(961年) -
10:52
柱1本1本、柱頭1つ1つの装飾が違っています。メスキータ 寺院・教会
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10:53
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10:55
右下に見えるのは、コルドバの紋章。 -
10:57
16世紀にメスキータのど真ん中に造られた大聖堂 Catedral 内、天井。
1つの建物の中にイスラムとキリスト教の建築が混合する世界でも稀な建造物、というメスキータ。 メスキータ内 「 大聖堂部分 」 はしっかりとキリスト教建築です。 -
10:58
メスキータ内、大聖堂正面。
正面は残念ながら工事中で布が垂れていました。
神聖ローマ帝国皇帝カール5世(在位1520〜56)の時代、決定的な大改造が進められ、メスキータの中心部分から建物を貫く形でこのゴシック建築様式の大聖堂を建築した。 -
10:58
メスキータ内、大聖堂、聖職者席の連なった椅子(インド産マホガニー製)。 -
メスキータ内、大聖堂。
聖職者席の連なった椅子は折りたたみ式(インド産マホガニー製)。 -
メスキータ内、大聖堂。
聖職者席の連なった椅子(インド産マホガニー製)。
「 最後の晩餐 」 の場面。 -
11:00
メスキータ内、大聖堂のパイプオルガン。 -
メスキータ内、大聖堂のパイプオルガン。
空気孔をよく見ると、おじさんの顔、顔、顔、です。 -
11:01
メスキータ内、大聖堂。 -
11:02
メスキータ内、大聖堂。 パイプオルガンと天井。 -
11:09
メスキータ内、大聖堂。 西側入口。
後方に、赤白の 「 円柱の森 」 が見えています。 -
11:13
メスキータ内、キリスト教の礼拝堂。 -
11:14
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11:16
アルマンソースの身廊(987年)。 -
11:19
外に出ました。 ちょっと天気があやしくなってきたかも ? -
11:20
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11:21
コルドバ、メスキータの北側にひろがるユダヤ人街。アラブ起源のコルドバ陶器は手頃な価格から Ceramicas en Cordoba by wiz さんユダヤ人街 散歩・街歩き
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11:22
メスキータの北の通り、カルデナル・エレロ通り。
「 Virgen de los Faroles 」 -
ユダヤ人街の 「 花の小径 Calleja de las flores 」 へ !
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11:22
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11:23
「 花の小径 Calleja de las flores 」 のお土産屋さん。 -
11:27
フローレスの路地 「 花の小径 Calleja de las flores 」 から
アルミナル塔(ミナレット)を望む人気の撮影スポット !花の小径 建造物
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11:27
花の小径のギタリスト。 -
11:27
「 花の小径 Calleja de las flores 」 から。 -
11:29
ユダヤ人街の路地 Calle Velazquez Bosco。
コルドバの旧市街は、旧市街がそのままの姿をとどめているという意味ではスペインで最大のもの。
白漆喰塗りが施された家、アラベスクの彩色タイルで作ったパティオ(中庭)、噴水、庭木・・ 10世紀に繁栄の頂点を極めた古都コルドバは今なおムーアの風韻をまとっている。 -
11:31
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11:31
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12:00
昼食を食べようと、ウロウロ。 -
12:57
メスキータ南東の通り、カルデナル・ゴンザレス通り Calle Cardenal Gonzalez。
このあたりで、昼食。 ガスパチョを頂きました !
昼食後は、また青空になっていました♪ -
最後に、空から見た モスクと大聖堂 と、その周辺に広がる ユダヤ人街。
(Postcard)
手前(南)がグアダルキビル川 Rio Guadalquivir、ローマ橋 Puente Romano。
「アルミナル塔(ミナレット)」の見えるあたりが 「オレンジの木の中庭」。
「メスキータ」の北東の路地に「ユダヤ人街」、有名な 「花の小径」 もそこに。
メスキータ(モスク)の切り妻屋根から突き出る大聖堂が異様ですね。
カール5世は、司教に説き伏せられ「大聖堂」を
(イスラム寺院の中に柱列を壊して)建設、
カール5世は、3年後コルドバを訪れ工事中の大聖堂を見て嘆いたという。
あなた方のなそうとしていることを
前もって知っていたら、 決して許可は与えなかっただろう。
あなたがたは世界に二つとないものを壊しどこにでもあるものを建てた。
ムーア人により8世紀〜最初に栄えた後ウマイヤ朝の首都となったコルドバ。
コルドバ、セビリアがキリスト教軍により次々と奪回され13世紀〜ナスル朝の首都となるグラナダ。
コルドバを後にし、イベリア半島最後のイスラム王朝の都、グラナダへと向かいます !
Vamos !
Cordoba, Spain: Magnificent Mezquita
https://youtu.be/7YvNMDy_h3g
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