温故知新(~o~)江南之旅　?路線バスで安昌古鎮へ行ってみる

2007/02/24 - 2007/03/05

杭州に滞在して近くの古鎮を訪ねる旅を続けています。

今回は杭州東バスターミナルからバスに乗って紹興郊外の安昌anchang（アンチャン）古鎮を訪れます。

エリア 紹興(中国)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス 船
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

杭州から安昌anchangへの直通バスはありませんので、まずは杭州東バスターミナルから柯橋行きのバスに乗り、柯橋で路線バスを乗り換えて安昌へ行きます。

ここ、杭州東バスターミナルは市内に四つある長距離バスターミナルの内でも最も大きく混雑するところです。
待合室の中も人でいっぱい、トイレも大混雑でした。

紹興方面の待合室、切符売り場は脇の方の別の小さな部屋になっていますのでちょっと楽かも知れません。

ちょっと、時間があったので息苦しい待合室から、外に出て車道と歩道の境のフェンスに腰を掛けて休憩です。

目の前の歩道にちょっとした舗装の切れ目がありまして、中国人が安物のトランクを引っ張って通ると溝にタイヤがはまって、トランクを落としてしまいました。
２回続いて同じ事がおこった後、楽しみになりまして…

トランクを引いた人が来ると、さあ、今度はどうかな？と期待してみていました。
結局、この溝で２０分間ぐらいの間に５個のトランクが倒れました。

この真新しいバスで柯橋まで行きます。

今日は近場なので、出発時間は１０：５９とちょっと遅めです。

ここで、ちょっとした中国らしい出来事？がありました。
我々は切符に座席番号が３，４番と書いてあったので入り口の階段にいちばん近い席に番号を確認して座っていましたところ…

男の車掌が乗り込んできて、そこは俺の席だからどけと言うのです。
あっと驚く為五郎でした。（古い！）
何のための座席番号の表示なのかわかりません。
ちょっと、受けたのは最初に何を行っているのか判らなかったため、中国語で「私は外国人なので中国語が良く判りません」と言ったらまわりの乗客からどっと笑い声が起こりました。

仕方がないので、ほぼ満席になっていた車内で別々の席に座りました。

見ていると、けっこう途中で乗り降りする人がいて、車掌は入り口のその席で料金の徴収をしていました。

なんだ、かんだで、一時間半ぐらいかかって安昌古鎮に到着しました。

入り口の碑坊が辛うじて古鎮の雰囲気を出しています。

入り口のチケット売り場は閉まっていて誰もいませんでしたが、最初の景点の城隍殿で単票も連票も売っていました。

写真は連票（組み合わせチケット）で３５元です。
微妙なお値段です。

入り口付近の風景です。

川岸の柳がすっかり芽吹いて緑色になっています。
ぽかぽかとあったかい２月の一日でした。

開店休業状態の城隍殿の様子です。

実はこのお寺…
対して広くない境内のうえには、日よけの？ブルーシートがかかっていてムードがだいなし…

川沿いにアーケードが作られていて、様々のお店が並んでいます。

ここは良い雰囲気です。

見ての通りの…
川沿いの柳の木の下で気持ちよさそうに？…
干されている洗濯物たちです。

同じく…
あちこちで干されていたのは黒い色をした、ここの名産の安昌腊腸（ソーセージ）です。

路地のおもちゃ屋さんの店先で…

ちょうど、日本の私が育った時代のような感じです。

ちょっとおもしろいでしょ。

川沿いの商店街をのんびりと歩いていますと、自転車を押したお父さんが我々を追い越していきました。
その背中には２歳ぐらいの赤ん坊が篭に入って背負われていました。

ちょうど、後ろを振り向いてくれたので、良い表情の写真が撮れました。

めでたし、めでたし…

漢方薬屋さんの店先です。

大補薬DABUYAO　と書いてありますから、強壮剤の煎じ薬でしょうか？

我々の薬のイメージとはちょっと違いますね。

古鎮ですが…　お花も咲いていました。

水路にかかる橋の上から見下ろすのどかな古鎮の昼下がりの風景です。

我々は写真中央の安食堂のテラス席で？優雅に？昼食を食べました。
ビールを頼んでコップをもらおうとしたところどんぶりを渡されました。（苦笑…）

中国古鎮の雰囲気を楽しんでビールを飲みました。

ぜひ、お奨めなのが写真の烏篷船wupengchuanです。
黒い覆いの船という意味だそうです。
ここ紹興地方独特のもので足で漕ぐところから別名を脚劃船jiaohuachuanとも言うそうです。

このカップルは、普通はお客さんは舟を漕がないのですが、二人で協力して一生懸命漕いでいました。

愛想良く、ポーズをとってくれたのでパチリ。

また、橋の上から古鎮の風景をパチリ。

ここは、ほんとうに空いていますのでのんびりと歩き回ることができます。

橋の上におじいちゃんと子供が３人…

人の少ない水郷古鎮です。

近寄ってきた舟に値段を聞いたところ、ひとり５元と格安だったので、乗ってみます。

船頭さんはひとりでのんびりと乗っているときは手で漕いでいますが、我々のような重い人間を二人も乗せたときなどはご覧のように足を使って漕ぎ出します。

やはり、陸の上と水の上では見える景色が違います。
水郷古鎮に来たならば舟には乗ってみるべきです。

水路の反対側は、一応細い通路があって通ることはできるのですが、アーケードや商店街はありません。

日本だったら、誰かがきっと「手すりがなくちゃ危ないじゃないか！」と市役所に苦情を寄せているような…　水路沿いの小道です。

日本だったら、誰かがきっと「道ばたに干しては汚いじゃないか！」と保健所に苦情を寄せているような…　水路沿いの食堂のひもの製造風景です。

拡大してご確認下さい。
左から、アヒル、豚肉、イカ、魚…と干してあります。

仁昌醤園です。

中国版お味噌？や醤油の製造元のような感じです。

それで、積み重ねられた瓶が良い感じのオブジェになっていました。

主な景点はそのほかに紹興師爺博物館、石彫館、安昌民俗館、中国銀行舊址、穂康銭荘など。

一応、見て回りましたが特別に感激するような景点は無かったように思います。

道ばたの雑貨屋で鉱泉水（ミネラルウォーター）をひとつ買ったら１．５元でした。　激安です…
ゆっくりと古鎮を堪能し終わって、帰る事にします。

入り口の碑坊の前のバス停、安昌東站から２６８路のバスに乗っておよそ３０分ぐらいで軽紡城汽車快運站に到着します。

ここから、杭州汽車東站行きのバスに乗っておよそ一時間ほどで到着しました。

まだ、まだ　　続く　　(^_^)/~

この旅行記へのコメント （6）

• アリヤンさん 2009/09/04 16:06:42

  安昌古鎮

  ajiajiroさん
  
  いいですねえ！　ajiajiroさんの旅行記で安昌古鎮の風に触れました。
  こんな古鎮は大好きです。
  この秋に杭州、紹興、安昌を訪れるつもりです。
  
  安昌には泊まってゆっくりとあの空気に浸りたいのですが、安い客桟はあるでしょうか？ツインかダブルで１００元以下の客桟を探しています。
  訪問経験者であるajiajiroさん、どこかご存知でしたら是非ともご教示お願いいたします。
  
  アリヤン

  ajiajiroさん からの返信 2009/09/05 22:02:30

  RE: 安昌古鎮

  アリヤンさん、你好！
  
  ご訪問、書き込み有り難うございます。
  
  安昌古鎮…　それなりですが他の有名どころと比べると規模が小さいですね。
  
  まぁ、観光地化があまり進んでいないと言えばそうですが…
  
  
  それで、客桟をお探しとのことですが、はっきり言って判りません。
  
  古鎮のなかではそのようなものは無かったような気がしますが…
  
  お役に立てなくて申し訳ございません。
  
  
  では、また。　　　再　　見　　(^_^)/~

• こまちゃんさん 2007/04/18 01:37:45

  ははは！

  こまは、別のパターンですけど、バッグのハンドル部が抜けちゃうのや、
  歩いていて抜けて、荷物がばたんとなるのなどを見た事あります。(^^；
  
  駅の階段脇に、荷物用の坂がありますよね。
  あそこを引っ張って運んで居ると、Made in CHINAの素晴らしいバッグは、
  中身が満タンの異常な重さに耐えかねて、レバーがスッポリ抜けちゃう
  のがありまして・・・
  当然持つ手から離れちゃいますから、荷物は無惨にも下へと滑り落ちて
  行きます。下の連中も何事かをビックリして逃げちゃうので、誰も荷物を
  止めてくれません。
  
  駅の回りで良く見ていると、キャスター付きなのに頭の上に載せて運んで
  いるシーンを見かけますが、爺ぃ曰く「転がすと直ぐ傷むからじゃよ」だ
  そうです。(＠＠；
  
  ははは、何の為のキャスターなの？？
  
  　こま

  ajiajiroさん からの返信 2007/04/19 00:09:46

  RE: ははは！

  こまちゃんさん、どうも(^_^)v
  
  同感です。
  
  日本で快適に品質管理された製品に囲まれて生活していますと中国で思いもかけない事に遭遇する場合もあるかも知れませんね…
  
  今、私が思いつくのは錦渓で買った傘がものの数分でおちょこに…
  詳しい顛末は私の旅行記に載っていますので…
  波瀾万丈(@_@)上海旅游?錦渓・甪直へたいへんだけど行ってみる
  http://4travel.jp/traveler/ajiajiro/album/10058272/
  
  では、また。　　　再　　見　　(^_^)/~

  こまちゃんさん からの返信 2007/04/19 00:45:23

  RE: RE: ははは！

  「傘」で触覚が動きましたです。(^^；
  １９９６年頃、ジャンプ傘の街頭売り(寅次郎張りの)が、ジャンプ傘を
  ガンガン褒めながらバンバン売ろうと頑張っていました。
  
  何だかんだと説明の後、「さあ、その素晴らしさをお披露目スルのよ！」
  と、スイッチオ〜〜ン！！（あ…もしかして、もうオチが読めました？）
  
  バッ！！と勢いよく開く傘、説明に念の入った寅さん、傘が完全に
  開く頃には、寅さんのその流暢な説明はピークに達します！！
  で、事件は起きました。
  
  本来なら、その傘がパッと開いて静止し、キノコの形を形取っている
  筈ですが、何故かその「(説明によると)素晴らしい傘」は、静止せずに
  傘部分だけが見事に「ふわ〜〜」っと宙に舞い上がって行きました。
  期待と緊張が失望感に変わり、呆気にとられる大衆。
  傘が落ち始めると共に、クスクス声やら罵声が飛び交い、みんなその場
  から去って行きました。
  
  あわれ寅さん、持ってきた傘は、見た人達が一通り居なくなるまでは、
  そこでは売る事が出来ません。
  
  その後、たぶんトラウマになってしまったのではないでしょうか？
  傘を開くたびに、寅さんの心臓はドキドキ、バクバク！！(^^；
  
  　こま

  ajiajiroさん からの返信 2007/04/19 01:07:39

  RE:RE:RE: ははは！

  超早いレスポンスですね…
  
  寅さんらしいエピソードで情景が浮かんでくるようです。
  なんであるアイデアルの傘のコマーシャルをしていた植木等さんも最近お亡くなりになりました。
  
  一昨日が送別会で、一晩おいて今日が歓迎会ですので…
  今夜は早く寝るぞーと心に決めていました…
  
  晩安　(^_-)