2019/05/03 - 2019/05/05
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dechineさん
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中国への旅行を始めて6年。
夫婦二人で江南の水郷古鎮などをゆっくり回ってましたが、
今春はGW10連休というまたとない幸運に恵まれて、
以前より憧れていた安徽省への旅を実現することができました。
いつものんびりぶらぶら、時間に縛られずに、
お散歩気分で観光することが好きなので、
9日間で回れたところは少しです。
それでも、古村落を4箇所、屯渓、黄山、そして二度目の紹興と
とても充実した旅となりました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
屯渓の朝です。今日は紹興へ向かいます。
黄山北駅から杭州東駅までの新幹線の時刻は昼前なので、
ホテルで朝食をとった後、すぐ横を流れる新安江の支流に
沿って散策しました。
黄山ハイキングの足の筋肉痛は2日経ってもまだ取れず、
相変わらず階段では「アイタタ~」の連続です。
今日は朝から快晴。気温も上がりそうです。
川沿いはとてものんびりとしていて、空気もおいしいです。
ゆっくり釣りを楽しんでいる人がいます。 -
屯渓橋から数百メートル西に、新しい橋が新設されている最中です。
この橋の新設工事に関連する大がかりな道路工事のせいで、
ホテルの前のバス停がなくなってしまっているのでした。
それにしても、橋の上には転落防止の仮設の塀もなく、
「安全第一」の日本とはまるで違います。
じっと見ていたら、なんと、地元の住人達もバイクですり抜けて
通っているではありませんか!
本当に何でもありの国です。 -
西方面から見た屯渓橋です。
綺麗ですねえ~。 -
橋の下には「屯渓夜泊」という詩碑がありました。
-
その横に並んで「屯渓橋記」という石碑もあります。
-
これは東方面から見たところです。
この石橋は幅が狭くて、車は通行できません。
その昔、馬が通れる幅があればよかったのでしょう。
昨夜、この橋が異様なほど人で溢れかえっていたので、
もしかしたらお祭りでもあるのかと思い、
橋を渡って、向こうに何があるのか探検に行きました。
そしたら趣のある別の老街が続いていることがわかりました。
「黎陽老街」という名前です。
「屯渓老街」と比べると、少し垢抜けた雰囲気がしました。
何でも探検してみるものですね。
さて、いよいよ屯渓ともお別れです。
21番のバスに乗って黄山北駅へ行きます。 -
黄山北駅に到着しました。
快晴です。 -
しかし、広いです、何もかも!
-
11:54発の新幹線に乗ります。
杭州東駅に到着後、地下鉄1号線に乗り、
5つ目の「客運中心駅」で降ります。 -
そこで紹興行きのバスチケットを購入し、
1時間半ほどで紹興バスターミナルに到着。
乗り換え乗り換えで結構面倒くさいですね。
もしかしたら、黄山北駅から紹興までの直通新幹線があったのかな・・・。
そこから路線バスに乗り、「魯迅路口」で降車。ホテルへ向かいます。
紹興へは4年ぶり2回目です。
前回は府山の「紹興飯店」に宿泊しましたが、
今回は訳あって「咸亨酒店」にしました。 -
チェックインを済まし、部屋に入ると、「あら、素敵・・・。」
久しぶりの高級感漂うホテルです。
インテリアもモダンテイストです。 -
壁には個性的なオウムの額。
中級クラスのホテルでも小さな民宿ホテルでも全然平気で、
逆に楽しんで泊まっていたりしますが、
高級ホテルはやっぱりいいですね。
前回の「紹興飯店」も素晴らしいホテルでしたが、
今回はただただ、ここ咸亨酒店で紹興酒を飲みたいがために
このホテルを予約したのです。
ここなら紹興酒を飲み過ぎていい気分で千鳥足になっても、
さっと部屋へ帰ったらしまいですから・・・。 -
さあ、晩御飯です。
先に受付でチャージしたカードをもらい、
好みの料理を指差してお盆に載せてもらいます。
お惣菜を3品もらって、別のところで紹興酒をもらって来ました。
屋内の席も空いていたけれど、夕涼みがてら半屋外の席へ座りました。
厚揚げの煮物、鳥ミンチと里芋の煮物、青菜炒めです。
ここのお惣菜はまるで和食のような薄味で、
どれもこれもとても美味しいのです。
そして黒いお醤油みたいな色をしているのが紹興酒。
これがまた、たまらなく美味しいのです。
二人でペロリとお惣菜をたいらげ、紹興酒をおかわりし、
おつまみに名物のソラマメももらってきて
ほろ酔い気分で会話も弾み、
地元の居酒屋さんにいるようにくつろいで楽しみました。
明日は大好きな紹興の街を散策します。 -
次の日の朝、快晴です。
暑くなりそうな予感がします。
2回目の紹興ですので、そこそこに記憶もあり地図を見なくても
散策できそうな気がします。
ずっと水路を辿って散策することにしています。
朝食後、ホテルを右に出て解放南路を渡り魯迅西路を進み、
そこから路地に入って「青藤書屋」に立ち寄った後、
倉橋直街を歩きます。
運河が見えてきました。 -
相変わらず美しいです。
4年前の前回の訪問は晩秋だったので、
同じ場所を散策していても、緑が生い茂り、
生き生きとした景色が目に飛び込んできます。 -
橋を渡って、倉橋直街と並行している道を北に進みます。
壁と壁に挟まれた路地から見える運河。 -
江南らしい風景です。
-
お天気が良いと、白壁も眩しいですね。
-
倉橋直街に比べて、こちらは静かです。
-
ちょっとした広場です。
洗濯物も今日はよく乾くでしょう。 -
まっすぐ進むと府山横街に突き当たります。
左に折れ、しばらく歩くと府山直街です。
この通りは生鮮品の市場街で、大勢の買い物客で賑わっています。
お魚屋さんが多いです。 -
こちらは果物屋さん。
ビワやサクランボが見えます。 -
府山横街を戻ります。
運河の面した家屋にバラが咲き誇っています。 -
今度は倉橋直街を北へ進みます。
橋の上から見た風景です。木々の緑が綺麗です。
左は有名な「雁雨茶藝館」です。
いつかお茶を飲みに入ってみたいのですが・・・・。 -
南を向いた風景。
-
藤のような植物ですが、花は白色で花数も多いです。
-
橋を渡って左へ進みます。
静かな小道です。
何でもない小道ですが、以前訪れた時に気に入った小径です。 -
ポメ君もちょっと暑そう。
-
白い平屋の家屋が並んでいます。
先に石階段が見えます。 -
この階段を上がって行きます。
階段を登り切ると府山沿いの環山路に出ます。
しばらく進むと、前回宿泊した「紹興飯店」があります。
ホテルの裏側に当たる大通り「勝利西路」に出て道路を渡り、
水路沿いの小道「西小路」を進みます。 -
運河に浮かぶ古い小舟でお昼寝中のおじいさん。
さぞ気持ちの良いことでしょう。 -
平屋の家屋が続きます。
-
水路に架かる石橋の上からの景色です。
向こうには高層ビルがそびえ立っています。 -
こちらは北方面を向いています。
古くて感じの良い町並みです。 -
古い石橋。
-
横から見ると、ジャングルのような蔦に覆われて
橋か何か全くわかりませんね。 -
古い廊棚が続いています。
-
ここは水路の幅が広がって、ちょっとした池のようです。
ここらでちょっと日陰のベンチに座って休憩タイム・・・。
それにしても快晴で気持ちのいい日です。
釣りをしに来ているおじさん達を眺めながらぼーっと休みます。
向こうの建物はレストランで、食事客のしゃべり声が聞こえたり、
厨房からは調理する音が聞こえたり、
鍋から燃え立つ火柱が見えたりします。 -
日陰の廊棚から見た日向の景色です。
30分以上座って休憩していたように思います。
さて、歩き出すとするか・・・。 -
すぐに東西の道路「上大路」に出ます。
すると、「あれ?こんな道だったっけ?」
全ての家屋のシャッターが下りています。
確かこの通り、電気関係の材料を扱うお店がずらーっと並んでいて
とても活気のある通りだったような・・・。 -
屋根を見ると相当の古さを感じます。
でも私はこのような古き良きものを見て歩くのが大好きなのです。
もしかしたら一斉に壊してしまうのでしょうか?
悲しくて胸が痛みます。 -
下はシャッターしか見えないので、自然と上へ目がいきます。
大きな長屋だったのですね。
引越し先の看板も出ています。 -
この2階部分の、なんと可愛らしい窓と庇!
-
歩き進んでも、ずっとシャッターの下りている景色は変わりません。
人の姿もありません。
ゴーストタウンになってしまいました。 -
同じ通りを4年前に撮った写真です。
比べて見ては悲しさが増します。
4年後はどんなになっているのでしょうか。
そう言えば、昨日バスの中から地下鉄工事が始まっているのを見て
びっくりしました。
変化のスピードが速いです、本当に。 -
橋を渡って運河の反対側の「下大路」を歩き進みます。
シャッター街の家屋の裏側が見えます。
味があるのにな・・・、壊さないでほしいです。 -
美しい柳と水草。
-
こちらも長屋のようです。
小さな卯建もありますね。
人の気配がないのでこちらも表側はシャッターが
下りているのでしょう。 -
なんて趣のある家でしょう!
-
こちらの家も!
たまらなく愛おしいです。
まもなく重機で無残に跡形もなく取り壊されるのでしょうか・・・。 -
通りの左側は商店が並んでいます。
こちらは食器屋さん。
大きな壺も並んでいます。 -
こちらは調理器具屋さん。
中華鍋、ほしいです。
実は中華鍋を買うか買わまいか悩んで3年ほどになります。
使いこなす自信がないのです・・・。 -
こちらは何でしょう?
テニスラケット?
バドミントン? -
いえいえ、ハムです。
正真正銘の元祖「金華ハム」とあります。
残念ながら、まだ試したことがありません。
さて、メイン道路の「解放北路」に来ました。
地下鉄工事で大変です。
横断歩道を渡って、まっすぐ水路沿いに進みます。 -
店先のかわいい子犬ちゃん。
蕭山街を歩いています。
ここはドライフルーツ屋さんが並んでいます。
しばらくすると今度は婦人服屋さんが目立ちます。 -
左に折れて、蕺山街に来ました。
遥か先に見えるのは、蕺山公園にある文笔塔です。
この辺りは「書聖故里」という歴史街区で、
とても趣のある路地が水路と共に続いています。
突き当たりに王羲之の旧居があります。
この歴史地区は、夜には赤い提灯に火が灯り、
静かな雰囲気でとても美しいです。
今日はちょっと暑すぎてバテ気味で、
しばらく行った水路沿いの木陰で昼食をとり、
すぐ近くにある大きな新華書店に涼みに入り、
好きな中国絵画書など見ながら休憩しました。 -
書店を出て、ぶらぶら歩き、八字橋の辺りへ来ました。
-
古い家屋と古い石橋。
椅子に座って外の空気を吸っているおじいさん。 -
お天気がいいので、靴も洗濯。
-
冬物の衣類もそろそろおかたづけの季節ですね。
-
室内ばきも日光に当てて、綺麗さっぱり。
生活感に溢れています。 -
誰でも暗くて寒い室内より、明るい屋外が気持ちいいですよね。
-
眩しいくらいに明るいです。
-
八字橋の上からの景色です。
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幾重にも重ねられた屋根瓦にも味があります。
-
何だかかわいらしい家屋の木組み。
橋の欄干は洗濯物干し場です。
さて、4時も過ぎているので、
ぼちぼちホテルに戻るとするか・・・。
途中スーパーに立ち寄りビールとおやつを買って、
ホテルの部屋でいっぷく。
いや~、今日は30度超えで暑かった~。 -
夕食はもちろん昨日と同じ、ホテルの酒店です。
紹興酒の瓶が並んでいます。
今日は食い気が優って、お料理の写真を撮り忘れました。
確か、お豆腐の煮物と、茄子と唐辛子の煮物と・・・。 -
紹興酒売り場の方のカウンター。
ここでお酒を注文します。 -
ここでもらう物は紹興酒が2種類。
それにおつまみの豆が3種類。 -
屋内の方です。
広くて綺麗な店内です。
時間が遅いので、もう空いていますね。 -
ごちそうさま、美味しかったです、お酒もお惣菜も。
紹興を旅程の最終に持ってきて正解でした。
明日で9日間の旅行も終わりです。
本当にあっという間でした。
ちょっとしたハプニンングがあったり、
足の筋肉痛で悩まされたりはしたけれど、
何はともあれ、無事に予定通りの旅程で回れたことに感謝感謝です。
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