琥珀の町−グダンスク

1999/12/20 - 1999/12/23

　バルト海沿岸は琥珀の産地として知られているが、ここポーランドのグダンスクもその一つ、温もりを感じさせる灯火のような色の琥珀は古来装飾品として重宝された。約五千万年前に樹木から流れ出た樹脂によりできたこの宝飾品は歴史のロマンを感じさせる。この琥珀の装飾のなかで私が気に入っているのはスプーンのティップに琥珀が埋め込まれた銀のスプーン。グダンスクに行かずとも、ワルシャワやクラクフでもこうした琥珀をあしらった食器や宝飾品が売られているので、是非手にとって欲しい。

エリア グダンスク(ポーランド)

• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス タクシー
• 航空会社: エールフランス

旧市街のメインの通りでもあります。遠くに見えるのは旧市庁舎です

ポーランド北部の都市で最大の港湾都市でもあるグダンスク。ハンザ同盟の町として栄えましたが、第二次世界大戦で町はほぼ100％破壊されてしまいましたが、戦後元の町並みに見事に復元されました。

すみません・・・、どの通りか忘れてしまいました。当時マイナス6度だったのは覚えていますが・・・。

聖母マリア教会。レンガ造りの教会としては世界最大の教会です。1517年に建てられましたが、戦災を受け、戦後復元されました。

かつてはハンザ同盟で栄えた運河ですが、戦後のポーランド造船が壊滅状態となり、静まり返っています。ワレサはグダンスクの造船所から連帯の端を発し、ポーランドの民主化を押しすすめ、ノーベル平和賞を受賞し、大統領にも選ばれました。しかしショック療法と呼ばれる急激な民主化を行い、国民の反感を買い、後の大統領選挙で敗れ去ってしま
います。

因みにこの写真、海と繋がった運河が凍っています

立派な建築物でもあるグダンスクの中央駅。

夜の駅。列車にＰＫＰと書かれていますがポーランド国鉄をあらわしています。グダンスクから南部のクラクフ行きの列車が出ています。