![ここ、パリはいつも観光客であふれています。<br />あちこちでカメラ片手に散歩している方の少しでもお役に立てればと思い、ガイドを立ち上げました。<br /><br />パリの歴史を知っていれば、散歩ももっと趣きあるものになるかも!<br />BON VOYAGE!](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/10/12/91/650x_10129146.jpg?updated_at=1172850899)
2006/04/06 - 2007/03/02
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ここ、パリはいつも観光客であふれています。
あちこちでカメラ片手に散歩している方の少しでもお役に立てればと思い、ガイドを立ち上げました。
パリの歴史を知っていれば、散歩ももっと趣きあるものになるかも!
BON VOYAGE!
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アールヌーボー
パリでメトロが開通したのは1900年と意外にも遅い。
当時駅の入り口を飾ったのが、エクトール・ギマール作の鉄のオブジェでした。
ギマールは今日では、アール・ヌーボーの代表的建築家として評価されていますが、70年代に入って再評価が始まる前はメトロの入り口のこの建物は、時代遅れの遺物としてほとんどが取り壊されていたとのこと。
現在、このような建物は一部を除き、ほとんどがレプリカである。実際、フランスにおいてアールヌーボーが高い評価をうけたことはなく、かつては「モダン・スタイル」「スティル・ヌーユ(直訳すると麺スタイル)」といった軽蔑的なニュアンスの表現であったことからも、始めはきわめて異国的なものとして感じられていました。
今じゃ、これがないと、メトロだと認識できないのに! -
エッフェル党
これがなきゃ、パリじゃない!ってぐらい有名な建物となりました。
ですが、完成当時、当時の美学から大きくかけ離れた「異物」として捉えられてきました。
1889年のパリ万博の呼び物として、高さ300メートルのシャン・ド・マルスに建築することが発表され、橋梁建築で名声を勝ち得ていたギュスターブ・エッフェルの事務所がコンペに参加し、1884年に建設が決まった。
この際、エッフェル塔は当時最有力視されていたプレデの「太陽の塔」;パリ全域をアーク灯で照らすという石造りの建築 を破った。当時の選考理由として、コンペが開かれたのは1886年であり、石造りの太陽の塔に対し、エッフェル塔は建築が比較的容易で、費用もかからないという理由であったことはあまりにも有名。
これに対し、パリに鉄骨の塔など似合わないとする反対運動が起こり、モーパッサンなど300人の文化人が反対署名に名を連ねた。
今ではアポリネールなどのようにエッフェル塔を美しいと感じる世代が増え、パリ!エッフェル塔という方程式ができたわけだが。。。 -
オルセー美術館
悪趣味だから早く壊してしまえ!と当時は言われていたものが、今では立派な美術館で、パリの名所のひとつになっている。
オルセー美術館は使用されなくなったオルセー駅を美術館に転用したものだ。オルセー駅とは、オルレアン鉄道が1900年の万博にあわせて開通したものある。当時は、まだフランス国鉄はなく、パリの鉄道駅はすべて各私鉄のターミナル駅であったが、オルレアン鉄道のターミナルは交通の便の悪いオステルリッツ駅にあったので、パリ・コミューンで消失した会計監査院の跡地にターミナルを移すことにしたのだ。
ところが、ルーブル宮やコンコルド広場の近くに散文的な鉄道駅を設置することは何事か!という非難の声が上がったので、オルレアン鉄道は、駅全体を、ルーブルに遜色ない伝統的な石造りの建築で覆い隠すことにした。その結果、時代の趨勢とは逆行する19世紀的な重厚美学の最後の傑作が出来上がってしまったというわけである。
そして20世紀に入りメトロ発達により、この時代錯誤的な美学の駅は悪趣味な無用の長物として人々の嘲笑の的となり、またそれがパリの中心にあったことが災いして、オルレアン鉄道が38年に国鉄に統合されたあとは、ほとんど廃駅同然になってしまった。
61年には建て替えが決まり、ル・コルビジェなどによる新駅のコンペティションなども行われたが、責任者の交代などで、取り壊しの決定がもたついている間に、時代の空気が再び変わって、73年ついに19世紀美術館として劇的な再生を遂げるのだった。 -
中はこのような感じ。
今でも駅構内という雰囲気。
いつもは観光客でとても込んでいますが、木曜日の夜がお勧めです。8時までやっているので、6時半に入ると、ゆっくり鑑賞できます。
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