2007/02/16 - 2007/02/25
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gentlyさん
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今年もパリはポルト・ド・ベルサイユのコンベンションセンターでレトロモビルが盛大に行われました。このイベントと同時開催されたクリスティーズオークションの目玉、アウトウニオンDタイプは予想落札価格は史上最高の13億5000万円をつけられ日本でも大きく報道されていましたが(報道内容に色々と間違いが見受けられたが・・・)、どうやらオークションは流れてしまったようです。クリスティーズの窓口では、Dタイプ落札の瞬間を一目見ようとする人たちの長い長い行列ができ、レゾネが完売するという異例のハプニングがあったようです。
以前にも書きましたが、レトロモビルはただの自動車博覧会ではありません。100年以上もある自動車の歴史を、フランスの文化の一部として盛大にアピールするサロンです。ド・ディオン・ブートンやヴォワザンといった貴重なクルマのクラブから、もっと庶民的なシトロエンやパナールのクラブが軒を連ねていて、みな同じように会場を盛り上げている様にはちょっとしたカルチャーショックを感じます。
他のクラシックカーイベントと比べて顕著なのは客層で、男性はやはり年齢層が高いものの、女性や子供の姿もかなり目立つ点です。古いクルマの楽しみがマニアだけのものではなく、彼らの生活や文化に定着しているのだと痛感させられます。ここは世界中の古いクルマ好きが集まる社交場でもあります。社交場であるからには、やはりブースやディーラーの人たちに積極的に話しかけてみることをお奨めします。そこで交流の輪が広がれば、また来年もきっと行きたくなるはずですし、それこそがこのイベントの最も楽しい点なのです。その反面、同様なイベントが日本にないことを非常に残念に思います。
スケール、質ともに世界最高峰の室内型イベント。
何度行っても、その度に新しい出会いや驚きがあって、クルマ好きなら何時間いても飽きることはないでしょう。是非一度足を運ばれることをお奨めします。
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今回のレトロモビルで最も貴重なクルマのひとつ、E.R.A"ハヌマーン"。言うまでもなく、シャムの王子にしてレーシングドライバー、ブリンス・ビラの愛車そのもの。猿神ハヌマーンのエンブレムや白いネズミのペイントにいたるまで、ほぼ全てがオリジナルという驚異的なコンディション。実はこれ、売り物だったりするから二度驚いた。
1938年、プリンス・ビラとプリンス・チューラ率いるホワイトマウス・レーシングチームは、ワークスのおさがりのE.R.AのCタイプを購入、これをハヌマーンと名づける。39年には、青と黄色のシャム・チャクリ王朝のシンボルカラーに塗り分けた。
このハヌマーンを扱うディーラー、ホール&ホールの担当者の話だと、「こんな凄いクルマが市場に出るなんて滅多にないよ。今のオーナーの名前は明かせないけど、彼は売る相手の条件として、オリジナルコンディションを維持しつつヒストリックカーレースに出場し続けることができる人を望んでいます。」とのこと。E.R.Aはイギリスの文化遺産なので、イギリス人以外には売らないのでは・・・というウワサについて聞いてみたところ、「いや、欲しい人がいれば日本のエンスージアストにだってお売りできますよ、もちろんお値段はハンパではありませんが(笑)。ハヌマーン以外のE.R.Aをお探しの場合も、お問い合わせいただければご希望にあわせて探してきます。日本にはブガッティが沢山いますが、E.R.Aも物凄く速くてオススメですよ」とのこと。
個人的に、今回のベスト・オブ・ショウは間違いなくハヌマーンです!!!欲しい! -
プリンス・ビラの愛車、E.R.Aにつけられた猿神ハヌマーンの紋章。古代インドの叙事詩「ラーマーヤナ」に登場する戦士で、西遊記の孫悟空のモデルになったとも言われる。ビラの愛車には、他にも"ロムルス""レムス"(伝説でローマ市を作ったとされる、オオカミに育てられた兄弟)などそれぞれニックネームがつけられている。
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ディンキーのミニカーでもおなじみのドゴール大統領専用車、シトロエンDSプレジデンシャル。全長6.3メートルを超えるボディには、過去何度も反対派勢力から襲撃された経験を踏まえ防弾処理をほどこしてあるらしい。コンコルド、TGV、マトラF1と並んで、強きフランスを象徴する特別なクルマだ。
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こちらはSMプレジデンシャル。ノーマルが2ドアだったのに対しこちらは4ドア、さらにコンバーチブル化されている。DSプレジデンシャルが大統領が公務で外出する際に使用されたのに対し、こちらは儀礼用なのだろう。古い記録映像でポンピドゥーやジスカールデスタンが乗っている光景は印象的。
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フェラーリ250GTブレッドバン。フェラーリを解雇されたジオット・ビッザリーニが、スクーデリア・セレニッシマの為に250GTswbをベースに製作した対250GTO用マシン。もちろん、これも売り物。有名なディーラー、クラウス・ウェルナーのブースにて。
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今年のレトロのテーマは「ニック・メイスン クルマへの50年の情熱」ということで、やはり本人も来ていました。イギリスを代表するプログレバンド、「ピンクフロイド」のドラマー、ニック・メイスンは熱狂的なカーマニアとしても有名で、ルマン24時間完走、カーディーラー経営など、様々なかたちでクルマに関わってきました。それにしてもニック・・・随分歳くったなぁ。もちろん、会ってサインを頂いてきました!
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ニック・メイスンの250GTO。シャシーナンバーは3757。
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ニック・メイスンの512S。
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ニックのコレクションにはF1も!ジル・ビルヌーヴのフェラーリ312T3。
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あ、これはニックのコレクションをまとめた本「Into the Red」の表紙にもなってる、マクラーレンF1GTRだ!
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伊太利屋カラーのポルシェ962もニックのコレクションに!
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その他、ニックのコレクションンにはパナール・ルヴァッソールからベントレー、ローラ、マセラティ250F、ジャグワーDタイプなどなど、国籍も時代もバラバラだがどれもその時代の最先端を突っ走っていたクルマという点で共通している。
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