水上温泉旅行記(ブログ) 一覧に戻る
※2020.02.15 再編集(旅行記2冊を1冊にまとめ、写真と文章を見直し)の上、改めて公開しました。<br /><br />東北の雪景色を見たいと思い、金曜夜の新潟行夜行快速『ムーンライトえちご』の指定券を買っていたのだが、諸般の事情により中止に。<br />仕方が無いので、土曜の朝早くに出て、静岡にでも行こうと画策。<br />しかし、起きてみればすでに陽は高く、またも予定変更。<br />とりあえず、高崎線に乗り高崎駅へと向かう。<br />途中で、足利にでも行こうかと思ったのだが、高崎駅に着いてみると、先に上越線の水上行が出るという。<br />見れば4人掛けの席が空いている。<br />これはと思い乗り込んでしまい、またも行き当たりばったりの旅となった。

冬の上越国境湯旅~水上温泉から越後湯沢へ~

78いいね!

2007/01/13 - 2007/01/13

22位(同エリア550件中)

旅行記グループ 【上野国】水上

14

28

旅猫

旅猫さん

※2020.02.15 再編集(旅行記2冊を1冊にまとめ、写真と文章を見直し)の上、改めて公開しました。

東北の雪景色を見たいと思い、金曜夜の新潟行夜行快速『ムーンライトえちご』の指定券を買っていたのだが、諸般の事情により中止に。
仕方が無いので、土曜の朝早くに出て、静岡にでも行こうと画策。
しかし、起きてみればすでに陽は高く、またも予定変更。
とりあえず、高崎線に乗り高崎駅へと向かう。
途中で、足利にでも行こうかと思ったのだが、高崎駅に着いてみると、先に上越線の水上行が出るという。
見れば4人掛けの席が空いている。
これはと思い乗り込んでしまい、またも行き当たりばったりの旅となった。

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
グルメ
4.0
交通
4.0
同行者
一人旅
交通手段
高速・路線バス JRローカル 徒歩

PR

  • 高崎駅を出て、榛名山が左手に見え来ると渋川駅に着く。<br />秋に訪れた伊香保、前の週に訪れた川原湯と草津へは、この渋川駅が分かれ道だ。<br />渋川駅の先で、吾妻線が左へと分かれて行った。<br />そして、すぐに橋を渡る。<br />流れる川は、坂東太郎・利根川だ。

    高崎駅を出て、榛名山が左手に見え来ると渋川駅に着く。
    秋に訪れた伊香保、前の週に訪れた川原湯と草津へは、この渋川駅が分かれ道だ。
    渋川駅の先で、吾妻線が左へと分かれて行った。
    そして、すぐに橋を渡る。
    流れる川は、坂東太郎・利根川だ。

  • 渋川駅から35分ほどで、車窓左に諏訪峡が見えてきた。<br />この景色を見ると、水上へ来たなと感じる。<br />そして、12:06に水上駅に到着した。<br />いつの間にか、外は雪が強く降り出していた。

    渋川駅から35分ほどで、車窓左に諏訪峡が見えてきた。
    この景色を見ると、水上へ来たなと感じる。
    そして、12:06に水上駅に到着した。
    いつの間にか、外は雪が強く降り出していた。

    水上駅

  • 列車を降りて、ホームの先を眺める。<br />この先に、上越国境がある。<br />水上は、越後へ向かう旅人が、列車を乗り換える駅。<br />好きな駅のひとつだ。

    列車を降りて、ホームの先を眺める。
    この先に、上越国境がある。
    水上は、越後へ向かう旅人が、列車を乗り換える駅。
    好きな駅のひとつだ。

  • 横殴りの雪が降る中、日帰りで入れる温泉の情報を得るため、駅の向かい側にある観光案内所へと向かった。<br />そして、たくさんの中から、うのせ温泉に決めた。<br />駅前からすぐに出る、谷川岳ロープウェイ行のバスに乗り、温泉を目指す。

    横殴りの雪が降る中、日帰りで入れる温泉の情報を得るため、駅の向かい側にある観光案内所へと向かった。
    そして、たくさんの中から、うのせ温泉に決めた。
    駅前からすぐに出る、谷川岳ロープウェイ行のバスに乗り、温泉を目指す。

  • バスを降りたのは、奥利根館前バス停。<br />谷川岳へ行くときには、必ずこの旅館の前を通っていたのだが、これまで一度も立ち寄ったことがなかった。<br />受付で立ち寄り湯を頼むと、タオルが付いてきた。<br />ロビーからは、宿の前を流れる利根川の綺麗な景色が眺められた。

    バスを降りたのは、奥利根館前バス停。
    谷川岳へ行くときには、必ずこの旅館の前を通っていたのだが、これまで一度も立ち寄ったことがなかった。
    受付で立ち寄り湯を頼むと、タオルが付いてきた。
    ロビーからは、宿の前を流れる利根川の綺麗な景色が眺められた。

    奥利根館 宿・ホテル

  • 6階にある受付から、エレベーターで1階へと降りたところが大浴場だった。<br />とりあえず、内湯を横切り露天風呂へと向かう。<br />外に出ると、利根川に面してとても眺めが良い。<br />かなり雪が降っていたが、屋根が付いていたので、ゆっくり入れそうだ。<br />とは言え、風があったので、雪が吹き込んで来たのだが。

    6階にある受付から、エレベーターで1階へと降りたところが大浴場だった。
    とりあえず、内湯を横切り露天風呂へと向かう。
    外に出ると、利根川に面してとても眺めが良い。
    かなり雪が降っていたが、屋根が付いていたので、ゆっくり入れそうだ。
    とは言え、風があったので、雪が吹き込んで来たのだが。

  • 一段高くなった場所には、泡風呂と打たせ湯があった。<br />こちらには屋根がないので、浸かっていると頭に雪が積もってしまう。<br />しかも、すぐ近くを上越線の鉄橋が通っているので、列車が来ると丸見えだ。<br />とは言え、2時間に1本ほどしか通らないので、出会えれば運が良いのかもしれない。

    一段高くなった場所には、泡風呂と打たせ湯があった。
    こちらには屋根がないので、浸かっていると頭に雪が積もってしまう。
    しかも、すぐ近くを上越線の鉄橋が通っているので、列車が来ると丸見えだ。
    とは言え、2時間に1本ほどしか通らないので、出会えれば運が良いのかもしれない。

  • それにしても、露天風呂から、こんなにも美しい雪景色が見られるとは思わなかった<br />入浴料が高いのも、これなら納得だ。

    それにしても、露天風呂から、こんなにも美しい雪景色が見られるとは思わなかった
    入浴料が高いのも、これなら納得だ。

  • 上越線の鉄橋がこんなに近いのに、よく露天風呂を造ったものだ。<br />しかも、この時は気が付かなかったのだが、この露天風呂は混浴だったのだ。<br />もちろん、女性専用の露天風呂は別にあるのだが。

    上越線の鉄橋がこんなに近いのに、よく露天風呂を造ったものだ。
    しかも、この時は気が付かなかったのだが、この露天風呂は混浴だったのだ。
    もちろん、女性専用の露天風呂は別にあるのだが。

  • 下の露天風呂へ戻り、雪景色を眺めながら湯を楽しむ。<br />雪を纏って静かに流れる利根川だが、雪が少なかったのが残念だ。

    下の露天風呂へ戻り、雪景色を眺めながら湯を楽しむ。
    雪を纏って静かに流れる利根川だが、雪が少なかったのが残念だ。

  • 雪見露天風呂を楽しんだ後、内湯で温まる。<br />趣の無い造りだったが、派手さがないので悪くはない。<br />先客が二人、露天風呂へと出て行ったので、今度は内風呂が貸切状態だ。<br />広い湯船を独り占めにするのは、贅沢である。<br /><br />※奥利根館は、残念ながら閉館となっています。

    雪見露天風呂を楽しんだ後、内湯で温まる。
    趣の無い造りだったが、派手さがないので悪くはない。
    先客が二人、露天風呂へと出て行ったので、今度は内風呂が貸切状態だ。
    広い湯船を独り占めにするのは、贅沢である。

    ※奥利根館は、残念ながら閉館となっています。

  • 温泉を堪能した後、旅館の前にあるバス停へ。<br />水上駅へと向かうバスは、ほぼ1時間に2本あるので、なかなか便利だ。<br />列車と路線バスで旅をする者にとって、1時間に最低1本あるとありがたい。<br />5分ほど遅れてやってきたバスに乗り、水上駅へと戻る。<br />奥利根館前から水上駅までは10分もかからない。<br />駅へ着いて時計を見ると、まだ13時半過ぎ。<br />まだ帰るには早すぎるので、とりあえず改札へ。<br />時刻表を見ると、13:44の長岡行がある。<br />これに乗って、上越国境を越えるのも面白そうだな。

    温泉を堪能した後、旅館の前にあるバス停へ。
    水上駅へと向かうバスは、ほぼ1時間に2本あるので、なかなか便利だ。
    列車と路線バスで旅をする者にとって、1時間に最低1本あるとありがたい。
    5分ほど遅れてやってきたバスに乗り、水上駅へと戻る。
    奥利根館前から水上駅までは10分もかからない。
    駅へ着いて時計を見ると、まだ13時半過ぎ。
    まだ帰るには早すぎるので、とりあえず改札へ。
    時刻表を見ると、13:44の長岡行がある。
    これに乗って、上越国境を越えるのも面白そうだな。

  • ホームへ出ると、結構待っている人が多い。<br />上越国境沿いのスキー場へと向かう人もかなりいるようだ。<br />そして、入線してきた列車は5両編成。<br />ひとつ間違えれば2両編成の時もあるので、これはかなり長いほうだ。<br />列車は定時に発車し、上越国境へと向かう。<br />水上駅を出てしばらく走ると、左手に、先ほど雪見露天風呂を堪能した奥利根館が見えてきた。

    ホームへ出ると、結構待っている人が多い。
    上越国境沿いのスキー場へと向かう人もかなりいるようだ。
    そして、入線してきた列車は5両編成。
    ひとつ間違えれば2両編成の時もあるので、これはかなり長いほうだ。
    列車は定時に発車し、上越国境へと向かう。
    水上駅を出てしばらく走ると、左手に、先ほど雪見露天風呂を堪能した奥利根館が見えてきた。

  • 湯檜曽駅の手前で、下り線は上越国境を貫く全長13,490mの新清水トンネルへと入る。<br />そのため、湯檜曽駅と次の土合駅はトンネルの中だ。<br />真っ暗なトンネルの中を走ること約15分、車窓が明るくなると、越後側に出た。<br />車窓は、まさに『国境の長いトンネルを抜けると雪国であった』のとおり。<br />そして、魚野川を渡るとすぐに土樽駅に着いた。

    湯檜曽駅の手前で、下り線は上越国境を貫く全長13,490mの新清水トンネルへと入る。
    そのため、湯檜曽駅と次の土合駅はトンネルの中だ。
    真っ暗なトンネルの中を走ること約15分、車窓が明るくなると、越後側に出た。
    車窓は、まさに『国境の長いトンネルを抜けると雪国であった』のとおり。
    そして、魚野川を渡るとすぐに土樽駅に着いた。

  • 列車は、大雪の中、雪煙を上げながら走って行く。<br />これも、冬の列車旅の醍醐味だ。<br />次の越後中里駅には、駅前にスキー場があり、ここで列車を降りる人も多かった。<br />そして、岩原スキー場前駅を過ぎれば、小説『雪国』の舞台である越後湯沢駅に到着だ。<br />降り立ったホームの隣では、金沢行の特急『はくたか』が出発を待っていた。

    列車は、大雪の中、雪煙を上げながら走って行く。
    これも、冬の列車旅の醍醐味だ。
    次の越後中里駅には、駅前にスキー場があり、ここで列車を降りる人も多かった。
    そして、岩原スキー場前駅を過ぎれば、小説『雪国』の舞台である越後湯沢駅に到着だ。
    降り立ったホームの隣では、金沢行の特急『はくたか』が出発を待っていた。

    越後湯沢駅

  • 先ずは腹ごしらえと思い外へ出たが、あまりの大雪に断念。<br />仕方が無いので、駅構内にあった『豊作』という食事処へ入る。<br />店頭では、地元のコシヒカリを使ったおにぎりを売っていた。<br /><br />※2020年1月現在、『天地豊作』として営業中。外観、品書き等が変わっています。

    先ずは腹ごしらえと思い外へ出たが、あまりの大雪に断念。
    仕方が無いので、駅構内にあった『豊作』という食事処へ入る。
    店頭では、地元のコシヒカリを使ったおにぎりを売っていた。

    ※2020年1月現在、『天地豊作』として営業中。外観、品書き等が変わっています。

    天地豊作 グルメ・レストラン

  • 品書きを見ると、『八海山 泉麦酒』があった。<br />以前、新宿のとある居酒屋の催しで飲んだことがあり、美味しかったという記憶があったので、頼んでみることにした。<br />注文したのは、アルト。<br />香ばしさと、ほんのりとした苦味が調和した味わいだった。<br />ただ、前よりも、飲みやすいように感じた。

    品書きを見ると、『八海山 泉麦酒』があった。
    以前、新宿のとある居酒屋の催しで飲んだことがあり、美味しかったという記憶があったので、頼んでみることにした。
    注文したのは、アルト。
    香ばしさと、ほんのりとした苦味が調和した味わいだった。
    ただ、前よりも、飲みやすいように感じた。

  • 食事は、『越後もち豚ソースカツ丼』を頼んだ。<br />出てきたそれは、特産のコシヒカリに、キャベツととんかつが載っている。<br />そして、味噌汁とお新香も付いていた。<br />見た目は量が多そうだったが、食べてみると意外と重くはなかった。<br />味も程よく、さすがに越後もち豚は旨い。

    食事は、『越後もち豚ソースカツ丼』を頼んだ。
    出てきたそれは、特産のコシヒカリに、キャベツととんかつが載っている。
    そして、味噌汁とお新香も付いていた。
    見た目は量が多そうだったが、食べてみると意外と重くはなかった。
    味も程よく、さすがに越後もち豚は旨い。

  • 料理で体も温まったので、外へ出てみることにする。<br />温泉街のある西口は何度も歩いたことがあったので、駅の東口へ行ってみることにした。<br />駅舎を出ると、観光客も多く開けた感じの西口に比べると、静かで落ち着いた感じだ。

    料理で体も温まったので、外へ出てみることにする。
    温泉街のある西口は何度も歩いたことがあったので、駅の東口へ行ってみることにした。
    駅舎を出ると、観光客も多く開けた感じの西口に比べると、静かで落ち着いた感じだ。

  • 駅前には、雪国らしく歩道に屋根のある商店街が続いていた。<br />人影も無く閑散としているのは、多くの地方都市と同じだ。<br />その商店街の一角に、江神温泉浴場という銭湯のような温泉施設があった。<br />気になったので、帰りに立ち寄ることにして、とりあえず先へと進む。

    駅前には、雪国らしく歩道に屋根のある商店街が続いていた。
    人影も無く閑散としているのは、多くの地方都市と同じだ。
    その商店街の一角に、江神温泉浴場という銭湯のような温泉施設があった。
    気になったので、帰りに立ち寄ることにして、とりあえず先へと進む。

  • 商店街を抜けると静かな住宅街となった。<br />歩いていると、趣のある木造の建物に出会った。<br />構えからは、宿だったのではないと感じる。<br />大雪に備えての木の囲いや、雪下ろしのための梯子が、雪国ならではだ。

    商店街を抜けると静かな住宅街となった。
    歩いていると、趣のある木造の建物に出会った。
    構えからは、宿だったのではないと感じる。
    大雪に備えての木の囲いや、雪下ろしのための梯子が、雪国ならではだ。

  • 歩いていると、白瀧酒造の立派な建物を見つけた。<br />だが、土休日は休みの上、試飲は人数制限などがあるようだ。<br />工場見学もできないらしい。<br />建物の前に、『谷地のわき水』という清水があった。<br />地下水だけあり、この寒さの中でも、それほど冷たくはなかった。

    歩いていると、白瀧酒造の立派な建物を見つけた。
    だが、土休日は休みの上、試飲は人数制限などがあるようだ。
    工場見学もできないらしい。
    建物の前に、『谷地のわき水』という清水があった。
    地下水だけあり、この寒さの中でも、それほど冷たくはなかった。

  • 白瀧酒造の近くで、綺麗な雪景色に出会った。<br />個人の家の庭のようだったが、しっとりとした美しさがあった。

    白瀧酒造の近くで、綺麗な雪景色に出会った。
    個人の家の庭のようだったが、しっとりとした美しさがあった。

  • この辺りには、雪国らしい備えのある家が多かった。<br />ただ、今年は雪が少なく、まだ出番はないようだ。

    この辺りには、雪国らしい備えのある家が多かった。
    ただ、今年は雪が少なく、まだ出番はないようだ。

  • 雪はすべてを覆い隠す。<br />雪のない季節に見れば、何の変哲もない風景も、雪を纏えば情緒がある。

    雪はすべてを覆い隠す。
    雪のない季節に見れば、何の変哲もない風景も、雪を纏えば情緒がある。

  • 体が冷えてきたので、駅前商店街へと戻り、往きに見つけた温泉へ。<br />その温泉は、個人経営の温泉施設らしく、地元の人たちが銭湯感覚で利用しているようだ。<br />入浴料は400円で、入口には、長靴も入るように作られた木の下足箱があった。<br />浴室は変わった形をしていて、手前に5人くらいが入れる湯船があり、その奥に狭い洗い場が壁に沿って続いていた。<br />地元の人やスキー帰りの学生で混んでいたが、思ったよりものんびり出来た。

    体が冷えてきたので、駅前商店街へと戻り、往きに見つけた温泉へ。
    その温泉は、個人経営の温泉施設らしく、地元の人たちが銭湯感覚で利用しているようだ。
    入浴料は400円で、入口には、長靴も入るように作られた木の下足箱があった。
    浴室は変わった形をしていて、手前に5人くらいが入れる湯船があり、その奥に狭い洗い場が壁に沿って続いていた。
    地元の人やスキー帰りの学生で混んでいたが、思ったよりものんびり出来た。

    江神温泉浴場 温泉

  • 温泉で温まった後、雪が降り続く中を駅へと戻る。<br />次に出るのは、16:33発の臨時快速『シーハイル上越』号だった。<br />運良く指定席が残っていたので、この列車で帰ることにする。<br />この列車は、上越国境周辺のスキー場への客を運ぶために季節限定で運転されている列車だ。<br />始発は隣の石打駅で、上越線と高崎線を直接結び、地元の駅にも停まるので便利なのだ。<br />しかも特急型車両なので、そこそこ快適である。

    温泉で温まった後、雪が降り続く中を駅へと戻る。
    次に出るのは、16:33発の臨時快速『シーハイル上越』号だった。
    運良く指定席が残っていたので、この列車で帰ることにする。
    この列車は、上越国境周辺のスキー場への客を運ぶために季節限定で運転されている列車だ。
    始発は隣の石打駅で、上越線と高崎線を直接結び、地元の駅にも停まるので便利なのだ。
    しかも特急型車両なので、そこそこ快適である。

  • 越後湯沢駅を出ると、車窓には明かりが点り始めたスキー場が見えた。<br />列車は、清水トンネルで上越国境を通過。<br />土合駅を出てしばらく行くと、この区間最大の見所であるループへと入り、途中、右手車窓の眼下に、これから停まる湯檜曽駅が見えた。<br />高崎駅、熊谷駅と過ぎ、2時間半ほどで地元の駅に着いた。<br />外はすでに真っ暗で、雪が無い分、こちらのほうが寒い感じだ。<br />走り去る『シーハイル上越』を見送り、この旅を終えることにした。

    越後湯沢駅を出ると、車窓には明かりが点り始めたスキー場が見えた。
    列車は、清水トンネルで上越国境を通過。
    土合駅を出てしばらく行くと、この区間最大の見所であるループへと入り、途中、右手車窓の眼下に、これから停まる湯檜曽駅が見えた。
    高崎駅、熊谷駅と過ぎ、2時間半ほどで地元の駅に着いた。
    外はすでに真っ暗で、雪が無い分、こちらのほうが寒い感じだ。
    走り去る『シーハイル上越』を見送り、この旅を終えることにした。

78いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

この旅行記へのコメント (14)

開く

閉じる

  • イーハンさん 2007/09/14 11:48:06
    いつもご訪問いただきながら。
    よい旅をされていますね、今回ふと水上、土合、土樽の文字を見たとき、青春18切符のしゃれではではありませんが、丁度私もその年齢ごろに、あしげなく通った地名に、なつかく拝見しました40年ほど前でしょうか、谷川岳に毎週のようにいってました、上野発22時50分(?)新潟行き鈍行に乗り込み、あの土合の地下駅の階段を登ったことを・・・もちろん雪の日も雨の日も、今登ればおそらく天国に先に昇ってしまいますが(笑)、また楽しい旅行記を拝見に伺います。 イーハン

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2007/09/15 10:13:39
    RE: いつもご訪問いただきながら。
    イーハンさん、こんにちは!
    書き込みありがとうございます。

    毎週のように谷川岳ですか!
    普通に山を登られていたわけではないですよね。
    もしかして、ロッククライミングですか?
    一ノ倉沢とか。
    旅猫は、まだ土合駅の階段を経験していません。
    いつか挑戦したいものです。

    >上野発22時50分(?)新潟行き鈍行
    旅心をくすぐる響です(笑)

    旅猫
  • けーしちょーさん 2007/02/01 22:26:34
    シーハイル??
    旅猫さんの最寄り駅が一発でわかっちゃいましたー。
    見覚えのある西口のネオンで!
    高崎線沿線住民、けーしちょーです。

    知りませんでした。
    こんな特急?列車が走っていることを!
    大好きな八海山のビールがあったことを!

    ウチの最寄り駅は通過してるのかな。
    ちょっと軽いショックを受けながら(爆)
    楽しい旅行記デス。

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2007/02/02 01:47:08
    RE: シーハイル??
    けーしちょーさん、こんばんは!

    書き込みありがとうございます!

    >旅猫さんの最寄り駅が一発でわかっちゃいましたー。
    あれま、ばれちゃいましたか(^^)

    >高崎線沿線住民、けーしちょーです。
    おー、高崎線沿線民でしたか!
    今後ともヨロシクデス。

    シーハイルは、スキーシーズンのみの臨時快速ですよ。
    自由席もあるので、是非利用してみてください!
    ちなみに、夏は「マリンブルーくじらなみ」として、日本海まで走ってます。

    >ウチの最寄り駅は通過してるのかな。
    どこですか?
    高崎線の特急とほぼ同じ停車駅ですよ。

    旅猫

    けーしちょー

    けーしちょーさん からの返信 2007/02/02 02:22:40
    RE: くじら!
    ええっと、熊谷〜鴻巣間のいづれも最寄駅??
    そんなの、もよってない??(爆)
    東京へ行く時は北鴻巣、新潟へ行くときは行田、って感じデス。
    きゃあきゃあ、ゆってもうた!!

    愛用していたデニーズが岩盤浴に。。
    そんなことが思い出深い、けーしちょーです。

    寒いの、めちゃくちゃ苦手なので、
    夏の臨時特急を是非、利用したいと思います。
    情報、ありがとうございました。
    これからも、18きっぷでよい旅を(・∀・)/~~

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2007/02/02 12:03:24
    RE: RE: くじら!
    あはは、状況がよく分かりました(^^)

    >夏の臨時特急を是非、利用したいと思います。
    高崎線沿線から、座ったまま日本海を見に行けるので、とっても便利。
    この夏、是非ご利用を!

    けーしちょーさんも、良い旅を!
  • nao0880さん 2007/01/29 12:32:36
    雪国
    旅猫さん、こんにちは。訪問ありがとうございます。
    雪国もいいですね。そこに住む人たちはたいへんだと思いますが。
    わたしは、ここ数年雪国と言える場所への旅はありません。
    一時期は工事で約3ヶ月間、六ヶ所村に居たことがあります。
    そのときは、温泉に行くのが楽しみの一つでした。
    列車の旅も好きです。
    2006年は、北京-上海12時間のZ列車の旅・北九州のソニック・かもめの旅。
    どれも車内で駅弁とビールです。
    お邪魔しました。

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2007/01/29 13:15:28
    RE: 雪国
    nao0880さん、こんにちは。

    書き込みありがとうございます!

    >一時期は工事で約3ヶ月間、六ヶ所村に居たことがあります。
    六ヶ所村というと。。。あの関係でしょうかね。
    野辺地や下北へは行ったことがありますが、六ヶ所村は訪れたことは無いです。

    北京〜上海12時間の旅。
    どんな風景が展開するのでしょう?
    今まで乗った中で長いのは、東京〜熊本だとおもいます。
    上野〜札幌16時間も乗り応えがありました(笑)

    列車の旅は、お酒が友ですね(^^)

  • 義臣さん 2007/01/22 16:48:12
    湯沢温泉
    私は湯沢温泉では「駒子の湯」が好きですね。
    市営だと思いますが、
    一度は休日に行ってガッカリしたこともあります。

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2007/01/23 00:53:32
    RE: 湯沢温泉
    >私は湯沢温泉では「駒子の湯」が好きですね。
    そこを目指したのですが、大雪と時間の無さで撤退しました。。。
    その代わり、江神温泉を見つけられて良かったですよ。
    ここは、湯沢の定温泉にします。
  • 義臣さん 2007/01/22 15:42:22
    越後中里
    そうなんです、私も旅の途中予算が無くて鈍行での帰り道は
    思いで多い越後中里までで、乗り換え時間を利用して、
    町を歩きました。
    うん十年前は夜行列車でスキーに此処の民宿でご厄介になりましたので。
    まだ越後中里にスキー場が無くて。岩原スキー場へ行っていた頃。

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2007/01/23 00:46:49
    RE: 越後中里
    義臣さん、こんばんは。

    >まだ越後中里にスキー場が無くて。岩原スキー場へ行っていた頃。
    今は、越後中里のほうが賑わっているようですね。
    岩原スキー場前駅は、臨時乗降所のような感覚。
    でも、ホームでは、雪掻きをする人の姿があり、思わず会釈したくなりました。
  • Noririnさん 2007/01/21 17:45:54
    八海山 泉ビール(=^0^=)
    八海山 泉ビール美味しそうですね!越後もち豚も食べてみたい♪
    この旅行記はそそられすぎです(*^0^*)

    新潟は両親の実家があるため良く行くのですが、グルメな街とは以外な発見!もう少し暖かくなったら行ってみようかしら♪

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2007/01/21 21:35:43
    RE: 八海山 泉ビール(=^0^=)
    Noririnさん、こんばんは。

    新潟と言えば越後ビールですが、この八海山泉ビールもなかなかです。

    そうそう、越後もち豚と地ビールと言えば、私のこの旅行記は見ていただけましたか?
    「ワイナリー訪問と村上散策1 〜カーヴ・ドッチ・ワイナリー〜」
    この中で紹介した「薪小屋」は、お勧めのレストランです。

旅猫さんのトラベラーページ

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

この旅行で行ったホテル

この旅行で行ったスポット

この旅行で行ったグルメ・レストラン

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

PAGE TOP