片瀬貴文チェンマイ訪問【13】アジアの時代を訴えるピカピカのバス群

2006/12/01 - 2006/12/01

2006年12月1日（金）

ロイヤル・フローラ（国際園芸博覧会）の会場までタクシーでやってきた私は、まず会場の辺りを取り巻く、華やいだ空気を感じた。

係りの人も遠くからやってきた客も、皆がニコニコと楽しそうな顔つきをしている。

これは、博覧会のお祭り気分だろうが、音に聞くチェンマイ周辺のホスピタリティも、多分にプラスしている感じである。

昨日十数時間かけてやってきて、今日早朝に着いたばかりの私には、まだ疲れが残っているに違いない。

だが、その私にこんなにウキウキさせる気持ちを生み出す力は、すごいと思う。

大型の観光バスが、たくさんやってきている。
タイ国内の各地から、あるいは隣国のラオスやミャンマーから来たのだろう。

そのバスたちがみんなピカピカの新車で、色彩がいっぱいの派手な模様を競い合っている。
この元気は、いったい何なのだろうか。

おそらく、20世紀の最後のころから元気を取り戻した東南アジアのエネルギーを、見せ付けてくれているに相違ない。

15世紀ごろからほぼ5世紀にわたって、ヨーロッパが世界を席巻してきた。
アジアはその勢いに押され、すっかり元気を失っていた。

20世紀に入ったころから先ず日本が元気になり、1世紀かかって、その勢いがアジアに広がってきた。
今私は、それを見ているのだろう。

この勢いはこれからどのように展開し、どれだけ持つのだろうか。

エリア チェンマイ(タイ)

駐車場受付に
集う人々

駐車場の受付

派手派手しい
バスの塗装

派手なバスが
ずらりと並んで
活力を感じさせる

博覧会場の正面にある
ＶＩＰゲートと
ウェルカム広場