2006/10/19 - 2006/10/19
147位(同エリア189件中)
まみさん
2006/10/19(木)第12日目:ショプロン
ふたりのムーア人の家、聖ミハーイ教会と墓地散策、聖ヨハネ教会とパン博物館(入れず)、中央広場の火の見の塔、シュトルノーの家、ファブリチウスの家の考古学博物館と市民の家、山羊教会(再び)、旧シナゴーグ、オルソリヤ広場と聖ウルスラ教会、セーチェーニ広場とドミニコ教会
ショプロン発18:12の列車でブダペスト・ケレーティ(東)駅着20:50頃
この旅行記では、ショプロン2日目の午後の散策で撮った写真のうち、教会にかかわるものを集めてみました。
具体的には、中央広場の山羊教会、オルショヤ広場の聖ウルスラ教会、セーチェーニ広場に面したドミニコ教会、それからおまけとして、中に入れなかったけれどもルター派教会です。
これに、昨日の午後に見学した聖霊教会と、本日の午前中に見学した聖ミハーイ教会(といっても、どちらも柵に阻まれて奥まで入れませんでしたが)を加えると、ショプロンで見学した教会の全てになります。
そんなに多くはないけれど、数としては十分です。なによりも、どれも一歩中に足を踏み入れると、カトリック教会らしく天上を思わせる別世界が広がっているところが良かったです。
でも、なにか足りません。
ああ、大聖堂ですね。
いわゆる大聖堂というものがないのかしら、ショプロンには。
今さらながら、ちょっとびっくり。
もっとも、大聖堂が観光客が回るエリアから離れているせいで、その街の観光スポットから外されているところが、今までになかったとはいいませんけどね。
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山羊教会と三位一体の柱を見る母子
ショプロンの観光の中心たる中央広場で、ショプロンの観光スポットとしてほぼ必ず挙がる山羊教会。
ガイドブックや本にもたくさん写真があるため、いまさら私が撮っても、行きました、という証拠写真くらいにしかならないかな───と、昨日の夕方はあまり撮影意欲が沸かなかったものです。
今も、山羊教会の写真は撮ろうかどうしようか迷いました。
逆光気味なので、露出をうんとプラスにする必要があります。でも、そうすると白っぽい写真になって魅力が半減します。
しかしカメラを構えてみると、右手のファインダーの外の三位一体の像の脇にあたるところに、ほぼ途切れなく通行人の姿が入ってきます。人影を入れた街角の写真を撮るには、格好の被写体かもしれません。俄然、撮影意欲が沸いてきました。
美しい母子が通りかかって立ち止まったときは、これ以上のシャッターチャンスはない!とわくわくしました。
「13〜14世紀に建てられた、山羊教会。羊飼いのガイゼルが山羊の見つけた埋蔵金を寄付して建てられたことからこの名が付いた。創建当初はフランシスコ派の教会だったが、その後ベネディクト派に。16〜17世紀には国会が開かれ、王の戴冠式も行われた。内部はバロック様式。祭壇の絵画はバロック画家として活躍したショプロン出身のドルフマイスター作。」
(「東欧の郷愁」(新潮社)より)
昨日、観光案内所でもらったミュージーアムガイドに、山羊教会の解説がありました。
それによると、山羊教会は、1280年頃にショプロンに建てられた当初はフランシスコ派教会でしたが、1787年に時の皇帝ヨーゼフ2世(マリア・テレジアの息子)がパンノンハルマ修道院のベネディクト修道会を閉鎖したため、この山羊教会がベネディクト派の教会となったそうです。
また、ブダペスト在住のさがみさんのHP「ハンガリー良いとこ一度はおいで!」によると、山羊教会は、1590年の地震や1676年の大火事にもびくともしなかった丈夫な造りだそうです。また、124段の階段を上がって塔に出ることができるらしいのです。もっとも、私が訪れたときは修復中だったせいか、あるいは季節のせいか、塔に上ることはできませんでした。残念。
まあ、上からショプロンの旧市街を眺めたければ、同じくこの中央広場にある火の見の塔に上れば十分ですけれどね。
HP「ハンガリー良いとこ一度はおいで」
http://www.szagami.com/index.htm
同HP「各街への行き方・歩き方」─「ショプロン─フェルトゥード」
http://www.szagami.com/cities/ad-sopron-fertod.htm -
山羊教会入口のガイゼル家の紋章
敬虔な羊飼いのヘンリック・ガイゼルが、山羊が見つけた埋蔵金を寄付して建てたという伝説があるため「山羊教会」と呼ばれています。
でも、ガイゼル家が敬虔なキリスト教徒であっても、ただの羊飼いだったか、というのは疑問が残ります。
むしろ、祖先は羊飼いだったけれど、財力も貯え、裕福となって、街の有力者となった後で寄進した、と考えた方が自然かも───なんて、我ながら夢のないことを考えてしまう私@
だってこんなに立派な紋章があるんですもの。
しかも、ここで国会が開かれたり、戴冠式が行われたりしたくらい由緒ある教会なのですから。ただの羊飼いが建てた教会でそこまでやるかしら───なんて、つい疑っちゃう私@
あるいは、ヘンリック・ガイゼル時代は少なくともただの羊飼いで、彼が建てたこの教会の礎はほんのささやかなもので、ガイゼル家の発展はその後のことかも───なんて、根拠のない想像を膨らませる私@
なんたって、フランス王妃を出したフィレンツェのメディチ家だって、祖先は薬屋、シュトルノーの家の豪華さで私の度肝を抜いたシュトルノー家だって、修復家として大成したフェレンツが子供の頃は、貧しい煙突掃除夫一家だったというのですからね───なんて、つい余計な連想を働かせる私@ -
山羊教会の重厚な説教台
山羊教会は、実は昨日も見学しています。
そのときは、ゴシック建築らしい天井のリブ・ヴォールトなどの構造以外、たいして見るべきものはなくてあまり面白くないや、と思ってしまいました。
なにしろ、ハイライトともいうべき主祭壇は修復中で、カバーや足場で覆われいて、全然見ることができなかったのです。
なのに今日、もう一度入ったのは、信者席で一息つきたかったからです。中央広場にもベンチがありますが、なにしろ、風が冷たいもので。
しかし、もう一度入ってみて、中の豪華さにびっくりしました。
昨日の夕方は、薄暗くてあんまりよく見えなかっただけのようです。
今は日がよく差し込んできて、写真撮影にも十分な明るさでした。
あいにく主祭壇は修復中のカバーと足場に阻まれて全く見えないには変わりませんが、主祭壇以外も、あちこち、ため息が出るようなすばらしい内装や美術品ぞろいでした。
ところで、この説教台、金の浮き彫りやその周りの装飾は豪華なのに、全体的に台形っぽくどこか抑制がきいている形に見えて、なかなか面白いと思いました。 -
山羊教会のゴシックなヴォールトと星の模様の天井
昨日の夕方は、天井にこのような星がちりばめられているところまで気付きませんでした。
いや、薄らぼんやり知覚くらいしていましたが、こんなに美しいとは思いませんでした。
いやはや、ほんと、照明って、大事だわぁ@ -
オルショヤ広場の聖ウルスラ教会のゴシックな入口
この美しい入口は昨日の夕方にも撮影したのですが、薄暗かったので本日の昼間に撮り直しました。
アーチ門の上部のゴシックらしい透かし彫り、奥の木の扉に打ち付けれられた鉄の装飾。
こういうの、好きです@
聖ウルスラ教会全体の写真は昨日撮っていますので、そちらをご覧くださいませ。
関連の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/11651457/
関連の旅行記
「2006年ハンガリーとルーマニア旅行第11日目(4):ショプロン散策1日目」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10114992/ -
聖ウルスラ教会の鉄細工の美しい扉
金の取っ手に注目。指のようにも鍵のようにも見えます。 -
聖ウルスラ教会の主祭壇
聖ウルスラ教会は、ハンガリー政府観光局のHPのステップ・バイ・ステップのショプロン観光案内によると「19世紀に建造された、最も美しいネオ・ゴシック様式の教会」だそうです。
その評判に違わぬ美しさに、うっとりしました。
また、教会内はよく日の光が入って、このようにとても明るかったです。
だから写真撮影には好都合だったのですが……信者席の一番前に座って、少し隠れるようにして、こそこそ撮りました。
だって、まわりには、シスターらしき人に率いられた小学生がぞろぞろいたんですもの。
カメラを構えた私に対する目がちょっと批難めいていた気がしたのは……考え過ぎかな。
室内の写真をじゃんじゃん撮れるなんて、デジカメのおかげで今回の旅行が初めてなので、教会内でつい写真を撮りたくなってしまうのですが、本当は神聖なる教会内でカシャカシャやるのは、神聖な場を踏みにじる行為ではないかと思わなくもないです。
だってカメラを構える私には、どうしたって信仰の場を敬うというよりは、被写体としての興味の方が上回っていますから。
なので、できる限りの敬意は払うようにしているつもりですけれど……カメラを構えるよそから来た観光客の姿は、信者の目にはどう映るか、いくら無信仰な私でも、常に考えなくてはいけません。
……と、毎度、反省するのは、撮り終わった後になっちゃうんですけどねぇ。 -
セーチェーニ広場とドミニコ教会
これは、中を見学した後で撮りました。
風がやや強い日だったとはいえ、旗がこれだけきれいに翻っている瞬間を狙うのは苦労しました@ -
ドミニコ教会の主祭壇
バロック・ロココですねぇ。宮殿のような装飾の教会。
経済的制約からか、化粧漆喰風に見せかけた「だまし絵」も多用されています。
肉眼では、だまし絵は、すぅぐに分かってしまいますが、写真にすると、ファインダーの中では、本物の化粧漆喰と同じくらい豪華に見えます@
それにしても、教会内部で写真を撮ることは、聖なる空間をふみにじることにならないかな、と気になりはしても、教会の中というのはすばらしい美術品だらけで、撮りたいところがありすぎ!
はっきり禁じられていない限り、やっぱり撮らずにはいられません。 -
ドミニコ教会のロココらしい華やかな天井
こういう絵は、実は離れてみる方がいいんですよね。少なくとも私はね。
近くで見ると、思ったより新しい絵柄だったり、意外に荒っぽいタッチに見えることがあるから。
だから天井画でちょうどいいです。 -
美しいロココなドミニコ教会の内部
柱に施されたこういう装飾など、私のツボにはまります@ -
ドミニコ教会の信者席
信者席の松ぼっくりみたいなデザインが気に入りました@ -
セーチェーニ広場に面したドミニコ教会の入口
教会の中に忘れ物をしたことに気付きました。
大急ぎで戻ろうと信号待ちをしているときに、教会の入口と信号機と通行人を入れたこんな写真を撮りたいと思いました。
忘れ物───ペットボトル入れ。だって喉が乾くんですよぉ、10月であっても。水は常備してなくちゃ@───は無事、教会内で見つけることができましたので、心おきなく写真に励みました。車道を挟んだ反対側の横断歩道の手前から。
信号が青になっても一向に渡ろうとしない私を不思議そうに見る通行人の目がちょっと気になったけれど@ -
テンプロム通りのルター派教会の塔
ショプロン観光を切り上げて、ペンションに荷物を取りに戻る途中で撮った写真です。
塔もさることながら、美しいタイルの屋根も気に入りました。
観光を切り上げるにしても時間的にまだ余裕があるので、入れるのなら中に入ってさっと見学したいと思ったのですが、残念ながら扉は閉ざされていて、中に入ることはできませんでした。
ハンガリー政府観光案内所のHPのステップ・バイ・ステッフ・ハンガリーのショプロン観光案内によると、この教会には「金箔の施された木製祭壇と木造の美しい演壇がある」そうです。
これでほんとのほんとにショプロン観光の最後にしたかったのに、残念でした。
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