![ハワイ島 第2日目。午前6時。枕もとの目覚ましを止めて、ベランダに出ると、ハワイの空はまだ真っ暗。<br /> その暗闇の中、正面に色さまざまな電灯が点され、きらびやかな電気の館が聳えている。「ハワイにも、徹夜営業の店があるんだ。今晩行ってみよう」と思いながら顔を洗い、ようやく白んできた外をもう一度見てビックリ。目の前の海に、豪華客船が停泊していて、満艦飾の灯りはその船のものだった。クルーズの客は各所の港を巡り、昼間は上陸して遊覧見物、夜には船に戻って眠りながら、また次の港へ移動して行くのだ。<br /><br />(その1から お読み下さい。)<br /><br /> また、この旅の顛末は、http://homepage3.nifty.com/akira-i/World-Golf-Report/Hawaii2005-1.htm へ記しています。<br />](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/10/11/64/650x_10116414.jpg?updated_at=1358875157)
2005/02/08 - 2005/02/17
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akkiy363672さん
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ハワイ島 第2日目。午前6時。枕もとの目覚ましを止めて、ベランダに出ると、ハワイの空はまだ真っ暗。
その暗闇の中、正面に色さまざまな電灯が点され、きらびやかな電気の館が聳えている。「ハワイにも、徹夜営業の店があるんだ。今晩行ってみよう」と思いながら顔を洗い、ようやく白んできた外をもう一度見てビックリ。目の前の海に、豪華客船が停泊していて、満艦飾の灯りはその船のものだった。クルーズの客は各所の港を巡り、昼間は上陸して遊覧見物、夜には船に戻って眠りながら、また次の港へ移動して行くのだ。
(その1から お読み下さい。)
また、この旅の顛末は、http://homepage3.nifty.com/akira-i/World-Golf-Report/Hawaii2005-1.htm へ記しています。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- ファーストワイズ
-
今日のコナCCは、キンカメ・ホテルがコナ・コーストにあるのだから、すぐ近く(のはず)だ。だから8時46分のスタートに、8時丁度にホテルを出た。
ところが、道に迷ってしまって、コースに着いたのが9時を回ったころ。でも、「すぐにスタートできますよ」と言ってもらって、9時10分には1番のティグラウンドにいた。
コナCCは、ケアウホウ・リゾートの中核をなす36ホールのゴルフコース。今日は、そのうちのオーシャンコース(プルー6873Y)を回る。ヤスヱたちも元気を回復したものか、今日も果敢にレギュラーティー(6579Y)からのプレーだ。 -
オーシャンコースは、海岸沿いにレイアウトされていて、フラットで広いフェアウエイを持つ。ハワイ島のコースの特徴のひとつである真っ黒い溶岩が各ホールを取り巻き、芝生の緑、溶岩の黒、そして大海原の青色のコントラストが美しい。海沿いのホールでは、フェアウエイの脇に太平洋のうねりが打ちつけ、波しぶきが飛び散る。椰子の木がハワイらしい雰囲気をかもし出しているが、きれい過ぎるレイアウトが、章くんには少し物足りない。
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14番411ヤードのパー4。ブルーティからは、海越えのティショットとなる。渦巻く波頭の上を打っていくドライバーは快心。しかしセカンドの4番アイアンを右に吹かし、3オン1パット…やっとのパー。
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あがって2時。レストランで昼食をとった。コースを見渡すオープンテラスには、野鳥が飛んできておこぼれをねだる。
まずは飲み物…。 -
メニューの中にハワイの定番「ロコモコ」を見つけて、3人ともそれを注文。ハンバーグ・目玉焼きをご飯に乗せてグレービーソースをかけたハワイのごちゃ混ぜ料理だが、それなりに美味しい。この「ロコ・モコ」を最初に作ったのは日系人…、ハワイ島に住む日系2世リチャード&ナンシー井上夫妻であるとか。日本の丼物の発想だ。
ところが、そのボリュームに誰も食べきることはできず、章くんと滋子さんは半分ほどを残してしまった。大食漢のヤスヱも、3分の2ほどを食べたところで、「もうアカン」とスプーンを手放した。 -
ゴルフ場から帰り、ホテルでシャワーを浴びて一休みしたあと、買い物と食事を兼ねて、コナ・コーストの繁華街「カイルア・コナ」へ出かけた。キンカメ前から2Kmほど続く、みやげ物やレストランが並んだ一角である。
海沿いの道をぶらぶら歩く。道の上に大きな木が覆いかぶさっている。ハワイには、大きな木が多い。気候が年中温かくて、スコールなど決まって雨が降るハワイは、大木が育つのだろう。そういえば「この木 なンの木 気になる木」のコマーシャルに出てくるあの大木は、ハワイのマウイ島にある。ここカイルア・コナの入り口で、道にかぶさっている木も、幹の周りは大人5人ほどでやっと取り囲むことができるほどの大きさだ。
Tシャツ屋、ガラス細工店、ムームーや工芸品を並べている店などをのぞいて歩くが、買うほどのものはない。 -
7時。夕食を「地球の歩き方」を見て、カイルア・コナの南端ウオーターフロント・ロウの2階にあるイタリア料理の店「ミケランジェロ・イタリアン&シーフード」で取ることにした。海の上に突き出たテラス席には、波の音が聞こえる。
本格的イタリア料理店かと思いきや、メインはスパゲティのイタリアン。章くん、注文した本日のシェフお薦めのスープ(本日のスープはこれ1品)と、シーフードのスパゲティ「フラッテ・デ・マレ」が、ともにトマトソースでかぶってしまった。しかし、バスケットに盛ったパンが、パン好きの章くんには美味しくて満腹…。 -
3日目。マウナケァGC、3番、これが世界的に有名な海越えのパー3である。
チャンピオンシップ・ティ(黒)からは261Y。バック(青)からは210Y。景色を見ると、黒ティ261Yの迫力に、このホールだけは黒ティから打つしかない。ティグラウンドからグリーンまでは、太平洋の荒波が黒い溶岩の岩場に砕ける海を越えていく。黒ティからは、220Y以上の海越えのキャリーボールを打たなければ、対岸へ届かない。
ワンオンできればまさに極楽気分。生涯人に語れる思い出となるだろう。ここでナイスオン、バーディでも奪えれば、あとのホールなどどうでもよくなる。 -
← 3番261Yパー3をグリーンから撮ったもの。カートの止まっているところはバックティのカート置き場。チャンピオンシップ・ティは後ろの松林の中!
チャンピオンからは、少なくとも220Yのキャリー球が必要。章くん、迷わずドライバーを持った。チョロやトップはモチロンご法度だが、左へ引っ掛けたり、フックを打ったら、これもボールは太平洋の藻屑と消える。乾坤一擲、章くんの渾身のドライバーショットは、グリーン右のラフへ…。一発勝負のショットとしては、まぁこんなものだろう。
しかし、ここでボギーでは、人に話はできない。これほど真剣にアプローチをしたことは、クラチャンの本戦でもなかったというほど集中して打ったサンドウエッジの27Yのショットは、ピンの左50cmに寄った。ホッと一息。が、この50cmを外したら、このホールの全てがご破算になる。十分なプレッシャーを感じながらのパットは、ちょっと引っ掛け気味ながら、50cmという近さに助けられてカップに落ちた。2オン1パットのナイス・パーである! -
ゴルフを終えたのが、午後2時を少し過ぎたころ。これから、ハワイ島一周ドライブへ出発だ。
ガイドブックを見ると、「ハワイの夜のドライブは真っ暗闇の中の運転なので、避けたほうが賢明」とか書いてあるし、昨日立ち寄った近鉄観光でも、「夜は無謀運転が多いので、自分で走るのは危ないですよ(ツアーがいいですよ…という意味かな?)」と言われた。しかし、そんなことで躊躇するような章くんではない。
ここ、コハラ・コーストを出発して、時計回りにハワイ島を一周する。19号線を東海岸に出て、ヒロまで下り、ヒロからは11号線でキラウエア火山の横を通って南下し、ナアレフから北上してコナへ戻る。うまくいけば、キラウエア火山の横を通る頃には日も暮れていることだろうから、吹き上げる火山の炎が赤く見えるかも知れない。 -
ゴルフ場をあとにして、まずは北を向いて出発だ。
しばらく北上したのち、カワイハエから19号線は西海岸に別れを告げて内陸へ入る。
パーカー牧場が広がるコハラ山のふもとを横切って峠を越え、島の反対側の東海岸へ下っていくのだ。 -
← ハワイ島の住居。
峠を越えて、山間から海岸べりへ出て行く道は一気に下っていくので、正面に開けてきた海の水平線が異常に高い。大きく迫ってくるような大海の迫力に、思わず呑みこまれるようであった。
東海岸へ出ると、ハワイ島の風景は溶岩荒野が広がる西海岸の様相から一変する。年間の平均降水量が、西海岸のコナで1200mm、コハラで230mmに対して、ヒロでは3260mmと極端に多い。だから、東海岸一帯は鬱蒼とした森林に覆われ、海岸部にも豊かな緑が茂っている。 -
海岸線を下ってヒロに着いたのが、午後5時。ヒロは、観光開発を目的として、溶岩台地に忽然と現れたコナとは違い、緑の多い大地にハワイ原住民が古くから住み着いてきたところ。ハワイ島に入植した日本からの移民も先ずこの地に入り、開墾の第一歩を記したのである。今もダウンタウンの商店街には、日本語で書かれた古い看板が見られる。
アメリカ合衆国のハワイ島政庁が置かれ、この島の行政・経済の中心地であるヒロだが、世界へ発信されるハワイ情報の中に、その名まえを見出すことは少ない。
かつては、活況を呈していたというヒロの街は、2度の津波に壊滅的な打撃を受けた。1946年のアラスカと60年のチリで起きた地震が、それぞれ大津波となってヒロ市を襲ったのである。 -
ダウンタウンの一角に車を停めて、食事をしようとレストランを探した。
カメハメハ大通りに面したハタ・ビルディングは、1912年に建てられたルネッサンス様式の美しい建物。その1階にある「カフェ・ペスト・ヒロ・ベイ」は、土地の素材と料理法で独創的なアイランド・オリジナルを出すという。章くんは、土地の野菜をピザ生地で包んで焼き上げた料理を頼んだ。
大きな皿に乗せられて出てきた料理は、野菜嫌いの章くんにはとっても不味い。「私のステーキと替えてあげる」と、野菜好きのヤスヱに助け舟を出してもらい、7時間ぶりの食事にありついた。 -
コーヒーを呑み終えたのが午後5時30分を少し回ったころ。ヒロからハワイ島の南端を回ってキンカメのあるコハラ・コーストまで、「地球の歩き方」の地図に載っている都市間の距離を足してみると丁度124になる。えっ〜と、1マイルは1.6Kmだから198Km…。ほとんど信号もない11号線をひた走るのだから、平均時速は50Kmぐらいでは確保できるだろう。すると、4時間…。10時ごろにはキンカメのシャワーに入ることができそうだ。
-
島の西海岸沿いに、11号線をひた走る。あたりは夕闇に覆われ、やがて海も山も夜の闇の中に溶け込んでしまった。
「あと1時間半ぐらいかな」などと言いながらしばらく走っていると、左前に大きな光の塊が見えてきた。『途中に、こんな大きな町があったかなぁ?』」と不思議に思いつつさらに行くと、「Air Port 7」の標識が見えた。『西海岸に空港ってコナ以外にあったか…。ン、この町…コナだ』と、信号をいきなり左折すると、見覚えのある通りに出た。 -
「何で、こんなに早く着いたンや??」、「まだ8時半…、あと1時間少々はかかるンじゃないのか」と不可解な思いであったが、食事をしながら考えていると、その原因に思い当たった。
章くんは、ハワイへ着てから距離はマイル表示ばかりを目にしてきたものだから、ガイドブックに記載されていたヒロからコナまでの合計124をマイルだと思ってしまったのだが、距離の計算に使ったのは「地球の歩き方」…、日本の本だ。すなわち124マイル(=198Km)ではなくて、124Kmだったのである。だから所要時間も4時間でなく2時間半…。10時に着くつもりが、8時半に着いたのだ。途中の地名もほとんど読めないので確認できず、自分がどこを走っているのか判らないままに来たことが、混乱に拍車をかけたのである。
(その3へつづきます)
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