博多旅行記(ブログ) 一覧に戻る
 臼杵の石仏とふぐに別れを告げて、今日は阿蘇山へ向かう予定です。<br /> ところが、大分のホテルで目を覚ますと、外は大雪…。大分から阿蘇へ向かう国道442号線は通行止…。<br /><br /> さて、どうする…?<br /><br /><br />← 写真は、宇佐神宮の南中楼門

「宇佐神宮」と博多天神の「天草大王」

0いいね!

2005/01/21 - 2005/01/24

5565位(同エリア5641件中)

0

12

akkiy363672

akkiy363672さん

 臼杵の石仏とふぐに別れを告げて、今日は阿蘇山へ向かう予定です。
 ところが、大分のホテルで目を覚ますと、外は大雪…。大分から阿蘇へ向かう国道442号線は通行止…。

 さて、どうする…?


← 写真は、宇佐神宮の南中楼門

一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
自家用車
  • 第3日目、目覚めると「雪」でした。<br /><br /> 今日は、阿蘇山を経由して、熊本、福岡へ走るつもりだったのですが、予定していた国道442号は通行止め…。<br /><br />← 雪の国道442号線。<br /><br /> 南国の九州で雪のために通行止なんて、全くの想定外だったのですが、冬の九州ではよくあることらしいのです。<br /> 考えてみれば、冬場には樹氷ができるという阿蘇です。里で積雪を見る今日のような日に、ノーマルタイヤの普通乗用車で行こうというのは無理な話でしたか。<br />

    第3日目、目覚めると「雪」でした。

     今日は、阿蘇山を経由して、熊本、福岡へ走るつもりだったのですが、予定していた国道442号は通行止め…。

    ← 雪の国道442号線。

     南国の九州で雪のために通行止なんて、全くの想定外だったのですが、冬の九州ではよくあることらしいのです。
     考えてみれば、冬場には樹氷ができるという阿蘇です。里で積雪を見る今日のような日に、ノーマルタイヤの普通乗用車で行こうというのは無理な話でしたか。

  •  大分市内へ戻るも、大分自動車道は別府以西が依然として通行止め。そこで、高速道路を別府まで行き、あとは瀬戸内海沿いの国道10号線で北九州市に出て、福岡に向かうことにしました。<br /><br /> 大分から西へ2〜30分も走れば、別府です。<br /><br /><br />← 別府では、一般家庭からも湯煙が上がっています。<br /><br />

     大分市内へ戻るも、大分自動車道は別府以西が依然として通行止め。そこで、高速道路を別府まで行き、あとは瀬戸内海沿いの国道10号線で北九州市に出て、福岡に向かうことにしました。

     大分から西へ2〜30分も走れば、別府です。


    ← 別府では、一般家庭からも湯煙が上がっています。

  •  豊予海峡沿いの10号線を、ひたすら西へ走り、福岡を目指しました。<br /><br /> 途中、10号線の左側に鎮座する「宇佐神宮」へ参拝しました。<br /><br />

     豊予海峡沿いの10号線を、ひたすら西へ走り、福岡を目指しました。

     途中、10号線の左側に鎮座する「宇佐神宮」へ参拝しました。

  •  宇佐神宮の祭神は、神功皇后、応神天皇、そして、三女神(宗像三女神のうち二神と、もう一神は地元の神か?)です。<br /><br />

     宇佐神宮の祭神は、神功皇后、応神天皇、そして、三女神(宗像三女神のうち二神と、もう一神は地元の神か?)です。

  •  大きな鳥居をくぐって右に曲がると、玉砂利の敷かれた広い参道に出ます。ここは、丸々と肥えた「タマ」の縄張り。<br /><br /> 参拝者の誰彼なく近づき、馴れ馴れしく肌を摺り寄せたのち、安心した相手の足にマーキング…。小水をかけて、差知らぬ顔で行き過ぎます。<br /> 何せ、タマはご神域の守護猫。かけられたものは怒りもせずに、「やられたぁ」と笑って、ハンカチを取り出します。

     大きな鳥居をくぐって右に曲がると、玉砂利の敷かれた広い参道に出ます。ここは、丸々と肥えた「タマ」の縄張り。

     参拝者の誰彼なく近づき、馴れ馴れしく肌を摺り寄せたのち、安心した相手の足にマーキング…。小水をかけて、差知らぬ顔で行き過ぎます。
     何せ、タマはご神域の守護猫。かけられたものは怒りもせずに、「やられたぁ」と笑って、ハンカチを取り出します。

  •  やがて参道は石段となり、登りきったところに、朱塗りの本殿があります。<br /><br /> 二礼四拍一礼。<br /><br /> 旅の無事を感謝して、日本史の空白といわれる4世紀の鍵を握る、宇佐の神々にお別れしました。

     やがて参道は石段となり、登りきったところに、朱塗りの本殿があります。

     二礼四拍一礼。

     旅の無事を感謝して、日本史の空白といわれる4世紀の鍵を握る、宇佐の神々にお別れしました。

  •  6時過ぎ、福岡到着。ホテルへ荷物を入れて、早速、夕食に出かけた。<br /> 自然食料理店の『なぎの木』。自家製無農薬野菜などとともに、鶏肉のすき焼き・水炊きなどを食べさせる店とのことだが、その鶏が並みの鶏ではない。「天草大王」という、天草五島地方に飼われていた食用の大型鶏で、戦後に一時絶滅したものを復活した鶏だという。

     6時過ぎ、福岡到着。ホテルへ荷物を入れて、早速、夕食に出かけた。
     自然食料理店の『なぎの木』。自家製無農薬野菜などとともに、鶏肉のすき焼き・水炊きなどを食べさせる店とのことだが、その鶏が並みの鶏ではない。「天草大王」という、天草五島地方に飼われていた食用の大型鶏で、戦後に一時絶滅したものを復活した鶏だという。

  • ← 天草大王(パンフレットより)<br /><br /><br /> 地元「天草テレビ」の解説によると、『「天草大王」は、明治の中ごろ輸入された中国北部原産の「狼山(ランシャン)」種が、地元で飼われていたシャモやコーチンと交配して生まれた肉用地鶏。大きいものは背丈が90センチ、体重7キログラムにもなり、極めて大きい。肉は軟らかく、白色で、肉量も多い。当時は主に福岡・博多へ水炊き用に高値で出荷され、珍重されました。<br /> しかし産卵率が低く、大型で大量の飼料が必要なため、昭和初期、戦時中の食糧難で絶滅しました。<br /> それを、このほど半世紀ぶりに復活させました。日本に肉専用種は「天草大王」しかいないため、同センターでは今後、熊本県産地鶏の特産品として、生産普及をはかっていく』とあります。

    ← 天草大王(パンフレットより)


     地元「天草テレビ」の解説によると、『「天草大王」は、明治の中ごろ輸入された中国北部原産の「狼山(ランシャン)」種が、地元で飼われていたシャモやコーチンと交配して生まれた肉用地鶏。大きいものは背丈が90センチ、体重7キログラムにもなり、極めて大きい。肉は軟らかく、白色で、肉量も多い。当時は主に福岡・博多へ水炊き用に高値で出荷され、珍重されました。
     しかし産卵率が低く、大型で大量の飼料が必要なため、昭和初期、戦時中の食糧難で絶滅しました。
     それを、このほど半世紀ぶりに復活させました。日本に肉専用種は「天草大王」しかいないため、同センターでは今後、熊本県産地鶏の特産品として、生産普及をはかっていく』とあります。

  •  この「天草大王」、食べてみてビックリ!<br /><br />← 鶏スキは、割下のダシで、たっぷりの野菜とともにしっかりと煮込むのですが、濃密な味が肉によくなじみ、ボリュームたっぷり…。<br /><br /> 鶏特有の脂っこさは全くありません。肉のひとつひとつがコリコリとした歯ごたえで、噛むほどに味が出ます。口の中に豊かな肉感が広がるけれど、後味はスッキリとしています。<br /><br /> 牛肉のすき焼きは、和田金へ出かけても、2枚も食べれば十分だけれど、これならば幾らでも食べられそうでした。

     この「天草大王」、食べてみてビックリ!

    ← 鶏スキは、割下のダシで、たっぷりの野菜とともにしっかりと煮込むのですが、濃密な味が肉によくなじみ、ボリュームたっぷり…。

     鶏特有の脂っこさは全くありません。肉のひとつひとつがコリコリとした歯ごたえで、噛むほどに味が出ます。口の中に豊かな肉感が広がるけれど、後味はスッキリとしています。

     牛肉のすき焼きは、和田金へ出かけても、2枚も食べれば十分だけれど、これならば幾らでも食べられそうでした。

  • ← 続いて、水炊き…。<br /><br /> まず、炊き込む前の温めたダシを一口味わいます。このタレの香りとコクの良さ…。先ほどしっかりと平らげた鶏スキの味が口の中から無くなり、水炊きに向かい合う姿勢が出来上がりました。<br /><br /> ダシを追加してもらって、鶏肉とキャベツと水菜をかぶせてサッと煮立て、小鉢に取り分けていただきます。<br /><br /> 口に含んだ水炊きの味は、ダシの香りとコクが鶏肉になじみ、キャベツの甘みと水菜のシャッキリ感と相俟って、野菜の苦手な僕もペロリペロリと平らげてしまいました。<br /><br /> 食べ終ったあとも、えもいわれぬ香りが口の中に残りました。<br /><br />

    ← 続いて、水炊き…。

     まず、炊き込む前の温めたダシを一口味わいます。このタレの香りとコクの良さ…。先ほどしっかりと平らげた鶏スキの味が口の中から無くなり、水炊きに向かい合う姿勢が出来上がりました。

     ダシを追加してもらって、鶏肉とキャベツと水菜をかぶせてサッと煮立て、小鉢に取り分けていただきます。

     口に含んだ水炊きの味は、ダシの香りとコクが鶏肉になじみ、キャベツの甘みと水菜のシャッキリ感と相俟って、野菜の苦手な僕もペロリペロリと平らげてしまいました。

     食べ終ったあとも、えもいわれぬ香りが口の中に残りました。

  •  「天草大王」の余韻を引きずりながら、中州の屋台探訪へ…。<br /><br /> 今夜は日曜日で、屋台の数が少ないらしい。それでも数軒が、那珂川沿い中洲川端に店を並べていました。<br /> 店内は7〜8席のカウンターと、横に置いた机の周りに5〜6席の椅子。それにあぶれた人は、この寒空もお構いなしで、表のテーブルで怪気炎を挙げています。<br /> そのうちの一軒、あごに薄いヒゲを蓄えたお兄ちゃんの店へ入りました。焼き鳥・おでん・レバ焼きとコップ酒、最後にとんこつラーメンで仕上げて、中州の夜に思い残すことなし!

     「天草大王」の余韻を引きずりながら、中州の屋台探訪へ…。

     今夜は日曜日で、屋台の数が少ないらしい。それでも数軒が、那珂川沿い中洲川端に店を並べていました。
     店内は7〜8席のカウンターと、横に置いた机の周りに5〜6席の椅子。それにあぶれた人は、この寒空もお構いなしで、表のテーブルで怪気炎を挙げています。
     そのうちの一軒、あごに薄いヒゲを蓄えたお兄ちゃんの店へ入りました。焼き鳥・おでん・レバ焼きとコップ酒、最後にとんこつラーメンで仕上げて、中州の夜に思い残すことなし!

  • 第4日目、午前8時に福岡を出発して帰途に就きました。<br /><br />← 午前9時、九州自動車道「めかりSA」で休憩して、展望台から海峡を眺めました。<br /><br /> 関門海峡の潮の流れは速い。海霧にかすむ対岸の下関は、意外に近い。<br /><br /> それから8時間、ひたすら走って午後6時、夕食を我が家の近くのいつもの店で食べていました。<br /><br /><br /> 旅の顛末は http://www.ztv.ne.jp/kyoiku/monomiyusan/77kyusyu2.htm へも記しています。<br /> よろしければ、ご覧ください。<br />

    第4日目、午前8時に福岡を出発して帰途に就きました。

    ← 午前9時、九州自動車道「めかりSA」で休憩して、展望台から海峡を眺めました。

     関門海峡の潮の流れは速い。海霧にかすむ対岸の下関は、意外に近い。

     それから8時間、ひたすら走って午後6時、夕食を我が家の近くのいつもの店で食べていました。


     旅の顛末は http://www.ztv.ne.jp/kyoiku/monomiyusan/77kyusyu2.htm へも記しています。
     よろしければ、ご覧ください。

この旅行記のタグ

0いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

PAGE TOP