2003/06/30 - 2003/08/05
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そらまめ1号さん
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思うところあって、11歳の娘を連れてサンティアゴ巡礼の旅に出ました。2002年の暮れに他界した父のガンの治癒を祈願したかったのに叶いませんでした。クリスチャンではありませんがw。
旅の目的は、フランスの文化に触れ、名物を味わうことw+何か言葉では表せないもの。
猛暑の2003年、ル・ピュイからサン・ジャン・ドゥ・ピエ・ドゥ・ポールまでを、途中公共の交通機関を利用しながら(まだ小学生の娘がどの程度歩けるかわからなかったのと時間的な理由で)、およそ500kmの道のりを歩いてきました。
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 タクシー
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7月1日
Le Puy en Velayに到着。駅です。 -
薄暗い路地裏から、コルネイユ岩山にそびえるマリア像を臨みます。このマリア像は、クリミア戦争の戦利品、ロシアの大砲200門を鋳つぶして作られたそうです。
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「ここにサンティアゴ・デ・コンポステッラ巡礼のル・ピュイルートが生まれた」
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大聖堂の回廊です。
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7月2日
ル・ピュイを後にいざ出発! -
この赤白の目印を辿ってサンティアゴ巡礼の道を進みます。だいじな、だいじな道しるべです。
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最初の宿は、モンボネMontbonnetの昔の学校を利用したジットです。
1日目(ル・ピュイ〜モンボネ 歩行距離約17km) -
7月3日
モンボネを出発。朝は寒かったです。
途中で、サン・プリヴァ・ダリエSt-Privat-d'Allierの町を通過しました。かわいらしい町でした。パン屋さんでショコラティンヌ(チョコパン)を買ってかじりながら歩きました。 -
写真の遙か下の方に見えるのがモニストロール・ダリエMonistrol d'Allierの町。2日目はここの民宿に泊まりました。りっぱなお髭の宿のご主人とマダムがとても親切でした。
2日目(モンボネ〜モニストロール・ダリエ 歩行距離約15km) -
モニストロール・ダリエを出発すると、すぐに4kmの急な山登りが待っています。途中に岩をくり抜いてはめ込まれたような礼拝堂があります。
マグダラのマリア礼拝堂 Chapelle de la Madelene -
今日の宿泊地、ソーグSauguesの街が近づいてきました。
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伝説の野獣像。昔、この辺りに女子供ばかりを食らう獣が凄んでいたそうです。王様の兵隊達にも、うでっこきのノルマンディーの狩人にも捕まることがなかった謎の獣。実在したそうなのですが、未だに正体不明だそうです。
「ジェヴォーダンの獣」という映画にもなっていますよw。 -
ソーグのジットはキャンプ場の中にありました。
何室あったかわかりませんが、多分10室以上あったのではないでしょうか。宿泊したのは私達2人ぼっちでした。ちょっと寂しかったです。
3日目(モニストロール・ダリエ〜ソーグ 歩行距離13km) -
7月5日
ソーグを7じに出発。寒い。夏だというのに8℃しかないです。途中登り道をえっさか登ります。 -
今日の行程は、本当に美しいおとぎの国のような道でした。ヴィルレ Villeretという村の外れにあった小川は本当に清らかで透明でした。遠くから見ると白い泡のようなものが浮いているように見えたので不思議に思いました。近づいてみると水草の真っ白な小さな花がたっくさん咲いているのです。羽根が茶色っぽい青緑のメタリックな色をした細いとんぼがひらひら舞っていました。
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本日の宿泊地のソーヴァージュLe Sauvageのジットへと続く白い道です。道ばたにはやさしい色合いのの野の花が咲き乱れています。
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ジットの母屋です。14世紀の建物だそうです。
色とりどりの花が石造りの家の色合いに映えます。 -
夕食は、同宿の巡礼達が思い思いの食事を用意して集まりました。パリからきたムッシューにワインをごちそうになりましたw。寒くて暖炉に薪がくべられましたよ。
4日目(ソーグ〜ソーヴァージュ 歩行距離約20km) -
7月6日
限られた時間内に目的地まで歩くために、交通機関を利用せざるを得ません。今日は、オーモン・オーブラックまで、車を利用しました。ハイカーの為にその日歩く区間を荷物だけ運んでくれるシステムがあるのです。人間も運んでくれたりしますw。
Aumont-Aubracの町中に着きました。 -
道路のど真ん中にある小さな小さな礼拝堂です。中には入れませんが、ボタンを押すと灯りがついて中の様子が見れます。マリア様と子供達の像が見えました。
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ナスビナルの町に着き、かなり迷った末やっとジットを見つけて落ち着きました。洗濯をして、シャワーを浴びて名物料理のアリゴAligotを食べに出掛けました。
アリゴはオーブラック種の牛から採ったミルクで作られたチーズの料理。餅のようにのびます。ジャガイモのピューレに牛乳と生クリームを加え、塩こしょうし、熱いうちにそこにトム・フレッシュTome fraiche (チーズの種類)の薄切りを加えて木べらで強くかき混ぜながら作ります。生地が糸を引くようになればできあがり。
淡泊な味わいですがおもちのような感じで美味しかったですよ。
5日目(ソーヴァージュ〜ナスビナル 歩行距離約28km)
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