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2006年8月2日(水)<br /><br />リッフェルベルク駅で、周りの山の姿を開かず眺めた後に、やってきた電車で、次の駅リッフェンタールに下る。<br />電車が西に進むに従い、マッターホルンの北面が次第に見えてくる。<br /><br />ウィンパーの「アルプス登攀記」の紹介を続ける。<br /><br />彼はアルプスの山に次々に挑戦し、最後にマッターホルンに初登頂するが、それまでにじつに多くの初登頂を数えている。<br />そのひとつひとつの克明な描写が、この本に骨太の内容をもたらせた。<br /><br />特に私が面白かったのは、当時の山岳ガイドたちの姿が、生き生きと描かれている点である。<br /><br />彼らの気質が如実に描写され、ウィンパーが彼らとどのように接したかにも、大きな興味を持った。<br /><br />大自然と向かい合う人たちの生の姿は、人間の本質をしっかりえぐっているように思われる。<br /><br />この本は「人生にとって登山とは何か?」を語りかけており、大きな反響を巻き起こした。<br />同時に、たくさんの人たちに対して、生きることへの情熱を与えた。<br /><br />初版は版を重ねるほどに改定され、1893年の第四版が、決定版とされている。<br />もともと英語で書かれているが、フランス語訳が1973年、1912年に出され、ドイツ語訳は1912年に発行された。<br /><br />わが国へどのように紹介されたかは定かでないが、私の読んだ浦松訳岩波新書の初版は、1936年である。<br />そのほかに、新島義昭訳が、1998年に、講談社学術文庫として、出されている。<br /><br />ウィンパーは持ち前の几帳面さで、版を改めるごとに手を加えており、120を越える挿絵のほとんども、彼自身の筆により書かれ、彼自身の手で木版に彫られた。<br /><br />彼は最後にマッターホルンに初登頂するが、それまでにじつに多くの初登頂を数えている。<br />そのひとつひとつの克明な描写が、この本に骨太の内容をもたらせた。<br /><br />スイス写真集の7月28日「チューリッヒまで」、7月30日「氷河特急」、8月1日「カンデルシュテークまで」の記事は、「片瀬貴文さんの旅行記」<br />http://4travel.jp/traveler/takafumi/<br />をご覧ください。

片瀬貴文スイス写真集【519】マッターホルンの北壁が見えてくる

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2006/08/02 - 2006/08/02

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ソフィ

ソフィさん

2006年8月2日(水)

リッフェルベルク駅で、周りの山の姿を開かず眺めた後に、やってきた電車で、次の駅リッフェンタールに下る。
電車が西に進むに従い、マッターホルンの北面が次第に見えてくる。

ウィンパーの「アルプス登攀記」の紹介を続ける。

彼はアルプスの山に次々に挑戦し、最後にマッターホルンに初登頂するが、それまでにじつに多くの初登頂を数えている。
そのひとつひとつの克明な描写が、この本に骨太の内容をもたらせた。

特に私が面白かったのは、当時の山岳ガイドたちの姿が、生き生きと描かれている点である。

彼らの気質が如実に描写され、ウィンパーが彼らとどのように接したかにも、大きな興味を持った。

大自然と向かい合う人たちの生の姿は、人間の本質をしっかりえぐっているように思われる。

この本は「人生にとって登山とは何か?」を語りかけており、大きな反響を巻き起こした。
同時に、たくさんの人たちに対して、生きることへの情熱を与えた。

初版は版を重ねるほどに改定され、1893年の第四版が、決定版とされている。
もともと英語で書かれているが、フランス語訳が1973年、1912年に出され、ドイツ語訳は1912年に発行された。

わが国へどのように紹介されたかは定かでないが、私の読んだ浦松訳岩波新書の初版は、1936年である。
そのほかに、新島義昭訳が、1998年に、講談社学術文庫として、出されている。

ウィンパーは持ち前の几帳面さで、版を改めるごとに手を加えており、120を越える挿絵のほとんども、彼自身の筆により書かれ、彼自身の手で木版に彫られた。

彼は最後にマッターホルンに初登頂するが、それまでにじつに多くの初登頂を数えている。
そのひとつひとつの克明な描写が、この本に骨太の内容をもたらせた。

スイス写真集の7月28日「チューリッヒまで」、7月30日「氷河特急」、8月1日「カンデルシュテークまで」の記事は、「片瀬貴文さんの旅行記」
http://4travel.jp/traveler/takafumi/
をご覧ください。

  • リッフェルベルク駅から<br />ブライトホルン(4164m)の眺め

    リッフェルベルク駅から
    ブライトホルン(4164m)の眺め

  • リッフェルベルク駅よりの眺め

    リッフェルベルク駅よりの眺め

  • リッフェルベルク・ホテルの裏に<br />マッターホルンが聳える

    リッフェルベルク・ホテルの裏に
    マッターホルンが聳える

  • 車窓より<br />東方向の眺め

    車窓より
    東方向の眺め

  • マッターホルンは<br />北面を見せ始めてくる

    マッターホルンは
    北面を見せ始めてくる

  • 東北方向の眺め<br /><br />電車が蛇行するので<br />景色の変化が激しい<br />

    東北方向の眺め

    電車が蛇行するので
    景色の変化が激しい

  • 西南方向の眺め

    西南方向の眺め

  • 西方向の眺め

    西方向の眺め

  • 北方向の眺め

    北方向の眺め

  • マッターホルンの東北稜が<br />正面に見えてきた

    マッターホルンの東北稜が
    正面に見えてきた

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