1961/11/15 - 1961/11/15
94位(同エリア108件中)
ソフィさん
1961年11月15日(水)
午後シュッツさんは、もうひとつ別の現場でミーティング(現場打合せ)をこなし、19時ごろ目的地オービュッソンに着く。
パリから南に400キロほど離れたこの町は、ボーヴェやゴブランと並び、フランス切ってのタピスリーの産地として名高い。
タピスリーは、じゅうたんと同じく羊毛で織られるが、前者が敷物であるのに比べ、主に壁掛けとして作られ、有名な絵を題材にすることが多い。
ここのタピスリーは、14世紀の初めにフランドル地方から技術導入したとされ、盛衰を繰り返しながら今に至っている。
値段は1平方メートルで500ドル(当時のレートで18万円)も、するそうだ。
産地により、作り方の差があって味わいが異なり、色調にも特徴があるらしい。
日本でも展示されたことがある、ピカソの「ゲルニカ」をモデルとしたタピスリーを織ったのは、ここの織物師である。
今晩の宿は「リオン・ドール(金色の獅子)」。
この町は人口5千人余りだそうだが、堂々たる風格がある。
今晩の終列車の通過まで仕事がないので、しばらくまどろむことにする。
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