2005/07/17 - 2005/07/24
9344位(同エリア12011件中)
ぱぶさん
1.黄浦江ナイトクルーズ
夜の黄浦江ナイトクルーズを申し込んであるがホテルを7時出発なので、シャワーを浴び、一休みとする。上海は明日も時間が出来そうなので、一人歩きの練習で近くの静安寺まで行って見ようとフロント・デスクでマップを貰う。歩いて15分くらいで目的地に着いたが、このお寺は5時終了で境内には入れない。それではとここの通りの地下を走っている地下鉄2号線で人民公園駅まで行って見ようと地下に降りる。
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ガイドブックには東京の地下鉄と同様と書かれているので、一応安心である。なるほど、地下駅の内部も商店街があり、ほぼ東京・大阪と変わらない。チケットの買い方も自動販売機に2元入れて買えるし、改札も切符を通せば入れて、特に問題はない。電車のプラットホームも通勤者の賑わいも同じ様。5時ちょっと過ぎているのでラッシュも心配したがほぼ100%乗車率といった程度で特に押し合うことも無い。
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地下鉄は新しく、スムーズな運行で2駅先の人民公園駅で降りる。有名な通りである南京東路(東京の銀座通りの様な通り)の端で向こうはにぎわっている。一方、公園に入ろうとすると、こちらは5:45クローズでまさに門扉が閉まるところ。入らずこのあたりの大通りを散策して、元来たルートでホテルに帰る。
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ホテルロビーで7時に待っていると“栄子ちゃん”ガイドが駆け込んできた。すぐに運転手さんの車で埠頭に向かう。しかし、今は夕方ラッシュ時。環状ハイウエイの様なところにのって走るのであるが、渋滞や車線変更でも時間がかかり、船着き場に着いたときは7:30ぎりぎり。予定した7:30出発の船は満席で受付は終了!従って、次の8時のにする。ナイトクルーズの遊覧チケットを入手してくれ、パブさんはガイドさんと一緒に船に乗る。船室と言ってもギャリーの様なところの席につけてくれ、ガイドさんはここで降りる!(パブさん、現地ツアーを昨晩の上海雑技団ショー同様、ガイド無しで申し込んだのだから、いなくて当然か!)出航したら、すぐ船室を出てデッキで黄浦江の夜景を船上から楽しむ。昼間気温が36℃以上だと電力不足への協力で、ビルやテレビ塔などのライトアップは禁止だそうだ。今日はぎりぎり35℃くらいだったので、ライトアップはされており、きれいな夜景が楽しめた!
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船は先ず南下して南浦大橋まで行き、Uターンして北上、楊浦大橋まで行き、ここで引き返す。これで、黄浦江のハイライト全てをカバーしている。船上からバンドのレトロな銀行や生保ビル、モダンな浦東のテレビ塔、88階建ての金茂大厦(‘99.3月完成の世界第3位の高層ビルでハイヤットホテルが入っている)、バンドからこちらを見ている人、人、人と黄浦江を行き交う観光船、貨物船、艀、フェリーターミナルや客船ターミナル全てを含み、とてもきれいな夜景である。デジカメでスナップやワイド・パノラマ、動画も撮る。これ以上望むなら花火であろうか?
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最初に案内された船室ギャリーでは、女性マジシャンがシルクハットにブーツ姿で、ハト出しやハンカチ→万国旗、新聞紙袋へのコーラ注ぎ等の通常のマジックを見せていた。1時間でクルーズを終え、満足の内に下船。ガイドさんから教えられていたタクシー乗り場へ行く。しかし、ここでタクシーを拾うことは無理であった。皆、前へ前へで空車タクシーは1台も来ない。バスは沢山来ても、パブさんルートやホテルの近くのバス停知らず。30分ほど待ち、ここでのタクシー拾いはあきらめる。
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今バンドの南の端にいるので、バンドを北の端まで歩き、南京東路のところで中山東一路を渡れば、地下鉄2号線の河南中路駅が有るはずなので、これに乗ればホテルに戻れると判断。今日終電まで時間が有るから何とかなるだろう。(昨晩も花園ホテルからのタクシーで50分くらい待ったな!そう言えば、スーツケースを引っ張ってホテル外の通りにでた人はタクシー拾え、飛行機の便に間に合ったのかしら・・等が頭をよぎる。)
とにかく行動!大勢の人がひしめくバンドを北に歩く、歩く。南京東路の手前あたりで、タクシー乗り場を見つける。ここではタクシー来るも、皆、手前、手前でポストのところで並んでいては自分の順番は来ない!パブさんも上海人と同様で少し手前でタクシーを止めようとするもなお前で取られてしまう!上海人との生存競争だ!また、手前過ぎているとタクシーは通りすぎてタクシー乗り場に近い方の人にとられたりと、一筋縄では行かない。
上海のバンドで帰りのタクシーを上海人と競争で捕まえなければならないパブさんはファイトを燃やす!20分くらいで勘所もわかったので積極的に打って出る。そして、ついに一台が止まってくれた!後部のドアーが開いたのでパブさんが入ろうと近づくと、小さな6〜7才位の女の子がドアから入ろうとしている!“だめだよ、メツー”と静かに、しかしきっぱりとお引取り願った!う〜ん、しかし危なかったな、生存競争!
何とかタクシーには乗れたが、しばらく一方通行で黄浦公園の先端にある橋のところまで行ってUターン。それからホテルの方角に戻る。渋滞は続いているので結構時間も掛かったが何とかホテルには帰りついた。安心したら、おなかが空いた。今まではパックツアーで昼も夜も食事がアレンジされていたが、今日明日は自分でディナーを考えなければならない。時間も遅いので、レストランはもう開いてないだろう。ホテルの出入りで近くにラーメン屋の様な店があったような気がしたな。それで、パブさんまたホテルを出る。ホテルの隣はディスコの様なところで、道にも車がたむろし、若者も大勢見える。しかし、ラーメン屋らしきものは見えない。
少し歩いていると、みすぼらしい格好のお母さんと、幼稚園生くらいの女の子が、近づいてくる!“おめぐみを!”と言った様な表情で近づいて来るので、パブさんどうしよう!?以前アメリカは首都ワシントンのホテルで同じ様にレストラン時刻を過ぎ、外のマックに走った事があったが、この時二人連れのイカガワシイお姉さんから、からかわれ、追っかけられたことがあった。何とかマックに逃げ込み、食事後、出る時は二人連れ警官が店の前を通りかかった時に会わせ出て、ホテルに走ったな!
お母さんは別にして、女の子がまとわり付きそうに、空のカップを持って追ってくるのである。ちょうどその時、目の前にコンビニが見えたので、パブさん緊急避難して中に入る。子供はガラスドア・窓越にパブさんが出てくるのを待っている!コンビニに入ったは良いが、何を買おう?見ると、日本人向けのと言うか日本と同じ様な弁当があるではないか!ご飯や惣菜付きで8元(これは120円見当なので安い!)これを買い、レジのお姉さんにチンしてもらう。
もう仕方ない、可愛そうな女の子にチップを上げよう。10元のおつり2元で良いだろう。(そう言えば、西安の興慶宮公園でもおばあさんがしつこく追っかけてきて、ガイドの馬さんが5角=元の下の通貨を上げていた。)中国も格差が出てきて、資本主義の国の様になってきたのだ。
“もう10時も過ぎている。良い子でお帰り”と空のカップにおつりのコインを入れてあげ、パブさんも解放された! -
2.南京東路
今朝出発前、ホテルのロビーにみやげ物の「月餅」が出ていて、いくらなのか知りたかった。ホリデー・ツアーのデスクのお姉さんがここで買うと高いわよ!と言ってたのが伝わっていたのか蔡さんがみやげ物パンフを出して、選んでくれれば、携帯で連絡し、ホテルに帰ったときに届けてくれると薦められた。実物でないので、サイズがわからないが、月餅の他、天津甘栗や上海クッキーと3つ程、頼んだら1つおまけに付けてくれた。3時過ぎにホテルに帰着した。このみやげ物を持った人がロビーで待っており、受け取り、部屋に入る。
昨日練習外出していたので、今日はリュックを背負って出掛ける。近くの静安寺は今日は、まだ開いていたので、入場料を払い境内に入る。創建は三国時代の247年で、上海で最も古い寺だそうだが度々の戦乱で仏殿と山門のみとなり、現在も修復・拡張工事中!他の観光客からシャッター押しを頼まれたりして、撮ってあげたりしたが、早々に地下鉄に向かう。 -
昨日と同じく人民広場に行き、こちらも開いているので人民公園の中に入る。今日は土曜日、池には丸ボートに子供連れで乗って家族サービスするお父さんの風景が沢山見える。東京で言えば日比谷公園と言ったところか?
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さあ、次はいよいよ上海の歩行者天国、銀座通りの南京東路だ!人出も多く、通りには遊園地の乗り合い電車や箱汽車と言ったスロー交通がいくつも走っている。
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少し歩いているうちに第一食品と読める、東部ストアーと言った趣の人で混雑している店を見た。さっきのみやげではパブさんの二つのボランティアーグループへはちょっと不足気味なので、覗いてみる。ここのものはでっかい!一つ200gくらい(直径7〜8cm、厚さ2cm)のがあるので、10ヶ買う。日本の様に包装はしてくれない。ビニール袋に入れたものをリュックに入れたが、一挙に2Kgと重〜い!
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更に歩いていると、上海書城と言う、八重洲ブックセンターの様な本のデパートがあった。ここにも入り、買い損なっていた、蘇州、周荘、上海の絵はがきや本を求める。もうバンドまで後1ブロックのこの歩行者天国の最後の所まで来たので、道の真ん中のベンチに座って一休みする。しかし、このパブさんの様子をどこかから見ていたのか、突然、“あなた日本人でしょう。寂しいなら一緒に遊びましょう。”と来た!いやー、参ったね、ここまで資本主義が進んで、お姉ちゃんが一人で商売!?パブさん、あわててリュックを背負い、バンドの方に早足で逃げる!
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上海では「真鍋コーヒー」(日式コーヒー)と言う日本のコーヒー・チェーンの店が沢山ある。バンド近くの和平飯店の並びにあるこの店に入り、アイスコーヒーで一服とする。一杯30元(450円?)と高い!この店を出て、ほんの少し歩いたところで、“You dropped a fan !” と声をかけられた。こちらは親切なお姉さん!パブさん暑さにぼ〜としたのかセンスを道に落としたのだった!確かに後ろに落ちているので、”Thank you.” と言って、元に戻り拾う。
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バンドは相変わらずと言うか今日は土曜日の夜、押し合いへし合いの満員だ!それでも観察していると、夫婦&赤ちゃん、祖父母に夫婦・赤ちゃんと言った連れが、バンドの道路側で、お爺ちゃんはカメラを構え、お婆ちゃんは子供夫妻の抱く赤ちゃんに“ぺろぺろバー!”と言った様なジェスチャーで気を引いているのが見える。誰かの言った、“幸せは皆同じだけど、不幸はその数だけの種類がある”を思い浮かべる。
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7:30頃だけど、向かいのテレビ塔や高層ビルのライトアップは見られない!(今日は35℃以上だったから、ないの!?)しかし、夏の最高の土曜日、やがてサービスなのか、五月雨的にパラパラとライトがついてきた。バンドの内側の銀行・生保ビルからライトアップされて来て、浦東のテレビ塔他もちょっと暗く感じるも順次ライトアップされてきた。良かったね!
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今回のバンド散策では、パブさん黄浦江の地下を通る歩行者トンネルの入り口も見つけ、歩こうかなと切符売り場前まで行ったが、黄浦江の幅は1Km位は有りそうなので、車では2〜3分でも歩くと大変だろうし、昨日のタクシーのこともあるし、歩いて戻ると更にその倍!思案の末、歩くのは止めとする。
バンドから道路を地下道で渡るのにコリャ・びっくり、何しろものすごい人で、東京の朝のラッシュのホーム状態!リュックは背負っていては危ないので、前側にまわし、プッシュ・プッシュの人の流れに乗って何とか渡りきる! -
バンドから南京東路に戻ってきた。もう、夜8時は過ぎている。何か食べてホテルに帰ろうと通りのレストランを探す。「和平飯店」の1階レストランはお客で賑わっている。外からテーブルも見えるが、ワイングラスを傾け、楽しそうに食事している風景である。上海のお金持ちの集まる場所だからか、このレストランは満杯で、入り口には待っている客もいる。
少し歩いていると、日本レストランと言うか「ヨサク」と言うレストランがある。店の前にメニューも出ている。こちらはさっき入った「真鍋コーヒー」同様、ほとんど客はいない!何故か突然、(この暑いのに!)長崎ちゃんぽんを食べたくなったので、中に入り、2階の窓際席にすわる。青島ビールとちゃんぽんと言った変な組み合わせであったが、味は悪くなく、まあ、これで今夜は持ちそう!客は少なく、ヨーロッパ系の外人2人連れと中国人家族(母子組み2家族?)でちょっと行儀の悪い(子供がわがままで、イスを2つも3つも渡り歩くし、色々な子供用のバッグや道具を撒き散らしている!)のがテーブル2つについている。親も大甘、これじゃ、先行きが心配されるね!しばらくすると、パブさんの隣の窓際席に年配日本人男性と30代前半位の中国人女性カップルが座った。 -
レストランを出ると、外はすごい人、人、人だ!特に、歩行者天国と地下鉄駅のあるブロックに渡るところの信号は交通整理のおまわりさんがいるにも拘わらず、信号が変わるや、大殺到で、信号赤でも渡る人が多数おり、車も無理に走るので、とても怖〜い。河南中路駅でチケットを2枚買って、1枚は記念とする。静安寺駅で降り、歩いてホテルに10時過ぎに無事帰着。
翌日、5:30に起床し、シャワーを浴び6時から開くレストランでコーヒーと飲茶菓子を少し食べ、急いで部屋に戻ろうとエレベーターに乗る。6階を押して動きだしたが、何故か2階と3階を勝手にあがったり下がったりする!これらのフロアーはビジネス・センターや美容・マッサージと言ったサービス・フロアーである。部屋に着かないのみならず、出られないよう!参ったな!以前にも部屋に帰るのに勝手に2階に止まったことがあるが、今回は急いでいるのだ!でもエレベーターは2回この様ないたずらをした後、6階まで進み、ドアーも開いてくれた!やれ助かった! -
6:30に“栄子ちゃん”が迎えにきてくれ、1999年完成の浦東新空港(上海に入ったときは虹橋空港であった)に向かう。空港までのアクセス道路は片側3〜5車線とピカイチである。途中、クレーンが40〜50本林立しているところが見えたので、“何?”と聞くと、ここが“上海万博用のサイトで今建設ラッシュ中”と教えてくれた。また、タクシーに苦労した話をすると、“栄子ちゃん”曰く、“上海人口1,600万人の都市にタクシーは5万台”とのこと。(ちなみに東京を調べてみるに、人口1,200万人で6万台)“だから私たちがサービスしているのよ”と言った趣。
車は50分でスムースに空港に着く。今日も上天気で早朝でもあり、空気はさわやか!空港ロビー入り口で、記念スナップを一枚撮ってもらう。チェックインはJGC(水戸黄門の印籠よろしく)を示し、ファーストからする。“栄子ちゃん”びっくり!ここで色々上海の案内でお世話になり、おかげでとても楽しい上海観光が出来たことのお礼を述べ、握手して“栄子ちゃん”と別れる。
ラウンジ・サービスでインターネットが利用できるか聞いてみたが、こちらは成田と違い、LAN環境のみ提供で、PCやケーブルの貸し出しサービスは無しだった。B777の48A窓側席に座る。西安への往きはガラガラだったがこの便はほぼ満杯。真ん中の3席も埋まっている。エコノミーにもモニターが有る。客席乗務員の一人がパブさんに挨拶に見えた!(ほんと今回は往きも帰りもとは丁寧だね!)定刻より10分遅れで9:20に離陸する。
離陸後しばらく機外の地上を見ていたが、農地、埋立地を過ぎ、海上に出る。下の海はドロ色できれいでない、スモッグもあり、高度成長時の羽田に近づいた頃を思い出す。順調に飛んで、12:55成田着。こうして、パブさんの楽しい8日間の“西安・桂林・上海見て歩き”は無事終了。“えかった、えかった&謝、謝、多謝だ!!”
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