2006/10/05 - 2006/10/13
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さすらいの酒飲みさん
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午後からは昨夜空港からホテルまで送ってもらったドライバーと契約し、タマン・アユン寺院見学⇒テガラランの棚田見学⇒ウブドのケチャダンス見学⇒クタに戻るという強行プランです。ドライバーと昨晩交渉した結果、14時〜22時までの8時間でUS$30(当初ドライバーはUS$40と言っていたが、一人だけだからそんなに一杯払えないと値切った結果)となりました。8時間付きっきりでUS$30は安いと思いますが如何でしょうか?
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- タクシー
- 航空会社
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再びバリ島の地図です。まず最初に向かったのはバリ島のヒンズー寺院で最も美しいといわれているタマン・アユン寺院です。このお寺はクタの西北方向のメングイという町の中にあります。地図上で青い丸印で示してあります。下道をひたすら走ってクタから車で約1時間でした。
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タマン・アユン寺院の外観です。昔この地方を治めていた高級な人たちのために建てられた寺院だそうです。したがって我々は寺院の中に入ることは許されていません。しかし塀の外からでも内部を観察することは可能です。入り口で入場料3000ルピアを払いました。
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すこし高い塔があったのでそこに上って中を撮影しました。草で葺いた11重の塔が連立しています。ヒンズー経の美の精緻を極めた寺院といわれるだけあって日本のお寺とは違った趣があります。でも情感的には日本のお寺と共通した安心感があります。
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お寺の奥から正門側を見た絵です。
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観光で喉が渇いたのでタマン・アユン寺院の目の前のドリンクショップで椰子の実ジュースをお願いしました。台湾で飲んだことはありますがバリでは初めてです。甘味は少し薄い気がしましたが、量はたっぷりでした。ご覧のコップに2杯取ってもまだ余りました。ジュースを飲んだ後は実を二つに割ってもらって内側の薄い果肉をスプーンでこそげ落として食べました。何とも言えないほのかな甘味とジューシーな食感がたまらなく美味しかったです。これは人生初体験でした。皆さんも是非トライしてください。
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さて喉も潤ったので一路テガラランに向かいました。車をはしらせて10分くらいしたら村の集会場のようなところに沢山の女性が集まっているのを発見しました。運転手に【これなに?】と聞いたらお寺のセレモニーの準備をしているのだろうという話でした。珍しかったので車を降りて見学させてもらう事にしました。およそ30名の女性が分担を決めてそれぞれ一生懸命に何かを作っています。人工的な材料は一切なく、全ては自然界の恵みを材料としていました。この女性は木の葉っぱを綺麗に織り込んでおくにある木桶ならぬ葉桶を作っていました。
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これが葉桶を作る途中段階です。現在は壁の部分を作っています。上下二本の心棒に白っぽい色の葉っぱを丁寧に渡してゆきます。端から端まで全て行き渡ったらくるっと丸めて葉桶の壁の出来上がりです。素晴らしい集中力で見る見る間に出来上がります。
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この女性は薄いお皿を作って、更にその中に葉っぱでお団子に似せて作った物(だと思う)を入れていました。写真を撮らせて下さいとお願いしたら愛想良くうなずいていただきました。この女性は英語も達者でした。どこから来たの?とか何日間居るの?とか色々会話が弾みました。
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何人かいらっしゃるリーダー格の女性の一人です。写真をとらせてもらったらしゃきっと背筋を伸ばして凛としたたたずまいが素敵でした。おばあちゃんどうもありがとう。良い思い出が出来ましたよ。
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さて再び一路テガラランに向かいました。地図で青く囲まれたところがテガラランです。ご覧になって分かるようにテガラランは大分丘陵地帯になります。丘陵地帯での稲作がどのようにおこなわれているかというとご存知の棚田です。日本の原風景ともいえる棚田に行って来たのでご紹介します。
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テガラランの棚田に到着しました。息を呑むような美しさです。急勾配の斜面にへばりつくように棚田が作られています。一種の芸術作品と言っても言い過ぎではありません。上から順番に全ての棚田に水が伝わるように設計されているはずです。ああ、美しい。
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実は棚田のビューポイントには必ずといっても良いほどおみやげ物やさんが併設されています。僕もここで牛の骨を彫って作ったバラン人形とろうけつ染めのブランケットを買いました。お店の女の子にモデルになってもらってパチリ。かわいい子です。
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別のビューポイントに移動しました。こちらも美しい。【この棚田を設計して作ってそして管理するのはさぞ大変だろう。インドネシア政府から何らかの補助は出ているのか?】とドライバーに聞きましたが答えはノーでした。いつまでもこの綺麗な棚田をたもちつずけて欲しいものです。因みにインドネシアの稲作は3期作だそうです。この季節に限らずどの時期に行ってもこの美しい光景を見る確立は高いです。
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ここのおみやげ物の売り子さんはしつこかった。しかも商品は猫の鉛筆だけです。【テンサウザン】と連呼しながら迫ってきます。猫の鉛筆をお土産で持って帰っても仕方が無いのですがちょっと可哀想になったので鉛筆1本を5000ルピアで買いました。
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さて本日の最終目的地はウブド(UBUD)です。ウブドは文化と芸能の町として有名です。テガラランの山を降りてウブドに向かいました。目的はケチャというダンスを見るためです。
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ウブド市内のダレム寺院というお寺が会場です。入場料は50000ルピア(約600円)です。ケチャとはラーマーヤナを題材とした舞踊です。一般的にインドネシアの伝統芸能は笛、太鼓、鉄琴を使った演奏が有名ですがケチャの場合は楽器を一切使わないのが特徴です。楽器の代わりに100人を超える男性がアカペラで音楽を奏でます。リズム担当、メロディー担当、歌担当に分かれており、分担者が綺麗にハーモニーを織り成す様は見事です。リズムは南方らしく結構アップテンポなのですが、歌は日本の民謡を思い出させる部分もあります。
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もう一つの特徴はライティングを一切使わずに中心に供えられたたいまつの明かりだけで行われることです。神秘的なことこの上ありません。さて合唱隊が入場して歌い始めました。100人を超える上半身裸の男性の低い歌声、高い歌声がお寺の境内に響き渡ります。
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時にはたいまつの周りに円陣を組んだり、時には配置換えして2列になったりと忙しく移動を繰り返します。リズムも早くなったりゆっくりになったりと変化に富んでいます。でもこの時点ではまだ合唱隊以外の人は来ていません。
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さて王子様とお姫様の入場です。手と指をくねくねと妖しくそして美しく動かします。暗いのではっきりとは分かりませんが、王子様役もお姫様役も両方とも女性が行っているのではないかと思われました。(気のせいかもしれません)
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インドネシアの人々の善悪に関する考え方は日本人のそれと異なります。私は日本人の上を行っているのではないかと思います。何故ならばインドネシアの人々は善と悪と両方が必要だと考えているからです。日本人は勧善懲悪に象徴されるように善が悪を懲らしめるのを義としていますがインドネシアの人は善だけでなく悪も必要だと考えています。悪からも学ぶことは沢山ある。悪が無いと何が悪いのかを善だけからは学び取れない。更に発展して悪の人を善に変えることが出来ればそれをもって最上の善と考えているのです。悪をも包み込むそのおおらかさが素晴らしいと思いました。ラーマーヤナの物語は以上のようなことを語っているそうです。この踊りも以上のようなことを体現しているそうです。
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さてラーマーヤナの第一部が終わりました。たいまつの火が落とされ、さらに暗くなりました。すると舞台中央に椰子の実を乾燥させたものが山積にされました。大量の灯油が撒かれ、火が放たれました。轟々と燃え盛る火。5メートルくらい離れている観客席にも熱が伝わります。灯油が全て燃え尽きた後も椰子のみはまるで炭火の様に赤々と火を湛えています。そこに一人のおじさんが現れました。写真のような出で立ちです。まるで子供の遊び道具のようなお馬さんにまたがっています。目をつぶっていて、心はどこか遠くに行ってしまったかのようです。そうです。この人はトランス状態なのです。
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何とこのおじさんは真っ赤に燃える椰子の実にずかずかと裸足で入ってゆき、まだ燃え盛る椰子の実を観客席に向かってキックするのです。観客席は騒然。火のついた椰子の実が自分めがけて飛んでくるのを体験したことは有りますか?とっても恐怖です。最前列に並んだ観客は皆席を立って、後方へと避難です。
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やがて二人の若者が現れておじさんを羽交い絞めにして、おじさんの木馬を取り上げました。次に僧侶のような人が現れておじさんに聖水を降りかけました。するとおじさんのトランス状態は解かれました。
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おじさんはトランス状態を解かれた後もなかなか現実の世界に融合することが出来ない様子で、じっと座っています。おじさんの足を見てください。真っ黒になっているでしょう。これが燃え盛る椰子の実の中に入り込みさらにキックをした跡です。後方にプラスチックの白い椅子が見えると思います。これが観客席です。いかに至近距離にあるのかがお分かりいただけると思います。
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これがもらったパンフレットです。毎週金曜日のみにダレム・ウブド寺院にて開催されます。7:30に開演ですが7時には会場に入って待っていることをお勧めいたします。
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