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十月の三連休、どこかで紅葉が見たくなり、いろいろ探した結果、奥飛騨へ行ってみることにした。往きは金沢行の寝台特急『北陸』を利用し、富山駅から高山本線と神岡鉄道を乗り継ぎ、奥飛騨温泉口駅まで行き、その後、バスで奥飛騨温泉郷最奥の新穂高温泉へ向かうことにした。初日は、新穂高ロープウェイで山頂駅へ登り、展望台から北アルプスの雄大な景色を楽しみ、麓の中尾温泉に泊まり、温泉を堪能した。<br /><br />【4トラ登録15周年記念投稿】(2021.10.17投稿)

奥飛騨から越中への旅【1】~夜行列車で奥飛騨温泉郷へ~

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2006/10/12 - 2006/10/13

5位(同エリア451件中)

旅行記グループ 奥飛騨から越中路への旅

14

30

旅猫

旅猫さん

十月の三連休、どこかで紅葉が見たくなり、いろいろ探した結果、奥飛騨へ行ってみることにした。往きは金沢行の寝台特急『北陸』を利用し、富山駅から高山本線と神岡鉄道を乗り継ぎ、奥飛騨温泉口駅まで行き、その後、バスで奥飛騨温泉郷最奥の新穂高温泉へ向かうことにした。初日は、新穂高ロープウェイで山頂駅へ登り、展望台から北アルプスの雄大な景色を楽しみ、麓の中尾温泉に泊まり、温泉を堪能した。

【4トラ登録15周年記念投稿】(2021.10.17投稿)

旅行の満足度
4.0
観光
4.5
ホテル
4.0
グルメ
3.5
交通
3.5
同行者
一人旅
一人あたり費用
3万円 - 5万円
交通手段
高速・路線バス JR特急 JRローカル 私鉄 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • 大宮駅を23時30分に出る金沢行寝台特急『北陸』号に乗車。北陸への旅には、この『北陸』か、夜行急行『能登』というのが定番である。今宵の塒は、B個室寝台『ソロ』。狭いながらも、肘掛まで付き、設備は充実している。とりあえず、買い込んで来た麦酒と『わさびいなり』で旅の始まりを祝う。朝が早いので、すぐに就寝。そして、早朝5時32分、まだ明け切れぬ富山駅に到着した。<br />※『北陸』も『能登』も、現在は廃止されています。

    大宮駅を23時30分に出る金沢行寝台特急『北陸』号に乗車。北陸への旅には、この『北陸』か、夜行急行『能登』というのが定番である。今宵の塒は、B個室寝台『ソロ』。狭いながらも、肘掛まで付き、設備は充実している。とりあえず、買い込んで来た麦酒と『わさびいなり』で旅の始まりを祝う。朝が早いので、すぐに就寝。そして、早朝5時32分、まだ明け切れぬ富山駅に到着した。
    ※『北陸』も『能登』も、現在は廃止されています。

    富山駅

  • ホームへ降りると、さすがに寒かった。富山駅からは、6時04分発の高山本線の普通列車に乗り換え、終点の猪谷駅へと向かった。猪谷駅では乗り換え時間があるので、改札の外へと出る。駅舎は木造の趣のある建物で、青地に白文字の大きな駅名版も良い感じだ。

    ホームへ降りると、さすがに寒かった。富山駅からは、6時04分発の高山本線の普通列車に乗り換え、終点の猪谷駅へと向かった。猪谷駅では乗り換え時間があるので、改札の外へと出る。駅舎は木造の趣のある建物で、青地に白文字の大きな駅名版も良い感じだ。

    猪谷駅

  • しばらく待ち、7時10分発の神岡鉄道の奥飛騨温泉口行に乗車。神岡鉄道は、国鉄神岡線を引き継いだ路線で、猪谷駅から鉱山の街神岡を経て、奥飛騨温泉郷の玄関口である奥飛騨温泉口駅までを結ぶローカル線だ。車内には囲炉裏まであったが、実際には使われていないそうだ。

    しばらく待ち、7時10分発の神岡鉄道の奥飛騨温泉口行に乗車。神岡鉄道は、国鉄神岡線を引き継いだ路線で、猪谷駅から鉱山の街神岡を経て、奥飛騨温泉郷の玄関口である奥飛騨温泉口駅までを結ぶローカル線だ。車内には囲炉裏まであったが、実際には使われていないそうだ。

  • 1両編成の気動車にのんびり揺られること約30分で、神岡鉄道の終点、奥飛騨温泉口駅に到着した。平成16年に建てられたという立派な駅舎に驚いたが、僅か4年でその使命を終えることなる。神岡鉄道は、この12月で廃線となるからだ。<br />※神岡鉄道は、2006年12月1日に廃止されました。

    1両編成の気動車にのんびり揺られること約30分で、神岡鉄道の終点、奥飛騨温泉口駅に到着した。平成16年に建てられたという立派な駅舎に驚いたが、僅か4年でその使命を終えることなる。神岡鉄道は、この12月で廃線となるからだ。
    ※神岡鉄道は、2006年12月1日に廃止されました。

  • 駅前からバスに乗り、山間の道を辿ると奥飛騨温泉郷のひとつ栃尾温泉に着く。目指す新穂高温泉へは、ここでバスを乗り換えなくてはならない。30分ほどの待ち時間があったので、少し散策することにした。こんな時間も、旅の醍醐味である。

    駅前からバスに乗り、山間の道を辿ると奥飛騨温泉郷のひとつ栃尾温泉に着く。目指す新穂高温泉へは、ここでバスを乗り換えなくてはならない。30分ほどの待ち時間があったので、少し散策することにした。こんな時間も、旅の醍醐味である。

  • 栃尾温泉から乗った8時51分発のバスは、すれ違うのもやっとな山道を走って行く。途中、中尾高原口バス停を過ぎた辺りで、運転手さんから粋な計らいがあった。ロッククライマーに人気の岩壁を持つ錫丈岳が見える場所で、しばらくバスを停めてくれたのだ。青空に、荒々しい岩壁が聳えていた。

    栃尾温泉から乗った8時51分発のバスは、すれ違うのもやっとな山道を走って行く。途中、中尾高原口バス停を過ぎた辺りで、運転手さんから粋な計らいがあった。ロッククライマーに人気の岩壁を持つ錫丈岳が見える場所で、しばらくバスを停めてくれたのだ。青空に、荒々しい岩壁が聳えていた。

  • 15分ほどで、新穂高温泉バス停に到着。そこはかなり広く、大きな待合所などもあったが、自家用車や観光バスは、この先の新穂高ロープウェイの駐車場まで直接行ってしまうため、人影も疎らだった。その分、静かに景色を眺められるわけだ。すぐ近くの公園からは、壁のようにそそり立つ笠ヶ岳から抜戸岳への稜線が望める。対岸には、作家井上靖氏の「氷壁」の舞台ともなった『中崎山荘』も建っている。新穂高温泉発祥の宿である。

    15分ほどで、新穂高温泉バス停に到着。そこはかなり広く、大きな待合所などもあったが、自家用車や観光バスは、この先の新穂高ロープウェイの駐車場まで直接行ってしまうため、人影も疎らだった。その分、静かに景色を眺められるわけだ。すぐ近くの公園からは、壁のようにそそり立つ笠ヶ岳から抜戸岳への稜線が望める。対岸には、作家井上靖氏の「氷壁」の舞台ともなった『中崎山荘』も建っている。新穂高温泉発祥の宿である。

    中崎山荘奥飛騨の湯 温泉

  • バス停から坂道を5分ほど登ると、新穂高ロープウェイの新穂高温泉駅が見えてくる。新穂高ロープウェイは、ふたつの区間に分かれていて、第1ロープウェイは、日本一の急傾斜だそうだ。乗ってみると、確かに物凄い角度で登って行く。まるで、エレベーターのようである。そのため、車窓からの眺めは素晴らしかった。

    バス停から坂道を5分ほど登ると、新穂高ロープウェイの新穂高温泉駅が見えてくる。新穂高ロープウェイは、ふたつの区間に分かれていて、第1ロープウェイは、日本一の急傾斜だそうだ。乗ってみると、確かに物凄い角度で登って行く。まるで、エレベーターのようである。そのため、車窓からの眺めは素晴らしかった。

    新穂高ロープウェイ 乗り物

  • わずか5分で鍋平高原駅へ到着。鍋平高原駅から第2ロープウェイのしらかば平駅までは徒歩1分ほどである。第2ロープウェイは、全長約2,600m、高低差848mを僅か7分で結ぶ。

    わずか5分で鍋平高原駅へ到着。鍋平高原駅から第2ロープウェイのしらかば平駅までは徒歩1分ほどである。第2ロープウェイは、全長約2,600m、高低差848mを僅か7分で結ぶ。

    鍋平高原 自然・景勝地

  • 降り立った西穂高口駅の屋上には、北アルプスを眺め渡すことができる展望台があった。展望台に出て、右手に見えたのは西穂高岳である。よく見ると、山頂左側の鞍部の後ろに、奥穂高岳への稜線上に聳えるロバの耳とジャンダルムも僅かに見えていた。

    降り立った西穂高口駅の屋上には、北アルプスを眺め渡すことができる展望台があった。展望台に出て、右手に見えたのは西穂高岳である。よく見ると、山頂左側の鞍部の後ろに、奥穂高岳への稜線上に聳えるロバの耳とジャンダルムも僅かに見えていた。

  • 西穂高岳の左手奥には、鋭く尖った山頂が特異な槍ヶ岳(3,180m)、大喰岳、中岳など、3,000mを越える山々が連なる。

    西穂高岳の左手奥には、鋭く尖った山頂が特異な槍ヶ岳(3,180m)、大喰岳、中岳など、3,000mを越える山々が連なる。

  • 槍ヶ岳からさらに左へ目を向けると、丸みを帯びた樅沢岳、その肩越しに鷲羽岳の頭、そして雪を頂いた三俣蓮華岳と双六岳、その手前には弓折岳と続いている。

    槍ヶ岳からさらに左へ目を向けると、丸みを帯びた樅沢岳、その肩越しに鷲羽岳の頭、そして雪を頂いた三俣蓮華岳と双六岳、その手前には弓折岳と続いている。

  • その左手前には、ロープウェイ線の先に、どっしりとした山容の笠ヶ岳(左)と抜戸岳が聳えている。眺めていると、ちょうどロープウェイが登って来た。第2ロープウェイは、日本初の2階建てゴンドラである。途中、大きく前後に揺れるところがあり、乗り合わせた人の中には絶叫する人もいた。

    その左手前には、ロープウェイ線の先に、どっしりとした山容の笠ヶ岳(左)と抜戸岳が聳えている。眺めていると、ちょうどロープウェイが登って来た。第2ロープウェイは、日本初の2階建てゴンドラである。途中、大きく前後に揺れるところがあり、乗り合わせた人の中には絶叫する人もいた。

  • 笠ヶ岳の左側には、バスから見えた錫丈岳の岩壁と三角頭の大木場の辻、そして、その左奥の遥か彼方には、雲に浮かぶ白山の山並みが望めた。

    笠ヶ岳の左側には、バスから見えた錫丈岳の岩壁と三角頭の大木場の辻、そして、その左奥の遥か彼方には、雲に浮かぶ白山の山並みが望めた。

  • 白山の左へと目を移せば、活火山らしい褐色の山肌を見せる焼岳が望めた。焼岳の向こう側は、上高地である。

    白山の左へと目を移せば、活火山らしい褐色の山肌を見せる焼岳が望めた。焼岳の向こう側は、上高地である。

  • 北アルプスの絶景を堪能した後、登山口まで散策する前に、駅にある食堂で昼食とした。ラーメンを注文したところ、味も見た目も昔ながらの観光地ラーメンだった。胡椒を入れ過ぎたが、澄んだ空気の中で食べると何でも美味しいものだ。

    北アルプスの絶景を堪能した後、登山口まで散策する前に、駅にある食堂で昼食とした。ラーメンを注文したところ、味も見た目も昔ながらの観光地ラーメンだった。胡椒を入れ過ぎたが、澄んだ空気の中で食べると何でも美味しいものだ。

    マウントビュー グルメ・レストラン

  • 駅からしばらく歩くと、道の傍らに石像があった。由緒書きを読むと、江戸時代に笠ヶ岳への登山道を再興した播隆上人の像だそうだ。槍ヶ岳への初登頂を果たしたとも伝えられる人物である。

    駅からしばらく歩くと、道の傍らに石像があった。由緒書きを読むと、江戸時代に笠ヶ岳への登山道を再興した播隆上人の像だそうだ。槍ヶ岳への初登頂を果たしたとも伝えられる人物である。

  • 登山口の手前まで来ると、西穂高岳の勇姿が望めた。その山頂には、熟練登山客だけが立つことができる。しばらく景色を楽しんだ後、駅前の千石園地に戻ると、積雪記録を表示した柱が立っていた。昨年、過去最高の5.2mを記録したそうだ。

    登山口の手前まで来ると、西穂高岳の勇姿が望めた。その山頂には、熟練登山客だけが立つことができる。しばらく景色を楽しんだ後、駅前の千石園地に戻ると、積雪記録を表示した柱が立っていた。昨年、過去最高の5.2mを記録したそうだ。

    千石園地 自然・景勝地

  • 存分に展望を楽しんだので下山する。第2ロープウェイのしらかば平駅には、2階建てになる前のゴンドラが保存されていた。駅前には、ビジターセンター山楽館があり、天然温泉露天風呂『新穂高ビジターセンター 神宝乃湯』が併設されている。急ぐ旅ではないので、汗を流させてもらうことにした。白い湯の花が舞う掛け流しの湯は少し温めだったが、出るまでずっと貸切であった。

    存分に展望を楽しんだので下山する。第2ロープウェイのしらかば平駅には、2階建てになる前のゴンドラが保存されていた。駅前には、ビジターセンター山楽館があり、天然温泉露天風呂『新穂高ビジターセンター 神宝乃湯』が併設されている。急ぐ旅ではないので、汗を流させてもらうことにした。白い湯の花が舞う掛け流しの湯は少し温めだったが、出るまでずっと貸切であった。

    神宝乃湯 温泉

    爽やかな空気の中で入る湯 by 旅猫さん
  • 第1ロープウェイの鍋平高原駅から、色付き始めた木々の中を新穂高温泉駅へと降りる。この後、12時のバスに乗り、平湯大滝へと向かった。バスは平湯温泉行だったので、平湯大滝へはバス停ひとつ分歩いた。滝の入口にあった平湯温泉キャンプ場前バス停から、スキー場脇の緩やかな坂道を登って行く。

    第1ロープウェイの鍋平高原駅から、色付き始めた木々の中を新穂高温泉駅へと降りる。この後、12時のバスに乗り、平湯大滝へと向かった。バスは平湯温泉行だったので、平湯大滝へはバス停ひとつ分歩いた。滝の入口にあった平湯温泉キャンプ場前バス停から、スキー場脇の緩やかな坂道を登って行く。

  • すると、最近できたらしい『奥飛騨平湯大滝公園』が現れた。そこには、長方形をした大きな足湯があり、座って休憩するにはちょうど良い場所だった。源泉は120℃もあるそうだが、滝から流れてくる水で調節しているそうだ。<br /><br />※平成28年に閉鎖されています。

    すると、最近できたらしい『奥飛騨平湯大滝公園』が現れた。そこには、長方形をした大きな足湯があり、座って休憩するにはちょうど良い場所だった。源泉は120℃もあるそうだが、滝から流れてくる水で調節しているそうだ。

    ※平成28年に閉鎖されています。

    【休館中】平湯大滝公園 公園・植物園

  • 公園を通り過ぎてさらに先へと進めば、飛騨三名瀑のひとつ『平湯大滝』の豪快な姿が目に飛び込んできた。幅6m、落差64mで、日本の滝百選にも選ばれている名瀑である。残念だったのは、周囲の樹々が、まだ色付き始めだったことだ。

    公園を通り過ぎてさらに先へと進めば、飛騨三名瀑のひとつ『平湯大滝』の豪快な姿が目に飛び込んできた。幅6m、落差64mで、日本の滝百選にも選ばれている名瀑である。残念だったのは、周囲の樹々が、まだ色付き始めだったことだ。

    平湯大滝 自然・景勝地

  • 滝を観た後、足湯の隣にあった食事処『飛騨路』で遅めの昼食を摂る。少々奮発して、地元飛騨牛の『朴葉味噌焼きセット』を注文。焼けた味噌が香ばしく、これはなかなか美味しかった。

    滝を観た後、足湯の隣にあった食事処『飛騨路』で遅めの昼食を摂る。少々奮発して、地元飛騨牛の『朴葉味噌焼きセット』を注文。焼けた味噌が香ばしく、これはなかなか美味しかった。

  • 平湯温泉キャンプ場前バス停へ戻ると、近くでは、傾き始めた陽を浴びて輝く薄の穂が揺れていた。平湯温泉バス停からは、14時37分発の新穂高温泉行のバスに乗り、今宵の宿がある中尾高原へと向かう。そして、中尾高原のおもちゃ博物館前バス停で下車。宿はバス停から少し戻ったところにあった。<br />※現在、『おもちゃ博物館前』は『中尾白山神社』に名称が変更となり、バスはデマンド方式での運行になっています。<br />

    平湯温泉キャンプ場前バス停へ戻ると、近くでは、傾き始めた陽を浴びて輝く薄の穂が揺れていた。平湯温泉バス停からは、14時37分発の新穂高温泉行のバスに乗り、今宵の宿がある中尾高原へと向かう。そして、中尾高原のおもちゃ博物館前バス停で下車。宿はバス停から少し戻ったところにあった。
    ※現在、『おもちゃ博物館前』は『中尾白山神社』に名称が変更となり、バスはデマンド方式での運行になっています。

    新穂高温泉 ペンション ヨーデル 宿・ホテル

    中尾温泉 ペンション ヨーデル by 旅猫さん
  • 部屋に荷物を置き、早速自慢の露天風呂に入る。民宿の露天風呂では日本一とも言われるだけあり、さすがに広い。湯に浸かると、その広さが実感できる。晴れていれば、錫丈岳の岩壁が見えるらしいが、霧が出始めていて良く見えなかった。

    部屋に荷物を置き、早速自慢の露天風呂に入る。民宿の露天風呂では日本一とも言われるだけあり、さすがに広い。湯に浸かると、その広さが実感できる。晴れていれば、錫丈岳の岩壁が見えるらしいが、霧が出始めていて良く見えなかった。

  • この日の客は2組だけだったので、どの風呂も貸切状態だった。気に入ったのは、すべて木で出来た手作りの半露天貸切風呂だった。窓を開けてみると、正面に、霧に煙る錫丈岳の岩峰が見えた。贅沢な風呂である。

    この日の客は2組だけだったので、どの風呂も貸切状態だった。気に入ったのは、すべて木で出来た手作りの半露天貸切風呂だった。窓を開けてみると、正面に、霧に煙る錫丈岳の岩峰が見えた。贅沢な風呂である。

  • 一風呂浴びた後、宿周辺を散策。近くには、江戸初期の古いお地蔵様が保存されていた。その前を通る道は、飛騨と信濃を結ぶ街道の中尾峠へと向かう途中に辺り、道行く人を見守り続けてきたのだろう。

    一風呂浴びた後、宿周辺を散策。近くには、江戸初期の古いお地蔵様が保存されていた。その前を通る道は、飛騨と信濃を結ぶ街道の中尾峠へと向かう途中に辺り、道行く人を見守り続けてきたのだろう。

  • 道端には、可愛い菊の花や秋桜などが咲いていた。

    道端には、可愛い菊の花や秋桜などが咲いていた。

  • 中尾温泉は、急な坂道に開けた温泉街である。坂を登って行くと、公園のような場所に足湯があった。源泉に近いため、湯温が90℃ほどあり、山の湧水で温度を下げているそうだ。若い女性が2人浸かっていたが、他に人影は無かった。他に何も無かったので、宿へと戻ることにした。

    中尾温泉は、急な坂道に開けた温泉街である。坂を登って行くと、公園のような場所に足湯があった。源泉に近いため、湯温が90℃ほどあり、山の湧水で温度を下げているそうだ。若い女性が2人浸かっていたが、他に人影は無かった。他に何も無かったので、宿へと戻ることにした。

    中尾高原 自然・景勝地

    奥飛騨温泉郷最奥の温泉街 by 旅猫さん
  • 夜、露天風呂に2回、貸切風呂にももう一度入った。露天風呂では、満天の星空が広がり、あまりの美しさに、時間を忘れて見上げてしまった。そして、旅の一日目が終わり、温泉の後の締めの一杯はやはり麦酒である。呑んだのは、地元飛騨高山の地麦酒だ。今日は、北アルプスの素晴らしい山並みを堪能できたので満足である。明日は、神岡を散策する予定だ。

    夜、露天風呂に2回、貸切風呂にももう一度入った。露天風呂では、満天の星空が広がり、あまりの美しさに、時間を忘れて見上げてしまった。そして、旅の一日目が終わり、温泉の後の締めの一杯はやはり麦酒である。呑んだのは、地元飛騨高山の地麦酒だ。今日は、北アルプスの素晴らしい山並みを堪能できたので満足である。明日は、神岡を散策する予定だ。

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この旅行記へのコメント (14)

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  • ねもさん 2021/10/18 09:35:57
    秋の西穂
    旅猫さん
    穂高連峰はじめ北アルプスの山々がきれいです。しっかり説明がまたうれしい。
    新穂高ロープウェイは、夏に一度だけ。晴れてましたが、これほどの展望ではなかった、羨ましい!
    このごろ行ってませんが、ここらの山を歩き新穂高温泉に下山して1泊、翌日は高山あたりを散策して帰宅というのが私のゴールデンプランです(笑)

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2021/10/19 09:28:01
    RE: 秋の西穂
    ねもさん、こんにちは。

    書き込みありがとうございます。
    新穂高ロープウェイは二回乗りましたが、二回目はまったく山が見えませんでしたが、この時は、見事な山岳展望でした。
    白山まで見えたのは嬉しかったです。
    温泉に泊まった後に、高山散策とは良い旅程ですね!
    ぜひ、来年の新緑の季節にでも。

    旅猫
  • rokoさん 2013/11/10 21:44:56
    4トラ登録7周年記念リニューアル
    旅猫さん  こんばんは

    なんだか連続して旅されてると思いきや、4トラ登録7周年記念リニューアル版でしたか。


    新穂高ロープウェイからの北アルプスの大展望 見事ですね!

    宿では
    >貸切風呂の窓を開けてみると、正面に錫丈岳の岩峰が。
     
    ほんと贅沢な時間


    >露天風呂では、満天の星空が。
     あまりの美しさに、時間を忘れて見上げてしまった。

    ここでも贅沢な時間が・・・

    いい旅でしたね(^^♪


    旅猫

    旅猫さん からの返信 2013/11/16 09:42:35
    RE: 4トラ登録7周年記念リニューアル
    rokoさん、こんにちは。
    コメントありがとうございます。

    最近、前に投稿した旅行記を読み返すことがあり、
    久しぶりに読んでみると、あまりに拙く。。。
    そこで、最近のもの以外をすべて非公開にし、
    少しずつ手直しして行こうと思っています。

    この旅行の時は、天気も良くて、絶景を見ることができました。
    そして、とてもゆったりと出来る温泉にも出会えて。
    星空が素晴らしかったことを思い出します。

    旅猫
  • hot chocolateさん 2013/10/20 22:32:50
    奥飛騨♪
    旅猫さま、こんばんは〜

    4tra登録7周年記念なのですね。
    以前にポチ済だったらしく、書き込みのみで失礼します。
    7年間も旅行記を書き続けるエネルギーってすごいですよね。
    それと、最初の頃の旅行記を、リニューアルしたくなる気持ちわかります。

    B個室寝台「ソロ」の背もたれと肘掛が、浮いているみたいで愉快ですね。

    奥飛騨も私の好きな所です。
    新穂高温泉の中の、出来たばかりの新しい蒲田温泉(がまたおんせん)にも泊まったことがあります。
    懐かしいなぁ。
    飛騨といえば「朴葉味噌」ですよね。
    飛騨牛の「朴葉味噌焼き」が美味しそうです。

    hot choco

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2013/10/20 22:54:34
    RE: 奥飛騨♪
    hot chocoさん、こんばんは〜
    いつもありがとうございます!

    奥志賀のほうに投票されていたので、書き込みはそちらかと思ったら、奥飛騨のほうにコメントをいただきました(笑)
    奥飛騨は、以前に読まれていたようですね(^^)

    先日、8年目に突入しました。
    長く続けられるのも、読んでいただきコメントをくださる皆様のおかげです。
    エネルギーをもらっているんですよね。
    じゃないと続けられません。

    古い旅行記は、やはりコメントが拙いので恥ずかしいです。
    なので、ここ1,2年のもの以外は非公開としました。
    順番に、気長にリニューアルしていくつもりです。
    挫折するかもしれませんが。

    このタイプのソロは、もう無いかもしれませんね。
    今残っているのは、もっと狭い車両ばかりだと思いますよ。
    肘掛も背もたれもないものです。

    蒲田温泉というのができたのですね!
    あの辺は、温泉が豊富なので、新しい温泉が出来るのもわかるな。

    飛騨牛の朴葉焼き、味噌の香ばしさが堪りませんね。
    旅猫

    hot chocolate

    hot chocolateさん からの返信 2013/10/20 23:32:18
    RE: RE: 奥飛騨♪
    旅猫さま

    蒲田温泉というのは、30年ぐらい前の旅行の時、その当時新しくできた宿です。
    説明不足ですみません。

    明日から裏磐梯に行きます。
    朝早いのに、いま、支度をし始めたところです。(汗)

    天気は悪そうですが、行って来ます。

    hot choco

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2013/10/21 19:23:44
    RE: RE: RE: 奥飛騨♪
    hot chocoさん、こんばんは。

    そうでしたか。
    でも、初めて知りました。

    > 明日から裏磐梯に行きます。
    今年二度目の裏磐梯ですね(^^)
    気を付けて行ってきてください。
    旅行記を楽しみに。

    旅猫
  • spitfirebuzz90さん 2013/10/19 21:41:33
    早速、伺いました
    旅猫さんへ

     こんばんは
     神岡鉄道再アップ。 早速お邪魔させて頂きました。
     旅行日を見ると私が訪れた時と10日違いだったんですね。
     私も旅猫さんと同じ、フォートラを始めた頃に訪れました。
     神岡鉄道、会社の後輩の一言がなければ多分、再訪する事は
     なかったなと思います。私も2006年に20年ぶりに訪れ当時の
     記憶を辿るも殆ど思い出せませんでしたがまだEF62が牽引
     する急行能登の自由席で富山まで行きました。あの頃はまだ
     上野発の夜行列車も客車が残っており、良い時代でした。
     今ではトワイライト、カシオペア、北斗星、あけぼの、はまなす
     ななつ星のみ。トワイライト、北斗星に至っては北海道新幹線
     開業時には廃止という噂もありますし。今のうちに出来る限り
     乗っておきたいものですね。
     今年も正月休みの札幌遠征の際にはチケットをGetして古き
     良き時代の夜行列車の旅を満喫したいものです。

      

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2013/10/20 11:39:38
    RE: 早速、伺いました
    spitfirebuzz90さん、お久しぶりです!

    早速読んでいただきありがとうございます!

    >  旅行日を見ると私が訪れた時と10日違いだったんですね。
    そうなんですよ!

    上野発の夜行列車、いい響きですね(^^)
    でも、今や風前の灯で寂しいですね。
    最初に乗った夜行列車は、上野発の急行『妙高』でした。
    すでに、14系に置き換えられた後でした。

    トワイライトも廃止される可能性があるのですか!
    北斗星は経路が被るので仕方が無いとしても。
    はまなすもダメでしょうね。。。
    夜行列車が過去のものになる時代ももうすぐのようですね。
    今のうちに、しっかり味わっておかないといけませんね。

    私も、最近ご無沙汰の北斗星に何とか乗りたいものです。
    旅猫
  • rupannさん 2013/10/18 12:27:26
    4トラ登録7周年記念
    温泉めぐり暦凄そうですねぇ

    旅猫さん、こんにちわ〜
    お昼休みにお邪魔です〜

    又今週末は台風の影響が...

    急に夜が冷えるようになりましたねぇ
    お腹冷やさないようにご注意を(笑)

    by rupann♪

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2013/10/20 11:22:43
    RE: 4トラ登録7周年記念
    rupannさん、こんにちは。
    いつもありがとうございます!

    台風の被害に心を痛めています。
    大島は、仕事の関係で縁がありますので。。。
    先週は、その関係でドタバタと。

    温泉は、結構行ってますが、100ヶ所にも届いていないような。
    同じ場所に行く癖もありますので。
    もっといろいろ行ってみたいのですが、時間とお金が。。。
    学生時代に戻りたいけど、もっとお金が無かったし(^^;

    急に寒くなってきましたので、
    rupannも、お体ご自愛くださいませ。

    旅猫
  • syukoさん 2009/10/19 22:47:47
    清々しくなりますね!
    雲ひとつない青い空。
    綺麗な水が流れていそうな程良い大きさの川。
    「シーン」とした静けさを味わえそうな宿。

    んー、行ったこともないけど想像だけで気分が清々しくなります!
    完全な妄想に浸ってしまったこの写真に、1票デス☆

    syuko

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2009/10/20 11:38:29
    RE: 清々しくなりますね!
    syukoさん、こんにちは!
    いつもありがとうございます。

    バスから降りて、まず目にするのがこの風景なのです。
    思わず声が出そうなくらい素敵ですよ。
    晴れていたからこその眺めですからね。
    空気も澄んでいて。

    清々しさを妄想していただけて嬉しいです(笑)
    旅猫

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