2005年イタリア旅行記(その４)サン・ピエトロ寺院−１

2005/12/22 - 2006/01/04

朝早くホテルを出て、テルミニ駅のバスターミナルから、ヴァチカン行きのバス(#40)に乗り、ヴァチカンへと向かった。バスは満員で、赤ん坊を抱いたジプーシー風の女が途中で乗ってきて、混雑した車内を人によりかかりながらうろうろとしているので、赤ん坊を抱いていて気の毒にと思っていました。ところがサン・ピエトロ寺院入り口のところでバスを降りて、ウエストポーチを見るとチャックが開いているではないか・・・
家内がすぐになくなっているものが無いか確かめてと・・・
すると郵便封筒がなくなっていて、スリにあったことに気がついたのである。この郵便封筒は、相当厚さがあったのですが、中身はこれからのイタリア旅行の列車乗車券と特急の指定券、そして帰りのJALの航空券とホテルのバウチャでした。(でも被害金額の合計は１５万円で、帰国してから海外旅行保険で、その内７万円程度が戻ってきました)
取ったあのいまわしいジプシー女は、しめしめと思ったかもしれないが、封筒を開けてビックリ、金目のものは列車の切符のみ。
ざまあ見ろ!!と言いたい。
すぐにホテルに戻って、下手な英語で事情を説明したら、警察に行けと言われて、初めてローマ警察のお世話になる経験をしました。

これからローマに行かれる方へ!
バスや地下鉄の混雑しているところで、ジプシー風の女(必ず子連れか、赤ん坊を抱いていて、長いショールを見に着けている)にはご用心、ご用心です。必ずよろけるふりをして、近づいてきますよ!

写真は、ローマ警察に出した被害届です。(参考までに)

エリア ローマ(イタリア)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー

サン・ピエトロ寺院への道
今でも悔しく思うスリの経験、この場所から兎に角タクシーでホテルまで戻る。

警察への被害届をすませて、再びサン・ピエトロ寺院へ

寺院では、クリスマスの準備が進められている。

巨大なクリスマスツリー
夜になると電球がともって綺麗です。

キリスト誕生の馬小屋
まだ２５日前なので、中は見られなかった。

ベルニーニのデザインにより、１６６７年に完成した、４列に並ぶドーリア式の円柱が見える

このマークの上に立って眺めると・・・

４本の円柱が１列にしか見えない!
うまく設計されていると関心するばかり。

これは「聖なる扉」だったか?

入り口上の天井

入ってすぐ右側にあるミケランジェロ作のピエタ

大理石で模様が施されている床

天井部分

クリスマスのミサのＴＶ中継を行うため、準備で忙しそうでした。
このＴＶ中継のやぐらの下には、聖ペテロのブロンズ像があるのですが、入れませんでした。

大理石の床

正面の祭壇

歴代ローマ法王の記録

２００５年４月に亡くなった、ヨハネ・パウロ2世〈John Paul II〉 が刻み込まれていた。

正面入り口からサン・ピエトロ広場を眺める

フィラレーテ作のブロンズの扉