2006/09/15 - 2006/09/25
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azianokazeさん
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最終日、Bangladesh Travel Homes (日通ペリカントラベルネット バングラデシュ)のマネージャー カンさんとダッカ郊外のショナルガオを訪れました。
ショナルガオは12世紀以降栄えた貿易都市で“黄金の都”の意味だそうです。
現在でも当時の栄華を偲ぶ商人達の古い建物が残り“時が止まった街”のイメージがあります。
しかし、それらの建物は文化遺産・観光資源として保存されているだけではなく、現在でも人々が暮らしている生活の場所でもあります。
実際に目にしたショナルガオは、そんな“保存と生活”の間で悩む街でした。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 航空会社
- キャセイドラゴン航空
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ショナルガオはダッカから約30kmぐらい郊外。
CNGで出かけます。
案内のカンさんは日本留学・大企業勤務の経験があるだけにその日本語は完璧です。
それだけでなく、相当の博識で話を伺うとバングラデシュの文化・歴史・政治などいろんな情報を得ることができます。
写真は途中で立ち寄ったCNG(液化天然ガス)のスタンド。中央がカンさん。 -
これも立ち寄ってチャイを飲んだ店。
今夜の月の具合でおそらく明日から断食月のラマダンに入るそうです。
バングラデシュはイスラム圏ではありますが、街の様子からはそれほど強いイスラム色は感じません。スカーフの女性などもそんなには多くなく、むしろ服装などはサリーのようなインド的な雰囲気を感じます。
“イスラム原理主義”のような動きもほとんどないとのことです。
インドとの関係で言うと、バングラデシュは“洪水”のイメージがありますが、実際は水不足が深刻とか。
カンさんの話しでは、これはインドが建設したダムがガンジス川などの水を協定を守らず不当にインド側に流してしまうためで、結果バングラデシュでは乾期にガンジス川を歩いて渡れるような状況になっているとのことです。
真偽のほどはわかりませんが、インドなら“さもありなん”という感じはします。
そんな話など聞いているうちにショナルガオに着きました。 -
街に入る手前にあるモスク、ゴアルディ・モスジットです。
1519年建築の、ミナレット(塔)のないムガール様式のモスクです。 -
カギがかかっていましたが、カンさんが管理人を探してカギを借りてきました。
モスク内部です。イスラムですから仏像のようなものは何もありません。
「仏像に慣れた目から見ると何もないイスラムのモスクはなんとなく物足りないものを感じる・・・」といったことを言うと、「本来“神”は見えないものです。見えないから怖いのです。だから懸命に戒律を守り善行をつむのです。仏教だって原始仏教の頃はいまのような仏像はありません。仏像が一般化したのは西方からの影響を受けたガンダーラ美術の頃からで・・・」と諭されました。 -
モスク周囲には静かな風景がひろがります。
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ショナルガオの街並に入ってきました。
ときに小雨がぱらつく程度の天気が古い建物の落ち着いた雰囲気にむしろ似合います。 -
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古い建物の窓から、そこに暮らす人が顔をのぞかせます。
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改装中の建物を見て「どうしてこんな改装を許すんだ!」とカンさんの表情が変わりました。
管理人を呼んでしきりに話しこんでいます。
カンさんがゲストハウスのマネージャーという一介の私人なのか、別の肩書き・役職を持っているのかは知りませんが、雰囲気的には保存状況をデェックして管理人達に指示しているような感じです。 -
この街には独立後の混乱でヒンズー教徒を中心に大勢が今も生活しています。
カンさんに言わせると「政府は立ち退くように言っているのですが、なかなか・・・」ということです。
この建物も工事を始めるようです。 -
この建物の壁には“自分は生きている限りここから出て行かないぞ!”というようなスローガンが書いてあるそうです。
カンさんは「そういう問題ではないのに・・・(大切な文化遺産保護の問題なのに)」と表情を曇らせます。
私は敢えて何も言いませんでしたが、文化遺産の保護と同様に生活している人々の立場も大切な問題で難しいところです。
日本でも街並の保存とそこに生活する住民の暮らしが対立する問題は珍しくありません。 -
昔の商人が沐浴用につくった池が残っており、今も村人の生活に使われています。
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古い建物のひとつに管理人2名を引き連れて(そんな雰囲気でした)入ります。
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かつてのダンスホールのようです。
シャンデリアを吊るした跡などもあり装飾も西洋風で、そんなに古い内装ではないようです。 -
屋上に出て周囲を眺めるとヒンズー寺院も見えます。
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こちらはかつての沐浴場、そして手前は踊り子達がサウナに使った部屋ではないかとのことです。
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こちらは領主の館で、今は民俗博物館になっています。
伝統的な刺繍ノクシカタやサリーなどが展示されているそうです。
敷地内には伝統工芸品の店もあるそうです。
博物館になっていて、そのような店もあるとそのとき聞いていれば入ったのですが、建物を外から眺めただけでここは終わりました。 -
この後ダッカ市内に戻り、?に記録したスター・モスクとラールバーグ・フォートをまわった後ゲストハウスに戻りました。
ゲストハウスに戻ってからは、オーナーのマダムTさんとモニバブゥにウットラ市街にある店に連れていってもらいみやげ物を買いました。
その行き帰りマダムとリキシャに相乗りしながらいろいろお話を伺いましたが、とにかく日本・バングラデシュ、さらにはヨーロッパをまたにかけて活躍されている非常にエネルギッシュな女性です。
忙しい方でバングラデシュにはおられないことも多いようですが、Bangladesh Travel Homesを利用されてお会いできるときは素敵な話が伺えるかと思います。
以上で短いバングラデシュの旅も終わりましたが、こうして旅行記をまとめるとそれなりにいろんなものを観て、いろんなことを知ったような気がします。
これもマダム、カンさん、モニバブゥ他の方々のおかげと感謝しています。
深夜マダムとモニバブゥに空港まで送ってもらったのですが、すっかりなごんでしまい、空港内で出国審査等を控えて緊張感を取り戻すのに苦労しました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- 唐辛子婆さん 2006/10/02 14:56:10
- 最高の贅沢
- azianokazeさん、おはようございます。
バングラ旅行記楽しませていただきました。
一票です。
「言葉の通じる博識の方を案内に旅する」
これこそ最高の贅沢ですね!
私はそういう人を探しあぐねて悩んでいます。
エジプト・ギリシャ・アラブ・ペルシャ・インド・モンゴル
そういう文化が交じり合った素晴らしい土地柄にいながら。
博物館にガイドはおらず
ツーリスト・インフォ・センターには北部山岳地帯の
トレッキング・ガイドのパンフしかなく。
カラチにもコロニアル時代の素晴らしい建築物
の中で生活しているような人々の町がありますが
その価値を認めるような人が見当たりません。
活気が溢れながら時間の流れがゆるやかな古い町。
市場街の迷路のような狭い路地。
ロバの荷車に頼る生活。
そこで生まれ育って何でも知ってて言葉が通じる人に
案内してもらえたら最高なんですけどね。
〜唐辛子婆〜
- azianokazeさん からの返信 2006/10/02 17:46:51
- RE: 最高の贅沢
- “百聞は一見にしかず”とも言い、確かにそうなんですが、やはり聞かないとわからないこと、教えてもらわないとわからないことはいっぱいあります。
今回1日だけでしたがガイドをお願いした方は本当に“教養のある”方で、文化財保護にも並々ならぬ関心をお持ちの方でした。
何故これほどの知識があって、経歴もある方がゲストハウスのマネージャーをされているのだろうか?とも思うぐらいでしたが、それは余計な詮索でしょう。
いずれにしてもバングラデシュが水不足だという話だとか、教育事情、更にイスラムの宗教的な話題など多方面にわたりとても参考になりました。
パキスタンにも素敵なところが多いのでしょうね。
前にも書いたかと思いますが、モヘンジョダロのような遺跡、フンザの自然、そして街の様子、人々の暮らしぶりなど一度見てみたいものだと思っています。
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