2006/09/15 - 2006/09/25
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azianokazeさん
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ラジシャヒから戻った22日夕方、Bangladesh Travel Homes(日通ペリカントラベルネット バングラデシュ)の従業員モニバブゥと雨の中オールドダッカをしばし散策。
翌23日には日本語が完璧なマネージャー、カンさんとショドル・ガットの港、更にダッカ市内のスポットをまわり、人々のおりなす暮らしの息吹きをわずかばかりですが感じました。
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- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 航空会社
- キャセイドラゴン航空
-
快調に飛ばしていたラジシャヒからのバスはジョムナ橋を渡りダッカに近づくと渋滞に巻き込まれ、結局約6時間を要してダッカのバスステーションに到着。
疲れていたモニバブゥはホテルに帰りたそうでしたが、「オールドダッカを歩こうって言ってたじゃないか。」と半ば強引に下町オールドダッカに向かわせます。
相変わらずの雨。ダッカ育ちのモニバブゥですらCNGを捕まえるのも一苦労。
(写真はバスステーションでCNGを探すモニバブゥ) -
オールドダッカ入り口付近の食堂で4時過ぎ、遅い昼食。
荷物を預かってもらおうとしたのですが、店は混雑しており、写真左に立つ店主に断られました。
向かいの店に頼んで預かってもらい、雨の中モニバブゥと相合傘で肩を濡らしながらオールドダッカの路地を歩きます。(モニバブゥ、次ガイドに出るときは傘を忘れないように!) -
すでに5時も近くなっているのと雨で狭い路地はすでに暗くなっています。
更に金曜日ということで多くの店が閉まっており、人ごみはありません。
ただ、リキシャが狭い道を行きかいますので、写真を撮ろうと立ち止まるとリキシャワーラーから邪魔だと怒られたりします。 -
随分ソフトフォーカスの写真になってしまいましたが街角のヒンズー寺院です。
この付近はヒンズー教徒が多い街のようです。 -
ヒンズー教徒の女性が身に着ける装身具の店。
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こちらはドラムなど楽器屋さん。
多くの店が閉まっているのと、雨ということもあって今日はホテルに戻ります。
翌日再度カンさんと出直すことにします。
モニバブゥ、お疲れ様。
初日のダッカ郊外を含めて5日間一緒に行動しました。
まず間違いなく私ひとりだったら立ち往生していたでしょう。
本格的なガイドは初めてとは思えないぐらい、気遣いもしっかりしていました。 -
23日はバングラデシュ滞在最終日、深夜1時35分の飛行機で帰国します。
この日はマネージャーのカンさんとダッカ市内とショナルガオを回ります。
カンさんは日本に留学、大企業で経理などの仕事をしていた実績があり、日本語は完璧です。
単なる日本語使いではなく相当に博識です。
以前のバングラデシュ駐日本大使の御子息とも聞きました。
雨は幸いほぼ止んだようです。
「ダッカ市内のリキシャの喧騒が見たい」という私の注文で、先ずオールドダッカはショドル・ガットも近い歩道橋にやってきました。 -
歩道橋の上から眺めると息をのむようなリキシャの群れです。
「すごいねー!」とあきれている私にカンさんは「今日は人出がとても少ないです。普段の十分の一しかありません。」とのこと。 -
“十分の一”はともかく、今日はショドル・ガットの船の多くがストライキで止まっているため人出が普段よりかなり少ないのは事実なようです。
これでも! -
しかし、歩道橋の上は誰も人がいません。
何のための歩道橋か不思議。 -
リキシャは借り物のことが多く、1日の借り賃が100tkだそうです。
決して少ない金額ではありません。
ということは100tk払ってもなお生活できるお金残る収入があるということです。(少し高すぎるような気も。聞き間違いかも。)
“公式経済統計と実生活にはかなりのギャップがある”といったことをカンさんは話されていました。 -
リキシャの数に比べ歩いている人はそんなに多くありません。
みんな歩くのは嫌いなようです。
リキシャはそんなダッカ市民の足になっています。 -
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馬車もいますが、明らかに交通の流れの邪魔になっています。
観光用ではなく実用に使われているそうです。 -
ブリゴンガ川の船着場ショドル・ガットに入るには通常はお金がいるのですが、今日は船がストライキのせいかただで入れてもらえました。
船着場の建物から通りを眺めます。 -
やはりリンゴが多いですね。
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小船は川の渡し舟。
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こちらの大型船が長距離フェリーでしょうか。
ガイドブックには外輪船もいるとのことでしたがこの日は見かけませんでした。 -
このあたりの船は動いているようです。
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船のストライキで人がとても少ないそうです。
普段は身動きできないぐらいの人で混雑する場所です。 -
こちらは水上生活者の船。さすがに最近はとても少なくなったそうです。
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一旦郊外のショナルガオに行った後再度午後のオールドダッカに戻り、観光スポットでもあるスター・モスク(スター・モスジット)を訪ねました。
“訪ねました”と一言で片付けましたが、先ほどの写真のようなリキシャの洪水の中、迷路のような路地を行く訳ですから大変です。
地元のカンさんやリキシャワーラーでさえ、絶えず反対からくるリキシャ、道を歩く人に確認しながらでないと方向がわかりません。
完全に迷路そのものです。 -
このモスクはその壁を飾るタイルに“富士山”の絵があることで日本人には有名なところです。
金持ちが寄進したものだそうです。 -
こんなタイルもあります。
像や絵を否定するイスラムと装飾の関係については「生き物の絵はだめだが、それ以外はOK」だそうです。 -
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なお、バングラデシュと日本の交流は15,16世紀ぐらいからあるそうです。
確かにその時期はアジア各地に日本人町がつくられたように、日本人も盛んに海外へ進出していた時期でもあります。 -
次にラールバーグ・フォートに向かいましたが、リキシャ渋滞につかまってしまいました。
リキシャの洪水は無秩序のように見えますが、実はオールドダッカでは厳しいルールがあって、勝手に列を乱して空いてるスペースに飛び出したりすると袋叩きにあうそうです。
確かに交通整理をしている係官(民間人?)は手に棒を持っています。
従って、渋滞にはまると遅々として進まないリキシャの列に並んで待つしかありません。
雨上がりの側溝は水とゴミがあふれ、まったく流れる様子はありません。
その溝にしゃがんで用をたす人も散見されます。
(腰巻様のルンギを着用するバングラ男性は小用の際はしゃがんで行うみたい。)
表の道路より少し低い奥に通じる狭い路地は完全に水路状態で、バシャバシャ水を掻き分けて歩いています。 -
ラールバーグ・フォートは17世紀後半に着工されたお城で、未完で終わっているそうです。
インドのタージマハールの影響も受けているとか。
地下には迷路があるそうです。 -
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花が咲き乱れる城内は格好のデートスポットでもあるそうです。
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城内のこの不思議な構造物は下水路ではないかと推測されています。
丸い部分でゴミを回収する仕組みになっているのでは・・・とも考えられています。
「そんな昔からりっぱな下水路をつくっていたのだから、今のオールドダッカの下水ももう少しなんとかしないと・・・」と言わずもがなのことを口にしてしまいました。 -
この庭園には多数の噴水が配置されていますが、どのような仕組みでこれら噴水に水を流したのかは今でも謎だそうです。
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博識なカンさんはいろんなことを教えてくれます。
ラールバーグ・フォートから帰る途中、メインストリートも数百mにわたり冠水していました。
このよくわからない写真は、水の中を走るCNGから隣を走るリキシャの車輪を写したものです。
次回?が今回の旅の最後の旅行記になりますが、ダッカ郊外のショナルガオの記録です。
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この旅行記へのコメント (2)
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- 唐辛子婆さん 2006/10/02 15:20:49
- 服装が開放的!
- azianokazeさん
昔パキスタンだったとは信じられないほど
服装が違いますね。
インドみたい。
女性の服はどうでしたか?
それにしてもすごいリキシャの数ですね。
〜唐辛子婆〜
- azianokazeさん からの返信 2006/10/02 17:35:12
- RE: 服装が開放的!
- 女性が写っている写真は殆どありませんが、一番はっきり写っているのは?の中ほどにあるモハスタン遺跡の上で記念写真を撮っている一家。完全なサリーですが、彼女達がバングラ人なのかインドからの観光客なのか(そのような人達がいるのか?)はわかりません。
?の後半に米の乾燥作業をしている農民の写真があります。拡大すると遠目ですがやはりサリーのような服装です。
ショナルガオの民族博物館の展示もサリーのようですから、基本的にこの地域の女性の伝統的な衣装はインド類似のサリーのように思えます。
列車のコンパートメントで同席したちょっと品の良い奥様二組もサリー様の服装でした。
同じアジアのイスラム国家であるマレーシアやインドネシアでは街でごく普通にあのスカーフ姿を見ますが、バングラデシュではあまり見かけなかったような気がします。(全くいない訳ではありませんが。)
ただ、そもそも若い女性の姿をあまり見なかったような気もします。
リキシャの数はすごいです。
ガイドのカンさんは本文にも書いたように「普段はこんなもんじゃないです。」と言っていましたので、普段の様子が見てみたいものだと思っています。これだけ大勢いてちゃんと生活がなりたつだけの収入を得ているのがまた不思議です。こんな混沌とも思える世界ですが、オールドダッカではリキシャ同士のルール(割り込み、抜け駆け禁止)があって秩序が維持されているというのも大変興味深いところです。ただし、ニューダッカではそのようなルールはないそうです。
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