1961/11/10 - 1961/11/10
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ソフィさん
1961年11月10日(金)
近頃「外国ボケ」が進んだらしい。
ものを考えるのに、ずいぶん時間がかかるように感じる。
考える道筋の途中で、日本語とフランス語が混線するからのように思える。
日本語で文章を書くとき、言葉が出てこなくて、苦しむことが多い。
同時に、日本が遠くにかすみ、はるか彼方に見える。
日本にいる限り、まったく感じたことのない感覚だ。
はるか彼方の日本は、とても小さな島だが、いぶし銀のように輝いている。
日本が懐かしく、私には「祖国」があることを、新しい目で発見する。
昨日に引き続き、今日も一日雨模様。
雨のパリには、しっとりとした落ち着きがある。
だが、家に閉じこもっているばかりでは、とてもつらい。
16時に、ソレタンシュ社に行く。
先日申し述べておいた私の希望に沿って、視察行程案が組まれており、それについての最終打ち合わせのためだ。
この会社は、万事しっかりしている。
何かをやろうとするとき、ゆっくり時間をかけて固め、万遺漏無きを期してスタートする。
これは、フランス人一般のペースのようだ。
夜フランス語のクラスで、「宿題が綺麗」とほめられる。
何が綺麗なのか十分わからないが、字が丁寧ということなのだろう。
ローマ字で育った人々は、字を書くことに練達していて、つい几帳面さを失っているようだ。
同時に、個性のある字を書く人が多い。
それに比べて日本人は、学校で「英習字」を課せられるので、きっちりとしている。
何はともかく、褒められることは気持ちがいい。
小学生時代を、思い出した。
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