南仏旅行記vol.1　ニース（その1）

2006/07/24 - 2006/07/31

南フランス8日間の旅。

今回のメインはセザンヌ没後100年を記念してエクス・アン・プロヴァンスで開催されている「セザンヌ2006」を見に行くことですが、旅のスタートをニースにして、マティス関連の各所も再訪してきました。

【日程】
　 7/24　東京→パリ経由→ニース
　 7/25,26　ニース
　 7/27　TGVでエクス・アン・プロヴァンスへ
　 7/28,29　エクス・アン・プロヴァンス
　 7/30　エクス→マルセイユ空港→パリ経由→東京（7/31)

【旅行1日目】
成田10：30発のフランス航空AF279便で経由地パリへ。
3時間の待ち合わせの後、国内便でニース・コートダジュール空港に到着。
空港からホテルのあるアルベール広場まではシャトル便が出ているのでそれを利用（4ユーロ）。
結局ホテルに着いたのは午後8時過ぎだったので、旧市街、海岸沿いを散歩して軽く食事をして、明日以降に備える。

【旅行2日目】
ニースでのフリータイムは今日と明日の2日間のみ。
今日は火曜日のため、ニース市内の美術館は基本的にお休み。
長距離バスを利用して郊外の街へ出かけることにする。
ライン400の路線がニース〜カーニュ・シュール・メール〜サン・ポール〜ヴァンスという旅行者にとっては有難い路線になっているので、これを利用してサン・ポールに向かう。
料金はニース市内でバスに乗るのと同じで、一回券1.3ユーロ（結構安い！）。
サン・ポールの鷲の巣村をしばし散策。気温が30℃もあるので、泉の水が冷たくて気持ち良い。思わず飲みたくなりましたが、到着して体力が弱っているかもしれないので一応思い止まる(笑）。
13年前にも一度ここには来ているのですが、そのときは訪れなかったシャガールのお墓参りをすませてカフェで昼食休憩。
食事後、マーグ財団美術館へ。
昔は表示がもっと出ていたのに、意外と少ない。間違って車ルートの方を歩いてしまったので、傾斜の激しい所をやや遠回りして疲れる。
でもこの美術館の庭園はモダン・アート好きにはたまらないところなので、ぜひともカメラを持って入ってほしい。

ヴァンスのロザリオ礼拝堂の午後の開館時間は2時から5時半なので、来た時と同じ路線のバスに乗ってもう一駅向こうに向かう。
何とガイドブックとは違うところにバスが留まったので、戸惑いました。後で分かったことですが、バス停の位置が変わっているようです。昔来たときは旧市街の中までバスが入って行ったので、レトロチックな街のイメージを持っていたから「本当にここはヴァンス？」と疑ってしまう程でした。
色々探しまわってようやく旧市街のインフォメーション近辺まで復帰できたので、アンリ・マティス通りを目指して郊外への道を進む。

歩くこと約20分。ようやくロザリオ礼拝堂にたどり着く。
あいにく空は曇り空でしたが、白いタイルに映えるマティスのステンドグラスの美しさはここに来てはじめて実感できます。
教会内部は撮影禁止なので、じっくりとこの光を心に刻んで教会を後にする。
またいつか、ここを訪れようと思いつつ。

エリア ニース(フランス)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 高速・路線バス
• 航空会社: エールフランス

パリからニースへ乗り継ぎ。地中海が見えてきた。

空港からのシャトルでニース市内に入ったのは午後8時半。街もようやく夕暮れになろうとしていた。

城跡の夜景

今回の宿泊ホテルはアルベール・プルミエ。マセナ広場のバス停を降りてすぐ。海辺へは徒歩数分。

ホテル室内

鷲の巣村として有名なサン・ポールまでは、ニースからバスで約1時間。

鷲の村内部

泉の水はとても冷たくて気持ち良かった。そのまま飲む人、ペットボトルに汲む人いろいろ。

街にはアトリエ、アンティークショップなどが至る所に。

風が通って涼しい。

小さな街なので、街の奥まで行ってみると大パノラマが広がる。そこにシャガールが眠る墓地がある。

シャガールのお墓は墓地に入ってすぐの右手にあります。小さな小石が乗せられているのですぐに分かると思います。

マーグ財団美術館の入り口。
入場料：11ユーロ、カメラ使用料：2.5ユーロ

美術館前の庭園には、様々な作品が展示。
緑の中でこれらの色がとても映えるのでカメラ使用料を払うことをおすすめします。

美術館本館

ジャコメッティの中庭

ジョルジュ・ブラックの魚

シャガールの壁画

ヴァンス、ロザリオ礼拝堂への道。
その名もアンリ・マティス通り。

教会の標識に言葉は要らない。

礼拝堂を発見

教会内部は撮影禁止なので、外観を撮影するに留まる。

アンリ・マティス通りの一軒屋で綺麗な花を見つけました。