エクス=アン=プロヴァンス旅行記(ブログ) 一覧に戻る
【旅行4日目(続き)】<br />いよいよ待望の「プロヴァンスのセザンヌ」展を見るために、予約時間の18時前にグラネ美術館へ。既に入場を待つ人が列を作り始めていました。チケットの入手が手間という面もありますが、こういった大規模な展覧会をゆったりと見るには入場時間指定方式も仕方ありません。<br />今回の展覧会はプロヴァンスにおけるセザンヌの製作過程に焦点を置いているため、ジャ・ド・ブッファンで描かれた作品、レ・ローブの丘での作品という風に作品が製作された土地に注目した展示方法となっていました。そのため、明日以降訪れるゆかりの地への思いがますます高まってくるのがひしと感じられる上手い構成でした。(したがって、静物画の展示はいつもより少なめだと思いますので、静物画方面が好きな方には物足りないかもしれません。)<br />今回の展示を見ていると、印象派の面々が「水」や「青」を好んで描く中、孤高をつらぬいて「土」を「緑」を描いたセザンヌの源泉がプロヴァンスの地にあったことが本当によく分かります。あらためて良く練られた展覧会だと感心させられました。<br />2時間半ほどグラネ美術館で過ごし、夕食はすぐ隣の通りRue Fernand DolにあるLa Brocherieへ。<br /><br />【旅行5日目】<br />セザンヌのアトリエ訪問。<br />アトリエはエクスの街の北側、レ・ローヴの丘へと向かう途中にあります。<br />昔、カーニュのルノワールのアトリエを訪問したことがあるのですが、それに比べるとかなり質素。当時の様子をそのまま維持しようとしている場所なので、美術品が展示されているわけでもありません。正直、セザンヌに興味のある方以外はしんどいところかもしれません。ただ、セザンヌの頑固なまでの無骨さがじーんと伝わってくるような場所ですので、少しでもセザンヌに興味を持たれた方にはおすすめします。<br />アトリエは建物の2階部分で予約時間になると順次入場が許可されます。ここでバーンズ(フィラデルフィアのバーンズ・コレクションを築いたコレクター)の大水浴画が描かれたことや「大水浴」があまりにも大きすぎて部屋から出せなくなり、壁を壊してそこに扉をつくったとかいった説明を聞いて30分程過ごしました。<br />アトリエの北側にレ・ローブの丘があり、セザンヌがサント・ヴィクトワール山を描いた場所に出ることができます。あまりガイドブックにも紹介されてないためか、アトリエには結構人が居たのですが、丘の上まで訪れる人はほとんどいませんでした。<br />確かにサント・ヴィクトワール山を見るには少し遠いのですが、この丘に登るとエクスの大地とからめて大パノラマが広がり、セザンヌが見た風景が心に飛び込んできます。また大きな松の木、緑、空の青といったセザンヌ・カラーの宝庫に陶然としてしまいました。

南仏旅行記vol.5 エクスアンプロヴァンス(その2)

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2006/07/24 - 2006/07/31

145位(同エリア198件中)

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haban

habanさん

【旅行4日目(続き)】
いよいよ待望の「プロヴァンスのセザンヌ」展を見るために、予約時間の18時前にグラネ美術館へ。既に入場を待つ人が列を作り始めていました。チケットの入手が手間という面もありますが、こういった大規模な展覧会をゆったりと見るには入場時間指定方式も仕方ありません。
今回の展覧会はプロヴァンスにおけるセザンヌの製作過程に焦点を置いているため、ジャ・ド・ブッファンで描かれた作品、レ・ローブの丘での作品という風に作品が製作された土地に注目した展示方法となっていました。そのため、明日以降訪れるゆかりの地への思いがますます高まってくるのがひしと感じられる上手い構成でした。(したがって、静物画の展示はいつもより少なめだと思いますので、静物画方面が好きな方には物足りないかもしれません。)
今回の展示を見ていると、印象派の面々が「水」や「青」を好んで描く中、孤高をつらぬいて「土」を「緑」を描いたセザンヌの源泉がプロヴァンスの地にあったことが本当によく分かります。あらためて良く練られた展覧会だと感心させられました。
2時間半ほどグラネ美術館で過ごし、夕食はすぐ隣の通りRue Fernand DolにあるLa Brocherieへ。

【旅行5日目】
セザンヌのアトリエ訪問。
アトリエはエクスの街の北側、レ・ローヴの丘へと向かう途中にあります。
昔、カーニュのルノワールのアトリエを訪問したことがあるのですが、それに比べるとかなり質素。当時の様子をそのまま維持しようとしている場所なので、美術品が展示されているわけでもありません。正直、セザンヌに興味のある方以外はしんどいところかもしれません。ただ、セザンヌの頑固なまでの無骨さがじーんと伝わってくるような場所ですので、少しでもセザンヌに興味を持たれた方にはおすすめします。
アトリエは建物の2階部分で予約時間になると順次入場が許可されます。ここでバーンズ(フィラデルフィアのバーンズ・コレクションを築いたコレクター)の大水浴画が描かれたことや「大水浴」があまりにも大きすぎて部屋から出せなくなり、壁を壊してそこに扉をつくったとかいった説明を聞いて30分程過ごしました。
アトリエの北側にレ・ローブの丘があり、セザンヌがサント・ヴィクトワール山を描いた場所に出ることができます。あまりガイドブックにも紹介されてないためか、アトリエには結構人が居たのですが、丘の上まで訪れる人はほとんどいませんでした。
確かにサント・ヴィクトワール山を見るには少し遠いのですが、この丘に登るとエクスの大地とからめて大パノラマが広がり、セザンヌが見た風景が心に飛び込んできます。また大きな松の木、緑、空の青といったセザンヌ・カラーの宝庫に陶然としてしまいました。

同行者
カップル・夫婦
交通手段
鉄道
航空会社
エールフランス
  • グラネ美術館<br />「プロヴァンスのセザンヌ」展<br />(2006年6月9日〜9月17日)<br /><br />セザンヌ没後100周年の記念事業「セザンヌ2006」の中心となる企画。世界中の美術館、プライベート・コレクションから集められた計110点ものセザンヌの作品が生地エクスで一堂に会します。<br />

    グラネ美術館
    「プロヴァンスのセザンヌ」展
    (2006年6月9日〜9月17日)

    セザンヌ没後100周年の記念事業「セザンヌ2006」の中心となる企画。世界中の美術館、プライベート・コレクションから集められた計110点ものセザンヌの作品が生地エクスで一堂に会します。

  • グラネ美術館は今回の特別展のため、長い間改装中でした。

    グラネ美術館は今回の特別展のため、長い間改装中でした。

  • 本日は木曜日なので、何と美術館は23時までオープン。<br />展覧会は時間指定入場の予約制。この手のチケット販売は、こういった特別展では最近主流となりました。<br />日本でネット予約してきた入場券をもって、指定時間の18時に会場へ。<br /><br />チケットは「セザンヌ2006」の公式ホームページからfnac経由でインターネット購入ができます。今見ると、大体1週間後まで売り切れとなっているようです。エクス・アン・プロヴァンスに来て、その目的がこの展覧会の方はネットでの事前購入を必ず行うようにしてください。<br />入場料:大人10ユーロ(ネット購入の場合、手数料+1.5ユーロ)<br />

    本日は木曜日なので、何と美術館は23時までオープン。
    展覧会は時間指定入場の予約制。この手のチケット販売は、こういった特別展では最近主流となりました。
    日本でネット予約してきた入場券をもって、指定時間の18時に会場へ。

    チケットは「セザンヌ2006」の公式ホームページからfnac経由でインターネット購入ができます。今見ると、大体1週間後まで売り切れとなっているようです。エクス・アン・プロヴァンスに来て、その目的がこの展覧会の方はネットでの事前購入を必ず行うようにしてください。
    入場料:大人10ユーロ(ネット購入の場合、手数料+1.5ユーロ)

  • 左に見える建物はサン・ジャン・ド・マルト教会。<br />

    左に見える建物はサン・ジャン・ド・マルト教会。

  • グラネ美術館の中庭。<br />空がとても青い。今が午後8時とはとても思えない。

    グラネ美術館の中庭。
    空がとても青い。今が午後8時とはとても思えない。

  • グラネ美術館前の泉

    グラネ美術館前の泉

  • 美術館近くにあるレストランLa Brocherie<br />エクスで一番おいしかったレストランで、最終日にもう一度食べに来たほど。<br />ガイドブックには載っていない店ですが、とても感じの良いスタッフが満足のいくプロヴァンス料理を食べさせてくれました。<br />この地で生産されるワインの3分の2はロゼだそうで、地元の「コトー・デクス・アン・プロヴァンス」というワインはフルーティで飲みやすい。この気候の疲れを見事に癒してくれます。<br /><br />18.5ユーロのメニューをたのみました。<br />(前菜1、メイン1、デザート1)

    美術館近くにあるレストランLa Brocherie
    エクスで一番おいしかったレストランで、最終日にもう一度食べに来たほど。
    ガイドブックには載っていない店ですが、とても感じの良いスタッフが満足のいくプロヴァンス料理を食べさせてくれました。
    この地で生産されるワインの3分の2はロゼだそうで、地元の「コトー・デクス・アン・プロヴァンス」というワインはフルーティで飲みやすい。この気候の疲れを見事に癒してくれます。

    18.5ユーロのメニューをたのみました。
    (前菜1、メイン1、デザート1)

  • 前菜はスープかオードブルのビュッフェ。<br />ここはスープを。<br />Soupe au Pistouはプロヴァンス料理のスープで、薄味のトマトスープですが、ニンニクとバジルで味付けしていてとてもあっさりしています。大切りのズッキーニがごろごろしていて結構おなかが膨れます。<br />野菜のおいしいところが心行くまで味わえてとても美味。このスープはたのむ価値あり。

    前菜はスープかオードブルのビュッフェ。
    ここはスープを。
    Soupe au Pistouはプロヴァンス料理のスープで、薄味のトマトスープですが、ニンニクとバジルで味付けしていてとてもあっさりしています。大切りのズッキーニがごろごろしていて結構おなかが膨れます。
    野菜のおいしいところが心行くまで味わえてとても美味。このスープはたのむ価値あり。

  • メインの魚料理

    メインの魚料理

  • メインの肉料理

    メインの肉料理

  • デザートのチョコレートムース

    デザートのチョコレートムース

  • クレーム・ブリュレ

    クレーム・ブリュレ

  • 夜のミラボー通り

    夜のミラボー通り

  • セザンヌのアトリエ訪問

    セザンヌのアトリエ訪問

  • アトリエの入り口。庭までは自由に入れるような感じで休憩している人もちらほら。

    アトリエの入り口。庭までは自由に入れるような感じで休憩している人もちらほら。

  • セザンヌを偲び、レ・ローヴの丘を登りました。<br />表示に従って進むと、セザンヌがサント・ヴィクトワール山や大きな松の木を描いた場所に行けます。<br />

    セザンヌを偲び、レ・ローヴの丘を登りました。
    表示に従って進むと、セザンヌがサント・ヴィクトワール山や大きな松の木を描いた場所に行けます。

  • レ・ローヴの丘の入り口

    レ・ローヴの丘の入り口

  • 階段をのぼりきったらあの有名な木が登場。

    階段をのぼりきったらあの有名な木が登場。

  • サント・ヴィクトワール山<br />少し曇っているが、風が心地良い。

    サント・ヴィクトワール山
    少し曇っているが、風が心地良い。

  • 丘には、セザンヌが描いたサント・ヴィクトワール山のパネルも展示

    丘には、セザンヌが描いたサント・ヴィクトワール山のパネルも展示

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