エクス=アン=プロヴァンス旅行記(ブログ) 一覧に戻る
【旅行6日目】<br />セザンヌ家の別荘、ジャ・ド・ブッファンを訪問。<br />セザンヌ家が1859年から1899年まで所有していたこの建物は、その後個人の所有となり長く非公開となっていました。数年前に領地における農作物の権利を残して、この建物をエクス市が購入したことにより、今回の「セザンヌ2006」のイベントとして一般公開が始まりました。<br />ジャ・ド・ブッファンへはロトンドのバス停から6番のバスに乗ってcorcyで下車。<br />バス停から道を隔てた反対側にちょうど位置します。中に入って屋敷までの広さに驚きましたが、実は内部にも庭が・・・。存分に自然を満喫できる領内なので、絵の勉強には最適ですね。ここが公開されたことにより、セザンヌが描いた作品の原風景が広く確認できるようになり、セザンヌ研究上も大きな進歩になったと思います。<br />順序としては先にここに来て、「セザンヌ展」を見るべきだったなあと思うくらい自然の恵みがいっぱいでそれだけで大変満足してしまいました。<br />今回のイベント終了後もぜひ一般公開を継続してもらいたいものです。<br /><br />マザラン地区のグラネ美術館周辺は、映画「愛のめぐりあい」で重要な舞台となった場所。<br />カトル・ドーファン広場、ホテル・カーディナル、サン・ジャン・ド・マルト教会を映画の思い出をたどりながら散策しました。<br />夕食後、映画で見たのと同じく金色に輝く街並みを見たとき、この街に来て良かったとつくづく思いました。<br />夕食はLa Brocherieにまた通ってしまいました。前菜のSoupe au Pistouがとにかく美味しかった。

南仏旅行記vol.7 エクスアンプロヴァンス(その4)

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2006/07/24 - 2006/07/31

159位(同エリア194件中)

2

31

haban

habanさん

【旅行6日目】
セザンヌ家の別荘、ジャ・ド・ブッファンを訪問。
セザンヌ家が1859年から1899年まで所有していたこの建物は、その後個人の所有となり長く非公開となっていました。数年前に領地における農作物の権利を残して、この建物をエクス市が購入したことにより、今回の「セザンヌ2006」のイベントとして一般公開が始まりました。
ジャ・ド・ブッファンへはロトンドのバス停から6番のバスに乗ってcorcyで下車。
バス停から道を隔てた反対側にちょうど位置します。中に入って屋敷までの広さに驚きましたが、実は内部にも庭が・・・。存分に自然を満喫できる領内なので、絵の勉強には最適ですね。ここが公開されたことにより、セザンヌが描いた作品の原風景が広く確認できるようになり、セザンヌ研究上も大きな進歩になったと思います。
順序としては先にここに来て、「セザンヌ展」を見るべきだったなあと思うくらい自然の恵みがいっぱいでそれだけで大変満足してしまいました。
今回のイベント終了後もぜひ一般公開を継続してもらいたいものです。

マザラン地区のグラネ美術館周辺は、映画「愛のめぐりあい」で重要な舞台となった場所。
カトル・ドーファン広場、ホテル・カーディナル、サン・ジャン・ド・マルト教会を映画の思い出をたどりながら散策しました。
夕食後、映画で見たのと同じく金色に輝く街並みを見たとき、この街に来て良かったとつくづく思いました。
夕食はLa Brocherieにまた通ってしまいました。前菜のSoupe au Pistouがとにかく美味しかった。

同行者
カップル・夫婦
交通手段
高速・路線バス
航空会社
エールフランス

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  • ホテルの朝食は1階の食堂で。

    ホテルの朝食は1階の食堂で。

  • 本日のメインはセザンヌ家が所有していた別荘ジャ・ド・ブッファン。長年個人所有だったものをエクス市が買い取り、今回のイベントで初めて一般公開されることになりました。

    本日のメインはセザンヌ家が所有していた別荘ジャ・ド・ブッファン。長年個人所有だったものをエクス市が買い取り、今回のイベントで初めて一般公開されることになりました。

  • 門から建物まで。結構距離があります。

    門から建物まで。結構距離があります。

  • 今回のイベントのために設置されたオブジェ<br />Giuseppe Penone作<br />Elevazione

    今回のイベントのために設置されたオブジェ
    Giuseppe Penone作
    Elevazione

  • 予約時間になると、係の女性が点呼。

    予約時間になると、係の女性が点呼。

  • まずは建物の1階に入ってスライドでの説明を受けます。(残念ながらフランス語だったため、今までの知識でなんとなく理解する)

    まずは建物の1階に入ってスライドでの説明を受けます。(残念ながらフランス語だったため、今までの知識でなんとなく理解する)

  • 観覧時間1時間の残り半分は庭園をガイド付きで見て周ります。ここも説明はフランス語なので、ちんぷんかんぷんでした(笑)。<br />というわけで、セザンヌがジャ・ド・ブッファンで描いた絵とそれが描かれた方角を敷地内地図に示した資料が事前に全員に貸し出されていたので、それを見ながらセザンヌの見た情景を楽しみました。

    観覧時間1時間の残り半分は庭園をガイド付きで見て周ります。ここも説明はフランス語なので、ちんぷんかんぷんでした(笑)。
    というわけで、セザンヌがジャ・ド・ブッファンで描いた絵とそれが描かれた方角を敷地内地図に示した資料が事前に全員に貸し出されていたので、それを見ながらセザンヌの見た情景を楽しみました。

  • この別荘、とてつもなく広いです。<br />それに自然がいっぱい。確かにここにいれば、出歩かなくても絵の勉強ができます。

    この別荘、とてつもなく広いです。
    それに自然がいっぱい。確かにここにいれば、出歩かなくても絵の勉強ができます。

  • バスに乗ってエクス中心部へ戻りました。<br />左のバスがエクスバス。一回券1.1ユーロ。

    バスに乗ってエクス中心部へ戻りました。
    左のバスがエクスバス。一回券1.1ユーロ。

  • 4つのドルフィンの泉があるカトル・ドーファン広場。<br />このあたりがちょうどミケランジェロ・アントニオーニ、ヴィム・ヴェンダースの映画「愛のめぐりあい」の舞台になった場所です。<br />(4話オムニバス映画の第4話:イレーヌ・ジャコブとヴァンサン・ペレーズが登場するエピソードがこの街を舞台にしています)<br /><br />

    4つのドルフィンの泉があるカトル・ドーファン広場。
    このあたりがちょうどミケランジェロ・アントニオーニ、ヴィム・ヴェンダースの映画「愛のめぐりあい」の舞台になった場所です。
    (4話オムニバス映画の第4話:イレーヌ・ジャコブとヴァンサン・ペレーズが登場するエピソードがこの街を舞台にしています)

  • 映画「愛のめぐりあい」でジョン・マルコビッチが宿泊していたホテル・カーディナル

    映画「愛のめぐりあい」でジョン・マルコビッチが宿泊していたホテル・カーディナル

  • カトル・ドーファン広場からホテル・カーディナルのある小道をまっすぐ進むとつきあたりに建っているのがサン・ジャン・ド・マルト教会とグラネ美術館。

    カトル・ドーファン広場からホテル・カーディナルのある小道をまっすぐ進むとつきあたりに建っているのがサン・ジャン・ド・マルト教会とグラネ美術館。

  • サン・ジャン・ド・マルト教会の内部。<br />映画「愛のめぐりあい」でもイレーヌ・ジャコブがこの教会のミサに参列していました。<br />映画と同じく午後7時から賛美歌を聞くことができました。<br />

    サン・ジャン・ド・マルト教会の内部。
    映画「愛のめぐりあい」でもイレーヌ・ジャコブがこの教会のミサに参列していました。
    映画と同じく午後7時から賛美歌を聞くことができました。

  • 本日は最後の晩になるのでいろいろと考えましたが、エクス到着日と同じくLa Brocherieで食事することに決定。<br />ワインはコトー・デクス・アン・プロヴァンスのロゼ。

    本日は最後の晩になるのでいろいろと考えましたが、エクス到着日と同じくLa Brocherieで食事することに決定。
    ワインはコトー・デクス・アン・プロヴァンスのロゼ。

  • 前菜の写真は省略しましたが、ズッキーニごろごろスープを再び。<br /><br />写真はメインの魚料理。メインはその日その日で旬のものに変えているそうです。

    前菜の写真は省略しましたが、ズッキーニごろごろスープを再び。

    写真はメインの魚料理。メインはその日その日で旬のものに変えているそうです。

  • メインの肉料理

    メインの肉料理

  • デザートのタルト・タタン

    デザートのタルト・タタン

  • レストランがあるマザラン地区の夜の様子。<br />街灯の色が何とも言えず美しい。

    レストランがあるマザラン地区の夜の様子。
    街灯の色が何とも言えず美しい。

  • カトル・ドーファン広場

    カトル・ドーファン広場

  • ミラボー通りをめざしての帰路

    ミラボー通りをめざしての帰路

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この旅行記へのコメント (2)

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  • アングスフォリアさん 2006/12/26 21:14:14
    こんなに静かなの?
    8月のバカンスジーズンでも、夜になると人影もまばらとは…
    やはり、7月のフェスティバル以外はホテルも満室になることもなく、観光客でごった返すこともないのでしょうか…

    haban

    habanさん からの返信 2007/01/03 13:18:12
    RE: こんなに静かなの?
    アングスフォリアさん、こんにちは。
    返事が遅くなりすみません。

    写真の通りは大通りから少し外れた旧市街なので、確かに人影まば
    らで静かでしたが、大通り(ミラボー通り)やその周辺のカフェ等
    に行くと、かなり夜遅くまで人で賑わっていました。
    夜店が出ていてバカンス気分も盛り上がります。

    ホテル事情は中小規模のホテルが多いせいか、フェスティバル以外
    では満室にはならないのかもしれません。特にエクスの街は日中に
    通過するだけの人も多いので、昼間の人口と夜間の人口の格差が
    大きいのかもしれません。いずれにせよ、適度な賑わいがあって
    ゆったりと過ごせる街なのでとても気に入ってます。

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