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神奈川、静岡、愛知で瀬戸に寄り、多治見に来た。美濃焼きを見るためにである。<br />多治見から美濃へ行った。美濃にも美濃焼きの展示館がある。<br />美濃焼きは好きだし、織部も好きだ。ゆっくりと見学した。<br /><br />高山線と並行するように川沿いの道を下呂方面へ進んだ。今日は下呂で泊ってもいい。<br /><br />ところが下呂に着くとまだ日が高い。じゃぁ、高山まで行ってしまおう。高山は何度も行っているし、行きつけの宿もある。<br />高山に着き、例の橋のあたりを散策し、夕暮れ迫る頃宿に行った。あいにくと満杯。そこであちこち聞いたが全て満杯。9月1日はなにかあるんだろうか。聞くと、高山に本部のある宗教団体の月初めの例会で1日はいつも満杯なのだという。郊外に行けばあるでしょうとのことで、仕方なく車は白川郷の方面へ走り出す。<br />といってもこの方面にあてがあるわけではない。<br /><br />日は暮れ、国道とはいえ、道は暗い。知らない道は何かと不安だ。今夜はどこかで野宿になるかもしれないと、心しながら夜道を進んでいった。<br /><br />途中、ホテルの看板に止まってみる、入口に休業の札がかかっている。しかし駐車場には県外のナンバーの車が止まっている。<br />そこで泊めてもらえないかと聞くと、」今日は村の祭りで食事のしたくは出来ないが、宿泊だけなら言いという返事。とにかくほっと。ここは荘川村というところだった。<br /><br />宿の主が食堂に電話をしてくれたが、やはりお祭りで休業。お祭りの会場に行けば食べものはあるというので、車で一キロばかり戻って、橋を渡って、会場へ行く。神社の境内がお祭り会場だ。<br /><br />会場には屋台が並び、金魚すくいや風船掬い、イカ焼きなど縁日につき物の昔懐かしい物が並んでいる。お酒と焼きソバを買った。みたらし団子も買った。片隅にベンチがあり、そこで食べられるようになっている。この日のために帰ってきたらしい人たちが、世話人の人たちと挨拶を交わしている。とってもいい雰囲気だ。子どものころの祭りを思い出した。<br /><br />隣の広場では田舎芝居が演じられていた。めいめい階段に座って見るのだ。いいなぁ。出し物は何であるか忘れてしまったけど。よそ者の私達でさえ、忘れてしまった遠い日のぬくもりが、心のなかに帰ってきたような感じだった。ましてやふるさとの人たちにとっては。<br /><br />翌朝、ご主人が荘川村の民家を集めた民家園を見ていくように勧めた。すぐ近くにあった。広い敷地に、なかなかの古い民家が並んでいた。そこに荘川桜の話が載っていた。<br /><br />荘川村には自慢の桜があった。しかし御母衣ダムのためダム底に沈まなければならなくなった。村人達はみなこの桜の下で生きてきた。ダムに沈ませるのは忍びない、そこで樹齢300年もの桜の移植にとりくんだ。無理だろうと言われながらも。その桜はいまも荘川沿いの土手に立っている。この桜は荘川桜として今も有名である。<br /><br />この民家園の庭には小分けされた荘川桜の若木が元気に育っている。<br /><br />毎年、桜前線が発表され、各地の桜に混じって荘川桜の紹介を聞くたびに、この出会いを思い出す。

荘川村

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1999/09/01 - 1999/09/03

12175位(同エリア13538件中)

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buchijoyce

buchijoyceさん

神奈川、静岡、愛知で瀬戸に寄り、多治見に来た。美濃焼きを見るためにである。
多治見から美濃へ行った。美濃にも美濃焼きの展示館がある。
美濃焼きは好きだし、織部も好きだ。ゆっくりと見学した。

高山線と並行するように川沿いの道を下呂方面へ進んだ。今日は下呂で泊ってもいい。

ところが下呂に着くとまだ日が高い。じゃぁ、高山まで行ってしまおう。高山は何度も行っているし、行きつけの宿もある。
高山に着き、例の橋のあたりを散策し、夕暮れ迫る頃宿に行った。あいにくと満杯。そこであちこち聞いたが全て満杯。9月1日はなにかあるんだろうか。聞くと、高山に本部のある宗教団体の月初めの例会で1日はいつも満杯なのだという。郊外に行けばあるでしょうとのことで、仕方なく車は白川郷の方面へ走り出す。
といってもこの方面にあてがあるわけではない。

日は暮れ、国道とはいえ、道は暗い。知らない道は何かと不安だ。今夜はどこかで野宿になるかもしれないと、心しながら夜道を進んでいった。

途中、ホテルの看板に止まってみる、入口に休業の札がかかっている。しかし駐車場には県外のナンバーの車が止まっている。
そこで泊めてもらえないかと聞くと、」今日は村の祭りで食事のしたくは出来ないが、宿泊だけなら言いという返事。とにかくほっと。ここは荘川村というところだった。

宿の主が食堂に電話をしてくれたが、やはりお祭りで休業。お祭りの会場に行けば食べものはあるというので、車で一キロばかり戻って、橋を渡って、会場へ行く。神社の境内がお祭り会場だ。

会場には屋台が並び、金魚すくいや風船掬い、イカ焼きなど縁日につき物の昔懐かしい物が並んでいる。お酒と焼きソバを買った。みたらし団子も買った。片隅にベンチがあり、そこで食べられるようになっている。この日のために帰ってきたらしい人たちが、世話人の人たちと挨拶を交わしている。とってもいい雰囲気だ。子どものころの祭りを思い出した。

隣の広場では田舎芝居が演じられていた。めいめい階段に座って見るのだ。いいなぁ。出し物は何であるか忘れてしまったけど。よそ者の私達でさえ、忘れてしまった遠い日のぬくもりが、心のなかに帰ってきたような感じだった。ましてやふるさとの人たちにとっては。

翌朝、ご主人が荘川村の民家を集めた民家園を見ていくように勧めた。すぐ近くにあった。広い敷地に、なかなかの古い民家が並んでいた。そこに荘川桜の話が載っていた。

荘川村には自慢の桜があった。しかし御母衣ダムのためダム底に沈まなければならなくなった。村人達はみなこの桜の下で生きてきた。ダムに沈ませるのは忍びない、そこで樹齢300年もの桜の移植にとりくんだ。無理だろうと言われながらも。その桜はいまも荘川沿いの土手に立っている。この桜は荘川桜として今も有名である。

この民家園の庭には小分けされた荘川桜の若木が元気に育っている。

毎年、桜前線が発表され、各地の桜に混じって荘川桜の紹介を聞くたびに、この出会いを思い出す。

同行者
カップル・夫婦
交通手段
自家用車
旅行の手配内容
その他
  • 多治見、国道沿いの店の屋根に

    多治見、国道沿いの店の屋根に

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