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7月17日(月)<br />いよいよ見物もこれが最後。窓を開けると、お馴染みになった市庁舎のレンガが朝日に赤く映えている。窓のガラスにぴったりレンズをつけ、町の様子を撮っている。<br /><br />連れ合いの計画ではECでドイツ国境近くの町までいくこと。<br />そこで7時58分のハンブルク行きに乗る。ところがシートがない。車掌に聞くとフルだという。立っていけば行けないことはないが、立ってまでしていかなくてもと下りて、真向かいに止まっていたオールボー行きに乗る。こっちはがらがら。<br /><br />西の端のエスベヤを目指す。行き先の空は暗い。私がこんな天気に海辺に行かなくても、と渋りだす。そこで20分足らずのロスキルで急遽下車。電車から見た町並みもよかったので。<br />連れ合いがコーヒーの紙コップを持ったまま。連れ合いは飲みかけのコーヒーを片手に持ったまま。<br /><br />駅前に教会らしきものがあるので入って見る。教会ではなく墓地だった。公園のように広々としていて緑いっぱい。実に静かだ。墓碑名を読みながら歩いていく。なんとイチョウの木が植わっていた。大きな木だ。30〜40年は経っているだろう。だれが植えたのか知らないが、ヨーロッパで私が見たはじめてのイチョウだ。本ではバーゼルにあることは聞いているが、自分の目で見たわけではない。しかもこんな北の国で。<br /><br />裏門から出て、まだ静かな町並みを歩き、大きな教会目指して行く。途中古いが大きなレンガづくりの建物をみる。学校かなと思ったが静か。正面に回って、英語で書いてある由来を読むと、修道院だとわかった。今は老人施設をかねているようだ。そこから<br /><br />坂を上っていくと、大きな教会に出た。教会の付属施設が並んでいる。正面にまわると、観光客の姿も見える。どうも有名な教会のようだ。外人観光客が正面のドアを押したが開かない。と二人は側面のドアから入った。それを見て私たちも側面から入ると、入館料が提示されている。料金がいる教会なんて珍しい。<br /><br />十字架形の内部の中央に説教段とパイプオルガンがおかれている。たいていパイプオルガンは裏面に設置されているのだが。<br />キリスト教に詳しいわけではないので、これがどういう宗派かわからないが、内部はステンドグラスはないし、さっぱりしている。王の菩提寺のような教会で、代々の王や王族の棺が並んでいる。出会いとはこう云うものだ。たとえそれが都市であっても。<br /><br />(後になってここがロスキレ大聖堂であったと知った。)<br /><br />ロスキル駅に戻ると天気もよい。そこでまたエスベアまで行くことになる。コンパートメントには日本人男性が3人。商社マンのようだ。軽く会釈して、反対側の席にすわる。年配の男性がトイレを探し始める。お節介オバサンがトイレを教える。戻ってきたその人が、荷物を持っていない私たちを見て、<br />「コペンハーゲンにお住まいですか」ときいた。<br />「いえ、いえ、旅行者ですよ」<br />こんなことから会話が始まった。彼らはオーデンセで下りた。<br /><br />フレリシアでオールボーとエスベアに分かれ、電車は畑を走る。<br />デンマークはどこを走っても、見渡せるのは麦畑と牧草地。<br />馬や牛がのんびりと草をはんでいる。風力発電用の風車がところどころに回っている。平地だし、風あたりは強そうだし、樹木が一方に傾いているのでそれとわかる、ここの国には風力発電は最適なのだろう。それと、政治の姿勢。利害に結びつくものがなければ、原子力なんて割があわないのだが、日本は税金にたかる虫けらが多すぎるので、なかなかやめられない。「もんじゅ」を再開しようという動きもあるようだ。<br /><br />スウェーデンは原発を1基残しているということをテレビでやっていたが、スウェーデンでもスコーネ地方ではデンマークと同様に風力発電をすすめている。車窓からずいぶんたくさん風車を見ることが出来た。<br /><br />エスベアは田舎町。ここの港からは大きな輸送船が出ているようだ。すぐ近くの島にわたるルートもある。港そのものは美しい港ではない。中心部のにぎやかな通りには出店が並び、人があふれていた。今日は何の日なのだろうか。<br /><br />3時46分で帰る。<br />トルコ人らしいお年寄りに声をかけられ、しばらく付き合ってしゃべっていたが、疲れたのかいつしかぐっすり寝てしまい、<br />目を覚ましたのがオーデンセ。お年寄りがおりていく後姿が見えた。挨拶しなくてわるかったなぁ。<br /><br />オーデンセからコペンハーゲンまで1時間半余りなのに、乗ってきた人がパソコンをあけて仕事を始めた。網棚のしたがコンセントになっていて、そこにプラグを差し込んで使っている。へぇーと面白がって見ていたら、視線を感じたらしく、にっこりされてしまった。<br /><br />コペンハーゲンに帰ったのが6時過ぎ。もう町へでる元気もなく、風呂に入り、また広東料理の店に行く。3日目ともなると、店員はにこやかに、まるでお得意さんのような歓迎ぶり。<br />今日は日本人客が多い。聞くともなく隣の人たちの話を聞いていると、旅行者の大きな荷物の多くは衣類のようだ。まだ着ていないものもあると云っている。ツアコンのお姉さんの苦労話は、大体1旅行、長くて8日、これを月2回程度する。ひとツアー30人から40人をひとりで面倒見る。荷物の点検が一番大変だと云っている。<br /><br />ホテルに帰り、寝る前に明日のための荷造りをする。<br /><br />

北欧記15

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2000/07/04 - 2000/07/19

2020位(同エリア2128件中)

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7

buchijoyce

buchijoyceさん

7月17日(月)
いよいよ見物もこれが最後。窓を開けると、お馴染みになった市庁舎のレンガが朝日に赤く映えている。窓のガラスにぴったりレンズをつけ、町の様子を撮っている。

連れ合いの計画ではECでドイツ国境近くの町までいくこと。
そこで7時58分のハンブルク行きに乗る。ところがシートがない。車掌に聞くとフルだという。立っていけば行けないことはないが、立ってまでしていかなくてもと下りて、真向かいに止まっていたオールボー行きに乗る。こっちはがらがら。

西の端のエスベヤを目指す。行き先の空は暗い。私がこんな天気に海辺に行かなくても、と渋りだす。そこで20分足らずのロスキルで急遽下車。電車から見た町並みもよかったので。
連れ合いがコーヒーの紙コップを持ったまま。連れ合いは飲みかけのコーヒーを片手に持ったまま。

駅前に教会らしきものがあるので入って見る。教会ではなく墓地だった。公園のように広々としていて緑いっぱい。実に静かだ。墓碑名を読みながら歩いていく。なんとイチョウの木が植わっていた。大きな木だ。30〜40年は経っているだろう。だれが植えたのか知らないが、ヨーロッパで私が見たはじめてのイチョウだ。本ではバーゼルにあることは聞いているが、自分の目で見たわけではない。しかもこんな北の国で。

裏門から出て、まだ静かな町並みを歩き、大きな教会目指して行く。途中古いが大きなレンガづくりの建物をみる。学校かなと思ったが静か。正面に回って、英語で書いてある由来を読むと、修道院だとわかった。今は老人施設をかねているようだ。そこから

坂を上っていくと、大きな教会に出た。教会の付属施設が並んでいる。正面にまわると、観光客の姿も見える。どうも有名な教会のようだ。外人観光客が正面のドアを押したが開かない。と二人は側面のドアから入った。それを見て私たちも側面から入ると、入館料が提示されている。料金がいる教会なんて珍しい。

十字架形の内部の中央に説教段とパイプオルガンがおかれている。たいていパイプオルガンは裏面に設置されているのだが。
キリスト教に詳しいわけではないので、これがどういう宗派かわからないが、内部はステンドグラスはないし、さっぱりしている。王の菩提寺のような教会で、代々の王や王族の棺が並んでいる。出会いとはこう云うものだ。たとえそれが都市であっても。

(後になってここがロスキレ大聖堂であったと知った。)

ロスキル駅に戻ると天気もよい。そこでまたエスベアまで行くことになる。コンパートメントには日本人男性が3人。商社マンのようだ。軽く会釈して、反対側の席にすわる。年配の男性がトイレを探し始める。お節介オバサンがトイレを教える。戻ってきたその人が、荷物を持っていない私たちを見て、
「コペンハーゲンにお住まいですか」ときいた。
「いえ、いえ、旅行者ですよ」
こんなことから会話が始まった。彼らはオーデンセで下りた。

フレリシアでオールボーとエスベアに分かれ、電車は畑を走る。
デンマークはどこを走っても、見渡せるのは麦畑と牧草地。
馬や牛がのんびりと草をはんでいる。風力発電用の風車がところどころに回っている。平地だし、風あたりは強そうだし、樹木が一方に傾いているのでそれとわかる、ここの国には風力発電は最適なのだろう。それと、政治の姿勢。利害に結びつくものがなければ、原子力なんて割があわないのだが、日本は税金にたかる虫けらが多すぎるので、なかなかやめられない。「もんじゅ」を再開しようという動きもあるようだ。

スウェーデンは原発を1基残しているということをテレビでやっていたが、スウェーデンでもスコーネ地方ではデンマークと同様に風力発電をすすめている。車窓からずいぶんたくさん風車を見ることが出来た。

エスベアは田舎町。ここの港からは大きな輸送船が出ているようだ。すぐ近くの島にわたるルートもある。港そのものは美しい港ではない。中心部のにぎやかな通りには出店が並び、人があふれていた。今日は何の日なのだろうか。

3時46分で帰る。
トルコ人らしいお年寄りに声をかけられ、しばらく付き合ってしゃべっていたが、疲れたのかいつしかぐっすり寝てしまい、
目を覚ましたのがオーデンセ。お年寄りがおりていく後姿が見えた。挨拶しなくてわるかったなぁ。

オーデンセからコペンハーゲンまで1時間半余りなのに、乗ってきた人がパソコンをあけて仕事を始めた。網棚のしたがコンセントになっていて、そこにプラグを差し込んで使っている。へぇーと面白がって見ていたら、視線を感じたらしく、にっこりされてしまった。

コペンハーゲンに帰ったのが6時過ぎ。もう町へでる元気もなく、風呂に入り、また広東料理の店に行く。3日目ともなると、店員はにこやかに、まるでお得意さんのような歓迎ぶり。
今日は日本人客が多い。聞くともなく隣の人たちの話を聞いていると、旅行者の大きな荷物の多くは衣類のようだ。まだ着ていないものもあると云っている。ツアコンのお姉さんの苦労話は、大体1旅行、長くて8日、これを月2回程度する。ひとツアー30人から40人をひとりで面倒見る。荷物の点検が一番大変だと云っている。

ホテルに帰り、寝る前に明日のための荷造りをする。

  • ロスキレ墓地の入口

    ロスキレ墓地の入口

  • 墓地

    墓地

  • いちょう

    いちょう

  • カテドラル

    カテドラル

  • 僧院

    僧院

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