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ヘルシンキ→タンペレ→トゥルク<br /><br />7月8日<br /><br />食事をすませ、市電に乗り、ルター派の大きな教会へ行く。<br />となりはヘルシンキ大学。港のマーケットで果物を買い、私は赤や黄色の色鮮やかなピーマンの写真を撮っている。市電でホテルに戻りチェックアウトする。<br /><br />9時58分でタンペレに向かう。ロバニエミ行き。これに乗って行くとロバニエミには夜の8時過ぎに着く。ロバニエミからはサンタクロースの村にいける。私はラップランドに興味があるんだが、これはまたの機会にしよう。<br /><br />車窓からの景色は自然が豊かで、白樺、松、などが目立つ。草原にはピンク、白、うす黄色、青といった色とりどりの野草が花を咲かせている。今が一番よいシーズンなのだろう。<br /><br />タンペレの町も、郊外に出て自然を満喫すればきっといいのだろうが、市街そのものはあんまり美しくはない。ここはフィンランド第二の都市。図書館の設計は有名。かたつむりを連想させるような図書館をのぞく。<br /><br />北欧は図書館活動の先進国。学校図書と提携したり、子どもの時からに読書に親しむ方策を模索して実行している。<br />内部を見学している。日本でもこういう方式が多くなったが、<br />カードでだれもが簡単に本やCD、ビデオを借りて行く。<br />返すのは返却テーブルに載せると、コンピューターが読み取って、係りがその場で分類して、片付けている。利用者は多い。<br />コピーやパソコンの設備もあり、使用は自由。<br /><br />うん、なかなかいい。面白がって、パソコンを立ち上げたはいいけれど、パソコンだって幼稚園生なのに、さら言葉がわからない。結局使えない。<br /><br />吹きぬきになった中央ホールを囲むように中二階があり、子ども達のムーミン谷訪問の絵が飾られている。<br />そうだ、ここはムーミンのふるさとだ。テーマ・パークもある。<br />ムーミンは全冊読んではいるけれど、でも、ちょっと行く気にはならない。<br /><br />2時56分でタンペレからトゥルクへ向かう。ここは単線。見渡す限りの麦畑。菜の花の黄色が目に鮮やか。ところどころに森がある。車掌が検札に来て、「ようこそフィンランドへ。」と英語で声をかけていった。こういう態度は見習いたいものだ。<br /><br />トゥルクの町は、ヘルシンキができる以前はここが首都であったというが、うら寂れた町だ。川沿いにホテルを探して港近くまで下って行く。見つけたスカンディックホテルは満員で、フロントが親切に提携のあるホテルに聞いてくれたが、よい部屋がない。係りは流暢な日本語を話す。やむなく一日繰り上げてフィンランドをたつことにする。<br /><br />シリヤラインのターミナルはホテルから30分ほどだと言っていたのが、いやはや遠い。そのうち雨が降りだす。途中雨宿りする場所もない。トゥルク城の前を横目で見ながら通り過ぎる。<br />やっとこターミナルに到着。乗船券と部屋を確保。やれやれ。これで寝て行ける。今度はシリアラインだ。<br /><br />9時乗船。部屋はヴァイキングラインより狭い。ベッドも壁にくくりつけられたもの、ひとつはソファになっている。それをひっくり返すとベッドになる。冷蔵庫もない。なんだ、たのしみにしていたのに。とはいえ、贅沢はいえない。一晩寝る場所が確保できたのだから。<br /><br />船は音もなく海を走って行く。小さな島のあいだを。夕日が島々に赤い影をおとしている。一眠りして食事に行くと、9時半でビュッフェはクローズ。夕食を食べそこなって、mamasanは怒っている。カフェテリアは開いていて、ここでサラダの盛りあわせや、ケーキなどを買って食べる。こういうのを夕食とは呼ばない。<br /><br />フィンランド時間では11時、スウェーデン時間では10時、日はこれから沈む。夕日が沈むのをデッキから眺めている。<br />真っ赤なきれいな夕日だ。<br /><br />

北欧記6

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2000/07/04 - 2000/07/19

107位(同エリア139件中)

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buchijoyce

buchijoyceさん

ヘルシンキ→タンペレ→トゥルク

7月8日

食事をすませ、市電に乗り、ルター派の大きな教会へ行く。
となりはヘルシンキ大学。港のマーケットで果物を買い、私は赤や黄色の色鮮やかなピーマンの写真を撮っている。市電でホテルに戻りチェックアウトする。

9時58分でタンペレに向かう。ロバニエミ行き。これに乗って行くとロバニエミには夜の8時過ぎに着く。ロバニエミからはサンタクロースの村にいける。私はラップランドに興味があるんだが、これはまたの機会にしよう。

車窓からの景色は自然が豊かで、白樺、松、などが目立つ。草原にはピンク、白、うす黄色、青といった色とりどりの野草が花を咲かせている。今が一番よいシーズンなのだろう。

タンペレの町も、郊外に出て自然を満喫すればきっといいのだろうが、市街そのものはあんまり美しくはない。ここはフィンランド第二の都市。図書館の設計は有名。かたつむりを連想させるような図書館をのぞく。

北欧は図書館活動の先進国。学校図書と提携したり、子どもの時からに読書に親しむ方策を模索して実行している。
内部を見学している。日本でもこういう方式が多くなったが、
カードでだれもが簡単に本やCD、ビデオを借りて行く。
返すのは返却テーブルに載せると、コンピューターが読み取って、係りがその場で分類して、片付けている。利用者は多い。
コピーやパソコンの設備もあり、使用は自由。

うん、なかなかいい。面白がって、パソコンを立ち上げたはいいけれど、パソコンだって幼稚園生なのに、さら言葉がわからない。結局使えない。

吹きぬきになった中央ホールを囲むように中二階があり、子ども達のムーミン谷訪問の絵が飾られている。
そうだ、ここはムーミンのふるさとだ。テーマ・パークもある。
ムーミンは全冊読んではいるけれど、でも、ちょっと行く気にはならない。

2時56分でタンペレからトゥルクへ向かう。ここは単線。見渡す限りの麦畑。菜の花の黄色が目に鮮やか。ところどころに森がある。車掌が検札に来て、「ようこそフィンランドへ。」と英語で声をかけていった。こういう態度は見習いたいものだ。

トゥルクの町は、ヘルシンキができる以前はここが首都であったというが、うら寂れた町だ。川沿いにホテルを探して港近くまで下って行く。見つけたスカンディックホテルは満員で、フロントが親切に提携のあるホテルに聞いてくれたが、よい部屋がない。係りは流暢な日本語を話す。やむなく一日繰り上げてフィンランドをたつことにする。

シリヤラインのターミナルはホテルから30分ほどだと言っていたのが、いやはや遠い。そのうち雨が降りだす。途中雨宿りする場所もない。トゥルク城の前を横目で見ながら通り過ぎる。
やっとこターミナルに到着。乗船券と部屋を確保。やれやれ。これで寝て行ける。今度はシリアラインだ。

9時乗船。部屋はヴァイキングラインより狭い。ベッドも壁にくくりつけられたもの、ひとつはソファになっている。それをひっくり返すとベッドになる。冷蔵庫もない。なんだ、たのしみにしていたのに。とはいえ、贅沢はいえない。一晩寝る場所が確保できたのだから。

船は音もなく海を走って行く。小さな島のあいだを。夕日が島々に赤い影をおとしている。一眠りして食事に行くと、9時半でビュッフェはクローズ。夕食を食べそこなって、mamasanは怒っている。カフェテリアは開いていて、ここでサラダの盛りあわせや、ケーキなどを買って食べる。こういうのを夕食とは呼ばない。

フィンランド時間では11時、スウェーデン時間では10時、日はこれから沈む。夕日が沈むのをデッキから眺めている。
真っ赤なきれいな夕日だ。

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