マサイマラ国立保護区周辺旅行記(ブログ) 一覧に戻る
マサイマラ国立保護区へ<br /><br />7月5日(月)<br /><br />5時半起床。まだ暗い。<br />6時半朝食。鳥たちも起き始めた。<br />木の上に大きな鳥がいる。シルエットのくちばしの格好からトキだとわかる。つがいでいた。ここで夜をすごしたのだろう。よく見ると、クロトキだ。<br /><br />Sunbirdの仲間や尻尾の長い中型の鳥が盛んに密を吸っている。<br />ここは野鳥の多いところだ。<br /><br />7時出発。一路マサイマラへ。<br />昨日の道を戻る。エメンタイタ湖、ナイバシャ湖から湖にそって走る。<br />左手に大地溝帯の東の壁、右手に西の壁、どちらも火山、の間にある平地を走っている。ということはいま私たちは大地溝帯の中を走っていることになる。<br /><br />来る前から大地溝帯(Great Rift Valley)を見たいと思っていた。東アフリカを北から南へ走る断層でつくられた大陥没地帯。幅30〜60kmある。いまでも1年に3mmずつ開いている。5万年後にはこの地溝帯は海になる。そこを走っているとは、私たちは5万年後のモーゼなのだ。<br /><br />後でもう一度出てくるがカレン ブリクセンがコーヒー農園を経営していたのも、地溝帯の近くのはず。映画「愛と哀しみのはてに」(原題Out of Africa)の著者だ。<br /><br />トイレ休憩にまたしてもおみやげ物屋さんによる。<br />すぐそばにパラボナアンテナがある。衛星ステイションだそうだ。この店もサテライトステイションも地溝帯のなかにある。<br />とうもろこしの広い畑もある。主食だ。とうもろこしは二期作とのこと<br /><br />地溝帯から東の壁を上り、峠を過ぎると、あらふしぎ、一面緑の麦畑。のどかな風景だ。しかもトラクターが動いている。「へぇ〜、トラクター」というと「金持ちの畑」と答えた。しかしトラックがやたらと行き来する。道路沿いの麦は赤くホコリをかぶっている。<br /><br />道はすこぶる悪い。土ぼこりがもうもうとたつ。前面が見えないくらいに。<br /><br />もうひとつトイレ休憩した。ここもみやげ物屋だ。もう一回トイレ休憩。きれいな水洗便所が設置されている。有料にしても良いと思う。そこで4人分と言って50シリング置いてきた。<br /><br />マサイマラ到着。公園の入り口から入ると大回りになるので近道を行く。マサイマラ・シンパ・ロッジ。<br /><br />木立の中にある、もちろん木造。私の部屋は39号室。ここの部屋はちょっと広い。ベッドがふたつ、その間にスタンドがある。<br />反対側の机の上にはライトがない。スタンドをはずして持ってくるが、コンセントが合わない。机のコンセントはPC専用になる。洗面所のコンセントはCだから電動歯ブラシは差し込めるが通電しない。窓の外はテラスがあり、その下をマングースが何匹も移動している。縞模様のマングースなので「シマシマ マングース」と呼ぶ。<br /><br />顔を洗い、まずは食事に行く。<br />「ジャンボ」「ジャンボ」従業員はどこも愛想がいい。<br />レストランはここもビュッフェ形式。マングースはレストランの下にパンをもらいに来ている。ボーイがパンをやっている。餌やり公認となれば、こんなうれしいことはない。よろこんで投げてやる。スズメやブルブル、ほかの鳥たちもパンをもらいに来ている。ほんとに野鳥の数が多い。図鑑と首っ引きで眺めている。<br />ケニアには1086種類の鳥がいる。ちっとやそっとでは覚えられない。<br /><br />お腹が空いたのでいっぱい食べた。<br />食堂から見える下の川にワニが砂地にねそべっている。<br />流れにパンを投げると、大きな口の大なまずがぱくりとくいついた。レストランのすぐ下の地面を大トカゲがのっしのっしと歩いていく。体長1mは有にある。「Lizard!」と叫ぶ。周りの客が飛んでくる。<br /><br />洗濯をし、干しているともう4時だ。4時からはゲームドライブ。<br /><br />広い広い草原を車は走る。キリンに会った。<br />イボイノシシ、ヌー、ガゼル、トッピ、インパラ、バブーン、野鳥の数も多い。ご機嫌で立ってみている。来る前右腕の関節が痛かった。きっと大陸に行けば乾燥しているから治るだろうと思っていた。ところがかえって痛くなっている。しかも両腕が痛い。<br />どうもゲームドライブのとき、しっかりと車につかまって立っているのが原因のようだ。ましてお調子者だから、私だけは立ちっぱなしで外を見ている。カメラはぶつけないように、網のベストのなかに差し込んでいるが。腕もとんでもないところにあざが出来ている。よく見ると足にもある。気がつかないだけであちこちぶつけているみたいだ。<br /><br />車が集結している。ライオンがいるらしい。ライオンの前にしとめられたヌーが足を上にあげてひっくり返っている。<br />そしてそのすぐそばの叢からタテガミだけがのぞいている。オス・ライオンだ。草の間から目だけがこちらをうかがっている。ライオンと目が会った。怖い目だ。ほんとうは決められたルート以外車は走っては行けないことになっている。罰金は2000シリング。だけど、千載一遇のチャンスだからどの車も中に入って寄ってくる。すばやく写真を撮り、ルートに戻る。少しはなれたところにジャッカルが骨をくわえ、ハゲワシやハゲコウが死肉をあさっている。ライオンがしとめたのを早くも察知したらしく空にハゲワシが舞い始めた。いや〜、すごいシーンだ!<br /><br />「ねぇ、シンバってライオンの意味じゃない?」と聞くと<br />「そうだ」という。インドの王様のシン、シンガポールのシン、シンハラのシンハ、みんなライオンに関係がある。東アフリカが人類発生の地ではあるけれど、言葉はどう動いたのかな。なんか親しみを感じた。それからやたらとシンバを使い始めた。<br /><br />ハゲワシが木に群がっている写真も撮れた。<br />ハゲワシはvulture、南米のハゲワシをコンドルと呼ぶ。<br />川にはカバが目だけ出している。<br />黒サイだけには会わなかったが、ほんとにいろんな動物に次から次に出会うことができた。<br /><br />明日はみんなが疲れただろうからと、午後のゲームサファリはおろぬくことにする。売店で絵葉書10枚を買い、切手も買うと日本まで55シリング。アンボセリでは90シリングだったというと、90シリングは封書の値段だという。ガイドブックを読んだんだけど、気にしなかったな。<br /><br />

ジャンボ ハバリ6

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2004/07/01 - 2004/07/13

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buchijoyce

buchijoyceさん

マサイマラ国立保護区へ

7月5日(月)

5時半起床。まだ暗い。
6時半朝食。鳥たちも起き始めた。
木の上に大きな鳥がいる。シルエットのくちばしの格好からトキだとわかる。つがいでいた。ここで夜をすごしたのだろう。よく見ると、クロトキだ。

Sunbirdの仲間や尻尾の長い中型の鳥が盛んに密を吸っている。
ここは野鳥の多いところだ。

7時出発。一路マサイマラへ。
昨日の道を戻る。エメンタイタ湖、ナイバシャ湖から湖にそって走る。
左手に大地溝帯の東の壁、右手に西の壁、どちらも火山、の間にある平地を走っている。ということはいま私たちは大地溝帯の中を走っていることになる。

来る前から大地溝帯(Great Rift Valley)を見たいと思っていた。東アフリカを北から南へ走る断層でつくられた大陥没地帯。幅30〜60kmある。いまでも1年に3mmずつ開いている。5万年後にはこの地溝帯は海になる。そこを走っているとは、私たちは5万年後のモーゼなのだ。

後でもう一度出てくるがカレン ブリクセンがコーヒー農園を経営していたのも、地溝帯の近くのはず。映画「愛と哀しみのはてに」(原題Out of Africa)の著者だ。

トイレ休憩にまたしてもおみやげ物屋さんによる。
すぐそばにパラボナアンテナがある。衛星ステイションだそうだ。この店もサテライトステイションも地溝帯のなかにある。
とうもろこしの広い畑もある。主食だ。とうもろこしは二期作とのこと

地溝帯から東の壁を上り、峠を過ぎると、あらふしぎ、一面緑の麦畑。のどかな風景だ。しかもトラクターが動いている。「へぇ〜、トラクター」というと「金持ちの畑」と答えた。しかしトラックがやたらと行き来する。道路沿いの麦は赤くホコリをかぶっている。

道はすこぶる悪い。土ぼこりがもうもうとたつ。前面が見えないくらいに。

もうひとつトイレ休憩した。ここもみやげ物屋だ。もう一回トイレ休憩。きれいな水洗便所が設置されている。有料にしても良いと思う。そこで4人分と言って50シリング置いてきた。

マサイマラ到着。公園の入り口から入ると大回りになるので近道を行く。マサイマラ・シンパ・ロッジ。

木立の中にある、もちろん木造。私の部屋は39号室。ここの部屋はちょっと広い。ベッドがふたつ、その間にスタンドがある。
反対側の机の上にはライトがない。スタンドをはずして持ってくるが、コンセントが合わない。机のコンセントはPC専用になる。洗面所のコンセントはCだから電動歯ブラシは差し込めるが通電しない。窓の外はテラスがあり、その下をマングースが何匹も移動している。縞模様のマングースなので「シマシマ マングース」と呼ぶ。

顔を洗い、まずは食事に行く。
「ジャンボ」「ジャンボ」従業員はどこも愛想がいい。
レストランはここもビュッフェ形式。マングースはレストランの下にパンをもらいに来ている。ボーイがパンをやっている。餌やり公認となれば、こんなうれしいことはない。よろこんで投げてやる。スズメやブルブル、ほかの鳥たちもパンをもらいに来ている。ほんとに野鳥の数が多い。図鑑と首っ引きで眺めている。
ケニアには1086種類の鳥がいる。ちっとやそっとでは覚えられない。

お腹が空いたのでいっぱい食べた。
食堂から見える下の川にワニが砂地にねそべっている。
流れにパンを投げると、大きな口の大なまずがぱくりとくいついた。レストランのすぐ下の地面を大トカゲがのっしのっしと歩いていく。体長1mは有にある。「Lizard!」と叫ぶ。周りの客が飛んでくる。

洗濯をし、干しているともう4時だ。4時からはゲームドライブ。

広い広い草原を車は走る。キリンに会った。
イボイノシシ、ヌー、ガゼル、トッピ、インパラ、バブーン、野鳥の数も多い。ご機嫌で立ってみている。来る前右腕の関節が痛かった。きっと大陸に行けば乾燥しているから治るだろうと思っていた。ところがかえって痛くなっている。しかも両腕が痛い。
どうもゲームドライブのとき、しっかりと車につかまって立っているのが原因のようだ。ましてお調子者だから、私だけは立ちっぱなしで外を見ている。カメラはぶつけないように、網のベストのなかに差し込んでいるが。腕もとんでもないところにあざが出来ている。よく見ると足にもある。気がつかないだけであちこちぶつけているみたいだ。

車が集結している。ライオンがいるらしい。ライオンの前にしとめられたヌーが足を上にあげてひっくり返っている。
そしてそのすぐそばの叢からタテガミだけがのぞいている。オス・ライオンだ。草の間から目だけがこちらをうかがっている。ライオンと目が会った。怖い目だ。ほんとうは決められたルート以外車は走っては行けないことになっている。罰金は2000シリング。だけど、千載一遇のチャンスだからどの車も中に入って寄ってくる。すばやく写真を撮り、ルートに戻る。少しはなれたところにジャッカルが骨をくわえ、ハゲワシやハゲコウが死肉をあさっている。ライオンがしとめたのを早くも察知したらしく空にハゲワシが舞い始めた。いや〜、すごいシーンだ!

「ねぇ、シンバってライオンの意味じゃない?」と聞くと
「そうだ」という。インドの王様のシン、シンガポールのシン、シンハラのシンハ、みんなライオンに関係がある。東アフリカが人類発生の地ではあるけれど、言葉はどう動いたのかな。なんか親しみを感じた。それからやたらとシンバを使い始めた。

ハゲワシが木に群がっている写真も撮れた。
ハゲワシはvulture、南米のハゲワシをコンドルと呼ぶ。
川にはカバが目だけ出している。
黒サイだけには会わなかったが、ほんとにいろんな動物に次から次に出会うことができた。

明日はみんなが疲れただろうからと、午後のゲームサファリはおろぬくことにする。売店で絵葉書10枚を買い、切手も買うと日本まで55シリング。アンボセリでは90シリングだったというと、90シリングは封書の値段だという。ガイドブックを読んだんだけど、気にしなかったな。

  • こりこり むしゃむしゃ

    こりこり むしゃむしゃ

  • ライオンにしとめられたヌー

    ライオンにしとめられたヌー

  • 餌に群がる

    餌に群がる

  • ジャッカルもやってきた

    ジャッカルもやってきた

  • シマウマ

    シマウマ

  • インパラ

    インパラ

  • ヌー

    ヌー

  • ウォターバック

    ウォターバック

  • オオトカゲ

    オオトカゲ

  • しましまマングース

    しましまマングース

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