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ナイロビ→アンボセリ<br /><br />7月2日(金)<br /><br />窓から空を見ると、空に光の矢印が下をさしているのに驚く。<br />惑星に恒星が重なって、空につけられた矢印のように見えるのだ。矢印の下の地上にはなにがあるんだろう。まるで何かの啓示のようだ。午前5時42分ナイロビ、ジョモ・ケニアッタ空港着。<br /><br />空港の名前のジョモ・ケニアッタはケニアの初代大統領の名。<br />ケニアッタという名は私でも知っている。イギリスの植民地であったケニアで反政府運動をして捕らえられ、たしか7年ぐらい投獄されていたと思う。歴史に名高いマウマウの反乱で反政府軍、政府軍、双方とも多くの犠牲を払ったが1963年ついに独立。外交的には柔軟路線を推し進めていたようだ。亡くなるまで大統領の座にあった。<br /><br />イミグレをとおり、外に出ると、迎えのA&amp;Kのガイド、ダンカンさんがカタカナで私たちの名前を書いた紙を持って、待っていてくれた。「ジャンボ!」「ジャンボ!」<br />先ずは50ドルをシリングに代える。1シリング=?<br /><br />専用車はNISSANのワゴン。荷物は後に積んでしまうし、4人だから、ゆったりしている。私は運転席の後に席をとる。カメラバッグを足元に置くので。<br /><br />ナイロビによらずに一路アンボセリ国立公園をめざす。<br />空港を出ると、そこはもう広大なサバンナだ。アカシアがサバンナ独特の風景をつくっている。アカシアには種類がたくさんある。アフリカとオーストラリアが原産。日本でおなじみのアカシアは同じマメ科だが、白い花のハリエンジュ(ニセアカシア)で<br />北アメリカ産。アフリカ産はおなじみギンヨウアカシアのミモザだ。乾燥地帯に適応して葉は細く、小さい。オーストラリア産はもうすこし葉が広いそうだ。<br /><br />そのアカシアを食べているキリンたち。草原にはガゼルもいる。シマウマもいる。うわ〜、キリンだぁ〜。シマウマだぁ〜。国中が自然公園なんだ。と車内はうるさいことしきり。<br /><br />ケニアの国土は58.3万平方メートル(日本の1.5倍。)<br />人口は約2,900万人。42部族からなる。地図を見ると、広大な部分が自然公園だ。公用語はスワヒリ語と英語。<br />日本との時差は6時間。(夏時間)<br /><br />途中、トイレ休憩のため、マサイのみやげ物屋に寄った。<br />トイレは水洗できれい。タチアオイの花がいっぱい咲いている。<br />頭上からいろんな鳥の声が響く。いい声だ。どこだろう。<br />嘴の赤い、キングフィッシャーだ。ハタオリドリの巣がたくさん木にぶら下がっている。時折、鳥がその巣に出入りしている。<br />下についた出入り口は横に曲がるようになっていて巣が作ってある。そうだよね、でなかったら、卵が落ちちゃう。<br /><br />褐色と青い羽の鳥がいる。それを追って写真を撮る。これはムクドリの仲間でごくごく普通に見られる鳥だったが、そのときは<br />めずらしいから、カメラで追いかけた。<br /><br />マサイの黒檀で出来たペーパーナイフを買った。10ドル。<br />気に入ったんだけど、これはどこかへ落としてしまったらしく、<br />片づけをすると荷物の中にはなかった。お茶を飲むと1杯100シリング。店の人たちも結構片言の日本語を話す。日本人客が多いのだろう。<br /><br />アンボセリ国立公園まで空港から4時間ぐらいかかる。<br />毎度のことながら、ダンカンさんからスワヒリ語を教わっている。ダンカンさんは日本語も上手だ。<br />ジャンボ、これはおなじみ、挨拶はすべてジャンボ。<br />アサンテ サーナ(ありがとう) サーナはvery much<br />タム サーナ(おいしい)、<br />ズリ サーナ(very good)<br />ウズリ サーナ(very nice)<br />ジュンボ(大きい)<br />ポレポレ(ゆっくり)<br />クワヘリ(さようなら)・・・<br /><br />道すがら、キリマンジェロがうっすらとだが見える。おお、ラッキー!日本で「運がよければキリマンジェロが見えます」なんて言われたけど、キリマンジェロはずっと見えてた。私たちは運が強いんだ。幸先がいいぞ!<br /><br />まじかで野生動物を見るなんて、日常にはない経験だ。動物園では見たとしても、野生動物が勝手気ままに生活しているなんて、<br />そんじょそこらにあるもんじゃない。<br />あっ、シマウマだ!キリンだ!と大声をあげ、興奮気味にしゃべるので、みんなすっかりのどが痛くなってしまった。<br /><br />タンザニア国境(50m先が国境)の町から左折してアンボセリに向かう。タンザニア国境までの道は舗装されていて走りよかったが、ここからは石ころだらけの未舗装の道に入る。ラテライトの赤い道。ほこりが舞う。ときどき、牛をつれたマサイの人々とすれ違う。カンガを着て棒を持っている。被写体にはいい。だけどガタガタ道だから車中からは撮れない。<br /><br />きっとこの道は自然公園だから、舗装しないのだろう。あとで確認すると、やはり舗装はしないのだという。理由として私は水の滲みこみを考えたが、ここは暑いところなので、動物がアスファルトやコンクリートでやけどをしないように、という配慮もあるのだそうだ。<br /><br />アンボセリに近づくにしたがって、大きな木も見られるようになった。木にはハタオリドリの巣が鈴なりにぶら下がっている。<br /><br />アオノリュウゼツランの花が何本も高くのび、うす黄色い花をつけている。リュウゼツランの仲間もいろいろあるが、一番ポピュラーなのがギザギザ葉っぱのこのアオノリュウゼツラン。小田原・早川の道沿いに咲いていたので、おなじみの姿だが、こんなにあるのはお目にかかっていない。ケニアの特産物にサイザル麻がある。サイザル麻はこのリュウゼツランの繊維でつくる。ついでにメキシコではリュウゼツランでお酒をつくる。テキーラがそうだ。<br /><br />アンボセリ公園入口でチェックを受け、広い広いサバンナを通って、キリマンジェロの方に向かい、昼近く、アンボセリ・セレナ・ロッジに到着。ホテルの前をバブーン(ヒヒ)の群れが平然と横切っていく。フロントでチェックインしていると、ウェルカムドリンクが出た。でもね、口をゆすいでからもらいたいなぁ。なんせホコリだらけの道を走ってきたんだから。<br /><br />ロッジの通路は木造、左手にレストラン、テラスは喫茶室、外に出て客室へ行く。途中、サバンナが見渡せ、動物たちの姿が見える。近くには水場がある。サバンナ モンキーがやたらと歩いている。サバンナ モンキーは全身銀色の毛だが顔だけが黒い。長い尾っぽ。目を引くのはオスの睾丸が美しい青い色をしていることだ。<br /><br />木に囲まれたロッジは平屋の赤い土を連想させる、いく棟か軒を連ねたつくり。部屋は広くはないが、ベッドが二つ。壁にはシマウマとマングースの絵が描いてある。洗面所にはバスタブもついている。うんうん、なかなかしゃれたロッジだ。ただ水は色つきでにおいがきつい。さっそくサンダルに履き替える。初めてサスコムで3本足を作ってさしこんだ。これに変圧器をつなぎ、さらに机の上のモバイルをつないだ。よし、出来た。次は買ったばかりの電動歯ブラシ。洗面所はヨーロッパタイプのCだ。そのまま差し込んでOK。備えつきの電化製品としては電気蚊取器がある。蚊はいるんだろうか。でも蚊の姿は見えなかった。<br /><br />12時すぎ食事に行く。No Smokingというと、下側のレストランに案内された。窓際がいいと席をつくってもらう。No.88、その席が滞在中の私たちの席になる。私は窓側。ガラスのすぐ向こうからサバンナモンキーがじっとこちらをみている。サバンナ モンキーの姿はかわいい。これは子どもかも。パンをやりたいところだが、立て札に「餌をあげないでください」と書いてある。<br /><br />バイキング形式。ロングウェイだといいながら、料理を取りに行く。料理の品数は多い。用心してサラダは取らずに、ケニアの主食ウガリとスクマをまずは試食。ウガリはとうもろこしの粉を蒸した、白い蒸しパンのようなもの。味に個性はない。主食だからこれでいいんだろう。スクマはホウレンソウにボディビルさせたような感じの野菜。炒めてあるが塩コショウもきつくない。ちょっと物足りなくて醤油をかけた。これとウガリといっしょに食べる。ついでに取ってきたチキンやソースをかけて食べるとなお美味しかった。チキンは美味しいと聞いてきたが確かに美味しい。他の人たちは魚を食べている。テラピアだそうだ。ビクトリア湖のものだとか。ここも果物は豊富。マンゴー、パイナップル、スイカ、パッションフルーツ、メロンetc.と種類も豊富。これはご機嫌。 <br /><br />テラスでお茶はいつでも自由に飲める。マサイの若者がカンガ姿でロッジ内にいる。どうもサルを追っ払っているようだ。ところがサルもさるもの、大きなパンを盗んで逃げた。追いかけるマサイ。サルがパンを放り出して屋根へ。ときおり下をのぞく。マサイがいると顔を引っ込める。「サルの勝ち!」と私がはやしている。結局そのパンはサルに与えられた。<br /><br />オバサンたちがマサイに写真を撮らせて、という。伝統衣装にタイヤでつくったゴムぞうりをはいている。撮影はOKだが、モデル料を一人1ドルずつ請求されている。うふ、モデル料を払って撮るなら、場所を選んだ方がいいね。<br /><br />4時からゲームドライブ。私たちは乗ってきた専用車に4人だけ。ガイドもドライバーのダンカンさんが勤める。ほかの車も4時にはみんなそろって出かける。夕方にならないと暑さを避けて茂みにいる動物たちが出てこないからだ。ルーフがあげられ、天井のついた展望車になっていて、立ってそこから外を見る。サファリは車から降りることが禁じられている。4人だから、どの方向も自由が利く。余裕だ。これはいい。この車でのゲームドライブは6人までと言っていたが、6人ではきついかも。<br /><br />広い広いサバンナ、ドライバーの勘と、無線で情報交換をしながら車はそれぞれサバンナに散っていく。まず会ったのは1頭の大きな象。これはオス。象は普通、オスは単独で暮らしている。サバンナは広い、が動物はたくさんいる。<br /><br />初めは何を見ても喜ぶから、ダンカンさんもそれを心得ていて、ゆっくり楽しませてくれる。トムソンガゼルとグラントガゼルの見分け方、さらにキリンガゼル、インパラとの違いなんて丁寧に説明してくれる。ほどなくみんなも覚えて、判断できるようになった。<br /><br />それにしてもダンカンさんの目のよさには感心する。視力は測ったことがないから知らないというが、私たちが双眼鏡で見て判別するのを、彼は肉眼で判別してしまう。私も目はいい方だったが、とてもとても足元にも及ばない。そこで「双眼鏡」とあだ名をつけた。小さな鳥の判別にはさすがの彼も双眼鏡をかけた。<br />双眼鏡が双眼鏡をかけたら何になるんだろう?<br /><br />マサイキリン、象の群れ、ライオンの親子、トムソンガゼル、グラントガゼル、キリンガゼル、インパラ、ブチハイエナ、シマウマ、ヌー、ジャッカル、野鳥もたくさん見た。ヌーの数は多い。<br />まだ移動前らしく、おとなしく草を食んでいる。<br /><br />草原にヌーが1頭ずつ座っている。これはオス。縄張りを守っているのだそうだ。<br /><br />象の群れにはたくさん出あった。比較的大きな群れが多い。メスたちは子象を真中にはさんで守りながら歩いている。水場近くでは、草の上に横になって、寝てしまっている子象もみかけた。<br />象のまわりにはアマサギがついている。象が歩くとき、飛び出す虫をとるのだそうだ。<br /><br />叢にはライオンの親子。メスが時折顔を出すが、全身をだしてはくれない。<br />「お〜い、遠来の客にもうちっとサービス精神を発揮しなさいよ〜」<br />ダンカンさんが「ライオンには日本語は通じない」と笑ったけど、<br />近くの草むらから子ライオンが顔を出した。<br />「ほら、通じたじゃぁ〜。」<br />草の中に、子ライオンが3頭いる。<br /><br />キリンや象やヌーたちに会い、ご機嫌でホテルに帰る。<br />夕日が草原を染めている。だけど、夕日が落ちる様子は雲が邪魔をした。ホテルに着くや、風呂に入り洗濯をし、夕食を食べ、売店で鳥の図鑑と絵葉書と日本までの切手(1枚90シリング)10枚ずつ買い、便りを書こうと思ったが、何もせずに寝てしまった。<br /><br />

ジャンボ ハバリ3

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2004/07/01 - 2004/07/13

90位(同エリア94件中)

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12

buchijoyce

buchijoyceさん

ナイロビ→アンボセリ

7月2日(金)

窓から空を見ると、空に光の矢印が下をさしているのに驚く。
惑星に恒星が重なって、空につけられた矢印のように見えるのだ。矢印の下の地上にはなにがあるんだろう。まるで何かの啓示のようだ。午前5時42分ナイロビ、ジョモ・ケニアッタ空港着。

空港の名前のジョモ・ケニアッタはケニアの初代大統領の名。
ケニアッタという名は私でも知っている。イギリスの植民地であったケニアで反政府運動をして捕らえられ、たしか7年ぐらい投獄されていたと思う。歴史に名高いマウマウの反乱で反政府軍、政府軍、双方とも多くの犠牲を払ったが1963年ついに独立。外交的には柔軟路線を推し進めていたようだ。亡くなるまで大統領の座にあった。

イミグレをとおり、外に出ると、迎えのA&Kのガイド、ダンカンさんがカタカナで私たちの名前を書いた紙を持って、待っていてくれた。「ジャンボ!」「ジャンボ!」
先ずは50ドルをシリングに代える。1シリング=?

専用車はNISSANのワゴン。荷物は後に積んでしまうし、4人だから、ゆったりしている。私は運転席の後に席をとる。カメラバッグを足元に置くので。

ナイロビによらずに一路アンボセリ国立公園をめざす。
空港を出ると、そこはもう広大なサバンナだ。アカシアがサバンナ独特の風景をつくっている。アカシアには種類がたくさんある。アフリカとオーストラリアが原産。日本でおなじみのアカシアは同じマメ科だが、白い花のハリエンジュ(ニセアカシア)で
北アメリカ産。アフリカ産はおなじみギンヨウアカシアのミモザだ。乾燥地帯に適応して葉は細く、小さい。オーストラリア産はもうすこし葉が広いそうだ。

そのアカシアを食べているキリンたち。草原にはガゼルもいる。シマウマもいる。うわ〜、キリンだぁ〜。シマウマだぁ〜。国中が自然公園なんだ。と車内はうるさいことしきり。

ケニアの国土は58.3万平方メートル(日本の1.5倍。)
人口は約2,900万人。42部族からなる。地図を見ると、広大な部分が自然公園だ。公用語はスワヒリ語と英語。
日本との時差は6時間。(夏時間)

途中、トイレ休憩のため、マサイのみやげ物屋に寄った。
トイレは水洗できれい。タチアオイの花がいっぱい咲いている。
頭上からいろんな鳥の声が響く。いい声だ。どこだろう。
嘴の赤い、キングフィッシャーだ。ハタオリドリの巣がたくさん木にぶら下がっている。時折、鳥がその巣に出入りしている。
下についた出入り口は横に曲がるようになっていて巣が作ってある。そうだよね、でなかったら、卵が落ちちゃう。

褐色と青い羽の鳥がいる。それを追って写真を撮る。これはムクドリの仲間でごくごく普通に見られる鳥だったが、そのときは
めずらしいから、カメラで追いかけた。

マサイの黒檀で出来たペーパーナイフを買った。10ドル。
気に入ったんだけど、これはどこかへ落としてしまったらしく、
片づけをすると荷物の中にはなかった。お茶を飲むと1杯100シリング。店の人たちも結構片言の日本語を話す。日本人客が多いのだろう。

アンボセリ国立公園まで空港から4時間ぐらいかかる。
毎度のことながら、ダンカンさんからスワヒリ語を教わっている。ダンカンさんは日本語も上手だ。
ジャンボ、これはおなじみ、挨拶はすべてジャンボ。
アサンテ サーナ(ありがとう) サーナはvery much
タム サーナ(おいしい)、
ズリ サーナ(very good)
ウズリ サーナ(very nice)
ジュンボ(大きい)
ポレポレ(ゆっくり)
クワヘリ(さようなら)・・・

道すがら、キリマンジェロがうっすらとだが見える。おお、ラッキー!日本で「運がよければキリマンジェロが見えます」なんて言われたけど、キリマンジェロはずっと見えてた。私たちは運が強いんだ。幸先がいいぞ!

まじかで野生動物を見るなんて、日常にはない経験だ。動物園では見たとしても、野生動物が勝手気ままに生活しているなんて、
そんじょそこらにあるもんじゃない。
あっ、シマウマだ!キリンだ!と大声をあげ、興奮気味にしゃべるので、みんなすっかりのどが痛くなってしまった。

タンザニア国境(50m先が国境)の町から左折してアンボセリに向かう。タンザニア国境までの道は舗装されていて走りよかったが、ここからは石ころだらけの未舗装の道に入る。ラテライトの赤い道。ほこりが舞う。ときどき、牛をつれたマサイの人々とすれ違う。カンガを着て棒を持っている。被写体にはいい。だけどガタガタ道だから車中からは撮れない。

きっとこの道は自然公園だから、舗装しないのだろう。あとで確認すると、やはり舗装はしないのだという。理由として私は水の滲みこみを考えたが、ここは暑いところなので、動物がアスファルトやコンクリートでやけどをしないように、という配慮もあるのだそうだ。

アンボセリに近づくにしたがって、大きな木も見られるようになった。木にはハタオリドリの巣が鈴なりにぶら下がっている。

アオノリュウゼツランの花が何本も高くのび、うす黄色い花をつけている。リュウゼツランの仲間もいろいろあるが、一番ポピュラーなのがギザギザ葉っぱのこのアオノリュウゼツラン。小田原・早川の道沿いに咲いていたので、おなじみの姿だが、こんなにあるのはお目にかかっていない。ケニアの特産物にサイザル麻がある。サイザル麻はこのリュウゼツランの繊維でつくる。ついでにメキシコではリュウゼツランでお酒をつくる。テキーラがそうだ。

アンボセリ公園入口でチェックを受け、広い広いサバンナを通って、キリマンジェロの方に向かい、昼近く、アンボセリ・セレナ・ロッジに到着。ホテルの前をバブーン(ヒヒ)の群れが平然と横切っていく。フロントでチェックインしていると、ウェルカムドリンクが出た。でもね、口をゆすいでからもらいたいなぁ。なんせホコリだらけの道を走ってきたんだから。

ロッジの通路は木造、左手にレストラン、テラスは喫茶室、外に出て客室へ行く。途中、サバンナが見渡せ、動物たちの姿が見える。近くには水場がある。サバンナ モンキーがやたらと歩いている。サバンナ モンキーは全身銀色の毛だが顔だけが黒い。長い尾っぽ。目を引くのはオスの睾丸が美しい青い色をしていることだ。

木に囲まれたロッジは平屋の赤い土を連想させる、いく棟か軒を連ねたつくり。部屋は広くはないが、ベッドが二つ。壁にはシマウマとマングースの絵が描いてある。洗面所にはバスタブもついている。うんうん、なかなかしゃれたロッジだ。ただ水は色つきでにおいがきつい。さっそくサンダルに履き替える。初めてサスコムで3本足を作ってさしこんだ。これに変圧器をつなぎ、さらに机の上のモバイルをつないだ。よし、出来た。次は買ったばかりの電動歯ブラシ。洗面所はヨーロッパタイプのCだ。そのまま差し込んでOK。備えつきの電化製品としては電気蚊取器がある。蚊はいるんだろうか。でも蚊の姿は見えなかった。

12時すぎ食事に行く。No Smokingというと、下側のレストランに案内された。窓際がいいと席をつくってもらう。No.88、その席が滞在中の私たちの席になる。私は窓側。ガラスのすぐ向こうからサバンナモンキーがじっとこちらをみている。サバンナ モンキーの姿はかわいい。これは子どもかも。パンをやりたいところだが、立て札に「餌をあげないでください」と書いてある。

バイキング形式。ロングウェイだといいながら、料理を取りに行く。料理の品数は多い。用心してサラダは取らずに、ケニアの主食ウガリとスクマをまずは試食。ウガリはとうもろこしの粉を蒸した、白い蒸しパンのようなもの。味に個性はない。主食だからこれでいいんだろう。スクマはホウレンソウにボディビルさせたような感じの野菜。炒めてあるが塩コショウもきつくない。ちょっと物足りなくて醤油をかけた。これとウガリといっしょに食べる。ついでに取ってきたチキンやソースをかけて食べるとなお美味しかった。チキンは美味しいと聞いてきたが確かに美味しい。他の人たちは魚を食べている。テラピアだそうだ。ビクトリア湖のものだとか。ここも果物は豊富。マンゴー、パイナップル、スイカ、パッションフルーツ、メロンetc.と種類も豊富。これはご機嫌。 

テラスでお茶はいつでも自由に飲める。マサイの若者がカンガ姿でロッジ内にいる。どうもサルを追っ払っているようだ。ところがサルもさるもの、大きなパンを盗んで逃げた。追いかけるマサイ。サルがパンを放り出して屋根へ。ときおり下をのぞく。マサイがいると顔を引っ込める。「サルの勝ち!」と私がはやしている。結局そのパンはサルに与えられた。

オバサンたちがマサイに写真を撮らせて、という。伝統衣装にタイヤでつくったゴムぞうりをはいている。撮影はOKだが、モデル料を一人1ドルずつ請求されている。うふ、モデル料を払って撮るなら、場所を選んだ方がいいね。

4時からゲームドライブ。私たちは乗ってきた専用車に4人だけ。ガイドもドライバーのダンカンさんが勤める。ほかの車も4時にはみんなそろって出かける。夕方にならないと暑さを避けて茂みにいる動物たちが出てこないからだ。ルーフがあげられ、天井のついた展望車になっていて、立ってそこから外を見る。サファリは車から降りることが禁じられている。4人だから、どの方向も自由が利く。余裕だ。これはいい。この車でのゲームドライブは6人までと言っていたが、6人ではきついかも。

広い広いサバンナ、ドライバーの勘と、無線で情報交換をしながら車はそれぞれサバンナに散っていく。まず会ったのは1頭の大きな象。これはオス。象は普通、オスは単独で暮らしている。サバンナは広い、が動物はたくさんいる。

初めは何を見ても喜ぶから、ダンカンさんもそれを心得ていて、ゆっくり楽しませてくれる。トムソンガゼルとグラントガゼルの見分け方、さらにキリンガゼル、インパラとの違いなんて丁寧に説明してくれる。ほどなくみんなも覚えて、判断できるようになった。

それにしてもダンカンさんの目のよさには感心する。視力は測ったことがないから知らないというが、私たちが双眼鏡で見て判別するのを、彼は肉眼で判別してしまう。私も目はいい方だったが、とてもとても足元にも及ばない。そこで「双眼鏡」とあだ名をつけた。小さな鳥の判別にはさすがの彼も双眼鏡をかけた。
双眼鏡が双眼鏡をかけたら何になるんだろう?

マサイキリン、象の群れ、ライオンの親子、トムソンガゼル、グラントガゼル、キリンガゼル、インパラ、ブチハイエナ、シマウマ、ヌー、ジャッカル、野鳥もたくさん見た。ヌーの数は多い。
まだ移動前らしく、おとなしく草を食んでいる。

草原にヌーが1頭ずつ座っている。これはオス。縄張りを守っているのだそうだ。

象の群れにはたくさん出あった。比較的大きな群れが多い。メスたちは子象を真中にはさんで守りながら歩いている。水場近くでは、草の上に横になって、寝てしまっている子象もみかけた。
象のまわりにはアマサギがついている。象が歩くとき、飛び出す虫をとるのだそうだ。

叢にはライオンの親子。メスが時折顔を出すが、全身をだしてはくれない。
「お〜い、遠来の客にもうちっとサービス精神を発揮しなさいよ〜」
ダンカンさんが「ライオンには日本語は通じない」と笑ったけど、
近くの草むらから子ライオンが顔を出した。
「ほら、通じたじゃぁ〜。」
草の中に、子ライオンが3頭いる。

キリンや象やヌーたちに会い、ご機嫌でホテルに帰る。
夕日が草原を染めている。だけど、夕日が落ちる様子は雲が邪魔をした。ホテルに着くや、風呂に入り洗濯をし、夕食を食べ、売店で鳥の図鑑と絵葉書と日本までの切手(1枚90シリング)10枚ずつ買い、便りを書こうと思ったが、何もせずに寝てしまった。

  • ハタオリドリの巣

    ハタオリドリの巣

  • みやげもの屋

    みやげもの屋

  • ヌー

    ヌー

  • キリマンジェロとヌー

    キリマンジェロとヌー

  • キリン

    キリン

  • トムソンガゼル

    トムソンガゼル

  • グラントガゼル

    グラントガゼル

  • ハゲコウ飛翔

    ハゲコウ飛翔

  • ハゲコウ飛翔<br />下りて来た

    ハゲコウ飛翔
    下りて来た

  • 象の親子

    象の親子

  • 広いサバンナ<br />象の群れ

    広いサバンナ
    象の群れ

  • 仲良しね

    仲良しね

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