2006/05/14 - 2006/05/26
167位(同エリア270件中)
明石DSさん
上海〜鳥魯木斉(ウルムチ)〜庫車(クチャ)〜
庫爾勒(コルラ)〜吐魯番トルファン〜鳥魯木斉〜上海
日時:2006:平成18年
5月14日(日)〜5月26日(金):12泊13日
8日目:庫爾勒にて:5月21日(日)晴れ
まだ、ここにも壁画が残っていますが・・・。
日本人でこの庫爾勒の千仏洞に来た人は???
庫爾勒生まれの漢族のタクシー運転手も
ここに初めて来たそうです。
-
2006.平成18年5月21日(日)
■新疆庫爾勒で日曜日の朝を迎える・・・。
朝は8時半(新疆6時半)から朝食。 -
こんなん食べました。豆乳なくお粥を
-
食べて、賓館の周辺に散歩に出るが、道に迷い司機(スージー、運転手)に電話を約束していた時間(9時半)に迫っているのに賓館に戻れず右往左往し、体力の温存を図りたいのに朝からやけに早い速度で歩き回る。
-
7時半頃の庫爾勒賓館付近の風景・・・
ちょっと曲がったら道に迷いました
私の旅と言うのは、年一、二回の集中トレーニングのようなものでもある。
後半には必ず足がつりそうになる。日頃の運動不足を実感しても、実感するだけで同じ繰り返しから脱却できない・・・のが情けない。
タクシーを使うのもしゃくだし、何人かに聞いてやっと戻った。部屋で電話すると司機の彼女もすぐに今からこっちに来るという。
出かける準備をし、下に降りた。そして、隣の店で冷えたボトル(水)を二本仕入れ、道路を見れば彼女のタクシーが停まっていた。
早速、乗り込み昨日の約束の確認をした。
ガイドブックに昨日印をつけた四ヶ所を見せると、意外にも?といういより「ブルータスお前もか」で、昨日のウィグルの兄ちゃんの二の舞だった。 -
タクシーの司機にしては珍しく、大人しそうな落ち着きのある40前後の女性だったのに・・・恥かしげもなく昨日の前言を翻し、「こことここは行けない・・・去不了・・」と言い出した。
まあ、旅先で出会っても不思議ではない運転手だが、昨日今日との二度連続には朝から気分が悪かった。
あまりに抜け抜けと約束を破る彼女に「あ〜、そうか、じゃあいいわ降りる」と言ってあっさり降りた。
彼女も何も言わず走り去った。
一体、こんなことなら朝の私の電話で、何で直ぐにやってきたりしたのだろう??
ホンマ分からん。 -
出足、つまづいたが気を取り直し、その場で適当に来る車を停めた。
一期一会の旅の出会いの醍醐味??でもある。
■李新放との出会い
ウィグル人の兄貴どうよう、又若い運転手だった。漢族だったが。
乗って、すぐにガイドブックを取り出し交渉する。兄貴は怪訝な顔。すぐには誰でも状況を把握できないだろう。 -
俺は今日一日タクシーを借り切って、これらの観光地に行きたい。包一天車、要多少銭?=一日幾ら?」と聞いたら、彼はあんまり経験がないのか困った顔で口ごもり、一拍置いて「あなたは幾らぐらいを考えているのですか?」と私に振ってきた。
あんまり遠いところはないし率直に「200元」と言うと、彼は「ウ〜ン」と言いながらも「行=OK」と言った。交渉成立で即二人の旅の始まりとなった。
この司機は、名前が“李新放”27歳で、二年前からこの車を買いタクシーの仕事をしている。
昨日のウィグル人と一歳違いで、我が家の長男の一歳年上でもある。すでに結婚し来月には初めての子供の誕生らしい。ほっそりしてるが背が高く、性格は明るそうだった。
彼の親父は私より2歳若く、両親ともまだ現役で仕事をしているらしい。タクシーの前は大型のトラックの運転手だったようだが、収入が低いので転職したのに、この商売も今一と言っていた。
新疆は冬場はやはり厳寒で、タクシーは休みなく営業してるそうだが儲けはどうなのか?旅行社の連中は言っていたが、11月〜3月くらいまでが冬季ということで仕事にならず。基本的に休み同然で、4月からは休みなしで働くようだ。
この辺は冬場は零下20度前後っていう気温のようだから。 -
■明るい漢族の好青年・李新放
■まずは、鉄門関へ(門票6元)
庫爾勒の市中から北に13キロのところにあり、守りが非常に堅固だったから鉄門関と呼ばれるようになったそうだ。
ウルムチ・トルファン・・・と、タリム盆地を結ぶ要衝で兵家必争の地なる場所に行こう。
川沿い(コンチェ河)を車は走り、河川敷の緑の中に観光用の宿舎なのか?白いパオのような形のものが何ヶ所かありました。 -
「鉄門関ダム」なんてのが有りました。
鉄門関ダムだそうで、これも観光地になっているようです。
何せ、予備知識も乏しく、このコルラの情報も少なかったので、何も知らずに「地球の歩き方」若しくは、ある人曰く「地球の迷い方(確かにそんな一面もあるから要注意)」を見て周っている状態でした。
あれ?俺の行き先は鉄門関だったのか?ダムだったのか?・・・と、思いながらダムとダム湖を見て記念写真を撮りました。 -
一応・観光地のようになっています
・・・鉄門関ダム -
■ちゃんとあった鉄門関
その後、車は来た道を戻ったところで、やっと分かりました。ちゃんとそれは存在していました・・・が。
どうにも私は疑ぐり深いのか?中共の遺跡・史跡を見ても、石とか昔の石窟とか、只、それだけで人間の手の加えていない物(物・建物・遺跡)は「フーンなるほど・・・」と見ごたえを感じます・・・が -
人間の手を加えた物は、ホンマなんじゃあこりゃあ嘘やろ・・・と、誠に失礼かもしれませんが信用してない、出来ない物がほとんどという意識で相手にしていません。
この鉄門関も、いつ作ったんや?えらい新しいやんか・・・。
どうせインチキじゃ(知りませんが)。物語りも勝手に作ってるんやろ・・・っていうことで、一応来たという証拠に寄るだけです。 -
どうも胡散臭い?鉄門関・・・こんな風景です
しばし付近を一人で散策する。李新放も気を使って付いてこようとしたが・・・一人ぶらぶらしてくるからここで待っててと言った。
ドライブには良し -
■次は、ボステン湖(門票22元)
新疆最大の淡水湖。琵琶湖の1,5倍っていう大きさらしい。
何故か?ここに行く途中。私も彼も誰でも・・・が、身分証明が必要であり、道中で停まり公安局の出店のようなところに行く。
公安の者が遊びに?行ってるのか不在に付き、隣のおばちゃんが代理で手続きをしてくれる。私の身分証明書は無論パスポートである。持参していて良かった。最初に司機が聞いてくれたけど、その意味やっと分かる。
後から入ってきた運転手が、そのおばちゃんの様子にまどろっこしいのか、その書類を取り上げ私のパスポートを見ながら代わりに記入しだしたが、要領を得ず、おばちゃんとさほど変わらず(失笑)
運転手も邪魔臭いと言っていた。金は不要・・・一体何の為か??? -
ボステン湖の手前にあるゲート・・・
えらい大層なゲートだったですが
とにかくこっちに来て気付いたのは、人民解放軍の駐留部隊が多い、今まで行った都市の中では極めてその数多い。庫車もそうだった。
町中で、訓練しているのを見ることもある。それだけ必要性がある証だろう。
それとの関連は知らないが、思い出した時に記す。
ボストン湖に近づくまでにゲートがあり金を払う。 -
■ボステン湖の全体図
ボステン湖岸に着き、運ちゃんは車で待機、一人行く。
平らな大地に、でかい湖と言われても全容は全く不明。ボートで周遊するらしい。料金は一グループが、一艘の船を借りる模様。
・・・じゃあ、俺のような一人旅は?って、聞くと。
一人OK、何処かのグループと一緒に乗るらしい。一人だと50元。
せっかく来たのだから・・・と、乗る。
どっかのグループと一緒に救命具を着けて、8〜9人乗りくらいのモーターボートに乗り込んで、いざ出航。 -
鴨緑江で乗って以来のモーターボートで
けたたましいエンジン音を響かせて快調に滑り出した・・・時に、ふと思う。
そうか、いつ戻るの?って聞いた時に、ここのおっさんが「随便=シュイビエン=好きなように」って言った。
一周周って帰ってくるのか??
琵琶湖の1.5倍なんて・・・。
不安になったが、後の祭り、想像どうり20分ほど走って、中洲に到着。
その光景を見れば・・・???。
えっ、一日ここで遊ぶんか?の状況だった。
海水パンツに穿き替えて泳いでいる者もいる。上陸すればすぐに屋台に行って昼飯?を食いだす奴もいる。
あ〜それに、今日は日曜日っていう日だった。 -
あ〜あ、
俺はここで一日過ごすのではないんじゃ・・・
今日は日曜日、みんな遊びに来てるのか?
1時頃
俺は一日こんなところで遊びたくないぞ・・・。
とにかく、一番先に戻る船に乗せてもらおうと思い、船着場に戻って船頭に頼んだら、「席が空いていたらイイよ」との返事。
でも、ほったらかしは目に見えてる。
ここはそんな甘い考えは通用しない世界だから。 -
ぶらぶら散策し、休憩場所で座りながらも、目は船着場に。
1時間ほど居ただろうか?飯を喰らい酒盛りをしていた、おっさんばかりの一団が、船着場に向かった。後を追う。
2艘の船が出る。何とか?座れた。
-
おっさんばかりの集団が酒盛りが終わり・・・
何とか、この船便に便乗できた
ボステン湖観光??
新疆ウィグルの旅には全く必要性は感じませんが・・・良ければ、海水パンツを持って泳いでください。水上バイクもやってます。
ウィグル族及び少数民族とは無縁のようです。
戻ったら、李新放は友達二人と楽しそうに話してた。 -
■次は、七箇星遺址へ向かう(門票不要)
仏教遺跡。1898年ロシアの調査隊によって発見された。壁画の多くはサンクトペテルブルグのエルミタージュ美術館に所蔵されているそうだ。
現存する石窟は合計12窟
2005年3月現在、石窟の内部は外的に開放されておらず、その外観を眺めることしか出来ない・・・と、ガイドブックにある。 -
往路:
道路左側に遺跡群はあった。
司機知ってか知らずか?勘違いか?通り抜けてしばし走る。途中の給油所で司機、降りて聞く。
行き過ぎていた。
七箇星遺址の看板は確かに見たような気がする。
でも千仏洞が、その奥手の方にあり、そこに行く目印はなく、適当な道を走って目標に向かう。
なんとなく遠めに石窟のようなものが見えてきた -
近くに行って、そこの地元のおっさんに司機また聞く。分かったようだ。
少し引き返し、舗装もなにもなく、道なき道でもないが、心細い道を向かう。
そこに潰れた病院跡あり。
見上げると石窟群もある。 -
■庫爾勒・・・???千仏洞
荒れ果てた石窟・・・
ここを今年訪れた日本人は??
俺一人ってことはないだろうけど
フフフ、俺は見た。入った。こんなことをHPで暴露していいのだろうか??? -
各々石窟には土壁で閉じてあるが、全部破られて進入可。ならば・・・と、入る。ゴミあり、最近も人が中で遊び、ゴミ散らかした跡あり。
な、な、なんと、そんな荒れ放題の石窟にも、未だ壁画が残っている。剥がして持って帰れば骨董品屋に売れるのかも?それとも「お宝鑑定団」に出演し自慢できるかも???と、チラッと脳裏を掠める。
誰も居ない。誰も見てない。無造作に放ってある。日本なら・・・。
これって価値有る観光だったのか?確かにコルラには見るべき遺跡もなかったが、ここは面白かった。 -
石窟が無造作にありました。
正直、私は日本人の名誉に賭けて、壁画には指一本触れていません。
でも、こんな状態で誰も今もって剥がさないということは、値打ちがないのかも??ですが。 -
封鎖の壁はみんな壊されています。入場無料です。
私の満足はガイドブックにもない情報、インターネットでも見つからなかったこの七箇星遺址に、来た、見た、入った。
写真も撮った。・・・と、言う満足感です。
来年どうなってるの?ここは? -
石窟から外を見る・
-
壁画も残っています・・・
こんなん、お宝なんかなあ。 -
史跡ではなく
手の指を切断したらすぐに来いという廃墟の病院 -
道傍の七箇星遺址。
・・・の、ようですが -
七箇星遺址。
確かに標識があったように思います・・が -
庫爾勒市内に向かう途中、車から汽車を写す・
■次は、コルラ故城へ・・・と、の約束だったが
李新放が、ここに来て優柔不断になって目的地に向かおうとしなくなった。今もって訳が分からないが・・・。 -
ウィグル人の多く住む辺りの庫爾勒の町の風景。
そこは、市の南1.5キロと近いし、
一つ理由を詮索すれば、コルラ故城は現在はウィグル族の墓地になってるとのこと。
この旅を通じて、私の気のせいかも知らないが、漢族はウィグル人居住区に行きたがらないのかも。そこで、飯を食べたがらない。只、好みの問題だけなのか? -
庫爾勒の町の風景。
もう時間もとっくに昼を過ぎ4時を過ぎていた。もっとも新疆時間2時過ぎってことになるが・・・。飯を食いに行こうって言うのに、市内を走りながら、彼はなんやかんやと説明してくれるが・・・分からない。
コルラ故城に向かいたがらない。 -
私が急かして、途中やっと飯屋の前で停まった。漢族の中華料理店に入ったが、ちょうど品切れであと45分くらい掛かると言われ、隣のウィグル料理の店に急遽入る。
そこでやっと又あのラグマン(拉麺)を食う。
ラグマンが来て食べながら・・・「この店、コーラはあるかな?」と、つぶやくと李新放が食うのをやめ、さっさと買いに出て、数分後買って来てくれる。
腹が減っていたがそれでもラグマンは量が多く半分くらいだった。李新放も残していたが・ -
博物館のはずが展示販売をやっていた・
■李新放との別れ
十分付き合ってくれたし、今日の旅も堪能したので、コルラ故城行きはあきらめ博物館で降ろしてと言った。
「楼蘭に関する展示は必見」とのガイドブックに写真入りで載っているバインゴル・モンゴル自治州博物館前で降ろしてもらい彼に200元と少しのチップ○○元を渡した。
彼は恐縮していたが、いい若者だった。「コルラに居る間いつでも電話して下さい」と名刺をもらう。
そこが博物館だと彼は言ったが、確かに建物は立派だったが違った。
李新放はこの街生まれで、タクシーの運転手。だが、ボステン湖でボートに乗ったこともなく。七箇星遺址で石窟に入ったこともなく。博物館も知らなかった。 -
値切って買った記念に一枚
そして、博物館はその周辺で探し、5人くらいの人に聞いたが、結局、建物はあったが中味は引っ越して博物館はすでになかった。
ガイドブックを取り出し、写真と現物の外観を見比べてやっとここだったのか・・・と、認識する。
ちょうど、その時は服の展示会やその他の商品を並べて販売会をしていた。
玄関脇で天縁石の装飾品を並べて販売していたので、ちっさいのを土産用に買う。
値段を聞けば一個60元と言うのを、「三個120元就買」と言うと、苦笑いしながら彼は「拿去=持ってけ」と言った。ここで買った記念に写真を一枚。
賓館に戻る。 -
すでに引越しした・・・バインゴル・モンゴル自治州博物館。
只のショッピングセンターのようでした。 -
“地球の歩き方”「西安とシルクロード」
05〜06版に掲載されている博物館
確かに博物館として使われていたこともあったようですが・・・。
地球の歩き方様
結構、迷って歩かせてもらいました。 -
■ウィグル居住区へ
洋式トイレから立ち上がろうとした時、腰にピクッと来た。
旅先で一番私の恐れていたことのひとつでもある。
「やばい!」って、その瞬間思った。足腰に疲れもたまり、このところ年一回のペースで起しているぎっくり腰の前兆に、もう今日は安静にしていようと思ったが・・・。
しばらく、じっと休息し・・・試しに体を動かしても、今の所は大丈夫そうなので、又、ぶらつきたくなり、出て行くことにする。
鳥魯木斉も庫車も・・・そして、ここも。街は完全に漢族とウィグル族(他の少数民族は知らない)は住み分けしている。
・・・と言うより、後から入ってきた漢族が自分達の街を作ったというのがこの形になったのだろうが。 -
市場はどこでも同じようだが、
いくら散歩しても飽きない。
街の中心と漢族居住区は他の中国の都市と全く同じで新疆に来た面白みがない。
大体、ホテルは中心部だから。
さっき、李新放が市内を巡ってくれた時に、ウィグル居住区の傍に人民法院があったので、タクシーでそこに行く。
ウィグル人の町には新疆の雰囲気がある。 -
庫爾勒の中学校
-
水量豊富なコンチェ河の風景
市場を歩き、トマトを買う。1元(14円)で大きいのを四個くれた。そのまま全部食ったがうまかった。
鉄門関ダムから流れくる水量豊富なコンチェ河に出くわし川沿いを歩く。
写真ではウィグル人の住居が並ぶ街並みと道は風情があり、見た目もそうだが
・・・匂う。
何とかならんか、それともこれが香水なのか?
日本ではこの匂いは田舎の香水とも言うが・・・。 -
現実の場は強烈な匂いの漂うところもある。
鼻が曲が・・・り、そうになることが・・・ある。
何とかならんか・・・。
何でやねん。これって安心できる匂いなのか?
民族が違えば
伝統文化・意識が違えば匂いも又香ばしくなるのか?
これも旅の面白さのうちだけど、油断大敵。
あまり深く鼻腔で不用意に吸い込むとクラッとする -
橋の向こうに音楽店が、15秒後・・・
■音楽店での一期一会
コンチェ河を渡ったところの角に、CD店があった。土産にウィグルの音楽CDを買おうと入る。
可愛い女性が居た。そして目の悪い男性が・・・。最初、夫婦だと思ったが、兄・妹だということである。
私がのそっと入ると、一瞬、みんなの目が点になる。それが面白くもある。
でもここの兄貴は目が悪いので私の姿は見えないようだが、雰囲気は直ぐに察したろう。
怪しげな男が入ってきた・・・と。 -
庫爾勒のウィグル族CDショップ
兄・妹・笑顔で歓迎ありがとう。
しばらく黙して、店内を見て、「今・ここで流行っているCDが欲しい・・・」と言った。
そして、怪訝な顔の女性に向かって
「ヤポニヤディン ケルディム=日本から来ました」・・・と、ゆっくり言うのだ。
私の“水戸黄門の印籠”を発する。
その瞬間、全てを察した如くに、彼女はありがたくも私の想像以上に劇的な笑顔を見せてくれた。
旅先の私にとって感激の一瞬だ。
既に既婚で、子供は一人、兄も既婚でやはり子供は一人。
妹は兄の眼を心配し、日本人の私にお助けマンが来た如く「日本の良い眼医者を紹介して下さい」
「兄の眼は良い治療をすればきっと治ると思います」 -
兄の奥さんと子ども・
兄も口を開き「北京にも行ったが、駄目だった」・・とのこと。
*「あなたの言うことは分かるが、私が金持ちなら何とか出来るけど・・・」と言葉を濁すしかない。
でも彼女は日本人の私の来店を喜んでくれた。
「日本のあなたの家の電話番号を教えてください。私が日本語の勉強する時、掛けてもいいですか?」・・と彼女は言った。
私は自分の家の番号を教えた。彼女は「今、ここに掛けたら奥さんがもしもしって出るの??」と、今にもそこで掛けてみようという雰囲気だった。
私も「家に居ればもしもしって家内が必ず出るよ・・」と、そんな話しの時に他の客も来店し、その兄の子供と奥さんも店に入ってきた。
私も写真を撮ったりしたので電話は掛けそびれる。 -
CD・・・
日本に帰ってお土産に上げたら、その方からDVDだったとのメールをもらった。それも分からず買っていた。
そして、彼女に住所を書いてもらい日本に帰ってから写真を送るから・・・と、店を出た。
彼女は漢語を話すが、漢字は自分の名前の当て字の漢字くらいしか書けず、漢字の住所は私が書いた。
この旅日記を書き終わってから必ず送ります。忘れた頃に着くのも又楽しからずや・・・。
一期一会の出会いの嬉しさ。旅の醍醐味。彼女が日本人をホント心から喜んでくれたようだったから??CDの料金はしっかり請求されました(笑)
PS
6月11日:美空ひばりのCDと写真を送りました。
-
賓館横の店のオーナー母と息子、毎日買いに行った。
遺跡巡り、観光地巡りより、百倍楽しい市場巡りをし、疲れ果てタクシーで戻る。
トマト四個食ったし、昼飯も遅かったので、晩飯は賓館横の店でパンとジュースを買う。
ちょうど、その店の息子(漢族)が居て、その息子に店主の若い30代のお母さんが「このおっちゃんは日本から来てるのよ。あんたもしっかり勉強したら大きくなったら外国にも行けるようになるんよ・・」と私を息子に紹介してくれた。
彼は幼いが私には分かりやすい中国語で「ニイ シィ リーベンレンマ?=あんた日本人?」って聞いてきた。
「ウン、ウオ シィ リーベンレン、好好学習的話、将来一定成功」と通じたか通じないか知らないが言った。
夜も更けた。
今日は日曜日だったのか・・・明日は吐魯番へ行く
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (4)
-
- こまちゃんさん 2007/02/24 22:05:04
- 七个星佛寺遺址
- 明石DSさんが訪れた後の同年7月末、関係者による提案で、現状維持の
保護が進められるようです。
明石DSさんの悲痛の叫びが、彼らの鈍い腦にも届いたのか!?
http://www.pibo.cn/Article/Three/Buddha/200608/6182.html
(2006年8月22日の記事)
簡訳:
国内の文化財保護の専門家は、七个星佛寺遺址の保護に関して緊急措置をとる為、庫爾勒で実態検証を行った。全国各地から10数人の文化財保護専門家を集め、巴州焉耆回族自治県の境界内にある国家の重要文化保護財産(…って、重要保護財産やのにほったらかしやったんかい!(`_´#)「七个星佛寺遺址」は、将来十分な情況での公開を行うと考えている。
近日、巴州と文管所所長の覃大海は、将来十分な状態で、「七个星佛寺遺址」(近くの千仏洞遺跡を含む)に対して公開することを前提に、復元などの作業をせずに、主に現状のまま公開を予定している。
<<以下省略>>
こま
- 明石DSさん からの返信 2007/02/24 22:42:50
- RE: 七个星佛寺遺址
- 万歳!!です
まだ注目されていない遺跡に行けたと分かって万歳三唱です
教えて頂き感謝感激です
今、あの時のあの風景を思い出しています
タクシーの運転手でも知らなかったのですから・・・。
また整備なった七个星佛寺遺址に行ける機会が来ることを願っています
中国の旅は面白いですね
今年も一度は中国に旅しようと思っています
こまちゃんさんの写真の凄さに圧倒されます
素晴らしい写真の数々
私もちっぽけなデジタルカメラ撮りまくっていますが
いい写真は中々ないです
今年も中国を舞台に活躍されているようですね
画家爺さんと二人三脚頑張って下さいね
十分に映画になりそうなお二人の人生ドラマです
-
- こまちゃんさん 2007/02/24 21:14:26
- 出租車出城登記
- は、車の盗難やら、利用者が外地人と言う事で、犯罪に巻き込まれる
可能性が高い事から、中国では当たり前の管理行為なんです。
小さな田舎町から出る際、大抵このゲートに出会します。
良く行く問屋街の義烏市。世界に名だたる義烏でさえ、隣町の木彫り
を見に行く為に出租車を使うと必ず登録させられ、戻る時にも確認さ
れました。
じゃあ、一般車はええんかいな!?と思いますが、昔からの仕来りを
変えたがらない(仕事が無くなるからかな?)国民性、出租車要登記
は今だに残って居る習慣ですね。共産圏には民主国家人には判らない
事がいっぱいです。(これが大陸に嵌る原因?・・・(~~;)
こま
- 明石DSさん からの返信 2007/02/24 22:35:12
- RE: 出租車出城登記
- そうでしたか・・・。
私にとっては初めての経験で・・・
何で?と、思わざるを得ませんでしたが
どこにでもある風景なのですね
疑問が一つ解けました
又、中国のどこかで「出租車出城登記」に出くわして見たくなりました
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
明石DSさんの関連旅行記
中国 の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
4
50