2006/05/03 - 2006/05/03
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utamiumiuさん
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実は載せるべきか否かまだ迷っています。
ブーヘンバルト収容所に行った時は観光気分で行ったためあまりの衝撃に写真を1枚も撮ることができませんでした。
今度は写真を撮りましたが、あまりに平和で整った収容所の姿。記念写真すら撮れそうな平和さなのです。
教育機関でもあるし、保存という意味からも仕方ないのですが、整理整頓されてブーヘンバルトと比べると何かの遺跡見学の感さえあります。
これを載せていいのか?と今度は逆の意味で迷います。
どうぞ、ここで何が行われたのか、おもいをはせてください。「夜と霧」という映像を見てほしいです。
誰かがやった悪いことでは決してないのです。
私がもしその場に居て、やるほうかやられる方か選べたなら間違いなくやる方を選ぶと思わないわけにいきません。
選択の余地のなかった人々に対して罪深い自分を恥じます。
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ベルリンのフリードリヒシュトラーゼ駅からSバーンの1に乗ってオラニエンブルク(Oranienburg)という終点でおります。
駅から標識に沿ってあるくと25分から30分でザクセンハオゼン収容所の入り口につきます。
メインの玄関から古い塀に沿って歩くと左側に門があります。右側にはSSのカジノだった廃屋が見えます。門をはいるとこのタワーが見えます。
撮影はタワーを入ってからのものです。 -
収容所への鉄の門「ARBEIT MACHT FREI」の文字がやはりありました。
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ガス室だったところ・・と書いてあったと思います。
折り重ねた死体を運んだ大八車。 -
ガス室で死んだ死体を燃やすための薪貯蔵庫あと。
ピーカンに晴れて花が供えられ美しくさえありました。 -
ガス室、焼却炉の跡。
しかしあまりに整然として柵も屋根も施してありオブジェのようにしか見えません。
焼却炉というと一つの炉に一人と考えがちですがこれらのは一人分の炉に5人も6人も入れて燃やしたそうです。
決して火葬ではありません。あくまでも焼却炉です。 -
一部のこしてあるバラックの一つ。
映画の上映や講演ができるようになっている。
社会科見学にきていた中高生の一団に交じって映像を見ました。
日独問わずの悪ガキっぷりの子供達でしたが映像を見ているうちに泣き出す子も出てきました。
この子達の中には殺された側の子孫も殺した側の子孫も含まれているんだと思うと、教育って本当に大切だと思わずにいられません。 -
手を上方に縛り上げられ宙吊りにしたまま拷問、もちろんその跡は死刑。
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トイレ、反対側には石つくりの水浴槽。
はっきりした数字は書きそこねましたが15分の間に40人だったか?がトイレ、水浴を済ませねばならなかったと書いてあったと思います。
間違っていましたら是非訂正してください。 -
まるでピクニックでもしたくなるような新緑の森ですがここからはそれこそザクザクとたくさんの人々の屍骸がでてきたところです。
お名前のわかる方々は名前が残されていました。
このほか施設内の緑の芝生にも「ここから遺体がでました」と書かれた場所がたくさんありました。 -
一番オンボロだったのは当時SSのカジノと呼ばれたクラブの建物でした。
当時の面影はありません。朽ち果てていくままにするのでしょうか? -
フリードリッヒシュトラッセ駅で買った一日券。
これでSバーンのみならず、バスもUバーンもすべて乗り放題。もちろんオラニエンブルク市内も。
ザクセンハウゼンはとてもとても広くて何もないところです。
私はかなり思い入れがあったので疲れたといっても肉体的なものではなく複雑な私の心境に疲れたのです。
が、同行の叔母(72歳)には何の予備知識もないままに引っ張って行って悪かったなと反省しています。
ひたすら、炎天下を歩かされて悲惨な映像を理解できない言語で見せられて、古代遺跡のように整備された、バラックのガラス張りの通路などを私にひっぱりまわされただけでした。
やはり事前に収容所に行きたい旨を伝え勉強していくべきだったとここでも反省です。
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この旅行記へのコメント (4)
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- shinesuniさん 2006/06/25 02:12:44
- ザクセンハオゼン
- ザクセンハオゼンはベルリン近郊ですか^^
ABCゾーンで行けるのならポツダムと併せても
格安ですねww
3日とか5日有効チケットもありましたよね?
今度行ったらポツダムのBabelsberg(ポツダム中央駅よりベルリン寄り)
に宿とろうと思っているので、あそこもCゾーンですから是非行ってみたいと思います^^
下は気になるホテルです。
デートリッヒのリリーマーレンにも縁があるほてるらしいです。
レストランが戦前のドイツ名画の撮影で使われたとか...
http://www.filmhotel.potsdam.de/
?Filmhotel & Restaurant LILI MARLEEN
Grossbeerenstrasse 75 〒14482 Potsdam
Bundesland: Brandenburg
Telefon: +49 (0)331/743200
Telefax: +49 (0)331/7432018
Email: filmhotel@potsdam.de シングル 47〜67ユーロ
2人 55〜80ユーロ
http://www.filmhotel.potsdam.de/Reservierungsanfrage.htm
○予約フォーム(英語バージョンあり)
https://albatros.cultuzz.de/cultbooking/booking.php?kontext_id=1773
SバーンのBabelsberg(ポツダム中央駅よりベルリン寄り)から南南東へ1km
690番バスが駅の近くS Babelsberg/Post停留所 からあり2つ目Heinrich-von-Kleist-Straße か3つ目Am Findling 下車どちらからも約120メートル。バスは日中20分毎/毎日
このほか601、602、618、619番バスがBabelsberg駅とホテル間を運行しているようです。
○690番バスルート及び時刻表(PDF)
http://stadtwerke-potsdam.de/produkte-preise/liniennetz-2003-04-18/fahrplan-2005-08-08/Bus-690-2005-08-08.pdf
○路線図(停留所の上にカーソルを合わせると停留所名が出てきます)
http://www.fahrinfo-berlin.de/gis/index.jsp;jsessionid=5DEF0BFFB7BF64C7EF6AB8938177F8E9?&g.z=2
http://4travel.jp/overseas/area/europe/germany/potsdam/tips/?CAT=HOTEL
- utamiumiuさん からの返信 2006/06/25 17:15:02
- shinesuniさん のホテル情報魅力的☆
- たくさんありすぎてゆっくり見ないと理解できなーい、古い頭←コツン!
うまずたゆまずゆっくり見させていただきます。
それにしてもなんてスゴイ情報力!!
ゾーンチケットの地図を見ても読んでも、理解できずに、いつも駅のカウンターへ行って「いちばん便利で安いキップください」としかいえない私。。。
ザクセンハオゼンとどこが同じゾーンか分りませんがあそこと他を二箇所周るのはかなり体力がいります。
精神力もいるかも・・
リリーマルレーンのホテルはとまってみたいかも〜。
今はもう無いですが銀座にシャンソニエで「銀パリ」というのがあってよくいきました。金子ゆかりが有名でしたが、私は瀬間ちえという歌手のりりーマルレーンが好きでした。
-
- kaz-ykさん 2006/06/09 19:13:14
- はじめまして
- utamiumiuさん 今晩は
小生のhmlに、お越し願い有難う御座いました。
足跡を辿り、お邪魔致し、凄惨な処刑場の写真を、拝見し、戦中派の小生
には、やり切れない気分です。
こんなことが、本当にあったとは!
戦争の負けて豊かになるなんて、複雑な思いです。
-
- Berg Heilさん 2006/06/08 08:07:56
- 旅の驚き
- Sehr geehrte Frau Utamiumiu
ザクセンハウゼン」と「ブロッケン」を訪ねて Frau Utamiumiu が感じた 此の差。 実際に複雑な思いにかられる事 自分自身実感します。
1945年6月19日夜の当地空襲の時(小学3年/当時は国民学校初等科)焼夷弾爆撃の中を逃げ廻りました。 朝には身元が判らなくなった真っ黒に焼けこげた死体の山を広い河原で流木(油なんて無し)と共に焼却した様、場面は違っても「人間の命」とはなんだろうとこんな記事を見るたびに思います。
(愚妻の私と同年の姉もこの時母と愚妻の目の前で焼夷弾直撃で死亡)これも独逸や日本のみならず世界のアチコチであったこと、いや今でも起こっています。丁度 現在聴講している当地国立大学の講座で(各自が独逸の作家を一人取り上げ話すのですが)私の担当の時、Heinrich Boellの「Wanderer,
kommst du nach Spa・・・」:旅人よ 汝 スパ(スパルタ)に至りなば:を取り上げました。是はケルン空襲の事を書いたもので、私の空襲体験を重ね合わせて学生達に話しました。叔母上がどんな戦争体験をお持ちか判りませんが独逸の旅では 戦時中この町はどんなだったであろうと、人々はどう戦争をくぐり抜けたであろうといつも心のどこかで考えながら旅しています。時々教会の壁面などに追悼の碑文プレートなどみかける事があり、必ず写真に収めてきます。
私も呑気に旅をしていますが、楽しさばかりが旅では無い事を感じます。
一度 レマーゲンの連合軍のライン渡河の地と トウルガウの米ソが出会った{エルベの誓い}の地を訪ねたいと思っています。一寸読後感まで。
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